定例社長会見2026年6月

テレビ東京・BSテレビ東京 2026年6月定例会見

開催日:2026年7月2日


【4月クールの視聴率について】

(吉次社長)

4月クールの視聴率はALLでGH(ゴールデン)2.8%(前年比±0p)、PT(プライム)2.4%(〃-0.1p)、全日1.1%(〃±0p)で、

総じてほぼ前年並みで推移しています。

6月28日(日)に『テレ東音楽祭2026夏』を放送して、視聴率はALLで3.4%でした。MCの深澤辰哉さん、松本若菜さんという

新たなコンビも非常に新鮮であり、若いプロデューサーが演出を手がけたこともあって、一部でバズる(大きな反響を呼ぶ)など、

手ごたえを感じました。4月クールがこれで締まりました。


配信については、宮澤エマさん主演のドラマプレミア23『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(月曜夜11時6分~) や、

水ドラ25『サレタ側の復讐~同盟を結んだオンナたち~』(水曜深夜25時~)など、深夜ドラマが最終回まで好調でした。

『テレ東音楽祭2026夏』の見逃し配信も過去最高を更新するペースで再生回数が伸びています。



【今後の特番などについて】

(吉次社長)

7月5日(日)から1週間、「テレ東系 あなたのお金を考えるWEEK」を放送と配信で初めて実施します。

株価は最高値を更新する日も多く、 一方で円安が進んでおり、暮らしへの不安も従来以上に高まっています。

ここでお金の使い方、資産防衛、増やし方などについて考えるきっかけになるコンテンツを提供したいと考えています。


余談ですが、160円台の円安は1986年以来なので、 私が大学生のとき以来となります。

1986年当時は「円高不況」と言われていました。プラザ合意の後で円高が進み、日本は大変なことになると言われましたが、

40年ほど経ってみたら今度は円安で大変だと言われています。ずいぶん時代も変わったものだと実感しています。


7月11日(土)夜6時30分から放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(2時間半スペシャル)に、

明石家さんまさんにご出演いただきます。3年ぶり3回目の出演です。サッカーの日本代表は惜しくも負けてしまいましたが、

ワールドカップの期間中ということで、さんまさんが大好きなSAMURAI BLUEのユニフォーム姿でご出演いただきます。


7月25日(土)には『独占生中継 隅田川花火大会 2026』(夜6時30分~)を放送します。

今年もいい天気で花火が観賞できるよう期待したいと思います。



【7月クールのドラマ9『リーガルビート –逆転の法廷–』について】

(吉次社長)

7月クールのドラマ9(毎週金曜よる9時)は、『リーガルビート –逆転の法廷–』を放送します。

弁護士が主役の「痛快逆転リーガルドラマ」です。週末の夜にふさわしい爽快感を味わっていただける作品となっています。


(和田コンテンツ戦略局長)

『リーガルビート –逆転の法廷–』の主演は、GH帯の連続ドラマで単独初主演となる鈴鹿央士さんです。鈴鹿さんが演じるのは、

吃音で言葉に詰まることがあるものの、ラップのリズムに乗せると思いのままに話せるようになるという新米弁護士です。

その鈴鹿さんを支える同じ事務所の先輩弁護士役を、稲垣吾郎さんと小雪さんに務めていただきます。

ドラマのキャッチコピーは「不揃いな3人の弁護士が小さな声を真実に変える」です。

キャラクターの異なる3人の弁護士が依頼人の心に寄り添い、不利な状況を逆転していく姿を痛快に描きます。

初回放送は7月24日(金)になります。よろしくお願いいたします。



【『2026WTTチャンピオンズ横浜』と「テレ東系卓球スペシャルサポーター」について】

(吉次社長)

8月の初めには、卓球の国際大会『2026WTTチャンピオンズ横浜』を放送します。

5月の『世界卓球』では男女ともに団体で決勝まで進みましたが、惜しくも金メダルに届きませんでした。

そのときに出場した選手たちが今回、多数出場するので非常に期待しております。


また、この放送から「テレ東系卓球スペシャルサポーター」を男性グループのKEY TO LITさんに務めていただきます。

6月28日(日)の『テレ東音楽祭2026夏』にも出演してくれましたが、卓球経験者もいるということで期待しています。


(和田コンテンツ戦略局長)

