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2020年12月24日 放送
33年連続の増収増益を実現!
家具の王者・ニトリが大変貌した秘密

- ニトリホールディングス 会長 似鳥 昭雄(にとり あきお)
新型コロナの影響で、いま大手企業の赤字転落が連日のように報じられている。だが、そんな状況の中にありながら、怒涛の快進撃を続ける企業がある。その企業こそ「家具の安売り王」との異名を持つ、日本最大の家具チェーン「ニトリ」だ!名だたる企業の業績が悪化する中にあり、なぜニトリは、33年連続で増収増益を果たし、34年目の増収増益も確実視される好業績をキープできたのか?快進撃の裏にあった...「ニトリ」の意外すぎる大変貌を独占取材した!
RYU’S EYE
座右の銘
放送内容詳細
“安いだけ”のニトリが知らない間に大変貌!
新型コロナで店舗の休業に追い込まれた家具チェーンのニトリだが、意外にも業績は絶好調を維持している。ニトリの代名詞「安さ」で多くの客を呼び込んでいるのも間違いではないが、実は、いま客を魅了している商品の多くが「高機能・高付加価値」を持つ商品だという。少し前までは「ニトリ=安さ」というイメージが浸透していたが、最近は「お値段以上の機能性」で客を集めているという。しかも、いまや家具だけでなく新しい分野のビジネスにも乗り出し、そこでも快進撃を続けていたのだ!家具の安売り王・ニトリに、いったい何があったのか?大変貌を遂げたニトリの新戦略を追った!
御大出動!デコホーム改革の舞台裏
ニトリグループの都心型の小型店舗「デコホーム」。このデコホームの売り上げが…去年、伸び悩む状況に追い込まれていた。もちろん、大赤字というわけではないが、ニトリ本体に比べて儲かりにくい状況だったという。この小さな変化に目を向け、改革に乗り出した人物こそ、創業者であり、持ち株会社の会長を務める似鳥昭雄だ。これまではデコホームの運営を担当部署に任せていたが、、、「今回の改革だけは…やる」と会長自ら改革に乗り出した。たった一代で6000億円企業をつくりあげた“似鳥改革”の全貌を独占取材した!
「プロがプロに聞く!お悩み相談コーナー」
愛知県岡崎市の駅前にある、街のスーパーマーケット「ダイワスーパー」。この店の2代目社長が、いま快進撃を続けている。約3年前に祖父から引き継ぎ、2代目社長に就任すると、オリジナルのフルーツサンドで大ヒットをつかみ、赤字だったスーパーを行列のできる人気店に変貌させたという。さらに、東京・中目黒には専門店を、恵比寿にはカフェを出店し、1億円だった年商を・・・今期は10億円にまで伸ばす見通しだという。しかし、そんな若手社長にも、今後の拡大戦略について「悩み」があった。巨大家具チェーン店を一代でつくりあげた似鳥は、若き経営者の真剣な悩みに、どう答えるのか?
ゲストプロフィール
似鳥 昭雄
- 1944年樺太生まれ、札幌市育ち
- 1967年似鳥家具店を開店
- 2010年ニトリ ホールディングス 設立
- 2016年会長職に就任
企業プロフィール
- 東京本部:東京都北区神谷三丁目6番20号
- 創業:1967(昭和42)年12月
- 従業員数:14,337人(2020年2月期・連結)
- 売上高:6422億円(2020年2月期・連結)

小学校から勉強はまったくダメ、就職も10社ほど回ったが全部断られて「死のう」と。他にやることがなくなり金を借りて商売をはじめる。ニトリの創業だ。だが対人恐怖症で接客ができない。すぐ傍に1200坪の競合店が。死ぬことばかり考えるようになるが、そのころアメリカ西海岸の視察セミナーがあり参加して「ロマン」と出会う。製造物流小売という世界初、他に例を見ない業態になり、売上高6000億に達する企業となった。ただし似鳥さんには、ダメダメだったころの記憶がはっきりとある。だから、絶対に威張らない。