定例社長会見2008年7月

島田社長7月定例会見

<前夜の地震対応について>
まずは地震で被害にあわれた方にお見舞いの言葉を申し上げたいと思います。いやな地震が頻発しているので、報道局には地震が頻発しているその背景について、一度きちっと調べてほしいということを申し上げました。
当社の対応ですが「地震速報」は24時29分から9回流しました。「カットイン」は25時07分~09分までと、26時20分~31分の2回。「L字対応」は25時33分から27時03分まで行いました。
実は私も起きていて、相当揺れを感じました。

<デジタル7chキャンペーン>
なぜ地震速報を起きて見ていたかというと、自分が出ていた『それいけ!7ちゃん』(23日 24:12~25:13)を見ていたからなんです。視聴率は「7%は取る」と言っていたところが、見事に滑って1.6%。通常の枠より悪いということで、これは私の責任でしょうね。私の責任というか私をキャストしたスタッフの責任。ワンセグの方は私が主演でしたから、視聴率が出ないのは幸運でありました。バラエティでは民放初の「ワンセグ独立放送」ということで、実験的な意味はそれなりにあったかなと思います。こういうことをやらせると若い人は生き生きとしてやる、そういう効果もあったと思います。

「デジタル7chキャンペーン」については、いろんなことをそれぞれみんなでやってくれています。7chを浸透させるという効果と共に、面白がってやってくれるということが、もう一つの効果かなと思っております。
その「デジタル7chキャンペーン」の一環で、22日(火)に青山テルマさんの表敬訪問に便乗して、本社前に舞台を作って社員約500人が集まりました。これは主催者発表ですから少し多めだと思うんですが、大変盛り上がりました。私は感謝状を差し上げたんですが、携帯の着信音も青山テルマさんのデビュー曲「ONE WAY」に設定。「なーなーなー」というフレーズが7ch(なな)にひっかけてちょうどいいということで、青山さんが歌ってくれた「ONE WAY」のバックダンサーとして、大きい「7」の字を持って踊らされました。全社集会なんかやっても盛り上がらないのに、こういう時の社員は非常に盛り上がるんですね。それは番組作りにもこれから活かしたいです。視聴率的にはまだまだ厳しい戦いをしていますが、盛り上がってくれればと期待します。

「デジタル7chキャンペーン」の今後ですが、7月26日(土)19:00~20:54『独占生中継 2008 隅田川花火大会』でも地上デジタル放送を告知する花火を打ち上げます。名前は「夜空に輝け!東京スカイツリー・地上デジタル放送の夢」という花火です。新しいデジタル放送のイメージを託し、特別に花火職人に依頼した花火です。僕は数字の7を描くのかと思ったのですが、どうやら違うようです。どんな花火になるのか楽しみにしてください。
7月25日(金)21:00~23:18には『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 ~禁断の七不思議伝説SP~』を放送します。

7月のデジタル放送では、データ放送にアクセスしてくださった方が、ここまで延べ15万人。7月終了時点では20万人を目指しています。
7月7日~11日の『スキバラチャンス!』では、番組中に"7"に関係することが起きると、デジタル放送でチャンス・ボタンを画面に表示し、そこからプレゼントに応募できるようにしましたが、「デジタル放送のチャンス・ボタンから応募した数」と「アナログ放送のモバイルサイト告知を見て応募した人」が85%:15%と、デジタルからの応募が圧倒的でした。視聴者参加型番組でのデジタル放送の優位性が立証できたと思っています。
7月12日の『アド街ビンゴ』では電話のテレドームという集計の仕組みを用いたクイズの応募総数は、昨年と比べると1.5倍となる150万人。データ放送からの応募者は、昨年比で3倍以上と好評でした。
来年の2月は民放連の全体のキャンペーンの担当月ということで、その月はもちろん、完全デジタル化までの3年後に向けていろいろなことをしていきたいと思います。

Q.今日で完全デジタル化までちょうど3年ですが
A.そういうこともあって自ら番組に出演しました。昔の写真も見せて恥ずかしかったですが。完全デジタル化は放送界にとって至上命題ですので、なんとしても成し遂げなければなりません。あと3年しかありません。43%強の普及率では、これからまだまだ大変だなというのが実感です。国にも地方自治体にも力を入れて後押ししていただきたい。主役となって推進していただきたい。放送事業者は完全移行へ、あらゆる努力をしています。テレビ東京としては長い間親しんでいただいた12チャンネルから7チャンネルに完全に切り替わる節目です。それをチャンスにするためにも、テレビ東京がデジタル時代に大きく羽ばたけるように、ホップ・ステップ・ジャンプで取り組んでいきたいと思います。

<編成関連>
4月クールの視聴率は、ゴールデンタイムが7.8%(前年比-0.4ポイント)、プライムタイムが7.4%(同-0.4ポイント)、全日3.5%(同-0.2ポイント)で苦戦しました。7月クールもこの流れから脱しきれないでいます。各社の特番攻勢に力負けしたということです。我々の狙い通りに行きませんでした。率直に言って編成上の失敗です。レギュラー番組が多少 金属疲労を起こしているようです。テレビ東京を特徴づける番組が疲れているというのは気になるところですので、これは編成と制作の現場で見直してもらって、早く立て直してほしいと思います。今までの編成を糧にして7月クール後半戦に向けて頑張りたいと思います。

