バックナンバー
2019年8月1日 放送
"簡単・便利"でファン殺到!
初心者が熱愛するアウトドアメーカーの秘密

- ロゴス コーポレーション 社長 柴田 茂樹(しばた しげき)
アウトドアシーズン到来!車で手軽に楽しめるキャンプが、いまファミリー層を中心に人気を集めている。そんな中で、キャンプ初心者が、こぞって集まる店があった。それこそアウトドアメーカーの「ロゴス」だ。人気の秘密は、徹底した"初心者戦略"にあるという。大手の競合他社がしのぎを削るアウトドア業界にあってサバイバルしてきたロゴス。その異色すぎる経営術に迫る!
社長の金言
- 目指すのは 笑顔を生むアウトドア商品Tweet
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
アウトドア初心者が殺到!アイデア商品だらけの体験型ショップ
埼玉・越谷市で開催された防災フェス。放水体験や、水害時に活躍する水陸両用車の乗車体験などが人気だが、その中で、特に注目を集めていたのが、家庭用の防災グッズのコーナーだ。空気を入れて簡単に設置できる「エアテント」や完全防水で「水害時に浮袋になるバッグ」など、いざという時に便利なアイデアグッズが目白押し。これらの商品を作っている会社こそ、アウトドアメーカーの「ロゴス」だ!ロゴスの店内にはTシャツから大型テントまで、アウトドアが手軽に楽しめる便利で高機能なアイデア商品が並ぶ。その「ロゴス」の客の多くは…実は、家族連れやアウトドア初心者だという。なぜ、ロゴスはメインターゲットを初心者の家族連れに絞り込み、成功を遂げてきたのか?その知られざる独自戦略の謎に迫る!
「アウトドアの時代が来る!」知られざるロゴス誕生秘話
1928年、柴田の祖父が船舶用卸問屋として創業したロゴス。大型部品からレインウエアまで、船舶関連のありとあらゆる商品を扱い、会社は大きく成長していった。しかし、1970年代後半、造船不況の煽りを受け、倒産寸前の状況に追い込まれる。そんなジリ貧の会社に入社し、経営の立て直しに奔走したのが柴田だ。その立て直しの契機になったものこそ、柴田が家族で行ったキャンプだったという。船舶用品の卸業からアウトドアメーカーに変貌させた柴田の逆転劇、その大胆すぎる経営手腕を徹底取材した。
ロゴス流!客を魅了する「カジュアル接客」の極意
徹底した「初心者戦略」で大人気のロゴス。実は、その戦略を成功に導いた独自の接客術があるという。それこそ、初心者の客を引き付け、確実に売り上げアップを実現するオリジナル「接客マニュアル」だ。差別化が難しくなったと言われる「接客」でライバル店との違いを生み出したロゴス独自の接客術、その神髄に迫る!
ゲストプロフィール
柴田 茂樹
- 1956年大阪府大阪市 出身
- 1979年同志社大学商学部 卒業
スポーツ用品の卸会社に就職 - 1982年大三商事(現:ロゴス)に入社
- 1998年ロゴス コーポレーション社長に就任
企業プロフィール
- 住 所:大阪市住之江区平林南2-11-1
- 創 業:1928年
- 店舗数:62店舗
- 従業員:約550人(グループ全体)
- 売上高:86億円(2018年度)

かつて登山は、貴族や軍人などエリートのものだった。貧しく不安定な社会では、楽しみで海に潜ったり、極地を探検したり、高い山に登るような余裕がない。ロゴスは、アウトドアが一般に広がる時代をイメージし、プロ領域とレジャーとの境界を数値化した。海5m以内、山800m以下、明快だ。ロゴスとはギリシャ語で「言葉・理性」の意味らしい。柴田さんは「現場」を店頭に限定せず、かつ詳細な接客マニュアルを作った。言葉と態度が明記されている。気軽な楽しみを提供するためには、厳密な思考とロジックが不可欠なのだ。