定例社長会見2025年2月

テレビ東京・BSテレビ東京 2月定例会見

開催日:2025年2月20日


【1月クールに関して】 

(石川社長)

1月クールの視聴率です。GHがALL3.2%で去年に比べて0.1ポイント下がっております。

PTはALL2.8%で0.1ポイント低下、全日はALL1.3%で横ばいです。PUTが下がっている中では健闘したと思います。


金曜21時から放送しているドラマ『法廷のドラゴン』は、配信が1話平均 約140万回視聴されていまして、放送・配信合わせて好調を維持しています。

「ドラマプレミア23」(毎週月曜23時6分から放送)の『財閥復讐』も、配信は1話平均 約100万回視聴されています。

ドラマ『マイ・ワンナイト・ルール』(毎週火曜24時30分から放送)も平均 約110万回の再生数です。

1月クールはドラマが好調に推移しており、AVODも順調に伸びているという状況です。



【3月放送の「テレ東系 SDGsウイーク 2025」に関して】

(長田専務)

テレビ東京では「大切にします、ミライ ~ずっと地球と一緒に~」をキャッチフレーズに、

多様で豊かな社会づくりに貢献するための取り組みを続けていまして、3月10日(月)から「SDGsウイーク」を編成します。

放送や配信を通じて、世界が直面する社会課題に取り組む人や企業などの活動を取材して、発信したいと考えています。

「SDGsウイーク」は今回で6回目となりますが、参加番組数は15番組で、回を重ねるごとに増えています。


今回、「SDGsウイーク」の新たな取り組みとして、福祉系スタートアップ企業のヘラルボニーとコラボして、ロゴやキービジュアルなどを

作成しました。

ヘラルボニーは主に知的障害のある作家さんが描く2000点以上のアートデータのライセンスを管理されており、様々なビジネスを展開している

企業です。

障害がある方のイメージを変容し、福祉を起点に新たな文化を生み出すヘラルボニーの、ダイバーシティに取り組む姿勢に

大変共感をいたしまして今回のコラボが実現いたしました。番組のロゴやホームページ、広告などにもご注目いただきたいと思います。



【テレビ東京開局60周年記念について】 

(長田専務)

3月末までを「テレビ東京開局60周年期間」と定めています。特別企画を用意しております。

まず2月27日(木)には、『テレ東が世界を驚かせた瞬間  世界No.1決定! TESAKI頂上決戦&一夜限り㊙ガチ映像SP』を放送します。

60年にわたり、旅・グルメ・経済・アニメなど様々なジャンルで独創的な企画を開発してきたテレビ東京の名シーンをお送りすると同時に、

その中から生まれた『TVチャンピオン』の人気コンテンツ「手先が器用選手権」を新しい形で放送します。

この「TESAKI」という企画は、今後のコンテンツ開発の一環として育てていきたいと考えています。ご期待ください。


3月30日(日)には永野芽郁さん主演のドラマ『晴れたらいいね』を放送します。

先行してAmazon Prime Videoで公開していますが、レビューも高い評価を得ているのでこちらもぜひご覧ください。



【映画『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシング PARTY』について】

(川崎専務)

今年4月に放送6年目に入る「シナぷしゅ」の映画の第2弾、「シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺ ダンシング PARTY」が5月16日(金)に

公開となります。

前回も声優をやっていただいた玉木宏さんに加えて、今回、新たに二宮和也さんに声優をやっていただきます。

玉木さんと二宮さんという幅広い層から人気のお二人なので、さらに楽しんでいただければと思っております。

前作に続き、小さいお子さまとお父さん・お母さんが一緒に楽しめるよう、優しい照明と音量など、お子さまが騒いでも泣いても大丈夫という環境を心がけました。

自由に見ていただければと思っております。



(石川社長)

放送収入の報告ですが、今回は会見の日程がいつもより少し早いため、最終的な数字が確定しておりません。

発表は見合わせることでご理解いただければと思います。



【質疑応答】

Q、BPOの審議で『激録・警察密着24時!!』について放送倫理違反という判断が下されましたが、これに対する受け止めを。

(石川社長)

BPO放送倫理検証委員会から「放送倫理違反があった」との意見書を受け取りました。

我々は様々なことを主張すると同時に、改善するための措置をとってまいりました。

これからもその改善策を強力に進めていきたいと考えております。

また、今回、この問題で関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことについて率直にお詫びいたします。

この教訓を今後、番組作りに生かしていきます。

テレビ東京はリリースを出しておりますので、それもご覧いただければと思います。


(長田専務)

番組制作を担っている現場といたしましては、改善すべき点をしっかり改善することに、引き続き注力してまいります。

今回のBPOの意見書の中で、4つの要因を起因として今回のことが起きたのではないかと、具体的な指摘をいただきました。

我々自身もその意見をそれぞれが受け止め、改善が形骸化しないよう根づかせていく、継続させていくことを続けてまいります。


Q、BPOの意見の中で、今回の問題が起きた背景の一つに制作会社の逼迫した制作体制があることが指摘されていたが、現時点での改善策は?

