男子は現在6連覇中の最強軍団・中国が揺るがない。五輪チャンピオンの張継科、世界ランキング1位の許昕、アジア3連覇の馬龍の3強に加え、ワールドツアー史上最年少優勝の樊振東とベテランの王皓が揃う。このメンバーから3点を奪うのは厳しい。
中国に対抗できる第一勢力は前回大会準優勝のドイツ、そして3大会3位の日本だ。中国が最もマークするボル、現欧州チャンピオンのオフチャロフの2枚看板をするドイツは、日本にとっても強力なライバルとなるだろう。しかし、ボルは故障でここ1年は結果を残せておらず、オフチャロフも格下に取りこぼすことが多い。
日本は中国かドイツと準決勝で当たる確率が高いので、できれば準決勝でドイツに勝ち、決勝で中国と対戦したい。83年以来となる日本の決勝進出は十分にあり得る。唯一、中国の不安は選手の精神的なプレッシャーだろう。地の利を活かした応援で、中国にプレッシャーを与え、日本を後押ししてほしい。今の日本男子には中国に風穴を空ける力がある。
メダル、そして優勝争いは、中国、ドイツ、韓国、香港、そして日本の5チームが中心となるだろう。グループリーグ後に行われる決勝トーナメントでのドローに注目が集まる。日本は準々決勝でロシア、香港、チャイニーズタイペイ、韓国などのいずれかのチームとの熾烈な戦いが予想される。そこを乗り越え、メダルを確実にしてからドイツと対戦、が理想型だ。
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| 現五輪・世界チャンピオンの中国の張継科。 中国チームの核になる選手だ |
日本のメダル獲得の鍵を握るエース水谷隼 | 1年前の世界卓球パリ大会でブレークした松平健太。 「団体戦で、強い自分を示したい」と意気込む |
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| 日本と準決勝で対戦する可能性のあるドイツ。 エースはロンドン五輪メダリストのオフチャロフ |
取材協力:「卓球王国」