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だまされるな!アオイホノオ11のひみつ

庵野・山賀・赤井を含むクリエイティブ集団を指揮していた重要人物、岡田斗司夫が、物語の舞台である1980年代の世相や裏話を語ります!

岡田斗司夫プロフィール

8/16 更新第五話「嗚呼、東京」のひみつ

「女の子が可愛く描けているよね」

実は当時の漫画界、特に少年サンデーでは最大の誉め言葉。
それまでの少年マンガでは「女の子が可愛いかどうか」などどうでもよかった。しかし細野不二彦の登場以来、新人マンガ家の条件として「可愛い女の子が描けるかどうか?」はほぼ絶対の条件になった。
この条件は サンデー>マガジン>ジャンプ>チャンピオン の順に要求された。
サンデー=絵がキレイで女の子が可愛い
マガジン=マンガに迫力がある
ジャンプ=誰も描いてないマンガである
チャンピオン=ヤンキーまたはヤクザが主人公(ブラックジャックも無免許医=ヤクザな医者)
これが当時噂されていた、各編集部が求める新人マンガ家の条件である。

「これ、僕の名刺だから」

これは横山氏が担当になってくれた、というサイン。
要するに今回のマンガは「なにか言うレベルではない」ということになる。「このまま掲載」とか「この部分を直してくれたら掲載」というレベルのマンガではない。しかし持ち込みに来る積極性と、なにより32ページを最後まで完成させた執念ややる気はすごく評価してくれている。これ以上の言葉を横山氏が語らないのは、「あと2~3作、完成してみないと才能なんかわかんない」と思ってるから。マンガ家に必要なのは、才能よりも「何度も持ち込む」という執念と欲望である。だからこの段階であきらめてしまうような「繊細な若者」はある意味、必要としないのだ。
もちろん、一発OKで採用される場合もある。しかしモユルの場合はそこまでの超A級ではなかった。普通のA級~B級の上、というところか。だから励ましてくれて、名刺までくれたわけ。
しかし、舞い上がった次は過剰に落ち込んだモユルには、横山氏の真意は伝わらない。

「集英社に行こう。あそこは絵の下手な新人に優しいから」

これはモユルの言うとおり。ジャンプで新人としてデビューした小林よしのりやえんどコイチなどは驚異的な絵の下手さで読者すら驚かせた。
しかし連載を半年も続けると、みるみるそのヘタさも味になる。サンデー=小学館が当時、「デビュー時の絵の完成度」を求めてたのに対して、「これからの可能性」を求めるジャンプは、当時のマンガマニアからこう言われていたのだ。

「いま、江口先生の原稿があがらなくてさー」

マンガ家・江口寿史は原稿が遅い・落とすので有名。
詳しくはwikiとかで各自調べるように。

「腹へったろ?好きなモン、頼んでいいよ」

ジャンプ編集部MAD・ホーリィはこう語った。他の編集部に比べてジャンプ編集部は接待が豪華なので有名。
岡田斗司夫が、まだ朝日新聞社から単行本一冊しか出していない物書きの時代に、いきなり編集長から「会いたいんですけど」と丁寧な電話で誘われて「山の上ホテルの天ぷら」「六本木のキャバクラ」と謎の接待を受けた。別に仕事を頼まれるではなく「なにかあれば、なんでも相談してください。できることはなんでもやります」と言われた。たぶん、将来があると思った作家や物書きには片端からこう言って声をかけていたんだろうと思う。帰りは黒塗りのハイヤーを呼んで、自宅までの行き先を告げた上で「大切な先生だから、安全にお願いします」と運転手に念を押した。まさに「物書き殺し」の名セリフ。
こういう第一印象で作家やマンガ家はクラッと来てしまうのだ。

インベーダー喫茶

集英社の編集者に原稿を見てもらった喫茶店のテーブルは、ちゃんと当時の風俗どおりのゲーム機。おそらくインベーダーゲーム。

名画座の「ロッキー」

まさかの再現フィルム!
TVドラマ内で実在の映画映像とか使うのは権利処理がたいへん難しい。特にハリウッド作品など不可能に近い。だから普通、そういうシーンは シナリオに入れないし、あったとしてもプロデューサーがカットする。
しかし!「アオイホノオ」では敢然とこの問題に立ち向かった!
その成果が、このまさかの「再現フィルム」である。
結果は・・・
僕は好きだ。
このドラマの、こういう「マジメに悪ふざけして、その上で感動させるところ」が大好きだ。第一話の庵野のセリフ「受けようと思って作ったんじゃない!感動させようとしたんだ!」を地でいく名シーンである。

※あくまで岡田斗司夫さんの個人的な感想であり、事実とは異なる可能性もあります。

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