(長田専務)

テレビ東京は、制作会社の皆さんの様々な協力をいただきながらコンテンツ作りをしています。制作会社さんは非常に大切で、

重要なパートナーです。

制作会社さんとの関係値をより良い形で継続していくため、コミュニケーションを密にすることを以前から行ってきました。

ただ、今回の『激録・警察密着24時!!』に関しては、それが十分に行われていなかったため、コミュニケーションのギャップが生じ、

情報流通の不全が起こりました。

我々は今一度、コミュニケーションの取り方を進化させ、今回の問題を起点に各番組にもう一度、丁寧にやっていこうと発信しました。

このようなことが二度と起きないよう、より良い信頼関係を築いていきたいと思います。


Q、BPOの委員が意見を公表した時に、「警察密着」という番組は、ある種必要な(番組)形態であり、

きちんと密着をするスキルを身に着けた上で作り続けて欲しいという話も出てきた。

テレビ東京は警察密着番組の制作を中止したが、今後再開の見通しや、どのような状況が整えば、再開が俎上に上がるのか。

(石川社長)

私どもとしましては、この番組については問題が多かったため、やめるという決断をしました。現時点で再開することは考えておりません。

ただし状況が変わっていけば、あるいは取材の仕方が変わっていけばあり得るかもしれませんが、現段階で復活することは全く考えておりません。



Q、中居正広さんの女性問題を受け、テレビ東京も社内と番組関係者、取引先で不適切な行為などがなかったのかという社内調査を行っているが、調査の結果は?

(石川社長)

我々はこの問題について、人権を侵害する大きな問題と捉えており、テレビ東京グループとして調査を行っております。

2023年に人権方針を定めて、去年、グループ内の社員に対する調査を行い、今回は2回目の調査になります。

また、我々は内部の通報窓口および外部の弁護士事務所を通じた通報制度を設けており、

ここに通報があった場合はきちんと調べて対応することを10年来やってきております。


今回の調査はまだ終わっていません。様々なアンケートを終えた後の付随した調査をやっていますが、特に大きな問題が生じたとは聞いておりません。

詳しくは人権委員長の小沢専務からご説明させていただきます。


(小沢専務)

一昨年の11月に人権方針をテレビ東京グループで作りました。それを受けて、去年のこの時期に1回目の「人権と行動規範等に関するアンケート調査」を、テレビ東京とテレビ東京ホールディングスの全社員・役員を対象に実施しました。ハラスメントや不祥事などがあったかどうかの調査です。

今年も同じ時期に実施する予定でしたが、ご指摘のような事案がありましたので、性的被害に関する調査の内容を拡充した上で、

テレビ東京とテレビ東京ホールディングス、さらにBSテレビ東京などに対象を広げて全社員・役員を調査しているところです。

プライバシーの問題もあるので、調査はささっと終わらせるようなものではないと考えます。現在までに、問題は上がってきておりません。

また、年に1回の調査とは別に、通報窓口が社内と社外の弁護士で常に開いてるということを、改めて全グループ社員と制作会社にも呼び掛けている段階です。


Q、来年以降も継続してこのアンケートを行っていく予定か?

(石川社長)

その通りです。


Q、中居さんの問題、フジテレビの問題を同業者としてどう見ているか?

