定例社長会見2004年11月

菅谷社長11月定例会見

≪テレビ局のありかたについて≫

<株式関連>
テレビ東京では、43社(内10社が上場企業)の株式を保有しているが、いずれも名義貸しには当たらず、マスメディア集中排除原則にも抵触しない。
第三者名義は好ましいことではないが、長い歴史的な経緯がありこのような状況になっている。しかし、点検を怠ったという点ではマスコミに大きな責任がある。新聞社もテレビ局も速やかに是正をするべきである。時代の最先端というイメージのテレビ局ではあるが、経営面では旧態依然とした体制が残っているということだ。

<中越地震取材について>
FNNの取材クルーが、ボランティアと偽って取材したというのは言語道断。この種のことが起こると、テレビ局に対する批判は一段と強まるので、全局が取材については慎重に、自制心をもって当たらなければならない。
現在のテレビ東京の取材体制は、地震発生時から10月31日までは最大で55名体制、その後は常駐体制は敷いておらず、必要に応じて取材に行っている。

≪営業関連≫
上場後初の中間決算を発表した。数年前から経費面で締まった体制をとっているので、売り上げが上がれば、利益は伸びるという体質になっており予想通りである。
中間決算含め、今のところ順調に推移しており、12月までは、年間見通しは達成の見込みである。

≪編成関連≫
<視聴率動向>
年度平均(11月21日現在)でGH8.3%(前年同期比±0.0ポイント)、PT7.7%(同±0.0ポイント)、全日3.7%(同+0.1ポイント)と横ばいである。
月曜の強化がゴールデン視聴率アップの鍵となるので、力を入れている。「月曜エンタぁテイメント」は11月22日放送分で11.5%と2桁を獲得し、今後に期待している。現在、月曜のゴールデンは10月クール平均で7.5%、上期平均の6.1%から1.4ポイント増えており、月曜を中心に上げて行きたい。

<年末年始編成>
12月31日は、17時から「年忘れにっぽんの歌」、「元祖!でぶやスペシャル」「ジルベスターコンサート」など翌朝の5時まで12時間生放送する。
1月1日は、「田舎に泊まろう!スペシャル」、1月2日は恒例の10時間の新春ワイド時代劇「国盗り物語」、1月3日はボクシング「世界ダブルタイトルマッチ」とテレビ東京らしいラインナップとなっている。

≪島田紳助氏の問題≫
島田氏は得難いタレントであると考えており、謹慎期間を経て出てきて欲しい。
「開運!なんでも鑑定団」は今田耕司氏で2回放送し、才能がある器用な人だと思うので暫くは今田氏で放送する予定である。

≪プロ野球の再編について≫
セ、パが6球団ずつ揃って両リーグが競うというのは一番いい形だと思う。新規参により、プロ野球に新しい風が入るのはいいことだ。
TVQ九州放送が年間28~9試合のホークス戦を放送しているので、来季も従来通りの関係を維持したい。日本ハム、ロッテも2~3試合放送しており、これも維持したい。
来季の交流試合のスケジュールが出ているので、テレビ東京の編成と照らし合わせて前向きに検討したい。

≪地上デジタル放送について≫
12月1日で地上デジタル放送開始から1年となるが、見切り発車でスタートしたので多少の遅滞はあったが、今のところ順調に動いている。今後はHD化を可及的速やかに進めることが最大のポイントである。現在、GH・PTでは48.2%、全日で37.3%のHD化ができている。スタートした以上、視聴者にいい映像を見ていただきたいので精一杯やっていく。

≪今年を振り返って≫
開局40周年の年に、一部上場を果たすことができてよかった。2,900円の公募価格に対し、上場後も3,400円~3,500円を保っており、マーケットから比較的歓迎してもらっているのだと思う。規模は小さくとも最良で最強のキー局を目指すと宣言しているが、これは上場を果たすよりも難しいことかもしれないが、力をあわせてテレビ東京の底力を見せたい。
今年はテレビ界の不祥事が多かった。テレビ業界は目立つ存在ではあるが、反省するべき点は多々あったと思う。マスコミの雄となっている以上責務も大きい。来年度こそは放送界として、品性あるクリアーでクリーンな放送局にしていかなければならない。

以上