定例社長会見2025年3月
開催日:2025年3月27日
【1月クールについて】
(石川社長)
1月クール(3月23日、第12週まで)の視聴率は、GHが3.1%(前年比-0.2p)、PTが2.6%(前年比-0.3p)、
全日は1.2%(前年比-0.1p)でした。
配信のAVODがかなり伸びています。金曜21時から放送したドラマ『法廷のドラゴン』は、かなり視聴していただくことができまして、
視聴率は全話平均でALL3.4%、配信は平均再生数が約120万回を記録しました。
その他、『財閥復讐』や『マイ・ワンナイト・ルール』などの深夜ドラマも好調で、再生数も多いと聞いています。
テレビ東京は今年の3月31日までを開局60周年の記念期間としており、これまでに27の企画・放送を実施してきました。
最後に3月30日(日)の21時からドラマ『晴れたらいいね』を放送いたします。主演は永野芽郁さんです。
舞台設定は戦争中のフィリピンで、そこにタイムスリップします。野戦病院のシーンでは、病院のセットを天王洲のスタジオに組み、
ここにジャングルの実写映像を組み込む「バーチャルプロダクション(VP)」の技術を、テレビ東京のドラマとして初めて
本格的に使いました。テレビの制作手法も変わってきているので、今回60周年ということもありチャレンジしました。
【4月編成について】
(長田専務)
4月に新番組を2本スタートさせます。1つ目は月曜の夜8時、『JAPANをスーツケースにつめ込んで!』。
かまいたちさんをMCに迎え、日本の誇る商品を海外に持っていって評価してもらう番組です。
おかげさまで月曜日は、『YOUは何しに日本へ?』『世界!ニッポン行きたい人応援団』が好評を博しておりまして、
さらに、この逆の切り口の番組を月曜日に編成することで、海外から見た日本の良さを改めて知っていただきたいと思います。
もう1つが、水曜夜8時から放送の『世界を救う!ワンにゃフル物語』です。
テレビ東京はこれまでも、『ポチたま』や『動物ピース』などの動物番組を放送してきましたが、新しい切り口で挑戦します。
動物たちの存在が我々に潤いを与えてくれたり、勇気を与えてくれたり、そういったところをしっかり紹介していきます。
経済報道番組を2つリニューアルします。
1つは『ガイアの夜明け』。4月以降、新たな案内人として俳優の長谷川博己さんをお迎えします。
また、ナレーターには俳優の田中哲司さんをお迎えするということで、新生・ガイアを楽しんでいただければと思います。
土曜午前10時30分から放送している経済番組『ブレイクスルー』も、新たに作家の相場英雄さんを迎え、よりパワーアップしていきたいと思っております。社会問題を提起する経済小説を書いてきた相場さんが、壁を突き破ろうと挑戦する方々、経営者の方々に、
鋭く切り込んでいく番組になります。
『ガイア』『ブレイクスルー』ともに新しい切り口をお楽しみください。
【アニメ関連】
(川崎専務)
アニメ「ポケットモンスター」の新シリーズがスタートします。
2023年4月に始まった主人公リコとロイの二人の冒険を描くシリーズが、4月11日から新章「メガボルテージ」編へと
形を変えて始まります。
リコ、ロイ、ドットという今までの主要キャラクターが成長した姿をお楽しみください。
オープニングのテーマ曲は、ゆずさんにお願いしました。新曲「GET BACK」です。こちらもご期待ください。
初回放送は4月11日(金)、1時間の拡大スペシャルでお送りします。
続いて、日曜日に放送している実写のバラエティ番組『ポケモンとどこいく!?』、通称『ポケどこ』と子供たちから呼ばれていますが、
日曜日の朝8時から30分枠で放送していたのを、4月6日(日)からはレギュラーで1時間枠に拡大します。
放送時間も30分早くなり、日曜の朝7時30分~8時30分となります。より多くのお子さんたちに楽しんでもらえるよう、
親しみのある新企画をどんどん考えています。ぜひお楽しみに。
【営業関連】
(石川社長)
営業関係の説明をさせていただきます。
1月の放送収入は、タイムが前年比で1.5%のプラス、スポットがプラス12.9%となり大幅に増えました。
タイムとスポットの合計は前年比でプラス5.9%と、好調です。
2月もタイムは前年比でほぼ横ばい、スポットは前年比プラス11.1%。
タイム・スポット合計は前年比でプラス4.2%と順調にきております。
スポットに関しては、去年2月は『世界卓球』を放送してスポット枠が少なかったこともあり、
その反動もあって大きな伸びになっている面もあります。放送収入は堅調です。
【BPO関連】
(石川社長)
BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会の見解が3月18日に出ました。テレビ東京もリリースを発表し、
我々の考え方をお伝えしました。
当社はこれまで、番組(『激録・警察密着24時!!』2023年3月28日放送)の中で、不適切な内容があったことを深く反省し、
昨年の5月28日にはホームページでのお詫びに加え、お詫びの特別番組も放送しました。
この問題を受けて再発防止の取り組みとして、放送前に番組をチェックする「コンテンツ審査室」という専門の部署を発足させました。
同時に、社内外の制作スタッフに対する研修も定期的に行っております。二度とこのようなことを繰り返さないよう、番組作りに
万全を尽くします。今回のBPOの見解を真摯に受け止め、再発防止に努力していきます。
【質疑応答】
Q、BPO放送倫理検証委員会の発表が1月にあり、BPO人権委員会も先日、見解を発表しました。
番組制作にあたって過剰に犯人視したりするなど意識の問題も指摘していたが、現場での意識改革、改善策が
どれだけ浸透しているのか。
(長田専務)
まず意識改革、そして、しっかりとした認識を全員で共通して持つということ。
昨年5月の「お詫び放送」の直後から研修を定期的に実施しています。これまで8回実施しました。
また、今回の問題を受けてチェック体制を各番組で再構築し、制作過程において実行しています。
先日のBPO人権委員会の見解でも指摘されましたが、「取材される側への配慮」ということも含めて、
改めて各番組で注意し、確認していくことを続けております。
ただ、こうしたことは一朝一夕に全て解決できるようなものではありませんので、粘り強く、
しっかりと継続して続けてまいります。
Q、BPO人権委員会の決定文によると、テレビ東京は捜査員による再現シーンについて「事前にペン取材を詳細に行った上で、
実際の現場で行われたことを一つ一つ撮影していった」とBPO人権委員会に主張をしている。
しかし、その根拠となるペン取材をしていた形跡を確認できなかったとBPO人権委員会は言っている。
「取材メモの存在を認めることができるような説明はなかった」とも説明している。
そうなると、テレビ東京の説明も核となる部分がない状態になる。どのように考えているか。
(長田専務)
従前から申し上げておりますように、事前取材をした上で撮影に臨んだということを確認しております。
私どもは、(BPO人権委員会に対して)そのようにお伝えしています。
Q、事件報道の基本であること、例えば起訴されたかとか、控訴していないかとか、両方の言い分を聞くかとか、
そういった事件報道の基本が軽視されていたということが、二つの委員会の調査によって改めて明らかになった。
20年もやってきて、なぜそういった基本が軽視されるようになったのか。
(石川社長)
ご指摘の通りで、基本的なことをやっていませんでした。
我々は謙虚に反省して、今後このようなことがないようにしていきます。
Q、中居正広氏による女性とのトラブルを受けたフジテレビの問題に関連して、CMなどに影響は出ているか。
(石川社長)
1月、2月の放送収入はそれなりに良いので、一定の影響はあると思います。
ただ、弊社の営業局が広告会社と連携して、かなり積極的に様々な営業をした効果もあると思います。
Q、同じ問題に関連して、テレビ東京で番組制作者や取り引き先との不適切な行為がなかったかどうかの社内調査をしていて、
先月の段階では調査を続けていると言っていたが、その後の状況は。
(小沢専務)
今回の調査では、会社として何らかの処分の対象となるような案件はありませんでした。
会食などにおける性被害もありませんでした。今回の調査は昨年に続く2回目の調査です。
テレビ東京の全社員、BSテレビ東京の全社員など合計1114人を対象にした人権行動規範に関するアンケート調査で、
弁護士のアドバイスを受け、協力を得て実施したものです。
アンケート調査をした後に、必要に応じて追跡の聞き取り調査も行いました。
こうした問題については社内外に通報窓口も設けております。社員以外からの通報にもしっかり対応しています。
今後も何か問題があれば速やかに調べて、必要があれば適切に対応していきます。
Q、営業について。テレビ東京に限らず今スポットがとてもいいようだが、一方で、PUTがずっと下がっている。
下がっているのにCM投下量が増えてるという状況がいつまで続くと考えているのか。
(石川社長)
今回に関して言うと、CM枠がいっぱいになるぐらいの話が来たことも事実です。
ただ、我々にとって嬉しい結果となったのは、CMの単価が上がってきたということです。
