定例社長会見2025年4月
開催日:2025年4月24日
【24年度の視聴率について】
(石川社長)
2024年度の視聴率ですが、GH帯がALL3.0%で前年比-0.1p、PT帯がALL2.6%で前年比-0.1p、
全日はALL1.2%で前年と同じ水準でした。
24年度は全体のPUTの減少幅が若干縮小しましたが、下落傾向は続いていまして、テレビ東京もわずかに低下しました。
ただ、GH帯については、上半期がALL3.0%だったのに対して、下半期はALL3.1%と若干上昇しました。
昨年10月に金曜のドラマ枠を20時から21時に移行したことが、視聴率の改善に寄与しました。
【25年度4月クールに関して】
(石川社長)
4月クールの視聴率は、GH帯がALL3.0%で前年比-0.2p、PT帯がALL2.5%で前年比-0.3p、全日がALL1.1%で前年比-0.1%pでした。
4月クールは新番組が2つスタートしましたので、長田専務から説明させていただきます。
(長田専務)
4月からGH帯でバラエティー番組を2つスタートさせました。
1つ目が月曜日の20時、『JAPANをスーツケースにつめ込んで! ~世界に日本を持ってった~』。順調にスタートを切りました。
月曜日は19時台に『YOUは何しに日本へ?』、21時台に『世界!ニッポン行きたい人応援団』を放送しているので、
この2番組との連携を強めて「世界と日本」をより意識した、テレビ東京らしい個性的な月曜夜の編成を皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
もう1つ、水曜20時に『世界を救う! ワンにゃフル物語 ~柴と三毛と亀梨くん~』という動物ものの番組がスタートしました。
初回放送(4月16日)は、女性層を中心にSNS等でかなり話題となっています。皆さんの期待に応えられるようなコンテンツにしていきたいと思います。
金曜21時からはドラマ9『失踪人捜索班 消えた真実』が始まりました。このドラマを含め、新たに始まった4つのドラマ
『失踪人捜索班 消えた真実』)で、第1話の7日間の再生数がそれぞれ100万回を超えました。
バラエティー番組なども含めたテレビ東京全体の再生回数は、4月クールの第2週で過去最高を更新しました。
各コンテンツの強化に努めていきたいと思います。
【世界卓球について】
(長田専務)
『世界卓球 2025』が5月17日(土)からカタールのドーハで開幕します。
今回は個人戦です。放送のキャッチコピーが「絶対届く、金メダル。」に決まりました。
昨年のアジア選手権は、女子団体が中国を破り50年ぶりに金メダルを取りました。男子シングルスでは張本智和選手が
中国人選手に勝利し、男子シングルスとして50年ぶりの金メダルを獲得しました。日本選手の躍進は続いています。
今回の「世界卓球」も多くの金メダルが出ることを期待しています。テレビ東京とBSテレビ東京で、しっかり放送で盛り上げていきます。
また、2028年のロサンゼルスオリンピックで、卓球の男子ダブルスと女子ダブルスが正式種目として復活することになりました。
皆さんの関心も高まると思っています。
【報道特番について】
(長田専務)
5月4日(日)の18時30分から20時50分まで、池上彰さんをMCに迎え、生放送で特番を放送します。
今、世界中で注目を集めているトランプ大統領、その言動で関税の問題や米中対立の行方がどうなっていくのか?
