定例社長会見2025年10月

テレビ東京・BSテレビ東京 10月定例会見

開催日:2025年10月30日

【10月クールの視聴率について】
(吉次社長)
10月クールの視聴率は、GHはALL2.7%(前年度比-0.3ポイント)、PTは2.3%(同-0.3ポイント)、全日1.0%(同-0.1ポイント)でした。
10月の第1週、2週は他局の大型編成などもあり少し苦戦しましたが、後半の3週、4週は持ち直しているので、
この調子で頑張っていきます。

10月に始まった新番組ですが、10月15日(水)スタートの『バカリズムのちょっとバカりハカってみた!』(水曜夜8時54分~)は、
いろいろ工夫して今後伸びていくのではと期待しています。

また、金曜夜9時放送のドラマ9『コーチ』ですが、初回はALL3.5%、2回目はALL3.1%とテレビ東京としてはまずまず好調でした。
配信も伸びています。捜査当局を舞台に、今日的なテーマを盛り込んだストーリーですが、主演の唐沢寿明さんが
ドラマのストーリー同様に若手を引っ張ってくださっていて、撮影現場は良い雰囲気だと聞いております。
この調子で頑張っていただきたいです。

10月26日(日)の午前11時からは新番組『ぺこもぐキッチン』の放送がスタートしました。
料理家の栗原心平さんが、テレビ東京のアナウンサーとともにゲストをお迎えし、お腹がペコペコなゲストの希望を一緒に叶えて
モグモグするという企画です。栗原さんも「不安はあるけれども自分なりの新しい挑戦をして頑張りたい」と
意欲を見せてくださっているので、看板番組になってほしいと思います。

【配信について】
(吉次社長)
配信のAVODは、10月クールは引き続きドラマが健闘しています。
ドラマ9『コーチ』(金曜夜9時~)、ドラマ24『ひと夏の共犯者』(金曜深夜24時12分~)、
木ドラ24『できても、できなくても』(木曜深夜24時30分~)などが好調です。
土曜日の夜11時から放送している『SPY×FAMILY』の最新作、Season 3ですが、『SPY×FAMILY』として初めてTVerでも配信しています。
これも非常に好調です。エピソード初回はテレ東アニメの歴代最高の再生数を記録しました。

【『テレ東系 経済WEEK』について】
(吉次社長)
11月13日(木)~11月23日(日)は『テレ東系 経済WEEK』を放送・配信します。
『不測の時代 「道しるべ」はここに』というテーマで、11日間にわたり統一テーマで展開します。

(中川コンテンツ戦略局長)
ジャーナリストの池上彰さんの特別番組の放送を予定しています。
今回のテーマ「不測の時代の道しるべ」について、ビジネスマンを中心に必ず役立つ情報を、番組ごとの独創的な目線でお伝えします。

さらに、「テレ東BIZ」では特設ページを設けて「経済WEEK」を盛り上げます。『カンブリア宮殿』、『ガイアの夜明け』などの
スペシャルバージョンや、『円卓コンフィデンシャル  ~他社との遭遇~』のクイズ王・伊沢拓司さんをはじめとする出演者が
「不測の時代」について語り合うオリジナルコンテンツなどを予定をしています。
「テレ東BIZ」ならではの“明日の仕事に活かせるヒント”を視聴者の皆様にお届けします。

【11月30日から『卓球 混合団体ワールドカップ』を放送・配信】
(吉次社長)
卓球の『混合団体ワールドカップ』が11月30日(日)から中国の成都で開催されます。
男女混合の団体戦は、2028年のロサンゼルスオリンピックの新種目として採用されることが決まっていますが、
今回、その混合団体の国際大会を放送・配信します。

(中川コンテンツ戦略局長)
11月30日(日)から12月7日(日)まで、中国の成都で開催される卓球の国際大会『混合団体ワールドカップ』をテレビ東京で放送します。
また、パートナーシップにより2028年のロサンゼルスオリンピックまでの卓球の国際大会を継続的に配信しているU-NEXTでは、
日本人選手の全ての試合を独占ライブ配信します。
日本からは張本智和・美和兄妹などのトップ選手が参加します。
兄妹のどちらかがコートに立ち、どちらかがベンチから直接応援をし合うという、今までにはないシーンも見ることができると思います。
日本の世界一をかけた戦いにご期待ください。

