定例社長会見2004年5月
【2003年度決算と人事】
利益としては、前年比で30%以上伸び「再構築」の第一歩が踏み出せたと感じている。
営業利益、経常利益ともキー局の中では一番の伸びだった。デフレ不況とデジタル化の重い負担の中では、引き締めた体質が必要と判断し「グラウンドゼロからの再構築」を掲げ編成表を含めあらゆる面で見直しを行い、厳しい情勢で進んできたのが結果として利益の増加につながったと思っている。
【日本テレビ首相同行取材拒否問題、北朝鮮報道】
言論、報道の自由、民主主義の根幹に関わる問題である。最近の政府は、報道を規制しようとする動きが強いと感じる。
帰国報道の際、「拉致被害者家族8人帰国のもよう−自民党関係者」というスーパーテロップを流してしまった。ニュースソースが有力だったので放送したが、判断ミスでありお詫び申し上げる。普通の取材とは異なり難しい点も多々あったが、テレビ東京なりの精一杯の報道をしたつもりだ。
【民放連「視聴率のあり方に関する調査研究会」の提言】
600世帯でいいかという問題は、長年議論されているが、フェアで正しくメーターが設置されれば現状でよいのではないか。
顕彰制度を作るという提言があったが、現在、視聴者の側に立った賞というのはないと考える。アメリカのエミー賞のような、誰が見ても今年度のナンバー1を顕彰する仕組みを作るのは賛成だ。私案だが、視聴者やスポンサーなどの投票ベースで顕彰するなどできたらよいのではないか。
また、視聴質を評価する基準を作ることが望ましいが、現実的には難しい。視聴率が数字として表れる以上、客観的な基準となるのは止むを得ないが、視聴率だけで番組を評価しない動きにならなければならないだろう。
【編成関連】
<視聴率>
04年度平均視聴率(5月23日現在)は、GH8.1%(前年比▲0.1%)、PT7.6%(同±0.0%)、全日3.7%(同+0.1%)。4月に投入した新番組の成果がまだ出ていませんが、従来からの番組が健闘している。平均9%獲得を目指したい。
<アテネ五輪>
テレビ東京は8月23日(日)22時からの放送枠で「女子レスリング」を放送します。出場する4人は金メダルを取れる可能性があり、大変期待している。同日には「男子体操決勝」も放送する。
色々ないきさつがあった「テコンドー」も8月29日(日)21時からの枠で放送する。
【営業関連】
回復基調は続いており、営業体制の強化と相まって好調である。今年度の売上前年同期比は(5月24日現在)、タイム109.8%、スポット109.2%、合計109.6%。
「赤い月」など40周年記念の特番の効果も大きい。4月、5月の動向が好調とわかり、予算を回るペースで推移している。
【事業関連】
ペ・ヨンジュン主演「スキャンダル」が5月22日から公開となった。当初80館での公開予定だったが、全国200館に拡大している。R18指定映画なので動員数ではポケモン的なブームにはならない。
5月29日からは「クリムゾン・リバー2」が公開となる。リュック・ベンソン監督による第2作は第1作を上回る興収になると期待している。この映画のバックアップとして6月3日の「木曜洋画劇場」でジャン・レノ主演の「レオン」を放送する。
夏の恒例「ポケモン」第7作を、7月17日から全国東宝系300館以上で公開する。データ付きの特典前売り券が好調で、81万5千枚を販売している(5月23日現在)。
アニメ「NARUTO」を映画化し、8月21日から全国東宝洋画系で公開する。ナルッチという腕時計付きの前売り券も5万枚が売れており、100万人以上の動員を見込んでいる。
以上