定例社長会見2026年5月
開催日:2026年6月4日
【4月クールの視聴率について】
(吉次社長)
4月クールの視聴率はALLでGH(ゴールデン)2.8%(前年比-0.1p)、PT(プライム)で2.5%( 〃±0p)、全日で1.1%(〃±0p)で
推移しています。
4月クールは様々なトピックがありましたが、 5月の連休に放送した「世界卓球団体ロンドン大会」は男女とも銀メダルを獲得し、
高視聴率を取ることができました。
8月には卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ横浜2026」を放送します。
( WTTチャンピオンズ…世界ランキング上位32名のみに参加権利が与えられる男女シングルスのトーナメント戦
「WTTチャンピオンズ横浜2026」は2026年8月4日(火)〜9日(日)に開催される )
GH帯の新番組『~あなたの知らないNO.1~選ばれし頂点サマ』(木曜夜7時54分〜)と、
『世界の給与明細~日本と比べてどうなの?~』(日曜夜7時50分~)は改善を重ねているので、今後に期待しています。
配信について。視聴再生回数は前年比でプラスになっており、 右肩上がりの基調を保っています。特に深夜ドラマが好調で、
ドラマプレミア23『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(月曜夜11時6分~)、
水ドラ25『サレタ側の復讐~同盟を結んだオンナたち~』(水曜深夜25時~)などが好調です。
再生数も上昇しています。
【『テレ東音楽祭2026夏』について】
(吉次社長)
6月28日(日)に『テレ東音楽祭2026夏』(夜6時30分~生放送)を放送します。先日、新しい2人のMCが発表されました。
深澤辰哉さん(Snow Man)は、『テレ東音楽祭』に過去にもご出演いただいていますし、最近は『YOUは何しに日本へ?』
主演を務めていただきました。お二人ともテレビ東京にご縁があるということでMCをお願いすることになりました。
【テレ東BIZカフェについて】
(縄谷配信ビジネス局長)
6月1日(月)に、(テレビ東京本社が入る)六本木グランドタワー1階のタリーズコーヒーをリニューアルして、
「タリーズコーヒー テレ東BIZカフェ店」としてオープンいたしました。 経済動画配信サービスの「テレ東BIZ」の認知拡大と、
体験する機会の拡大を狙い、ビジネスパーソンのためのインプット拠点を目指します。
配信オリジナルコンテンツなどの有料動画を、店内で無料視聴できる点です。高速Wi-Fiも完備しているので、
動画視聴もストレスなく快適に楽しめますし、リモートワークにも適しています。
番組解説者やスタッフが厳選した経済本、AI関連の本などを無料で読めるコーナーも常設しています。
ぜひ、覗いてみてください。
【6月公開の映画について】
(吉次社長)
6月は3週連続で映画公開を控えております。
テレビ東京らしいエッジの効いた作品から、爆笑ものまで、面白いラインナップが控えてますので、ご注目ください。
(縄谷配信ビジネス局長)
テレビ東京が出資している映画が6月12日(金)から3週連続で劇場公開されます。
草間リチャード敬太さん、西村拓哉さんの6人で、皆さんが関西出身なので、関西仕込みのコメディセンスが炸裂します。
二つ目は、今年2月に オランダで開催された「ロッテルダム国際映画祭」に、若手の登竜門とされる部門で選出された
“新感覚ホラー”の「遺愛」(6/19公開)です。主演は山下リオさんで、弊社制作局の大森時生が企画プロデュースを務めております。
「愛と呪いは紙一重」ということで、私も見ましたが精神的にじわじわくるような恐怖を味わえる作品になっておりますので、
ぜひご注目ください。
そして、三つ目は16年ぶりの劇場版で今回、脚本・総監督に福田雄一さんを迎えてお送りする
【アニメ関連】
(吉次社長)
世界的な人気アニメ『NARUTO–ナルト–』の世界観を再現したテーマエリア、『NARUTO – 木ノ葉ランド』が、
南フランスの人気テーマパーク「パルク・スピルー・プロヴァンス」に4月にオープンしまして、本日、日本時間の夜に、
現地でオープニングセレモニーが行われます。
スリル満点のコースターや、うずまきナルトの術「螺旋丸(らせんがん)」を体感できるアトラクションなどがあります。
※オープニングセレモニーのリリース(6/5)はこちら
【イベント関連】
(吉次社長)
恐怖心をテーマにした展示イベントの「恐怖心展」を 札幌で開催することが決定いたしました。
また、「行方不明展」は青森での開催も非常に好評でした。次はさいたまでやります。次々に引き合いが来ています。
(長友IP事業局長)
「恐怖心展」は、昨夏の東京・渋谷で13万人、今年3月から5月までの大阪で7万人を集客し、累計動員は20万人に達しました。