【『東急ジルベスターコンサート2025-2026』について】
(吉次社長)
大晦日の夜の風物詩となっている『東急ジルベスターコンサート2025-2026』は今年で31回目です。
今回も東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催します。
注目のカウントダウン曲は、今年生誕150年であるラヴェルの名曲「ボレロ」です。また、今回の指揮者・マエストロは、
いま非常に注目されている沖澤のどかさんです。女性指揮者として初めてカウントダウン曲を振っていただくことになります。
沖澤さんは2019年に「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝しています。ブザンソン国際指揮者コンクールは小澤征爾さんも
優勝していて、若手指揮者の登竜門として知られています。その伝統を引き継いでいる方なので、私も非常に期待しています。
また、沖澤さんは11月にはボストン交響楽団でデビューされると聞いています。
その今話題の指揮者が、どういう「ボレロ」を振ってくれるか、大変注目しています。

司会は今回が初めてとなる稲垣吾郎さんと、テレビ東京の竹﨑由佳アナウンサーです。
稲垣さんはドラマから舞台まで活躍の場が広がっていると同時に、クラシックにも造詣が深いと聞いておりますので、非常に楽しみです。
また、昨年好評だったライブビューイングも新宿、二子玉川、南町田で開催します。
映画館の大画面と、良質な音響で美しい音楽を堪能できると聞いておりますので、放送、会場、ライブビューイングと、
それぞれでお楽しみいただければと思っています。

【受賞関連】
(吉次社長)
テレビ東京の2つのコンテンツが栄えあるアワードを受賞しました。
1つは昨年の夏の東京を皮切りに名古屋、大阪で開催され、合計16万人が来場した体験型展示会の「行方不明展」です。
において「ACCブロンズ」を受賞しました。ブランド価値を向上するコミュニケーション部門ということで、
世の中に大きな影響を与えたクリエイティビティに贈られる賞です。
「行方不明展」は11月24日(月・休)まで札幌で開催中ですので、ぜひ見ていただければと思います。

もう1つは昨年7月クールの「ドラマプレミア23」枠で放送した『夫の家庭を壊すまで』「東京ドラマアウォード2025」で、
「作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞」を受賞しました。『東京ドラマアウォード』は作品の質と、ビジネス面にも着目して、
海外に日本のドラマを売り出していく目的で作られた賞です。大変嬉しく思っています。

【売上動向】
(吉次社長)
営業状況ですが、9月はスポットが過去最高を記録しました。
タイムも前年比で増えています。スポットは市況の要因もありますが、単価アップなども寄与しました。
上半期の業績は11月5日(水)の決算で詳しく報告いたしますので、ご覧になっていただければと思います。


【質疑応答】
Q、NHKと民放の中継局の共同利用の件で、NHKが方針を転換し、新たに基金を設けるという枠組みを提案したことについて、
 どう受け止めているか。
(吉次社長)
どう受け止めるか、いま検討しているところです。急に方針転換した理由がよくわからないため、若干戸惑っているのも事実です。
今後しっかりと情報を取りながら判断していきます。


Q、『ぺこもぐキッチン』の栗原心平さんへのエールは。
(吉次社長)
『男子ごはん』以来、栗原さんの作る料理は私の好きなガッツリ系が多く、いつも美味しそうだと思いながら見ていました。
今回の野菜たっぷりカレーも、とても美味しそうでした。これからもオリジナリティのある料理をぜひ繰り出してほしいです。


Q、国分太一氏が日弁連に人権救済を申し立てたが、日本テレビの国分氏へのヒアリングについて見解は。
(吉次社長)
日テレさんと国分さんの間に何があったか、我々は詳らかにわからないので、私からコメントするのは適切でないと思います。
我々は、前回あるいは前々回の会見でも説明していますが、国分さんが出演していた『男子ごはん』について匿名の投書があり
調査しましたが、特段の問題は発見されませんでした。その後、日テレさんと国分さんの問題があって、国分さんが
無期限活動停止を表明され、番組を物理的に継続することができない状況になりました。
そのため、栗原心平さんが出演する形で違う料理番組を放送することにしまして、『男子ごはん』は終了すると判断しました。

