カンブリア宮殿

村上龍×経済人

毎週木曜日1000分 ~1054

テレビ東京系にて放送中

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2018125日 放送

負の連鎖を断ち切れ!老舗菓子メーカーが挑んだ感動の復活劇

  • コロンバン 社長 (おざわ としふみ)

若者文化の発祥の地で知られる東京・原宿。そこにシニア世代から絶大な人気を集めているスイーツ店がある。それが古くは「宮内省御用達」として知られた老舗洋菓子店「コロンバン」だ。実は、コロンバンは、日本人にあった洋菓子の開発に取り組み、日本式の「ショートケーキ」を初めて作った店でもある。だが、バブル景気の崩壊を機に、コロンバンの売り上げは右肩下がりに減少。2000年代に入ると、売上高は、ピークの3分の1にまで落ち込み、倒産寸前の状況に陥ったのだ。そんな危機的な状況からコロンバンを復活させた人物が2006年に社長に就任した、小澤俊文だった。廃業寸前の洋菓子店を、老舗の伝統を活かしながらも、全く新しい組織に生まれ変わらせた小澤は、課題山積の企業をどうやって甦らせたのか?驚きの発想で改革に挑んだ"スゴ腕経営者"の感動を呼ぶ再生物語に迫る!

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社長の金言

  • 社員との対立を恐れたら 改革は成功しない
  • RYU’S EYE

  • 座右の銘

放送内容詳細

社員達のために…崖っぷちの老舗を救った驚きの改革

90年以上前に、パリの一流菓子店で修業した創業者の門倉國輝が、オープンさせた日本初の本格フランス菓子店コロンバン。開店当時からフランス菓子を皇族に収め、川端康成や菊池寛などの文豪や文化人が集う店として話題を呼んだという。その後も、クッキーなどの焼き菓子で人気となり“贈答品と言えばコロンバン”と言われるほど、日本の洋菓子界を牽引してきた。しかし、小澤がコロンバンに入社した2004年、コロンバンの社内では「売り場」「工場」「商品」「人員」を毎年のように削減する “縮小均衡経営”で、かろうじて黒字を確保する状況に陥っていたのだ。その危機的状況の中で社長に就任した小澤は、老舗のブランドを守るために“大改革”に乗り出したのだ。新規投資の資金もない中で、小澤がまず取り組んだのは、ヒット商品の開発。しかし、当時の職人たちは、協力するどころか「菓子の素人が何を言っている!」と猛反発したという。当時のコロンバンを小澤は、こう振り返る。「長い縮小経営によって、菓子職人は自信を失っていた。」しかし小澤は、そんな状況でも諦めずに社員の可能性を信じ、社員・職人の一人一人と話し合ったという。「社員の自信を取り戻すことが出来れば、コロンバンは生まれ変わる!」そんな信念のもと、改革を進めていったのだ。地道な改革を、ひとつひとつ手掛けた小澤は、見事、売り上げをV字回復させ、新たな挑戦に打って出られる企業へと変えてみせたのだ。なぜ小澤は、自信を失っていた老舗洋菓子店を再生させられたのか?小澤が仕掛けた感動の改革の全貌を追った!

老舗洋菓子メーカーの“意外な”販売戦略

これまで自社の店舗のみで商品を販売していたコロンバン。小澤は、その慣習にもメスを入れた。「一つの販売先だけに依存していたら、いずれ会社は追い込まれる。」そう考え、コロンバンの代名詞「フールセック」というクッキーに「大学の校章」をプリントした商品を開発。社長自ら大学へ売り込みヒット商品を生んだという。今では全国の約200の学校や、大企業との取引も拡大。かつて、自社の売り場で、年間4000万円程度しか売れなかったフールセックを、様々な企業とのコラボレーションを実現させることで販路を広げ、年間6億円を売る商品に変えたのだ。こうした業界の常識を打ち破る“新しい販売戦略”で、小澤は、直営店は19しかないコロンバンの販売拠点を、1200ヵ所にも拡大させたという。「常識を疑い、新しいことに挑戦する」そんな王道の改革で、コロンバンを健全な企業へと変えた小澤の考える「ヒットを生む秘訣」とは…何なのか?改革に挑み続けた小澤の本音を取材した!

ゲストプロフィール

小澤 俊文

  • 1953年神奈川県生まれ
  • 1976年法政大学卒業後 三和銀行に入行
    中目黒支店長、亀戸支店長など歴任
  • 2004年コロンバンに出向
  • 2006年社長に就任

企業プロフィール

  • 創 業:1924年
  • 住 所:東京都渋谷区神宮前6-31-19
  • 従業員:350名(平成29年9月末現在)
  • 売上高:48億円(平成29年度9月期)

村上龍の編集後記

老舗に限らず、過去の成功に依存する企業は、内部から蝕まれ、あるとき一気に危機が露呈する。再建のため「コロンバン」に出向したとき、小澤さんはダメな点を書き出した。300項目もあったらしい。だが、金融実務で鍛え上げ、もともと甘いものが好きではなかった小澤さんは、あきらめなかった。そして、現場に赴き、従業員と話し、優先順位を決め、1つずつ変えていった。「わたしはなにも特別なことはしていない。基本に忠実に、今できることを、一所懸命してきただけ」それこそ、もっとも困難で正統なことだと思う。

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社長の金言

  • 働く人のために ブレない

    ワークマン 社長栗山 清治

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