バックナンバー
2026年1月22日 放送
外食"非常識"戦略の全貌
- バルニバービ 会長 佐藤 裕久(さとう ひろひさ)
渋谷の「MIYASHITA PARK」や日の出ふ頭の「Hi-NODE」など、話題の商業施設に出店し、個性的な店づくりで人気店を数多く生み出している企業がある。大阪に本社を構える外食企業「バルニバービ」だ。「バルニバービ」はこれまで、あえて人通りの少ない場所に低コストで出店する"バッドロケーション戦略"で、多くの店を繁盛店に育ててきた。その集客力が評価され、大手不動産会社からの出店依頼が殺到。いまや全国に104の飲食店や宿泊施設を展開している。率いるのは会長の佐藤裕久。飲食店の常識から外れた手法で、次々と人気店を生み出す、外食の"異端児"の出店戦略に迫る。
放送内容詳細
大手不動産会社から出店依頼が殺到
日の出ふ頭の商業施設「Hi-NODE」にあるレストラン「BESIDE SEASIDE」。海辺の景色を眺めながら本格的なイタリアンやスペイン料理を楽しめると人気の店だ。実はこの店、施設を開発した野村不動産がある外食企業に熱烈オファーをしてオープンした。他にも、渋谷の「MIYASHITA PARK」のレストラン「NEW LIGHT」は、同じ企業に三井不動産が出店依頼をしてオープン。落ち着いた雰囲気で、グリル料理が食べられる店として人気になっている。この二つの店を生み出したのが、大阪に本社を構える外食企業「バルニバービ」。「東京ミッドタウン日比谷」や、「東京ミズマチ」、「北海道ボールパークFビレッジ」など、大手不動産会社が手掛ける数多くの商業施設で、人気店を生み出している。
バッドロケーションにあえて出店
バルニバービは1991年、現会長の佐藤裕久が創業した。1号店は1995年にオープンした大阪・南船場のカフェレストラン。当時の南船場は人もまばらな問屋街だったが、佐藤はこの飲食店に向かない「バッドロケーション」にあえて出店し、瞬く間に行列のできる繁盛店となった。これをきっかけに、周辺には他の飲食店やアパレルショップなどが出店し、南船場の街はおしゃれな街に大変貌。佐藤はその後も、駅から離れた住宅街などに次々と出店。立地や物件ごとの特徴を生かした「バッドロケーション戦略」で、数多くの人気店を生み出し、ビルのオーナーなどからの出店依頼が殺到するようになった。
次のターゲットは“地方創再生”
今、バルニバービの「バッドロケーション戦略」はさらに進化を遂げている。淡路島の西岸地区では、地元の人がほとんど訪れない場所を開発し、20の飲食店や宿泊施設を展開。いまや人気の観光エリアとして、多くの人が訪れるようになっている。他にも島根県出雲市では自然の断崖が残る海岸を開発。南あわじ市では、山中の崖の上にイタリアンをオープン。瀬戸内海を望むレストランとして人気になっている。これらは佐藤が進める「食から始まる地方創再生」プロジェクト。その次なるターゲットは、愛媛県伊予市。そのプロジェクトの全貌とは・・・。
ゲストプロフィール
佐藤 裕久
- 1961年京都市生まれ
- 1984年神戸市外国語大学 中退
- 1991年バルニバービ 設立
代表取締役社長 就任 - 1995年飲食業に参入 1号店オープン
- 2021年代表取締役会長 就任
企業プロフィール
- 本社:大阪市西区南堀江1-14-26
- 設立:1991年
- 売上高:143億円(2025年7月期)
- 社員数:682名(2025年10月現在)
社名は『ガリバー旅行記』に由来。ガリバーがたどり着いた国の名前。飲食業に入るきっかけは、阪神大震災で、シンプルな塩とごま油だけの炊き出しをやり、被災者の喜ぶ顔を見たことになっている。だが、わたしは少し違う印象を持つ。祖母がシェフの店があった。後に、お菓子屋になったが、祖母はハイカラな料理を作り、教えてくれた。それが楽しかったらしい。アパレルで失敗するが、その後、南船場に店を出し、大成功する。その秘訣は、バッドロケーションにある。周囲に何もない場所だが、眺望を独占できるのだ。

バックナンバー
ご注意下さい
最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。