卓球の国際大会『2026WTTチャンピオンズ横浜』は8月4日(火)からテレビ東京とBSテレ東で連日放送します。

U-NEXTでも配信します。

世界ランキング上位32人による男女シングルスのトーナメント制です。世界卓球でも活躍した張本兄妹をはじめ、

女子は早田ひな選手、カットマンで注目を集めた橋本帆乃香選手、男子は松島輝空選手などが出場し、世界一を目指します。

会場は横浜BUNTAIになります。


また、「テレ東系卓球スペシャルサポーター」を務めていただくことになったKEY TO LITの皆さんには、

この横浜大会でも現地から日本代表を応援していただく予定です。



【営業関連】

(吉次社長)

放送収入は、前年度は非常に好調でしたが、年度を越えてからは少し厳しい状況が続いています。

5月はタイム、スポットともに前年割れとなっていまして、タイムとスポットを合計すると前年比-7.3%でした。

良い部分もありまして、『世界卓球』などの売上は好調でしたが、PT(タイムの単日売り)が少し前年実績を下回りました。



【質疑応答】

Q、サッカーのワールドカップについて。

 地上波中継でのテレビの盛り上がりについて、どのように受け止めているか。

(吉次社長)

NHK、日本テレビ、フジテレビの3局が地上波で中継したことにより、地上波放送が国民のあらゆる層へ分け隔てなく

コンテンツを届ける基盤であることを強く実感しました。このような国民的関心の高いスポーツイベントを地上波で届けることは、

やはり視聴者のためになるんだと改めて感じました。視聴率も非常に好調で、サッカーというスポーツの特性上、

試合の均衡が破れる瞬間には誰もが手に汗を握ってガッツポーズをします。多くの人が同時に見ることができることは、

何物にも代えがたい価値があると感じました。



Q、俳優の村上虹郎さんが交際相手に怪我を負わせたとして傷害容疑で書類送検されたという報道がありました。

 テレビ東京で7月3日(金)から放送するドラマ『ストレンジ』に出演予定だったと思うが、今後の対応は。

(和田コンテンツ戦略局長)

明日(7月3日)から放送するドラマ24『ストレンジ』の第1話に、村上さんに出演していただく予定でした。

報道されたことについて所属事務所にも確認した上で、明日の放送については見送ることにしました。

放送後の見逃し配信についても同様の対応とします。

また、オムニバス形式のドラマなので、来週の放送予定だった回を、第1話に繰り上げて明日(7月3日)、放送します。



Q、先日お亡くなりになった美輪明宏さんへ追悼のコメントを伺いたい。

(吉次社長)

美輪さんには『ありえへん∞世界』に長年ご出演いただき、大変感謝しております。

美輪さんはまさに希代の表現者であり、日本の芸術文化に与えた影響は非常に大きなものがあります。


代表曲である「ヨイトマケの唄」は、差別的な表現が含まれているとの理由から、一時期はテレビで流れない時期があったとも

聞いています。しかし、こうした表現者、芸術家としての作品は、人権問題など様々な問題を我々に突きつけるものでした。

あえて申し上げれば、当時のテレビ局のことなかれ主義的な姿勢を省みる契機となるような

人生でもあったと思います。そのような美輪さんの残された足跡の大きさを強く噛み締め、心より哀悼の意を表したいと思います。



Q、フランスにオープンした『NARUTO -ナルト-』のテーマパークの手ごたえは。

(廣部取締役)

フランスのテーマパーク「パルク・スピルー・プロヴァンス」内に、『NARUTO -ナルト-』のコーナーが4月にオープンして、

週末を中心に営業してきました。6月からは夏のバケーションシーズンに合わせてフル稼働するので、期待しています。

隣接するウォーターパークにいらっしゃる方、テーマパークでNARUTOを楽しむ方との間で、相乗効果が出てくると考えています。


Q、オープン時に現地を視察した感想は?

