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2014年2月6日 放送
「パンの缶詰」で貧困をなくせ!栃木のパン屋さん、世界規模の挑戦!
- パン・アキモト 社長 秋元 義彦(あきもと・よしひこ)
栃木県・那須塩原市にあるベーカリー「パン・アキモト」。店舗数は2店、名物は創業以来60年以上作り続けている「甘納豆パン」...。一見、どこの街にもある普通のパン屋さんかと思いきや、実はこの会社の「ある商品」が世界中の人々を喜ばせている。
それは「パンの缶詰」。災害時のための非常食だ。非常食というと乾パンのように固いものを想像してしまうが、「パン・アキモト」のパンの缶詰は違う。なんと製造から3年がたっても、焼きたてパンのようにふわふわで柔らかい。しかも味の種類は25種類にも及ぶ。
秋元が取り組んでいる食料に困っている地域にパンを届ける事業は決して社会貢献ではない。秋元はこの「パンの缶詰」を世界各地の人々に届ける事業を、持続可能な採算がとれるビジネスにまで育て上げたのだ!
日本を始め各国で特許をとった独自の製法から生み出される「缶詰パン」の凄さとは?一体どんな仕組みで社会貢献とビジネスを両立させているのか?
栃木のパン職人・秋元の、世界規模の挑戦を追う!
社長の金言
- 本業で社会貢献すれば社会が応援してくれるTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
常識を覆した!3年経っても〝ふわふわ〟の秘密とは?
「3年たっても焼きたてのような缶詰パン」。栃木県那須塩原市でベーカリーを営む秋元義彦がそれを開発するきっかけとなったのは、1995年に発生した阪神淡路大震災だ。震災直後に秋元は被災地神戸に2千個のパンを送ったが、半分以上が傷んでしまい、食べられずに捨てられたのだ。悔しがった秋元は、「焼きたてのようにおいしく、日持ちがするパン」の開発に着手。そして1年間、試行錯誤を続けて編み出した、「斬新すぎる製法」とは…。
画期的な仕組みに企業も賛同・・・新しいビジネスの形
去年11月の巨大台風の被害にいまだ苦しむフィリピン。その被災地の子供たちに、「救缶鳥」という名前のパンの缶詰を届ける秋元の姿があった。実は秋元は、「1缶800円で企業が備蓄した缶詰を、賞味期限を1年残した状態で回収し、食べ物に困る海外の地域へ届ける」というビジネスモデルを構築したのだ。缶詰を提供する企業はイメージアップが期待でき、もちろんパン・アキモトも利益を生む。みんなが喜び、しかも支援が長続きする仕組みだ。社会貢献をビジネスで実現した「救缶鳥」。その絶妙な仕組みづくりの裏側とは?
目の前の「困った」にニーズあり!街のパン屋さんの生きる道
パン・アキモトが長年取り組んでいる小さな事業がある。それは「戸別訪問販売」。買い物に出られない高齢者などの家を1軒1軒まわり、温かい焼きたてパンを届けているのだ。また、糖尿病患者でも食べられる、血糖値の上がりにくいパンの開発にも着手。大企業が手を出さないような、身近で小さな「困った」という声にこそ、中小企業が拾い上げるべきニーズがあると秋元は考える。
ゲストプロフィール
秋元 義彦(あきもと・よしひこ)
- 1953年栃木県黒磯町(現那須塩原市)生まれ
- 1978年秋元ベーカリー入社
- 1996年社長就任
- 2000年社名を「パン・アキモト」に変更
企業プロフィール
- 株式会社パン・アキモト
- 創業:1947年
- 売上高:5億円(2013年9月期)
- 店舗数:2店
- 工場:2ヵ所(本店内、沖縄)
- 従業員:約60人
「社会貢献というよりはビジネスだ」秋元さんは、何度かその言葉を繰り返した。照れでも建前でもなく、心からそう思っているのだろう。ビジネスである限り、会社をサバイバルさせる原動力でなければならず、必ず利益を出さなければならない。だから、運送会社との連携など、ネットワーク作りは必須だった。しかし、パン・アキモトの「缶詰パン」は、本当においしい。収録後、いくつかいただいたのだが、備蓄せずに、全部食べてしまった。ふんわりとして、ほのかに甘く、しっかりとした食感もある。しかも、わたしたちに「安心」を提供してくれる。「救缶鳥」は、今後大きく羽ばたき、世界中に幸福と安心を運ぶことだ

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