私たち日本国民の生活がどうなるのか?池上さんが様々な取材を通して解説します。
番組は経済メディアの「テレ東BIZ」でもライブ配信します。
ゴールデンウイークでお出かけになる方も、ぜひ「テレ東BIZ」のライブ配信でこの報道特番をご視聴いただければと思います。
【『シナぷしゅ』映画の第2弾について】
(川崎専務)
5月16日(金)から乳幼児向け番組『シナぷしゅ』の第2弾となる映画「シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺ ダンシング PARTY」が
公開されます。今回、俳優の玉木宏さんと二宮和也さんに声の出演をお願いしまして、すでに話題になっています。
0歳の赤ちゃんを含む全ての小さなお子さんたちにも楽しんでもらえるよう、映画館では照明の明るさや音の大きさなどに
配慮しています。
『シナぷしゅ』はこの4月、5周年を迎えました。
5周年記念のロゴを作ったり、お子さんとお父さん、お母さんとのお揃いの洋服を作ったりしています。
そうしたことも引き続き楽しんでいただきたいと思います。
【高校生eスポーツ大会について】
(川崎専務)
eスポーツの高校生の甲子園ともいえる「STAGE:0」。
昨夏の大会には2322チーム、7692名に参加していただきました。年々、規模が拡大していて今回で7回目を迎えます。
今年の決勝である全国大会グランドファイナルを、8月15日から17日に、大阪・関西万博会場内のEXPOホール「 シャインハット」で
開催します。eスポーツは世界でも、そして日本でも人気があります。高校生の間で盛り上がっていることも発信できればと思います。
また、これまで5タイトルだったゲームを今回、7タイトルに広げ、初めて日本のゲームである「ストリートファイター6」を入れることになりました。これまで海外のゲームがメインでしたが、世界中で有名な「ストリートファイター」を入れることで、より身近な大会にしていきたいと思います。
さらに、スペシャルサポーターに元日向坂46の丹生明里さんが就任することが決まりました。
テレビ東京で放送しているeスポーツ番組『有吉ぃぃeeeee!』でも人気の丹生さんと一緒に、この大会を盛り上げていきたいと思います。
【営業について】
(石川社長)
3月は、開局60周年の特番や『出没!アド街ック天国』30周年スペシャルなどがあり、セールスは順調に終わりました。
3月の広告収入は、タイムが前年比+4.9%、スポットが前年比+8.0%、タイムとスポットを合わせて前年比6.2%のプラスとなりました。
引き続きスポットの単価も上がっており、営業的には良い状況が続いています。
【質疑応答】
Q、4月クール、ここまでの手応えは。
(石川社長)
リニューアルした『ガイアの夜明け』は、俳優の長谷川博己さんに新しい案内人を務めていただいています。
リフレッシュして新しい装いを整えました。これから期待できる番組だと思っています。
Q、フジテレビ関連で、第三者委員会の調査報告書が先月末に公表されました。受け止めは。
(石川社長)
フジテレビさんの問題ではありますが、我々としても勉強させていただく面もありますので、きちんと受け止めて、
我々のこれからの様々な仕事に生かしていきたいと思います。
Q、4月3日に総務省が、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスへの厳重注意と合わせて、
民放連とNHKに対して人権尊重やコンプライアンスに対する取り組みの実効性を確保するよう要請しました。
この件について、すでに実施している取り組みや予定しているものは。
(石川社長)
我々は2023年度から、全社的に人権などについてのアンケート調査を行っています。社内、社外の通報窓口等も整えています。
2回目の調査を今年1月にやりまして、その結果を今週火曜日にテレビ東京とテレビ東京ホールディングスのホームページに掲載しました。
アンケート調査の結果だけでなく、我々が取り組んでいる人権デューデリジェンスについても詳しく説明させていただきました。
テレビ東京グループとしてきちんと対応していることを、ご理解いただきたいと思っています。
Q、フジテレビの件で、総務省から民放連へ注意喚起として出されたのは、人権尊重とコンプライアンス、それともう1つ、ガバナンスです。
人権尊重とコンプライアンスはともかく、ガバナンスについて行政が企業に口を出すというのはいかがなものかという気もするが、どう考えるか。
(石川社長)
我々はコーポレートガバナンス・コードに基づいてきちんとやっており、そのことを総務省にお伝えしています。
Q、フジテレビ問題の関連で先日、SBIの北尾氏が会見を開き、テレビ業界に対する様々な提言もしていたが、受け止めは。
(石川社長)
北尾氏の発言はフジテレビに対するものですので、我々はそれに対してコメントする立場にありません。
Q、4月以降、トランプ関税のこともあり景気の見通しがわからなくなっていると思うが、広告への影響は。
(石川社長)
トランプ関税の行方については、我々の広告主は自動車など輸出産業も多いので注視しています。
ただ、現段階で大きな影響が出ているということはありません。
Q、『シナぷしゅ』は小さいお子さんとその親御さんから大変支持されているが、
放送番組だけでなく、配信、映画、イベントなどもやっていて、ビジネス的にはどの辺りで儲かっているのか。
(川崎専務)
アパレルを中心に、小さいお子様とお母さんとのお揃いのTシャツなどは非常に喜ばれています。
