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2024年6月27日 放送
"お堅い会社"からの脱却
JR東海 大改革の裏側
- JR東海 社長 丹羽 俊介(にわ しゅんすけ)
毎日42万人が利用する日本の大動脈・東海道新幹線。1964年の開業から運営するのが『JR東海』だ。コロナ禍で新幹線の利用客が激減し発足以降、初めての赤字を計上。それを機に抜本的な経営改革に乗り出した。改革を先導するのは去年4月に社長に就任した丹羽俊介だ。収益の7割を新幹線に頼る経営体制の脆さを痛感。社員のチャレンジを後押し、従来の守り意識にメスを入れる。また注目のリニア中央新幹線の今後についても。未来に向けて変わろうとする巨大鉄道会社の実体を追う!
社長の金言
- 社員の「やりたい」を引き出せば“変革”できるTweet
放送内容詳細
「新幹線、貸し出します」結婚式から商品発表会、プロレスまで…!?
東海道新幹線の車内で一流料理人が食事を振る舞う「おいしい新幹線」。グルメ雑誌「dancyu」とのコラボ企画だ。コロナ以降、新幹線車両の貸し出しサービスを開始。結婚式や、メーカーの新製品発表会、プロレスなど新たなニーズを掘り起こしている。またいま力を入れているのが、他社が真似できない「推し活旅」だ。「ラブライブ!」などの人気アニメをテーマにしたプランから、豊橋の動物園で飼育されている「象」のオーナーになれるという仰天プランを売り出している。また高架下の土地を有効活用する取り組みも。騒音を解消し住居スペースとして売りだそうというのだ。「生かせるものは何でも生かす」精神で、収益拡大を狙う。
新幹線“一本足”からの脱却 コロナで変わる攻めの企業へ
国鉄民営化に伴い1987年にスタートしたJR東海。日本の大動脈である東海道新幹線を運営し、鉄道部門の収益のうち約9割を新幹線で稼ぐ。しかしこの「一本足打法」ともいえる状況が危機的状況を生む。コロナ禍には乗客の激減で2000億円以上の赤字を計上した。コロナ蔓延時、事業全体の統括をしていた丹羽はあらゆる世代の社員と議論を重ね、以前ではあり得ないような積極的なチャレンジを推奨してきた。「お堅い」鉄道会社をいかにして変えるのか。改革の舞台裏を追う。
暗雲立ち込めるリニア中央新幹線 開業は・・・
最高時速は世界最速500キロで、品川〜名古屋間を40分で結ぶ「リニア中央新幹線」。新幹線とリニアの二枚看板は、危惧される南海トラフ地震への備えでもあり、社長の丹羽も工事を急いでいる。しかし現在、南アルプストンネルの工事が難航。予定していた2027年の開業時期について「実現できる状況にない」と表明し、新たな開業時期も「見通せない」としている。開業に向けての課題や展望を丹羽社長に聞く。
ゲストプロフィール
丹羽 俊介
- 1965年愛知県生まれ。東京大学法学部を卒業し、国鉄の分割民営化後の89年JR東海に入社。人事部長、広報部長、総合企画本部長を歴任。2022年6月に副社長、23年4月から社長。 趣味はトランペット。社長就任後に休止
企業プロフィール
- 本社:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
- 設立:1987年
- 資本金:1,120億円
- 従業者数:18,723名
- 売上:1兆4002億円(2022年度)
「貸しきり車両パッケージ」でプロレスをやり、話題になった。ゲーム会社やアニメからの半信半疑の企画をやるようになった。それまでは「ビジネス利用の利便性を高める」を主にやってきたが、コロナ禍で東海道新幹線の客は9割減に。それだけでよかったのか、危機を感じた。「誰も止めないから考えてみよう」社員のやってみたいという声を現実化した。2024年3月期の売上高の7割を東海道新幹線が占める。そういった会社がプロレスをやった。小さな巨大企業を目指している。個人的にはワゴン販売が終了したのが寂しい。

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