カンブリア宮殿

村上龍×経済人

毎週木曜日1106分 ~1155

テレビ東京系にて放送中

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202269日 放送

昭和のシンボル 東京タワー
新しくて懐かしい令和大改革

  • TOKYO TOWER 社長 (まえだ しん)

1958年に開業して以来、昭和のシンボルとして誇りと希望を与え続けてきた「東京タワー」。しかし、今回のコロナで、東京タワーも大ダメージを受け来場者数は激減。そこで、活路を見出したのが近場から客を呼び込む「普段使いの東京タワー」。外国人客をはじめ地方からの観光客が伸び悩む今、外から眺めるだけ近郊の人たちを呼び込む施策に打って出た。昭和のシンボル、東京タワーの令和大改革。その全貌に迫る!

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  • 未公開インタビュー

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  • 座右の銘

放送内容詳細

「近すぎて行かなかった!」東京タワー近場客集客大作戦

日本のTV・ラジオ局の「電波塔」として開業した東京タワー。2013年、電波塔としての役割は東京スカイツリーに大半が移り、放送局からの収入も大幅に減った。そこに追い打ちをかけたのがコロナショック。観光客の激減で広い駐車場も空き放題…そこで、4月から台湾名物「夜市屋台」を特設。約40種類のグルメや台湾名物エビ釣りなど家族で楽しめる場を提供し、客を集めている。正面玄関前では、食べ飲み放題の店も開始。開放的なスペースで飲めるお酒と千葉県マザー牧場から取り寄せたジンギスカンを堪能でき、昼は家族、夜は働く人たちを呼び込んでいる。他にも「都心で登山気分を味わえる」と起爆剤となっているのが「外階段ウォーク」。高さ150mの展望台へつながる外階段を毎日開放。途中、休憩がてらのクイズが出され、楽しみながら登ることも。その展望台では茶会も開催。絶景を見ながら本格的なお点前は評判を呼んでいる。また、地方からの修学旅行が激減している中、都内近郊の学校に「東京タワー日帰り旅行プラン」を提案。近郊からの修学旅行客も増えている。そして東京タワーの代名詞・ライトアップも収益に繋げようと各企業のブランディング事業も促進。例えば、今年3月「GUCCI」が行ったジェンダー平等のキャンペーンではそのカラーを装飾したライトアップが話題に。さらに今月、都内のお客を呼び込むため日本最大規模のesportsパーク「RED」をオープン。3~5階の計5600㎡という開業以来の大施設で、最新のVRを駆使した近未来のゲームが体感出来る。昭和のシンボル東京タワーが令和の今、変貌を遂げている。

価値を見いだし未来へ残す!親子2代の東京タワー奮闘記

1957年、「新聞王」こと前田久吉が東京・芝公園の増上寺の墓地だった一角を取得し、「日本電波塔(現・TOKYO TOWER)」を設立。「世界一高い塔でなければ意味がない」とエッフェル塔を超える世界最高の塔(333m)を計画した。当時の建設現場は今では考えられない作業が行われていた。それは、上空300m超の高所で「命綱無し」の鳶職人たちが作業するというもの。それでも着工から543日という超スピード工事で東京タワーは完成。総工費30億円、作業員は延べ22万人に達したという。開業後の1962年、久吉の次男として生まれた現社長の前田伸。慶応大卒業後、大阪銀行に入行し国際資金部などで金融を学ぶ。その後、経営者の道を目指し、父が経営していたマザー牧場の社長に就任。「牧羊犬を使った牧畜」「アヒルの大行進」などのアイデアイベントを次々と打ち出し、バブル崩壊で傾いていた経営を立て直す。そんな中、当時日本電波塔の社長だった兄・富男が他界。2005年に前田は突如、日本電波塔の社長となった。その頃、持ち上がったのが「東京スカイツリーの建設計画」。前田は東京タワーの未来に不安を覚えていた矢先「東日本大震災」に遭遇。東京タワーは震災後、「気持ちを沈ませないように」と前田の指示で照明のメッセージ「GANBARO NIPPON」を照らし続けた。それに対し「励まされた」と多くの声をもらう。前田は気付く「タワー事業は拡大路線より、人々を励ませる存在として未来へ残すことが大きな役目」。そこで、東京タワーの価値を考え直し、季節ごとや期間限定のライトアップなど、その可能性を追求。一方で「秋のサンマ祭り」や「天の川プロジェクションマッピング」など次々とアイデアを生み出した。コロナ禍の現在も東京タワーの価値を発信し、未来へ永続するよう尽力している。

ゲストプロフィール

前田 伸

  • 1962年東京都生まれ
  • 1987年慶應義塾大学卒業後、大阪銀行へ入行
  • 1992年マザー牧場 代表取締役社長就任
  • 2005年日本電波塔 代表取締役社長就任

企業プロフィール

  • 住 所:東京都港区芝公園4丁目2-8
  • 創 業:1957年
  • 売上高:非公開
  • 従業員:155名

村上龍の編集後記

東京タワーはレトロな感じがする。世界的な照明デザイナーのランドマークライトも、7色に変化するダイヤモンドヴェールも、その美しいシルエットをレトロに見せている。レトロに見えるから、新しいのだと思う。フォルムが女性的で、そのすべてが優しく感じる。戦後から10年しか経っていない時期、ソニーやホンダがやっと現れたころに、ほぼ人力で建てられた。日本中のとび職の気合いと郷土愛が詰まっている。レトロな美しさは、そうやって作られた。

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社長の金言

  • 「失敗するな」ではヒット商品は生まれない

    サーモス 社長片岡 有二

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    ビームス 社長設楽 洋

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    ラクスル 社長松本 恭攝

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最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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