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2017年2月16日 放送
間違いだらけの"日本の投資"に変革を―
成長企業を見抜くカリスマが明かす投資術!

- レオス・キャピタルワークス 社長兼CIO 藤野 英人(ふじの ひでと)
誰も予想しなかった"トランプ相場"が吹き荒れ、にわか投資家がこの波に乗ろうと投資セミナーに列を作る。しかし...そんな流行の相場には見向きもせず、驚異的なリターンを上げるカリスマがいる。その男曰く「もっと積極的に投資を!日本にはもっと値上がりする企業は山ほどある!」独自の哲学で勝ち続けてきた日本一のファンドマネージャーが明かす、家計が潤い、企業や日本経済を元気にする、必勝の投資術!
社長の金言
- 投資とは自立して未来を切り開くことTweet
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RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
脅威の運用成績を上げる伝説のファンドマネージャー
その男が運用する投資信託の純資産総額は、2013年121億円→14年250億円→15年533億円→16年1155億円。まさに倍々ゲームで増え続け、日本株ファンド全体で純資産総額の伸び率1位。そんな爆発的人気を誇るのが、レオス・キャピタルワークスの「ひふみ投信」だ。率いる藤野は、かつて投資業界で驚異的な記録、基準価額を2倍以上成長させたカリスマファンドマネージャー。藤野は「正しい投資をすれば企業は輝きを取り戻し、ひいては日本経済を健全にする」という。藤野流の、経済を活性化する投資マネーのあり方とは?
全国を回り“無名会社”を探す…日本復活の鍵は田舎会社にあり!
多くの投資信託が、日経平均などを基準にした手堅い運用成績を目指す中、驚異的な運用実績をたたき出す「ひふみ投信」。実はその秘密は、「無名会社」への投資にある。藤野は、年間100社以上自ら全国行脚し、将来の成長を期待できる中小企業を発掘、投資を行い、莫大な利益を得てきた。例えば、富山の田んぼの真ん中にある薬箱の印刷会社、秋田の田舎にあるすごい研磨技術を持つ自動車塗装会社、広島の革新的な豆腐屋さん。独自の嗅覚で企業を品定めしていく藤野の感性は、25年間、6000社もの経営者に会った中で培われた。そこで出会ったのは、まだ中国地方の中小企業にすぎなかった柳井正に、北海道の家具屋にすぎなかった似鳥昭雄…「部屋に閉じこもって運用しても何も見えてこない、現場に答えがある!」独自視点で成長企業を見抜く藤野の投資術に密着する。
「投資より貯金」…日本人の清貧の思想が国を滅ぼす!
欧米の家庭に比べ、圧倒的に金融資産を「貯蓄」という形で保有する日本人。アンケートでは「投資は良くない行為」と捉える日本人は、今でも少なくないという。藤野はそんな“清貧の思想”こそが日本のお金の循環を硬直化させているという。藤野は、日本人に“正しい”投資感を持ってもらうため、様々な活動をしている。その真意とは?
ゲストプロフィール
藤野 英人
- 1966年富山県生まれ
- 1990年早稲田大学法学部卒業後、野村投資顧問(現 野村アセット)入社
- 1996年JPモルガン・アセット入社
- 2000年ゴールドマン・サックス・アセット入社
- 2003年レオス・キャピタル創業、代表就任
企業プロフィール
- 本社:千代田区丸の内1−11−1
- 設立:2003年
- 年商:8億9409万円(2016年)
- 運用資産残高:約2053億円(12月末)
- 社員:48人

ファンドマネージャーには、最先端の情報器機を身につけ、世界を駆け巡り、莫大な資金を動かす「かっこいい職種」というイメージが、いまだにあるような気がする。藤野さんは違う。事前にある程度の情報を得た上で、自分の足で全国をまわり、自分の目で投資適不適を確かめる。「金があれば何でも買える」そんなことを言った人もいた。だが、信頼は、金では買えない。藤野さんが組むファンドは、信頼がベースになっている。投資で重要なのは、未来の価値を見極めることだ。だから、投資は、ときとして「希望」と同義語となる。