(廣部取締役)

非常に感動しました。すでに存在する施設を「NARUTO」風に仕立て直したのではなく、テーマパーク内の1エリアを

「0から」新たに開発したため、大変な思いのこもった壮大なプロジェクトであると、深く心に響きました。

アトラクションだけでなく、物販や飲食に至るまで、ファンと作品への想いをこめて非常に丁寧かつきめ細かに作り込まれており、

それがこのオープンに繋がったのだと肌で感じることができました。関係者への感謝の気持ちと、今後への期待の気持ちでいっぱいです。



Q、『テレ東音楽祭2026夏』がネット上でバズって(大きな話題となって)います。アーティストのキャスティングや、

 ネットで「見守りシステム」とも呼ばれる演出が話題となるなど、今までにない反応をどう受け止めているか。

(吉次社長)

ご覧になってくださった方によって、様々な反応があると思います。若いスタッフが加わり、我々の世代が懐かしいと感じるものを

現代に繋げていく演出を試みました。出演者も含めて、他局とは違うテレビ東京ならではの「味」が出せたのではないかと思います。

(テレ東は)他局と同じやり方ではなく、工夫を凝らさなければ見ていただけない局ですので、番組制作において

知恵と工夫をした甲斐があったと思います。



Q、「新劇場版☆ケロロ軍曹」について、バンダイナムコフィルムワークスとバンダイナムコピクチャーズから

 制作工程に関する謝罪が発表されたが所感を。

(廣部取締役)

「新劇場版☆ケロロ軍曹」は6月26日(金)に公開を迎えました。

まずは、多くの皆様に劇場へ足を運んでいただいていることに対し、感謝を申し上げます。

ご指摘の件については、クリエイティブに対して常に敬意を払い、著作権に配慮することは当然であって、パロディーなどの

演出を扱うにあたっては、関係者の皆様にご理解いただくことが大切であると考えています。

今回、リリースにもあったように、権利者様のご意向に反するような形で制作が進行したことに関しては、

製作委員会の一員として弊社も大変厳粛に受け止めており、結果として関係者の方々やファンの皆様にご迷惑とご心配を

おかけしたことについても、深く反省しお詫び申し上げます。



【『※女性は見ないでください』に関して】 

Q、 6月8日、15日に放送されたバラエティー番組『※女性は見ないでください』において、出演者の発言などに対し、

 一部で女性蔑視や女性差別ではないか、男女の分断をあおるのではないかという意見が出ているが、どのように受け止めているか。

(和田コンテンツ戦略局長)

放送後にSNSを含め、様々なご意見があることは承知しています。ご意見は真摯に受け止め、今後の番組制作に生かしていきたいと思います。


(吉次社長)

私個人の感想を述べるのは適切でないと考えており、視聴者の皆様がどうご覧になったかが全てであると思います。

様々な意見が出ていることは承知していますので、真摯に受け止めて今後の番組作りに生かしてまいります。


Q、一部で「この番組はモキュメンタリー、フェイクドキュメンタリーではないか」という見方も出ている。

 台本があったのかどうかということも。また、2回の放送で番組は終了しているが、SNSの反応などを見て終了としたのか。

 今後再開する予定があるのか。

(和田コンテンツ戦略局長)

番組は男性と女性が出演するトークバラエティという形で制作しました。

当初から2本の放送予定でしたので、当初の予定通り2本を放送しました。


Q、この番組の制作現場の人権意識に問題はなかったか。

(吉次社長)

人権問題については弊社として「人権デューデリジェンス」や「人権方針」を定めて公表しています。

これは番組スタッフだけでなく、番組に関わっていない社員も含めて全社的に取り組んでいるので、人権意識は十分に

高まってきていると思います。会社全体として常に人権を強く意識して業務を行っています。


Q、SNS上で番組に対する様々な指摘が出る中、出演者のフォローをどう考えているのか。出演者だけに矛先が

 向かないよう番組側としての対応は。

(和田コンテンツ戦略局長)

出演者の方とスタッフはきちんとコミュニケーションをとっています。様々なご意見があることを踏まえて番組を制作していきます。


Q、番組の狙いについて改めて教えていただけますか。 (和田コンテンツ戦略局長) 番組の中でご提示した通りです。特に何かの方向に寄せようとして作ってるわけではございません。

(吉次社長) 番組の制作意図や制作工程については、基本的に明らかにしていません。見ていただいた方がどう感じるかが全てであると思っています。

SNS上での様々な意見について、我々としては真摯に受け止めているということ以外にありません。

出演者の方とも話をして、今後の制作プロセスに生かしていきたいと思います。



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【BSテレビ東京関連】


(長田社長)