Q、中身がわからない状態で、国分さんが活動を休止したことを受けての判断になったということだが、
 国分さんの番組を持つ立場として、詳細に(説明)してほしいという部分はあるか。 
A、当事者間で何があったかよくわからないということと、両者の発表とコメントによれば、コンプライアンス違反や
人権侵害の問題があったであろうというようなことが言われている中で、つまり被害を受けたであろう方がいらっしゃる
状況の中で、情報を第三者である我々が明らかにしてほしいというのは、少し乱暴な議論という感じがします。

Q、テレビ東京には国分氏側からのアクションはなかったのか。
(中川コンテンツ戦略局長)
初動段階においては、国分さんが所属している株式会社TOKIOさん、および株式会社STARTO ENTERTAINMENTさんから、
無期限の活動休止をするという報告がありました。それ以降もプロダクションとは都度、やり取りをさせていただいております。


Q、ダウンタウンの松本人志さんが11月1日(土)に配信サービス「DOWNTOWN+」で復帰するが、吉本興業から
 協力やコンテンツ提供の依頼はあったのか
(中川コンテンツ戦略局長)
吉本興業さんからは、事前にこういったことをやりますという説明は受けています。
ただ、正式な協力要請はなく、現在具体的に進めている話はありません。

Q、現状はテレビ東京への出演予定はないか。
(吉次社長)
ありません。


Q、今年、クマによる被害が最多となっている。テレビ東京の番組は、クマが出てきそうな場所でのロケも多いが、
 現場スタッフや出演者への注意喚起などの対策を講じているのか。
(中川コンテンツ戦略局長)
テレビ東京は旅番組が多いので、そういったところでクマに遭遇する可能性を、我々としてもきちっと想像しながら、
事前の情報であるとか、当日の対応であるとか、場合によってはロケを中断するということも含めて対応していくことを
制作現場などと確認しており、それを進めています。


Q、高市首相が誕生して、総務大臣に林芳正さんが就任した。放送行政やその他で期待することは。
(吉次社長)
政府から免許をいただいてる会社の社長としては、総理誕生おめでとうございますということと、適切な行政を
推進していただきたいということ。個人的な感想を言うと、ASEAN首脳会議のフォトセッションで、
高市総理が真ん中に立って握手している写真が出ましたが、両サイドは全員男性でした。
あの写真を見たときに、ガラスの天井を破るというのはこういうことかと、時代が大きく変わったと思いました。
そのようなことも含めていろいろと期待をしております。


Q、総務省の衛星放送ワーキングで昨日、取りまとめ案が公表され、放送に加えて配信も強化することが盛り込まれていたが、
 受け止めを。また、総務省の意見の一つに4Kの配信をTVerでという話もあったが、所感を。
(吉次社長)
テレビ東京ホールディングスの傘下にあるBSテレビ東京ですが、4Kについて会社として決めていることは
今のところ何もありません。今後の議論の行方を注視していきたいと思います。

(BSテレビ東京 加増社長)
BS4Kは公共の電波ですし、関係者、いわゆるステークホルダーがすごく多い。例えばメーカー、それからテレビを売ってらっしゃる方、
そして何よりも視聴者。あまり早々に、BSテレビ東京がどうこうということは言えない。
しかし、昨日の取りまとめを見ると、費用の回収は不可能な状態であるということ、それとビジネスモデルの再検討が必要であると、
この2点ははっきりと書き込まれているので、この辺りをしっかりと踏まえて、総務省と検討に入っていきます。
うちもまだ、何も機関決定していません。ホールディングスの中でしっかりと検討をして答えを出していきます。

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【BSテレビ東京 関連】

(加増社長)
10月改編も順調にスタートしました。BSはいくつかキーとなるコンテンツがありますが、
その一つである“歌もの”が特に好調なスタートを切っています。新番組の『日本歌手協会歌謡祭プレミアム』(水曜夜7時~)、
そして放送枠を日曜日から金曜日に移行した『BS演歌の花道』(金曜夜9時~)は、両方とも大変順調にスタートして、
非常に喜んでいます。

