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2020年5月14日 放送
ピンチをチャンスに変えるSP
~どんな危機も乗り越える!変幻自在のスゴい企業~
- 富士フイルムホールディングス 会長 古森 重隆(こもり しげたか)
- アイリスオーヤマ 会長 大山健太郎(おおやま けんたろう)
いま注目を浴びる二つの企業がある。新型コロナウイルスの治療薬候補として期待される「アビガン」の富士フイルムホールディングス、月1億5000万枚の国内マスク生産に乗り出したアイリスオーヤマだ。実は、どちらも「フィルム市場縮小で本業喪失」「オイルショックで倒産寸前」という未曾有の危機を「ピンチこそチャンス」とばかりに驚くような方法で乗り越えてきた。大企業病とは無縁の"挑戦し続ける姿勢"に、危機に立ち向かうヒントが見えてくる。
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
日用品メーカーから家電メーカーへ アイリスオーヤマ
なるほど!と思わせる機能を備えた家電で客をつかむ、「なるほど家電」のアイリスオーヤマ。以前は透明の収納ボックスや便利なチェストが人気の日用品メーカーだった。なぜ家電メーカーへと変貌することができたのか?2012年当時、ニッポンの家電メーカーが軒並み海外勢に敗れ苦戦していた際、大手を早期退職した優秀な技術者を大量に採用し、一気に家電事業のアクセルを踏んだのだ。そして現在、マスクを月1億5000枚国内生産する増産体制に入っていた。
フィルムの企業がなぜ化粧品に進出? 富士フイルム
デジタル化の波で、写真フィルムの売り上げが急激に減少、屋台骨を失った富士フイルム。なんと畑違いとも言うべき化粧品分野に進出し、世間をあっと驚かせた。なぜ化粧品に参入できたのか?そこには、長年培った写真フィルムのスゴい技術が生かされていた。ピンチにありながら、驚くべきスピードで事業構造を変革、生き残るどころか売り上げを伸ばしていた。さらに今、新型コロナウイルスに効果があると期待される「アビガン」で、その存在感を増している。
ゲストプロフィール
古森 重隆
- 1939年生まれ、長崎出身。5歳の時、満州にて終戦を迎えた。東大在学中はアメフト部所属。
- 1963年富士写真フイルム入社。自ら希望した産業材料部で開発した素材が生産中止を検討される中、新規顧客開拓に尽力、生産中止を免れる。後の液晶パネル部材の礎となる。
- 2000年デジカメ時代を目前に社長就任。
大胆な構造改革で本業の転換に成功する。
好きな言葉:「勇気」
大山健太郎
- 1945年大阪府生まれ
- 1958年父・森佑が大山ブロー工業所を創業
- 1964年父の急逝により19歳で代表に就任
- 1971年大山ブロー工業株式会社を設立
大企業病はどんな企業にもごく自然に訪れる。過去に大成功を収めた時期があったりするとさらにその傾向は強まる。だがアイリスオーヤマも、富士フイルムも、大企業病とは無縁だ。片やオイルショックで潰れかけ、片や常にコダックという巨人を追う宿命にあった。そして両社とも、過去の遺産に救われた。家電に進出したアイリスオーヤマは筐体のプラ成形はお手の物だった。富士フイルムは先端化学部門などが新事業に活きた。ピンチをチャンスになどと言うが、問われるのは、過去に何を、どれだけやってきたかということだけだ。

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