バックナンバー
2009年5月25日 放送
第一回 店を革新し続けろ!~"流通の神様"ついに登場~
- セブン&アイ・ホールディングス 会長兼CEO 鈴木 敏文(すずき・としふみ)
100年に一度と言われる、世界同時不況。
「今回の危機は、戦後最大」と、総理は依然厳しい認識を示す。
そして日本経済はついに、未踏のフェーズに突入した。
「超・消費不況」
小売りの王者と言われた百貨店、そしてスーパーも売り上げが大幅減。
他方ユニクロ、任天堂など時代のニーズをつかんだものだけが勝ち残る。この時代を、かつて「流通の神様」と言われたあの男はどう見ているのか?
鈴木敏文 76歳
1973年に「セブンイレブン・ジャパン」を設立。売上高、利益ともに日本一の小売業を育て上げた。いまやスーパーや銀行、そして百貨店などを傘下に、総売り上げ5兆6500億円の巨大流通グループを率いている。
ダイエー、ヤオハン、そごうなど、栄枯盛衰の激しい業界にあって、常にトップを走り続けてきた男だ。
この5月でセブンイレブン・ジャパン一号店オープンから35年。
この間の歴史は、ニッポンの流通業界の"イノベーション"の歴史でもある。
いまや業界の常識となっている事象の多くは、鈴木が日本で初めて編み出してきた。そのセブンイレブンは、今も進化を続ける。
一方で、鈴木が傘下に収めるスーパー「イトーヨーカ堂」は減収減益。
08年2月期に110億円あった純利益は、ついに赤字に転落した。
この逆風下で鈴木は一部業態を転換、新たな挑戦と実験を開始した。長きにわたり挑戦を続け、勝ち続けてきた、鈴木。
ここにきて、そんな鈴木をも飲み込む、世界経済の大波。鈴木は、なぜ勝ち続けてこれたのか?
この大不況下、未来への展望をどう描いているのか?
混迷の時代を生き抜く、次の一手は何か?カンブリア宮殿「第150回」記念特別企画!2週にわたり、大特集!村上龍が鈴木を直撃する。
-
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
【第一回放送内容】店を革新し続けろ!~“流通の神様”ついに登場~
いまや至る所にある、コンビニ。セブンイレブン一号店がオープンしたのは1974年、ちょうど今から35年前のことだった。
3年前の1971年。当時は各地で大型のスーパーが台頭し、既存の商店街へ影響が問題化していた頃。
たまたま小売りの最新事情を視察するため訪米中だった鈴木は、ある小さな店に、立ち寄った。中に入ると、食品や雑貨がいろいろ並んでいた。「へー、アメリカにも、こんな小さな店があるんだ」。鈴木がコンビニを初めて目の当たりにした瞬間だった。その名は、セブンイレブン。全米で4000店のチェーンを展開する企業だった。アメリカではスーパーが日本以上に発達、その中で4000店以上展開。
「日本でも、これならいける」
社内外猛反対の中鈴木は、1974年東京・江東区で一号店をオープンさせた。
以来、
①メーカー毎の配送システムを、小売り主導の共同配送へ→牛乳で、業界初。効率化と、力関係の逆転を実現。
②のりをフィルム包装したおにぎりの考案→コンビニ初。来客数が爆発的に増加。
③POS(販売時点情報管理)システム導入→国内初。無駄のない発注と徹底した在庫管理が可能に。
④メーカーにお弁当の専用工場を設けさせる→色へのこだわり、安全安心の徹底。
こうした、いまでは当たり前になったことを鈴木は成し遂げていくことで、セブンイレブンを大きく発展させていくことになる。
セブンイレブンの歴史は、日本流通業の“イノベーション(革新)”の歴史でもあり、その歴史は鈴木が築いた時代でもある。
また番組では、間もなく発売予定の「お弁当」開発舞台に密着。セブンイレブン驚きの開発力と、食へのこだわりが見えた。
さらにはセブンイレブンの最新形も取材。新たなニーズを模索する姿があった。
スタジオでは鈴木の軌跡を追い、秘話などを披露。セブンイレブンの原動力とは何か、コンビニの未来形は何かなどを問いながら、さらなる“革新”を生み出すためのヒントを探る。
ゲストプロフィール
鈴木 敏文
- 1932年長野県生まれ
- 1963年イトーヨーカ堂入社
- 1973年セブンイレブン・ジャパン創設
- 1974年セブンイレブン一号店が東京・豊洲にオープン
- 1978年セブンイレブン・ジャパン社長に就任、業界初の“手巻き”おにぎりを発売、大ヒット
- 1980年流通史上で初めて牛乳の共同配送を開始
- 1983年日本初の本格的POSシステムを全店舗で導入
- 1992年イトーヨーカ堂社長兼グループ代表に就任
- 2001年アイワイバンク銀行(のちのセブン銀行)設立
- 2003年イトーヨーカ堂会長兼CEO、セブンイレブン・ジャパン会長兼CEOに就任
- 2005年セブン&アイ・ホールディングスを設立、会長兼CEOに就任
企業プロフィール
- 本社所在地:東京都千代田区
- 連結売上高:5兆6500億円(09年2月期)
- セブンイレブン店舗数:37都道府県で12298店舗(09年2月末)
- イトーヨーカ堂店舗数:175店舗(09年2月末)
バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。











