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2020年10月8日 放送
コロナ危機に立ち向かう北海道!
地方復活のヒントを探る
- 北海道 知事 鈴木 直道(すずき なおみち)
新型コロナウイルスとの対応で注目を集める都道府県の知事たち。中でも、素早い決断力と行動力が評価されるのが北海道の鈴木直道知事だ。鈴木は全国に先駆け独自の緊急事態宣言を発令したり、全ての小中学校を一斉に休校したりして、感染拡大の沈静化にいち早く取り組んだ。
鈴木は5年前(2015年)夕張市長時代にも番組に出演。「ピンチをチャンスに」を合言葉に、体当たりで財政破綻した夕張市の諸問題に向き合う姿を紹介。今回は、その鈴木をゲストに迎え、北海道の基幹産業である「観光」と「食産業」の復興策と、官民一体となってコロナ危機に立ち向かう北海道の底力を追った。
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
北海道独自のキャンペーンで人を呼ぶ
コロナ禍で全国の観光地で客の減少が著しいが、北海道の知る人ぞ知る観光スポットである支笏湖は夏場から客が戻り始めている。GWには観光客はほとんど来なかったそうだが、今は賑わいが戻っている。その客のほとんどは北海道民で、「どうみん割」なるお得なキャンペーンを利用しているという。どうみん割とは、道民が道内を旅行する時に使えるお得な割引で、日帰りだと最大5000円、1泊当たり最大10000円の割引が適用される、というもの。国のゴートゥーキャンペーンに先駆けて、北海道が実施したもので、北海道の経済は回り始めている。支笏湖にある鶴雅リゾートスパも春先は客が9割減まで落ち込んだが、どうみん割が始まって客足が戻ってきたという。
このどうみん割をはじめ、北海道の再生に向け陣頭指揮に立つのが、全国最年少知事の鈴木直道北海道知事だ。鈴木はコロナ不況に立ち向かうべく、あらゆる策を講じ、実行に移している。コロナ不況にあえぐ地方都市。そのヒントともなる北海道の対応策を追った。
「ピンチをチャンスに」。試練に立ち向かう鈴木直道の半生
北海道に観光客を取り戻すため、「どうみん割」に続いて行われているのが修学旅行誘致策だ。コロナ禍で全国の中学校や高校が修学旅行を延期したり、中止している状況をにらみ、北海道へ修学旅行客の誘致活動を積極的に行っている。三密を避けるために、バスの数を増やしたり、ホテルの部屋数を増やす費用を北海道が補填する、というもの。この政策が評判を呼び、既に1500校から申し込みが来ているという。
「ピンチをチャンスに変える」という北海道の鈴木知事は、逆境をバネにしてきた持ち主だ。
高校生の時に両親が離婚し大学進学をあきらめる。高校卒業後は東京都庁の職員に、夜間の大学に通いながら働いた。27歳の時に夕張市に派遣され、その窮状を打破しようと3年後に夕張市長選に立候補し当選。350億円もの負債を抱える夕張市の再建に奮闘する。
去年4月には、北海道知事に就任。その矢先に、コロナ問題に直面したのだ。
生産者をサポートする北海道No.1のコンビニ
北海道民に愛され、地元に密接に関わるコンビニ、セイコーマート。
コロナショックで業績が振るわない地元の農家や企業をサポートすべく動きが始めている。例えば、コロナで客足が落ちた観光農園の町では、生産農家のために洋なしを大量に買い上げて、セイコーマートのPB商品の開発を始めるなどバックアップしている。
ゲストプロフィール
鈴木 直道
- 1981年埼玉県生まれ
- 1999年高校卒業後、東京都庁に入庁
- 2008年夕張市へ派遣(2年2カ月)
- 2011年夕張市長に就任(2期8年)
- 2019年北海道知事に就任
両親が離婚、大学をあきらめる。高卒で東京都職員に。昼は都庁に夜は夜間大学へ。夕張へ真冬の着任。職場は17時以降マイナス5度。市長に請われる。給料が下がる。東京では歯車の一つ、住民の顔が見えない。夕張では「自分は必要とされている」と思えた。妻が「死ぬわけじゃないから」歩きづめで両足の親指の爪が内出血で真っ黒に。知事に立候補したのは、財政再建団体の長として8年働いて、一定の道筋を作ることができた。もしかしたら道民に役立つ可能性もあるかも。危機感の塊とも言える知事は、そうやって、誕生した。

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