定例社長会見2015年2月
【2月髙橋社長定例会見】
<編成関連>
(テレビ東京 髙橋雄一社長)
1月クールの動向からご説明致します。
2014年12月29日(月)~2015年2月22日(日)までの8週間です。全体の数字としては、昨年の1月クールが非常に好調だったこともあり、残念ながら3部門とも前年比でダウンという状況です。GHは6.9%(前年比-1.1p)、PT6.6%(同-0.9p)、全日は3.3%(同-0.2p)。14年度はGH7.0%(前年比-0.2p)、PT6.7%(同-0.1p)、全日3.1%(同+0.1p)でした。
全体的には厳しい状況ではありますが、GHでは「開運!なんでも鑑定団」や「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」が好調をキープしています。また、このほかにも着実に視聴率が伸びている番組もあります。全日帯は3.1%で、引き続きキープしています。「午後のロードショー」や「ランチチャンネル」、「L4YOU!」などが視聴率を伸ばしており、全日を底上げしています。
2月11日(水・祝)、14日(土)、15日(日)と三夜にわたって放送した「永遠の0」は、多くの視聴者の方から反響をいただきました。開局50周年の冠にふさわしい、骨太なドラマだったと思います。
続きまして、今後の特番についてご説明させていただきます。
開局50周年期間を締めくくる特別番組として、松本清張原作の「黒い画集‐草‐」を3月25日(水) 夜9時から放送します。こちらも非常に力を入れたドラマです。
東日本大震災から4年目となる3月11日(水)には、ドラマスペシャル「フラガールと犬のチョコ」という番組を放送します。福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチームの現チームリーダーと愛犬の実話をもとに、ドラマを制作しました。主人公を演じるのは、数々のドラマで活躍し、最近では舞台やMCなどにも活動の幅を広げている女優の瀧本美織さんです。クランクイン前からダンスのレッスンを受けて、撮影に臨んだときいています。震災後の混乱した日々のなかで、必死に笑顔を届けたフラガールと、一緒に生き続けた愛犬の感動ストーリーでございます。お楽しみください。
3月中旬には特別番組「風船ハンター」を放送する予定です。家族が夢を叶えるために空飛ぶ風船を追いかけ、賞金500万円獲得を目指す視聴者参加の特番です。どんな夢を叶えたい家族が賞金を手にするのか、私も楽しみにしております。
スポーツですが、テレビ東京は全仏オープンテニスの地上波独占放送権を獲得いたしました。大会は5月24日(日)からです。放送スケジュールは未定ですが、錦織圭選手の活躍を中心にお届けします。できる限り生放送でお送りしたいと考えていますが、制約もありますので、試合日時や試合開始時間などが決まり次第、その中で最大限どこまでできるかを考えていきます。今年だけに限らず来年以降も放送は続ける予定で、テニスの中継の技術をアップし、面白いテニス中継にしたいと思っています。
また、いくつかの賞を受賞いたしましたのでご報告させていただきます。
「日本商品化権大賞2014」を、「妖怪ウォッチ」と「NARUTO」が受賞いたしました。この賞は国内外で活躍したキャラクターを表彰する、日本商品化権協会が出している賞で、国内部門は「アナと雪の女王」と並んで「妖怪ウォッチ」の妖怪ウォッチ製作委員会が、グローバル部門では「NARUTO」の集英社、ぴえろ、テレビ東京の3社が選ばれました。
また、「2015年エランドール賞」プロデューサー奨励賞のテレビ部門を「三匹のおっさん」の山鹿プロデューサー(テレビ東京)と井上プロデューサー(ホリプロ)が受賞いたしました。この賞は1956年にスタートした賞で、主に作品とプロデューサー、俳優さんを表彰する賞です。テレビ東京がこの賞を受賞するのは初めてでございます。
最後に1月2日放送の特番「共感百景~痛いほど気持ちがわかる あるある~」がギャラクシー賞1月度の月間賞を受賞いたしました。これは正月の特番のひとつで、劇団ひとりさんと歌人の俵万智さんなどが出演し、あるテーマに基づいて即興で詩=「共感詩」を発表するという番組。非常にユーモアもあるし、ユニークな番組だったと思います。
Q.地上波の録画再生率の調査が始まって2か月程たったが、TXではどんな傾向があるか?