この好評を受け、7月からは札幌での開催を予定しております。昨年の10月に「行方不明展」を行ったのと同じ会場で、
今回はエリアをさらに広げ、札幌オリジナルの展示もお届けする予定です。
一方、一昨年にスタートした「行方不明展」も、4月から5月末まで開催した青森会場で2万7,000人を集客しました。
これにより、国内5会場(東京、名古屋、大阪、札幌、青森)の累計動員は21万人となりました。
両企画展とも全国各地からお声をかけていただいており、今後は海外展開も視野に入れています。ぜひご注目ください。
【『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』について】
(吉次社長)
これまで定例会見で何度かご説明させていただいた『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』について、ご報告いたします。
ロケにおいて、前園真聖さんに怪我をさせてしまいましたことを、大変申し訳なく思っております。
これまで関係方面と調整を続け、前回の会見でも「再開に向けて環境を整えたい」とお伝えしておりましたが、
今回、再開に向けて動き出すことになりました。詳細についてはコンテンツ戦略局の和田局長からご説明いたします。
(和田コンテンツ戦略局長)
前回の定例会見で、放送するかどうかについて検討中とお伝えした当該回のロケにつきまして、
放送を見合わせることを決定いたしました。前園さんご本人にも所属事務所を通じてご説明し、ご了承いただきました。
他の出演者の皆様や、ロケにご協力いただいた取材先関係者の皆様にも、我々の安全対策が不十分であったため
放送を見送る考えを同様に説明し、ご了承いただいております。
今後の番組制作にあたっては、前回の定例会見で発表した再発防止策と制作ガイドラインを徹底することを
レギュラー出演者の皆様に説明し、ご理解をいただきました。今後、実際にロケを再開する際には、改めて、
事前に出演者の皆様に再発防止策、安全対策を説明・確認する場を必ず設け、双方が認識を共有した上で、
番組の制作を進めていきたいと思います。
また、この『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』に限らず、他の「バス旅シリーズ」の番組におきましても、同様に安全対策を徹底して、
制作を再開してまいります。
改めまして、前園さんご本人、出演者の皆様、関係者の皆様、そして視聴者の皆様に、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを
お詫び申し上げます。
【決算・役員人事について】
(吉次社長)
退任されて、テレビ東京ホールディングスの長田専務がBSテレビ東京の社長に就任することを決めております。
【営業関連】
(吉次社長)
2026年3月期はタイム・スポットともに好調でしたが、新年度に入った4月は厳しい状況となっております。中東情勢の影響などもあり、
企業の先行き不透明感が高まり、企業の広告出稿マインドに影響していることが背景にあると考えております。
4月の具体的な進捗につきましては、タイム収入はわずかな減少にとどまったものの、スポット収入が2桁の減少となりました。今後は市場の動向を慎重に見極めながら、業績の回復に向けて頑張ってまいります。
【質疑応答】
Q、6月11日(木)に開幕するサッカーのワールドカップに関して。
今回テレ東では中継はないが、このワールドカップをどう受け止めているのか?
(吉次社長)
今回、テレ東での放送はありませんが、やはりワールドカップは国民的に非常に人気のある、しかもグローバルなイベントですので、
地上波で無料放送をされるということは、基本的には視聴者の皆様にとって良いことだと思っています。
我々はスポーツコンテンツは非常に重要だと考えており、ビジネスとしてどのようにマネージしていくかも含めて、
いろいろと考えていかなくてはならないと思っています。
Q、タレントのあのさんが今、騒動になっている。あのさんはテレビ東京では今期のドラマで、ダブル主演で活躍している。
このような動きをどのように見ているか。
(吉次社長)
他局で起こったことについては、詳細を存じ上げないのでコメントするのは適当ではないと思います。テレビ東京では、
一般視聴者の皆さん、出演者の皆さんのことをいろいろと考えながら、適切にご出演いただくことをやってきております。
我々は、我々の判断でやっているということをご理解いただければと思います。
Q、今回の人事の狙いは。
(吉次社長)
今回の人事は、全体として大きな変更は行っていません。テレビ東京ホールディングスに関しては役職の変更はあるものの、基本的な
メンバーは同じです。私自身も昨年就任したばかりですので、今は大きく体制を変えるタイミングではないと考えております。
一方で、テレビ東京としては、放送事業は中長期的には厳しい状況にあると考え、今後はIP(知的財産)・コンテンツの活用によって
