定例社長会見2004年4月

菅谷社長4月定例会見

【編成関連】

<視聴率>
03年度の平均視聴率は、GH8.3%(前年比+0.3%)、PT7.7%(同+0.4%)、全日3.6%(同±0.0%)。
番組別では「開運!なんでも鑑定団」が年度平均14.4%、前年を2.2ポイント上回り復調。「田舎に泊まろう」は同8.8%、「日曜ビッグバラエティ」同8.5%、「元祖!でぶや」同9.1%、などがGH、PTの年度平均の底上げに貢献した。
新年度(4月18日現在)の視聴率は、GH8.1%(前年比▲0.5%)、PT7.6%(同▲0.3%)、全日3.6%(同▲0.1%)。

<4月新番組>
PTに新番組を5本投入したが、スタートは芳しくなかった。修正すべき点は直して視聴率を上げていきたい。
今まで、テレビ東京は若者層に弱かったので、いずれも若い層を意識して作った番組だが、まだ従来の視聴習慣とギャップがある。これはいずれ、番組レベルのアップと共に狙い通りいけると思っている。
「朝は楽しく!」はまだ試行錯誤の最中だが、完成度を高めていきたい。「シブスタ」はティーンを意識した番組で、編成、制作だけでなく事業局やグループ会社のテレビ東京ブロードバンドやプロントも参加して色々とチャレンジしている。
5月5日、6日の2夜連続で40周年記念ドラマ「赤い月」を放送する。原作者のなかにし礼さんも「大変よくできている」と言ってくださった。高い視聴率がとれるのではと期待している。

<青少年に見てもらいたい番組>
現在テレビ東京で「青少年に見てもらいたい番組」としているのは、「ガイアの夜明け」「ペット大集合!ポチたま」「美の巨人たち」「なぜ!謎?ごはん」に加え、4月からの新番組「所さんとおすぎの偉大なるトホホ人物伝」の5本。
先月、放送と青少年に関する委員会がNHKだけでなく民放も子供向けの番組を作るようにという提言をした。テレビ東京はアニメを含め子供向けにクオリティの高い番組を放送しているが、提言については、民放全体の問題として真摯に受け止めたい。テレビ東京としても引き続き、レベルの高いよい番組を子供向けにも提供したい。


【イラク取材体制】

テレビ東京は、今回の自衛隊派遣に関して、イラク国内に記者を派遣していないがクウェートから報道した。バグダッド、サマワの情勢はフリージャーナリストのリポートや、ロイター、APの配信映像で報道した。
日本人人質事件が発生した時は、ロンドン支局、香港支局から記者をアンマンに急遽派遣したが人質解放と共に引き上げた。しかし、事態が変化すればいつでもいける体制をとっている。テレビ東京は、過度にセンセーショナルな報道を控え、経済を軸にした中東情勢やマーケットの状況に重点においた報道をしていく。


【アテネオリンピック中継】

「女子レスリング決勝」を中継できる見込み。日本代表の4人は皆、金メダルが狙えると言われており、大変期待している。
中継の総合キャスターに、ソルトレーク冬季五輪に続き、俳優の別所哲也さんにお願いし当社アナウンサーの大江麻理子と共に東京のスタジオから放送する。
現地キャスターには、青島健太さんとアナウンサーの水原恵理、大橋未歩を予定している。


【営業関連】

年度の営業売上は、タイムが前年比▲1.6%、売上高575億円、スポットが同+2.4%、売上高248億円、合計で▲0.5%、823億円。前年は割ったが、予算に対して+1.3%でマーケット環境を考えればよく後半巻き返した。新年度(4月20日現在)は、タイムが前年比+4.5%、スポット+4.9%、合計+4.7%と好調。イラク問題、北朝鮮問題などが悪化しなければ順調に推移するだろう。


【事業関連】

映画「クイール」は、これまでテレビ東京が出資したアニメを除く映画の中で、トップになった。観客動員数160万人、興行収入19億4千万円(4月21日現在)で、これまでの最高の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を超えた。4月30日までの公開となるが、興行収入20億円を超える見通しだが、観客動員数は200万人突破を期待したい。
40周年記念で制作する「劇場版NARUTO」を、8月21日(土)から公開する。ポケモンと同時に先週から前売り券の発売を開始したが、出だしは好調だ。
8月には劇場版「遊戯王デュエルモンスターズ」を全米公開する。


【新年度の経営計画】

営業、事業などは常に収益を意識しているが、報道、制作、スポーツなどは収益マインドがない。全社的に収益マインドを高めることを前面に押し出している。「グラウンドゼロからの再構築」を進めているが、収益力の向上を計り経営基盤を盤石なものにしなければならない。

以上