A. (テレビ東京 髙橋雄一社長)
「妖怪ウォッチ」は数字が非常に高いです。ばらつきはありますが、「永遠の0」なども高かった。しかし我々の基本はリアルタイムで見てもらうということ。録画再生率は番組の価値を説明する補足的な材料にはなるかもしれないが、まだ論じるという段階まではいっていない。
<営業関連>
(テレビ東京 髙橋雄一社長)
営業関連、1月の実績です。
タイムは前年比で1月は3.3%増、スポットは4.6%増で、合計では3.7%増でした。昨年4月からの14年度でも合計で6.7%増の671億4000万円まできております。タイムの方はレギュラーのセールスに加えて、年末年始の特番、「スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2015」の特番セールスが比較的順調に推移し、前年比3.3%増となりました。
スポットセールスは、『情報通信』『不動産・住宅設備』などの出稿が伸び、前年比104.6%となりました。東京地区は前年比104.0%を若干超える結果となりました。
<コンテンツ関連>
(福田局長)
太田取締役が本日欠席のため、私の方から代わってご報告させていただきます。
3月1日からアメリカ合衆国でも「テレビ東京ビジネスオンデマンド」が利用可能となります。これにより、アメリカ出張中や旅行中の方々や、在米邦人の方々も日本国内と同様に「ワールドビジネスサテライト」や「ガイアの夜明け」などの番組が視聴可能となります。対象地域は全米50州です。なおサービスの利用にあたっては追加料金や事前登録などは必要ありません。国内同様にスマートフォンやパソコンでご覧いただけます。
また今年3月18日に3年目に突入します「テレビ東京ビジネスオンデマンド」では2周年記念として、3月1日~31日まで「最大2カ月無料キャンペーン」を実施します。まだ未体験の方は、この機会にぜひお試しください。
続いて、テレビ東京の実写映画2作品についてのご報告です。
開局50周年特別企画「蜩ノ記」の最終興行収入が11.2億円、「超高速!参勤交代」が15.5億円となりました。「超高速!参勤交代」は「エランドール賞」の映画部門で松竹の2人のプロデューサーがプロデューサー奨励賞を受賞。さらに「第57回ブルーリボン賞」で作品賞を受賞いたしました。また、明日2月27日(金)は日本アカデミー賞の最優秀賞発表となっております。「蜩ノ記」は10部門、「超高速!参勤交代」は3部門でノミネートされており、明日の受賞に大きく期待しているという状況です。
Q.今秋ネットフリックスのサービスが開始されるとあるが、コンテンツの提供等交渉しているのか?