会社の成長戦略を描くことが大事なテーマとなっています。
そのため今回は、一つのコンテンツを多面的に展開して収支を向上させる「CaaS(Contents as a Service)・IP推進会議」の戦略を、
しっかりと推進できる体制を念頭に置いて人事を組んだ点が最も大きな特徴です。
これまで縦割りになりがちだった意識や組織の運用に「横串」を通して、CaaSを全社的に展開していける体制を整えました。
Q、他局も幼児・子ども向けの番組に力を入れている傾向にあると感じるが、『シナぷしゅ』という
民放の乳幼児向け番組の先駆者として、現在の状況をどう見ているか。
(吉次社長)
『シナぷしゅ』はテレビ東京にとって非常に大事なコンテンツであり、IP(知的財産)です。
放送にとどまらず、CaaS・IP推進戦略の中でこのIPを多面的に拡大し、グローバルなコンテンツへ育てていくことが今後の課題です。
他局をはじめ、テレビ業界以外の企業もこの分野に関心を持たれているのであれば、なおのこと我々も遅れをとらないよう、
これまで以上に相当な力を入れて取り組んでいかなければならないと考えております。
Q、少子化の時代において、他局も含めて子ども向け番組に力を入れている背景には、どのような理由があるのか。
(吉次社長)
乳幼児の数が減少しているのは事実ですが、お子さんの後ろには親御さんもいらっしゃるし、おじいちゃん、おばあちゃんも
いらっしゃいます。乳幼児向け番組は、子どもだけをターゲットにしてるわけではなく、
全世代的に関心を持っていただけるコンテンツでもあると考えています。私の知人でお孫さんがいらっしゃる方と話をしても、
皆さん『シナぷしゅ』のことをよくご存知です。 ビジネスの観点からも、親御さんからおじいちゃんおばあちゃんの世代まで含めた
ラインを形成できるということで、各社が力を入れているのだと思います。
Q、『シナぷしゅ』の海外展開や行政との連携の進捗は。
(長友IP事業局長)
国内の自治体との取り組みについては、前回の定例会見で愛知県の豊田市との年間での取り組みについて
お話しさせていただきました。この取り組みの発表を受けて、いろいろなところからお問い合わせをいただいております。
海外に関しましては、いろいろな種まきをしております。今もスタッフの1人が、東南アジア方面に出張しておりまして、
マーケットに出展したりしています。ご報告ができるタイミングがきましたら、またお知らせさせていただきます。
Q、先日、NHKがNetflixで番組等を配信すると発表したが、どう受け止めているか。
(吉次社長)
個々の会社の判断の是非についてコメントする立場にはありませんが、NHKは国民の受信料で成り立っている公共放送です。
様々なプラットフォームにコンテンツを提供するにあたっては、我々民間事業者とは違う立場にいると考えています。
法律論や、規制の問題は仮にないとしても、受信料で成り立つNHKが民間事業者と同じような行動パターンでコンテンツを
提供することについては、我々も非常に関心を持って見守らなければなりません。
NHKに対しては基本的には慎重な運用をお願いしたいと思います。
Q、「慎重な運用」というのは、具体的にどういうことか。作品数を増やさないなどの公平な競争といったことか。
(吉次社長)
(配信する作品の)数を絞る、あるいは分野を限定するということを言いたいわけではありません。ただ、受信料で成り立っているNHKは特殊法人で、我々株式会社である民間企業とは、コンテンツの作り方も、コンテンツに対するお金のかけ方も根本的に違います。
そのNHKが、海外の収支採算を重視するようなプラットフォームに対して、民間会社と同じように
コンテンツを提供するということ自体は、少し自制的であるべきではないかと考えています。
Q、決算について。昨年はフジテレビ問題を受けて民放各局で放送収入の伸びがあったが、今期の業績予想ではその揺り戻しを
想定して数字を押さえている局もある。今回、テレビ東京の業績予想では昨年度とあまり変わらない数字を出しているが、
どういった分析によるものか。
(吉次社長)
広告市況は去年と少し状況が変わるので、抑制的な業績予想にしている局があることは認識しています。
利益が減るという想定にすることも論理的になくはないと思いますが、我々としては、放送収入が減少する分を他で補い、
売り上げの伸びを伴う利益成長を目指すことを会社の方針として掲げているため、この予算を組みました。
ただ、4月に入ってからなかなか厳しい状況ですので、この第1クォーター、そして上半期は、昨年のような(好調な)状況には
早々にはならないと想定しています。
しかし、それも織り込んだ上で、年間を通してほぼ前年度並みの業績を達成したいと考えています。
Q、その翌期にあたる2028年3月期の計画も、数字は伸びているが。
(吉次社長)