さらに、子供たちがたくさん持つような小物も右肩上がりです。
それに加えて広告付き無料ストリーミングサービスのFAST(Free Ad-supported Streaming TV)を通して
海外への配信も始めていますので、この先、日本で受けているものを海外へ出していきたいと思います。
Q、広告や配信より、グッズ収入やマーチャンダイジングが主になってるのか。
(川崎専務)
いえ、番組のターゲットは小さいお子さんたちですが、その子たちと一緒にお母さんやお父さんが番組を見てくれているので、
スポンサーの方々にも非常に評判が良く、広告面でも順調です。
Q、『シナぷしゅ』の番組開始から5年が経つが、好調さに波はあるのか。
(川崎専務)
基本的には右肩上がりです。
Q、再生数で歴代最高を更新した要因は。
(長田専務)
ドラマ4番組の再生数がそれぞれ100万回を超え、そのうちの一つは200万回を超えました。これらの番組が牽引してくれました。
ただ、それ以外のバラエティーも含め再生数が増えてきているので、全体の再生総数も上がってきています。
Q、日本テレビ系列の4局が統合した「読売中京FSホールディングス」がこの4月から始動しました。
放送業界全体に関わってくることと思うが、どのような点に注目しているか。
(石川社長)
業界トップ企業である日本テレビグループがこうした動きに出たことは、我々にも影響があると思います。
Q、今年7月に国政選挙が控えている中、SNSを中心に誤情報や誹謗中傷が目立つようになってきている。
最近は新聞・テレビなどのメディアが、ネット上の誤情報について、これは間違っている情報なんだ、と積極的に報じる動きも出てきている。このような報道の変化をどう捉えているか。
(石川社長)
SNSで偽の情報、あるいは意図的に作られたディスインフォメーションが流れていることは承知しています。
我々としてできることは、我々が取材した範囲内で、明らかに違うことは「違う」と、報道することだと思います。
信頼性を基に、きちんとした情報を発信していくことに尽きると思います。
【BSテレビ東京】
(加増社長)
BSテレビ東京は、開局25周年となる1年が始まりました。
これから様々な取り組みや番組をご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。
開局25周年の記念番組『オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ』(土曜22時時放送)のレギュラー放送が4月12日から始まり、
好評を得ています。今週土曜日(4月26日)の放送は「京成金町駅」になりますのでぜひご覧ください。
新クールがはじまり、プロ野球の中継が順調にスタートしました。
4月3日(木)に放送した中日対巨人戦は、BSテレ東の単独放送としては過去最高となる世帯視聴率3.0%を獲得しまして、
幸先の良いスタートとなりました。この日は田中将大投手の巨人での初勝利を懸けた試合で、ハラハラする展開となりました。
本放送の後の21時以降も、サブチャンネルで完全中継して、21時台の視聴率は合算で3.7%までいきました。
プロ野球はBSだな、と強く印象付けられたと思いますし、今年もプロ野球に引き続き力を入れていきたいと思っています。
5月の『世界卓球 2025』では、9日間しっかりと放送していきたいと思っています。
5月2日(金)深夜24時から3週連続で『古着で呑む』をお届けします。
各界の有名人が古着を持ってきて、それをあてにお酒を飲んで盛り上がる番組なのですが、なかなか面白いです。
5月1日に詳しい内容をリリースしますのでよろしくお願いします。
【質疑応答】
Q、世界卓球の放送に関して。他局ではバレーボールの中継を地上波とBSで放送して好評を得て、
視聴率も良かったというケースがあった。 世界卓球に関しても地上波、BSで放送することで相乗効果を期待しているか。
(加増社長)
それはあると思います。
例えば地上波の放送が始まる前の時間から、BSテレ東で放送を始めたり、また、地上波とは違う時間まで放送を延長する
こともありますが、BSは全国放送ですので無料で見ることができるという特徴をいかして、全国で見ていただければと思います。
Q、プロ野球に力を入れていくということだが、最近、放送を増やしているのか。
(加増社長)
一昨年あたりから力を入れています。
視聴率の良い巨人戦や阪神戦は、両球団との関係が非常に良くなったことで、最近は良いカードを取れるようになりました。
視聴率も取れますので、(広告枠が)売れるようになり、放送する試合数が増えてきました。
今年度は17試合を予定しています。MLBも5試合の放送を予定していて、「大谷カメラ」を独自に用意しています。
放送日程は確定していませんが、野球は確実にBSにとって重要なコンテンツになっています。
Q、今年はBS放送が 25周年で、4 K 8 Kが始まって7年となります。3年前に始めた松竹が厳しい状況になっています。
BSを取り巻く状況が厳しい中、4 Kをいつまで続けるべきなのか。
(加増社長)
フラットに社内で議論しています。
<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 専務取締役 川崎 由紀夫
テレビ東京 専務取締役 長田 隆
テレビ東京 専務取締役 小沢 武史
テレビ東京 経営企画局 専任局長(広報担当) 川口 尚宏