もう一つの柱であるプロ野球中継では、10月にクライマックスシリーズファイナルの2試合、
パ・リーグのソフトバンク対日本ハムの第1戦とセ・リーグの阪神対DeNAの第2戦を放送しました。
阪神対DeNAでは雨の中断がありましたが、森下選手の劇的なサヨナラホームランを含め最後まで中継し、
プライムタイムの視聴率が2.4%、BSテレ東歴代2位の高視聴率となりました。
来年度も野球は重要なコンテンツになりますので、しっかりと放送していきたいと考えています。

25周年の特番を2つ放送しました。
明石家さんまさんがBSテレ東に初めて出演した『飯尾和樹のずん喫茶 ゴールデンスペシャル』(10月12日放送)と、
『ヨーロッパ1000キロ縦断! バス&鉄道乗り継ぎ旅』(10月27日放送)。どちらも好評な結果を得ています。
いずれもBSらしいのんびりした、楽しく肩の凝らない“旅もの”という、BSコンテンツの教科書のような番組になっています。

今後の番組を3つ紹介させていただきます。
一つは、特別番組『自給自足ファミリー2025 秋』(11月18日火曜 夜7時放送)。これまでシリーズとして3ヶ月に1回のペースで
放送していますが、今回は一番実りの多い季節である秋に、自然とともに暮らす家族の食生活や子育てといった
自然に寄り添った暮らしぶりに密着して、都会では味わえない豊かな暮らしが描かれています。

もう一つは、来年還暦を迎える今田耕司さんが人生の節目に“お遍路”に挑む、
『今田耕司のニッポンお遍路の旅!~ ご当地ご利益ルート巡り~』。
場所は四国ではなく「関東八十八ヵ所霊場」です。視聴者の皆さんを、「自分でやってみよう」という気にさせるような
番組になればと思っています。11月25日(火)夜7時から2時間放送します。

最後は、毎年恒例の7夜連続の歌企画、『BSテレ東  歌謡ナイト!2025』
12月1日(月)から7日(日)までの1週間、毎日ゴールデンタイムでお届けします。

  『BSテレ東  歌謡ナイト!2025』各番組
 12月1日(月) 夜7時 『池上彰×徳光和夫 ヒット曲が語る昭和100年史』
 12月2日(火) ~ 4日(木) 夕方6時『日本協会協会歌謡祭』第一夜 ~ 第三夜
 12月5日(金) 夜7時『武田鉄矢の昭和は輝いていた 特別編』
 12月6日(土) 夕方6時30分『第58回 日本作詩大賞』
 12月7日(日) 夜7時『あの年 この歌  ~時代が刻んだ名曲たち~』


【質疑応答(BSテレビ東京)】

Q、『歌謡ナイト』の見どころを。
(加増社長)
『第58回 日本作詩大賞』(12月6日土曜 夕方6時30分放送)は面白い番組ですよ。
昨年は五木ひろしさんの歌が有力視されていた中で、「喝采」の作詩家である吉田旺さんの作品が大逆転で大賞をとりました。
これは1972年の日本レコード大賞のときと同じパターンで、「瀬戸の花嫁」がとるとみんなが思っていたら、
大逆転で「喝采」がとった。同じことが起きて、歌ファンとしては震えるくらい感動しました。
今年もそういうことが起きるんじゃないかと。ぜひ見ていただきたいです。


<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 吉次 弘志
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 取締役 コンテンツ戦略局長 中川 尚嗣
テレビ東京 取締役 アニメ、国際事業担当 廣部 琢之
テレビ東京 取締役 法務、コンテンツ審査担当 島田 政明
テレビ東京 取締役 配信ビジネス局長 和田 佳恵
テレビ東京 取締役 IP事業局長 長友 香織

テレビ東京 取締役 経営企画局長 大久保 直和
テレビ東京 経営企画局 専任局長(広報担当) 川口 尚宏