2028年3月期についても、そうした成長の絵を描いて計算をし、業績予想にしています。
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【BSテレビ東京関連】
(加増社長)
BSテレビ東京の2025年度の決算は増収減益となりました。トップライン(売上高)の押し上げを大きな経営目標に掲げていたので
そこは達成されましたが、BS開局25周年の記念番組による制作費の増加や、9月以降のスポット収入が前年割れとなったこともあり、
利益としては若干の減少となりました。新年度に入った4月以降も、決して安閑としていられる感じではないと思っています。
視聴率は非常に堅調に推移していますので、夏に向けて営業活動をしっかりとやっていきます。
本日は注目番組を4つ紹介させていただきます。
1つ目は、『プロ野球 日本生命セ・パ交流戦』です。6月11日(木)、12日(金)、13日(土)の3日間連続で、試合終了まで放送いたします。
巨人戦2試合と阪神戦1試合をお届けし、解説には3日間とも松井稼頭央さんをお迎えします。
ぜひ、BSテレ東で野球中継をお楽しみください。
2つ目は、深夜の企画枠で好評を博したドローンによる紀行番組『川島明と絶景 “空中散歩”』です。6月16日(火)よる7時から、
GH帯のスペシャル番組として帰ってきます。川の河口から源流までをドローンでたどりながら、川沿いの町や人々を紹介していく、
川に特化した新しいバーチャル紀行番組です。今回は東京の神田川と京都の鴨川という、二つの川を浮遊感とともにお楽しみください。
3つ目は、金曜深夜24時放送の『まぜこぜ Friday』枠でお送りする第4弾企画 「町のタイ料理にコップンカー」です。
町中華になぞらえ、最近増えているタイ料理店を「町タイ」と呼び、これを広めていきたいと思っております。
若手俳優の莉子さんと渡邉美穂さんが、街のタイ料理屋を訪ねて絶品のタイ料理を楽しむグルメ企画です。
この作品はYouTubeと連動したスキームとなっており、BSテレ東のYouTube公式チャンネルでも配信オリジナル動画を
ご覧いただけます。
放送は6月19日、26日、7月3日、10日と4回にわたり、錦糸町、伊勢佐木町、浅草橋といった下町を中心に展開していきます。
最後に、先日お亡くなりになられた菅原洋一さんに対し、改めてお悔やみ申し上げます。菅原洋一さんの追悼を7月1日(水)夜7時から、
『日本歌手協会歌謡祭プレミアム』で放送します。菅原さんといえば、愛嬌のある笑顔とバリトンボイスで親しまれ、
我々の世代にとっては「ハンバーグ」の愛称でもおなじみでした。過去の貴重な音源とともに、2時間にわたって放送してまいります。
ぜひご覧いただければと思います。
【質疑応答(BSテレビ東京関連)】
Q、『川島明と絶景“空中散歩”』のゴールデン進出の狙いは。
(加増社長)
前回(2025年10月に4週連続放送)、渋谷の川や、山中湖を源流とした相模川などを舞台に放送した際、非常に面白く、
好評をいただきました。そこで今回は、さらにメジャーな川に挑戦し、演出的にも予算をかけて、GH帯で盛り上げていこうということで
企画しました。深夜帯よりもさらに幅広い層の視聴者の皆さんに楽しんでいただける、良いコンテンツにしていきたいと思っております。
Q、(退任にあたり)加増社長の3年間の振り返りを。
(加増社長)
3年間、本当にありがとうございました。僕は1983年にテレビ東京に入社いたしました。
BSテレ東は規模としては小さなテレビ局ですが、この3年間、放送局の社長をやれたことは、すごく光栄で面白かったと思っています。
現在、(テレビ東京ホールディングスは)上場もして非常に立派な会社を目指していますが、僕は「立派な会社」より、
「みんなに愛されるテレビ局」であって欲しいと思っております。
私はいつも「コップの水は、まだ半分残っているぞ」と思っております。まだまだ、十分頑張ってやっていけると思ってます。なお、
A-PAB(一般社団法人放送サービス高度化推進協会)の理事長をあと1年務めますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 吉次 弘志
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京ホールディングス 常務取締役 グループ営業、アニメ、IP事業、国際事業、スポーツ統括 平岡 利介
テレビ東京 常務取締役 法務・コンテンツ審査担当 島田 政明
テレビ東京 取締役 コンテンツ戦略・マーケティング担当、コンテンツ戦略局長 和田 佳恵
テレビ東京 取締役 配信ビジネス・国際事業担当、配信ビジネス局長 縄谷 太郎
テレビ東京 取締役 IP事業・Q-nine PMI 担当、IP事業局長 長友 香織
テレビ東京 経営企画局長 工藤 仁巳
テレビ東京 経営企画局 局長補佐(広報担当) 川口 尚宏