(石川社長)

同業者として非常に関心を持って見ているというのが正直なところで、業界全体の問題と私は必ずしも思っていません。

個々の会社の問題であると思っています。ただし、このようなことがあったということは、我々も襟を正してきちんとやらなくてはいけないと考えています。


Q、女性アナウンサーが会食の場などに同席するケースがフジテレビの場合はあったわけですが、テレビ東京でもそういうことが行われてきたのか。

(石川社長)

例えば番組の打ち上げとか、あるいは番組を進める打ち合わせに飲食が絡むことがあるかもしれませんが、

そういうところに出るのは仕事の上で必要なことだと思いますし、そういうことはあったのではないかと思います。


Q、アナウンサーが自分が出ている番組の打ち上げに出るというのはごく当たり前のことだと思うが、例えば番組と関係なく、役員や社長などが、

スポンサーや制作会社、芸能プロダクションの幹部と懇談する場に、あまり関係のない女性アナウンサーを連れて行くことは、テレビ東京ではなかったか。

(石川社長)

少なくとも私はそういう事をやったことはありません。


(小沢専務)

調査は、広い意味でのハラスメントがあったかどうかを聞いています。

どんなシチュエーションかは限定せずに、本人がハラスメントだと思うことがあったかどうかを聞いています。

ハラスメントがあった、嫌な思いをした、嫌々参加した、という思いがあれば、私たちで調べることになります。

そういう事案は今のところあがってきていません。


Q、社内調査は最終的にはいつ頃まとまる予定か。公表するのか。

(小沢専務)

不明な点はとことん調べるので、終わりは決めていません。不明な点があれば調べます。

間違ってプライバシーなどが漏れてはいけませんので、慎重に調べます。。

結果については、なにもなければ公表する必要はないと思いますが、今の段階で公表するかどうかは決めていません。


Q、中居さんの出演した番組を年末に放送していたが、中居さん側からトラブルについて、テレビ東京に報告はあったのか。

(長田専務)

12月の中旬、下旬に週刊誌の報道があり、我々もこうした事案が起こっていることを初めて知りました。

放送に向けて中居さんの事務所と、中居さんご本人にも入っていただき、その時点での確認をさせていただきました。

その時点での判断といたしましては、放送を控えるというところまでは至りませんでした。


Q、その場では事案の内容について、中居さん側からはどういった説明があったのか?

(長田専務)

詳細は控えさせていただきますが、1月9日に中居さんの事務所からリリースが出されましたが、その範囲の内容を伺ったということです。


Q、放送を中止するようなトラブルではないと判断したのか。

(長田専務)

年末の時点で我々が把握した情報としては、放送を控えるという判断に至りませんでした。



Q、大江麻理子キャスターが6月に辞めるという報道があるが、事実関係は?

実際そうであるならば、会社としての受け止めは?

(石川社長)

大江さんから退職したいとの話を私も直接聞きました。6月末で退社することは事実です。

2014年に『WBS』のキャスターになり、その前には『モヤモヤさまぁ~ず2』をはじめバラエティーでも活躍していただき、

テレビ東京の顔として活躍していただきました。今回、会社を辞めて少しゆっくりしたいということです。

今までの活躍に対して、社長として感謝すると同時に、これから様々な形で、テレビ東京のファンとして関わっていただければと思います。

フリーになるとか、他で活動されるということは聞いていません。




【BSテレビ東京】

(加増社長)

