中国女子のメンバーは男子以上に鉄壁だ。ロンドン五輪女王の李暁霞、11年世界チャンピオンの丁寧、世界ランキング1位の劉詩雯。この3人は、13年パリ大会以降は、海外選手に一度も負けておらず、他チームにとっては1点を取るのも簡単ではないだろう。さらに朱雨玲と陳夢が加わり、世界ランキングトップ5を独占する最強の布陣となった。正直、負けるほうが難しいと思われるが、中国と言えど油断は禁物だ。
10年モスクワ大会では、世界ランキング1位の劉詩雯がまさかの2失点で、シンガポールに王座を明け渡した。もし、上位3人の調子が悪く、団体初出場の朱雨玲と陳夢を使わざるをえなくなった場合、中国を倒すチャンスと言えるだろう。
対中国の一番手は第2シードの日本と言いたいところだが、福原を欠いた日本の大幅な戦力ダウンは否めない。やはり10年モスクワ大会優勝のシンガポール、そして世代交代した韓国か。中国勢に次いでトップの世界ランキング(7位)を誇る馮天薇は、カットマンへの苦手意識はあるが、攻撃型には強い。2番手のユ・モンユがしっかりと点を取れば上位進出は間違いないだろう。
日本は福原とのツインエースの予定が狂い、石川佳純が中心となり、ベテラン平野早矢香がアシストする。3番手は重要で、田代早紀、森さくらは経験がないため、大事なところで使いづらい。福原の代わりに出場となった石垣優香に期待がかかる。
1位通過しても、準々決勝では北朝鮮、韓国かシンガポール、ドイツか香港、という強豪との争いが待っている。メダル獲りは相当難しいことは覚悟すべきだ。大接戦の準々決勝になることは間違いない。
<一部卓球王国より転載:詳しくは4月21日発売の卓球王国で!>
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| 五輪・世界チャンピオンの中国の李暁霞。 男子並みのパワーの持ち主 |
福原欠場を受け、負けを許されない状況になった石川佳純。 逆境に強いタイプだ |
石川とともに日本のメダル獲得のキープレーヤである平野早矢香 |
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| 日本と準々決勝か準決勝で対戦する可能性のある韓国。 エースはビジュアル系チョッパーの徐孝元 |
取材協力:「卓球王国」