A.(福田局長)
各局同じ状況だと思いますが、弊社にもコンテンツ提供の協力依頼というのはありました。取引先の候補のひとつとしてお話はさせていただいておりますので、多角的に検討したうえで結論を出したいと思っています。
<BSジャパン関連>
(BSジャパン 永野健二社長)
平素はBSジャパンが放送する番組の周知などにご尽力頂き、誠にありがとうございます。
私からはBSジャパンが開局15周年を迎える2015年度の意気込み等についてお話しさせていただきます。
2014年度からご説明させていただきますと、2014年度下期は、「土曜は寅さん」や「聞き込みローカル線きまぐれ下車の旅」などBSジャパンオリジナル番組および編成で、ゴールデンタイムの接触率が好調に推移しております。
2015年度ですが、今年12月1日で「開局15周年」を迎えます。BSジャパンでは2015年度末までを「開局15周年期間」とし、飛躍へ向けた変革の年にしたいと考えています。BS全体では4月には接触率調査が機械式化となり、データが充実。この変化もチャンスととらえ、より見てもらえる放送局へと発展したいと考えています。
次に、2015年4月改編や特番についてお話します。
この春はBS局の中で人気の高い「時代劇」、そしてBSジャパンの強みである「新しい経済番組」、この2つの方向で勝負に出ようと思っています。
「松本清張ミステリー時代劇」ですが、時代小説の連作短編のドラマ化は松本清張原作の映像化では初めての試みとなります。また、松本清張の時代小説がドラマになるのは13年ぶりのことです。ぜひBSジャパンの挑戦にご期待ください。
また、開局15周年を機に、BSジャパンを視聴者の皆様により身近に感じていただけるように「BSナナナ」という局キャラクターが誕生します。BSナナナは、テレビ東京のキャラクターでもあるバナナ社員ナナナに、BSジャパンでも活躍をしてもらおうということで、本日付で「テレビ東京」と「BSジャパン」の兼務人事の発令が出ました。
BSジャパンの知名度アップと、「BSジャパンがテレビ東京のグループ会社である」ということを訴えるとともに、同時に全国放送であるBSジャパンを通じてナナナを全国へ広め、知名度を上げたいと考えています。
2015年度には、BSジャパンが主催に入る大型イベントもいくつか予定しております。
開局15周年の先行イベントとして、日本経済新聞社との共催で昨年10月より開催いたしました「ヒカリ展」は入場者数17万8000人を記録し、2月22日(日)に閉幕致しました。
3月17日(火)から上野の東京国立博物館で特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」を開催します。今回も日本経済新聞社との共催です。アジア初の総合博物館として創立されたインドのコルカタ博物館所蔵の、インド美術およそ90点がご覧いただけます。仏像好きで知られている、いとうせいこうさんとみうらじゅんさんにインド仏像大使として、イベントを盛り上げていただくほか、開幕直前の3月15日(日)にはお二人をナビゲーターとした特番を放送します。ぜひご期待ください。
そして4月14日(火)からは、大阪市立美術館にて日本初公開となります「シカゴ ウエストンコレクション 肉筆浮世絵展」を開催します。こちらは日本経済新聞社、テレビ大阪との共催で、秋には東京・上野の森美術館でも開催する予定となっています。
他にも、開局15周年にふさわしいイベントを実施していきたいと考えています。
開局15周年を機に、BSジャパンは「BS民放局の先頭に立つ」という意気込みで邁進したいと考えていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
Q.4月から機械式の調査が開始。BSはシニア層が多いと言われるが、BSジャパンは経済番組や若者向けの番組が多い印象。今後どうしていくのか?
A. (BSジャパン 永野健二社長)
ご指摘の通り、日本の高齢化もあり視聴者層が高いことは事実です。このターゲットもしっかり狙っていかなければいけないわけですが、同時にもう少し若い層をどうやってとっていくかというのがBS各局、とりわけBSジャパンにとって重要なことです。今「ゲート50」という考え方で新しい層をどのように取り込んでいくか考えております。
A. (BSジャパン 井上常務取締役)
早ければ今後5年以内に総人口の過半数が50歳以上になると言われています。「ゲート50」というのは50歳の門をくぐる方を番組の制作の基本的なターゲットに据えていこうという考え方です。先程ご説明しました「松本清張のミステリー時代劇」についても同様で、10年後にその「ゲート50」をくぐる40歳の方々にもどうアピールできるかを考えています。ミステリー・時代劇だけでなく報道番組についても同じような考え方で取り組んでいるところです。
≪会見者≫
テレビ東京 代表取締役社長 髙橋 雄一
テレビ東京 専務取締役 編成局、制作局、報道局、スポーツ局担当 井澤 昌平
テレビ東京ホールディングス 常務取締役 経営企画、広報、グループ戦略担当 廣瀬 和彦
テレビ東京 編成局長 井上 康
テレビ東京 コンテンツビジネス局長 福田 一平
BSジャパン 代表取締役社長 永野 健二
BSジャパン 常務取締役 井上 裕
テレビ東京 広報局長 狐﨑 浩子
テレビ東京 広報局次長兼広報部長 澤田 寛人