まず、猫の日について説明させていただきます。

明後日に迫ってまいりましたニャンニャンニャンの猫の日(2月22日)、今年で8年目を迎えます。

猫まみれの一日、ぜひご覧ください。


続きまして、年度末の3月、日本と日本人を応援する目線の特番を3つ紹介させていただきます。

一つ目が野球、二つ目が歌、三つ目が報道番組と、BSテレビ東京が力を入れている三つの分野で、いずれの番組もゴールデン帯で放送する力作となっております。


一つ目の野球関連の番組は、菅野智之選手に密着した2時間枠のドキュメンタリーです。

3月9日(日)18時55分から20時54分放送の『BS25周年共同企画  今、BSが伝える野球 ~菅野智之の挑戦には物語がある ~』という番組です。

菅野選手が大学生の頃からフォローしてきたうちのスタッフが、オリオールズに入る前の悩んでいる姿から、入団会見の裏側、

キャンプの一部始終まで追っています。

きちっとドキュメンタリーにしたゴールデンの2時間枠です。BSのキラーコンテンツである野球を、BSテレ東らしい切り口でお届けしたいと

考えております。


また、BSテレ東は今年も野球放送に力を入れていきます。巨人戦、阪神戦、ソフトバンク戦など、しっかりと放送できるよう調整をしているところです。


二つ目の特番は『天童よしみコンサートに密着! 東北被災地に歌声でエールを』。

3月16日(日)18時55分から20時54分の放送です。天童よしみさんは関西の出身ですが、東日本大震災とずっと向き合っていらっしゃいます。

14年目となる今年、天童さんが現地に入り、現地の人との触れ合いや彼女の歌などを、ドキュメンタリーと歌の番組に仕立て上げました。

力作ですのでぜひご覧いただければと思います


三つ目が報道特番の『NIPPONテクノロジー2025 ~ミライを変える”最先端”に挑む人々~』。

加藤浩次さんと、BSテレビ東京で放送している『NIKKEI NEWS NEXT』のメインキャスターの八木ひとみさん、二人でお送りします。

3月23日(日)21時~22時25分までの85分の枠になります。

「iPhoneの部品は作れてもiPhoneは作れないよね、日本人は」というような言い方をよく聞きます。

このところ、テクノロジーの地盤沈下を揶揄されることが多いのですが、実はそんなことはありません。

我々の知らないところで、テクノロジーが別の次元で進んできたんだよ、というところをしっかり取材して、

スタジオで展開する番組にしたいと思います。


我々の「セグメント・マスメディア戦略」(月曜から金曜の21時から23時までを戦略ゾーンとし、特定のジャンル・テーマに関心を強く持つ

視聴者に特化した番組を放送する)の中で、毎週水曜22時から放送している『いまからサイエンス』司会の加藤浩次さんと、

月曜から金曜夜に放送している『NIKKEI NEWS NEXT』(月~木曜は21時から、金曜は22時から放送)キャスターの八木ひとみさん、

この2人が初めてタッグを組んでお届けする経済特番です。ぜひ、ご覧ください。


Q、この経済特番の狙いは?

(加増社長)

日本人、あるいは日本の企業に元気を出してもらおうというところ。実は、元気いっぱいあるんだけれども、それをネガティブにしか

捉えてこない日本のメディアとは、ちょっとちがった温かい目線で、テクノロジーの分野で進んでいるところをしっかりと届けられればと思います。

BSテレ東は、細かい世界ではありますけれども、マネーの世界であったり、経済全体の世界であったり、科学の分野であったり、

セグメントされた分野を毎日、掘り下げていますので、その集大成のような形で、できればこれをシリーズ化していきたいと思っております。



Q、吉本興業の芸人がオンラインカジノをやっていたことで問題になっている。オンラインカジノそのものではないものの、

無料版をうたったオンラインゲームサイトなどのCM、「ベラジョン」とか、「ミスティーノ」などのゲームサイトのCMがBS局で流れていたと報じられているが、BSテレビ東京でそういったものを放送した実績はあるのか。

(加増社長)

海外のオンラインカジノに関わる広告は一切放送していません。2021年から23年頃に、当時無料のオンラインゲームのCMを放送したことはあります。ただ、最終的にそれをネットで検索したりした際に、有料のカジノのサイトが出てきたりして、そちらに誘導された可能性があったことは非常に残念だと思っております。考査基準に従って、これからも襟を正して、チェックしていきたいと思っております。


Q、考査基準については、有料のオンラインカジノそのものではないということで、おそらく、「無料のオンラインゲーム」を

やっているところは別法人だったと言われているが、その辺り、BSテレビ東京の考査基準は?

(加増社長)

民放連の放送基準というものがあり、これはオンラインカジノなどの賭博に直接言及しているものではありません。

ただ、「広告は、関係法令などに反するものであってはならない」であるとか、「広告は、健全な社会生活や良い習慣を害するものであってはならない」、その中には「射幸心を極度に刺激するもの」、あるいは「過度の期待感を抱かせる表現は避けなければならない」と定めていることから、

カジノに関する広告は謝絶ということで判断をしてきましたし、これからもそれは変わりありません。


Q、2021年から23年頃に放送実績がある、オンラインゲームというのは?

(加増社長)

一つがベラジョンで、2020年から23年にかけて流れたと記憶しています。

ミスティーノというものもほぼ同じ時期で、2020年、21年あたりに流れていました。



Q、BSについて。他局で「BS10」がスタートしました。その影響は?

(加増社長)

BS10が始まったからうちの売り上げが下がったとか、視聴率が下がったとかという話は一切ありません。

私は、A-PAB(エーパブ=一般社団法人放送サービス高度化推進協会)の理事長もやっております。

いま、BS全体を盛り上げないとということで、一社だけのことではなくて全体が盛り上がればいいかなと。

業界全体をあげて今、盛り上げている最中ですので、BS10が元気になれば、

BSにチャンネルを合わせていただく方も増えるわけですので、それを期待しているということです。



<出席者> テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎 BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘 テレビ東京 専務取締役 川崎 由紀夫 テレビ東京 専務取締役 長田 隆 テレビ東京 専務取締役 小沢 武史 テレビ東京 経営企画局次長(広報担当) 川口 尚宏