男子66キロ級 阿部一二三 「圧倒的な柔道」で兄妹同日金メダルなるか【五輪柔道】
2021.7.24
阿部一二三 Photo:Itaru Chiba
柔道の2日目となる25日には一二三(パーク24)&詩(日体大)の阿部兄妹が揃い踏み。同じ競技で邁進する兄弟は枚挙にいとまがないが、五輪に兄と妹が同じ日に出場するという話は聞いたことがない。
兄の一二三は「それぞれが持つ力をしっかり出し切ることができれば、兄妹優勝はできる」と宣言する。「僕も詩もいま持っている力を100%発揮するだけ」
詩が高校生になってからは、兄妹揃ってシニアの大会に出る機会が増えた。兄・一二三は「(妹の存在が)いい刺激になっている」と振り返る。「妹の活躍を見たら、僕も負けられないと思います」
昨年12月に行われた丸山城志郎(ミキハウス)との熾烈な五輪代表決定戦を制したことで、精神的に一回りも二回りも逞しくなったことは確か。
丸山城志郎との直接対決に勝利した阿部一二三 Photo:Itaru Chiba
気になる選手として阿部はリオ五輪銀メダリストのアン・バウルやコロナ禍に急成長を遂げたヌリラエフ(ウズベキスタン)の名前を挙げる。
しかし「対戦相手をずっと研究するより、自分の柔道をするのが一番だと思う」とその目線は前を向いている。
阿部の柔道── それは背負投を筆頭とする、豪快な投げ技によって積極的に一本を狙う好戦的なスタイルだろう。悲願の「兄妹で同日金メダル」という目標を達成できるか。
阿部は2回戦から登場。順当に勝ち上がると準決勝で19年のGSパリ大会で敗れたロンバルド(イタリア)と激突する。