第2クール、第3クールもずっと続いてくれればいいが、そこは楽観せずに、
視聴者とクライアントが求めるような番組を作り、セールスを強力に進めていきます。
Q、4月から『ウイニング競馬』のMCが、爆笑問題の田中裕二さんに変わります。期待していることは。
(長田専務)
田中さんは業界きっての競馬通で、見識も深い。その上、巧みな番組進行もされる方です。
その両面から『ウイニング競馬』が盛り上がり、競馬界全体が盛り上がることに貢献できればと考え、起用させていただきました。
Q、『WBS(ワールドビジネスサテライト)』に関して、相内、大江キャスターがメインキャスターから外れて、
田中アナと竹﨑アナが引き継ぐという報道がある。
(長田専務)
相内アナウンサーは、今後も政財界のキーパーソンへのインタビューなどで
「取材キャスター」として『WBS』に関わっていきます。
番組自体は来週以降、月曜日は田中瞳と山川龍雄、火曜~木曜は豊島晋作と竹﨑由佳、
金曜日は田中瞳と経済ジャーナリストの後藤達也さんに担当していただきます。
皆さんと一緒に、より魅力ある番組にしていきたいと思います。
【BSテレビ東京】
(加増社長)
2024年度を振り返りますと、「セグメント・マス戦略」というものを我々は始めたのですが、
それがスタートして「総合視聴熱」という新たな指標をもとに制作、営業が動き出した1年となりました。
おかげさまで、スポットが良いなど業績は順調です。視聴率も踏ん張りました。
この24年度の勢いのまま、来週4月1日からBSテレビ東京は開局25周年のイヤーに入ります。
順次、25周年の特別番組やイベントもご紹介させていただきます。
今日ご紹介させていただくのは、そのうちの一つで、美空ひばりさんの3時間特番、
『BSテレ東 開局25周年記念特番 戦後80年 美空ひばり 沖縄で歌う ~メモリアルコンサートと平和への祈り~(仮)』
(5月28日(水)17時56分から放送)を紹介させていただきます。
今年はひばりさんが亡くなって35年の年です。また、昨日(3月26日)は日米の唯一の地上戦が沖縄で始まって
80年が経ったという日になります。
こうした年の4月29日、昭和の日に、沖縄出身のアーティストの皆さんがひばりさんの歌を歌うコンサートが那覇で開催されます。
当時の貴重な音源も公開されると聞いております。このメモリアルなコンサートにBSテレ東が密着します。
ひばりさんといえば終戦直後の日本人に、歌で元気を与え続けたことで知られていますが、とりわけ平和への思いが強く、
その思いを合わせてたっぷりとお届けします。
ひばりさんの誕生日は5月29日ですが、放送はその前日、28日水曜日の17時56分から3時間放送します。ぜひご覧ください。
4月改編ですが、「セグメント・マス戦略」をブラッシュアップしていきます。
レギュラー新番組としては、『オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ』(毎週土曜22時放送、4月12日から)がその一つになります。
その他ゴールデン帯では、テレ東の強力な「旅」・「グルメ」コンテンツを中心に、グループの力を最大限活用しながら、
視聴者を増やしていきたいと思っております。
もう一つ、BSテレ東は4月以降、プロ野球中継に力を入れていきます。現時点で、14試合の中継を予定しております。
4月は巨人戦を2試合、阪神戦を1試合放送します。
私も視察に行こうと思ってますが、BSテレ東が巨人戦や阪神戦を普通に放送できるというのは感慨深い気持ちです。
しっかり試合を最後まで、プロ野球の魅力を届けていきたいと思っております。
【質疑応答】
Q、美空ひばりさんの貴重な音源が見つかったということですが、この25周年特番はそういう経緯もあって
美空ひばりさんにスポットを当てることになったのでしょうか。
(加増社長)
それもありますが、やはり何と言ってもビッグアーティストですので、BSテレ東の25周年を掛け合わせた形で
大きな番組が出来ないかと考えていたところ、沖縄で開催されるメモリアルコンサートがあり、これに密着できることになりました。
また、貴重な音源も発見されましたので、その辺りをドキュメンタリーと歌唱を含めて3時間に仕上げる番組です。
<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 加増 良弘
テレビ東京 専務取締役 川崎 由紀夫
テレビ東京 専務取締役 長田 隆
テレビ東京 専務取締役 小沢 武史
テレビ東京 経営企画局次長(広報担当) 川口 尚宏