 番組を2つ、イベントを1つご案内させていただきます。


1つ目は、7月28日(火)から8月2日(日)までの6日間、「BSテレ東 夏の歌謡ナイト!」

“データ放送キャンペーン”と一緒に実施します。

例年、年末に放送し、大変好評をいただいている「歌謡ナイト」という企画を、今年は暑い夏に、皆様に活力を感じていただこうと

編成しました。また、8月1日(土)にはナイツさんがMCを務める演芸と歌謡を組み合わせた新企画『ナイツの名曲ショー劇場』を放送します。

期間中はギフトカードや豪華グルメが抽選で当たる“データ放送キャンペーン”も実施するので、番組と合わせて楽しんでいただきたいと思います。


 2つ目は、今年1月クールに放送しました『今宵、町寿司で市川右團次と小粋な一献』のシーズン2を7月18日(土)から放送します。

前作では、松岡昌宏さんや、右團次さんの息子さんである市川右近さんにゲスト出演いただき話題になりましたが、

シーズン2もサプライズゲストを準備しているので、ぜひお楽しみいただきたいと思います。


3つ目は、7月11日(土)から8月30日(日)までの51日間、東京スカイツリータウンで開催する

「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン ~虫はともだち!日本のくらし~ 」です。

今年で12回目となる夏の恒例イベントで、今年も生きたカブトムシやクワガタムシに直接触れ合える「ふれあいの森」などを展開し、

ヘラクレスオオカブトなど人気昆虫の生体を展示します。アンバサダーは今年も哀川翔さんが務め、

さらに今年はハロー!プロジェクトの特別ユニット(杉原明紗さん、 長野桃羽さん、西村乙輝さん、相馬優芽さん)の4名にも参加いただきます。



【BSテレ東に関する質疑応答】

Q、 BSの番組はシニア層などに一定の人気を集めているが、 一方で視聴者層の広がりや将来的な持続可能性も課題と聞いている。

 数年先を見据えて社長としてどのような新しい挑戦をしていくのか。

(長田社長)

今後について、2点あります。


1点目は、8月開催の卓球『2026WTTチャンピオンズ横浜』などをはじめ、テレビ東京とBSテレ東が連携を強め、

グループとして大きなコンテンツに育てていくことにこれまで以上に注力していきます。他社にはないオリジナリティのある

コンテンツを作ることに磨きをかけたいと思います。BSテレ東は熱量の高い方に深く届く「セグメント・マス戦略」を

打ち出しているので、よりそこに注力していきます。


2点目はビジネス面で、テレビ東京グループが長期ビジョン「テレ東VISION2035」の中で掲げる「CaaS戦略」を進めます。

これは多様な価値観を持つユーザーに向けてコアに刺さるコンテンツ・IPを創り、そこを起点に経済圏を多角的に構築することを

目指すものです。先々に向けて放送以外の収入を伸ばすために体制を整え、「CaaS戦略」に紐づいたコンテンツを開発していきます。

業績を安定させることで、より良いコンテンツ開発に注力できる循環を作りたいと考えています。



Q、BSテレ東のドラマにはオリジナルで人気のある長期シリーズも数多くあるが、今期のドラマへの期待を伺いたい。

(長田社長)

BSテレ東は、 一定の方に深く刺さるというコンセプト「セグメント・マス戦略」でコンテンツを作っています。

それはドラマ作りも同じで、人気を博しているドラマはもちろん、これから話題になるような、あるいは深く刺さるようなドラマ作りを

今年も、そして継続的にやっていきたいです。




<出席者>

テレビ東京 代表取締役社長 吉次 弘志

BSテレビ東京 代表取締役社長 長田 隆

テレビ東京 常務取締役 法務・コンテンツ審査担当 島田 政明

テレビ東京 取締役 配信ビジネス・国際事業担当、配信ビジネス局長 縄谷 太郎

テレビ東京 取締役 コンテンツ戦略・マーケティング担当、コンテンツ戦略局長 和田 佳恵

テレビ東京 取締役 アニメ担当 廣部 琢之

テレビ東京 取締役 IP事業・Q-nine PMI 担当  長友 香織


テレビ東京 経営企画局長 工藤 仁巳

テレビ東京 経営企画局 局長補佐(広報担当) 川口 尚宏