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2023年7月6日 放送
急拡大!"トレファク"
知られざるリサイクル最前線

- トレジャー・ファクトリー 社長 野坂 英吾(のさか えいご)
10年前に年商80億円に過ぎなかった"トレファク"が、今300億円に迫る勢いで急拡大している。成長のドライブは「ホビー・楽器」や「アウトドア」など...圧倒的な品揃えの専門店の展開と「トレファク引越」や「生前整理」など、人生の様々な節目とリユースをワンストップにした便利なサービスの数々。"中古買い取り店"を社会に必要な「リユースファクトリー」に進化させる闘い!
社長の金言
- 焦らず 今できることに最大限で取り組むTweet
放送内容詳細
“リユース社会”を支える便利チェーン!急拡大の裏に新サービスが続々
最近増えているのが、おしゃれな部屋をリユース品で揃える若い世代。リユース品を活用することがクールなライフスタイルと考えているのだ。一方キャンプ場には、アウトドアのリユース族が。利用頻度の少ないアウトドア用品をリユース品で揃えるスタイルが拡大しているという。そんな新たな“リユースライフ”を支えているのが、日本中に増える「トレジャー・ファクトリー」だ。キレイな店内に圧倒的商品数、膨大なビッグデータに基づいた価格査定の精度はもちろん、「アウトドア」「ホビー」「楽器」などの専門店も人気を呼んでいる。さらに受けているのが「引越し作業」と一緒に不用品を丸ごと買い取ってくれる「トレファク引越」や最近流行りの「生前整理」のリユースサービスなど、人生の節目、節目のリユース需要を巧みにつかんだ便利なサービスだ。リユース業界を進化させる野坂社長の格闘を追った!
倉庫で始めた“中古買い取り”から年商280億円へ!リユースで社会を変えろ
学生時代から起業を考えていた野坂。リユース業に挑んだきっかけは、捨てられていた、まだ使える家電製品を見たこと。環境問題を見据え「どうせやるなら社会に役立つ仕事を」と決意。その後、曖昧だった査定や、中古品に保証期間を作るなど、中古売買では当たり前だったネガティブな部分を1つずつ改善し2009年には、中心メンバーとしてリユース業協会も設立した。「リユースが当たり前になる社会を」とライバルを巻き込んで信用できる業界づくりに取り組んできた。若き経営者の格闘に迫る!
ゲストプロフィール
野坂 英吾
- 1972年神奈川県出身
- 1995年トレジャー・ファクトリー設立
- 2014年東証一部上場
- 2022年東証プライムに市場変更
企業プロフィール
- 会社名:トレジャー・ファクトリー
- 本 社:東京都千代田区神田練塀町3
- 設 立:1995年5月25日
- 従業員:776名(2023年2月・単体)
- 連結売上高:282億円(2023年2月)

野坂さんはまじめだ。中学2年の時に、起業を決意。50のアイデアを書き出せと言われ、10番目に思いついたのがリサイクルショップ。視察を開始。3軒回ったときに止めようと。だが48軒目で気づく。接客や買い取り、値付け、商品陳列など、当たり前のことができていない店が生き残っている。当たり前のことをやれば成功するかも。そして、成功した。コンビニやスーパーなどの他の小売のように、リサイクルショップが、どこの街にも1つはあるような社会インフラになるのが目標だった。目標も、達成された。