今後の特番としては、8月27日(水)に『100円玉に愛をこめて・3~世界の子供たちのために~』を放送します。この番組が提案するのは、缶ジュース1本のお金100円で世界の子供たちの置かれている状況を変えていきたいということです。「わずかなお金でも、みんなが参加すれば世界は変わるかもしれない」と可能性を訴えてきた番組も今年で第3弾です。前回は2007年8月30日に放送し、視聴率11.1%を獲得しました。いい番組に仕上がっていると思うので、ぜひ見ていただきたい番組です。

10月改編について今申し上げられるのは一つだけなのですが、昼の連続ドラマ『café吉祥寺で』というドラマを9月29日からスタートさせます。(月~金)11:50~12:26で主演は中山エミリさん。「café吉祥寺」で巻き起こるハプニングをイケメンの5人の従業員たちと乗り越えていくというコメディドラマです。テレビ東京としては初めての昼の連続ドラマということで力を入れています。ぜひご期待ください。

<営業関連>
第1四半期決算は8月5日に発表します。現在サイレント期間に入っているため、詳細はお伝えできませんが、6月の営業実績はタイムが前年同期比-4.1%、スポットが前年同期比-7.8%、タイム・スポットの合計が-5.3%です。
スポットの厳しさは依然として続いています。地区平均よりは若干いいようですが、それでも厳しい状況に変わりはありません。このままでいくと、おそらく過去10年で最悪の状態になるのではないでしょうか。
7月1日の全社幹部会では改めて10%の経費削減について要請しました。常勤取締役の役員報酬カット(会長・社長15%、専務・常務10%、取締役5%)、それから上期下期あわせて19億円の制作費の余剰を出してほしい。一律カットはしませんが、編成を中心に具体的な作業をしてもらっているところです。

Q.この先の見通しは
A.昨年10月から下がり始めているので、前年比で見ると去年ほどではないという意見もあるが、それを待っていては対応が遅れるので、むしろ厳しめに見る必要があります。今起こっていることはこれまで経験したことのない状態ですので、構造的な問題が出てきているのかもしれません。よく分析した上で、今から厳しめの対応をとれる体勢にしておく必要があるでしょう。
どこの業種から回復が見込めるかは、全く見通しが立ちません。自動車、飲料、食料、トイレタリーと、テレビCMの主役が相当落ち込んでいます。これらが復活するのかどうか、もう少し見極めが必要だと思います。あまり悲観的になってもいけないので、むしろこういう機会をビジネスチャンスに変えていく努力をすることが大事だなと思います。新しい営業を開拓していくことも大事でしょう。我々としてはやりやすいポジションにいるわけだから、そこは大胆にやっていきたいということを呼びかけている最中です。


<事業関連>
一つ、私から新しいお話をさせていただきます。
深夜の人気番組『ゴッドタン』(水曜24:12)の新しいDVDと関連商品を、LAWSONとテレビ東京で10月15日から独占販売します。予約開始は7月30日。この日から、LAWSONでのキャンペーンをスタート。約3週間にわたってポスター、のぼりなどが各店舗を賑やかに飾る予定です。

毎年恒例の劇場版ポケットモンスターが公開となり、出足は好調だと聞いています。
詳細は石川常務から。

(石川常務)
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷(そ)空(ら)の花束 シェイミ』が先週7月19日(土)公開初日を迎えました。19日~22日までの5日間の集計では、興収・動員ともに前年を上回っています。前売券は230万枚を記録し、興収50億円を期待しています。

『劇場版 NARUTO -ナルト-疾風伝 絆』は8月2日(土)に公開です。前売券は前年比120%を超え好調です。昨年の興収12億円を越えるか楽しみです。

『パコと魔法の絵本』は9月13日(土)公開です。テレビ東京が制作委員会の幹事をつとめ、出来が非常に良いということで力を入れている作品です。監督は『嫌われ松子の一生』の中島哲也、彼の最高傑作になるのは間違いないでしょう。

『フライング☆ラビッツ』も9月13日(土)公開。ドラマ24で放送中の『ウォーキン☆バタフライ』(金曜24:12)と連動した映画です。テレビ東京では初めて映画とドラマを放送・公開するメディアミックスムービーとなります。

『新宿7キャンプシアター』は、テレビ東京と吉本興業、新宿歌舞伎町ルネッサンスがタッグを組み、歌舞伎町の大久保公園に特設の舞台を出現。7組の豪華な芸人たちが日替わりで公演に取り組んでいます。

『ボストン美術館 浮世絵名品展』は10月7日(火)から開催します。

<北京五輪>
金メダルは全体で2ケタいくのか、という話を昼間スポーツ局の幹部としました。初日はやっぱり谷亮子選手で勢いをつけて、金メダルラッシュにしてほしいです。そうするとやや停滞ぎみのムードがいっぺんに花開くだろうという話をしました。きのう、各局の女子アナが結束して会見を行いムードを盛り上げましたが、やはり選手がメダルを取ってくれるのが一番です。お家芸の柔道がその先頭をきってほしい。テレビ東京でいえば8月12日に柔道の決勝トーナメント男子81kg級・女子63kg級を放送します。特に女子63kg級にはアテネ金メダリストの谷本歩実選手が連覇をかけて登場、大いに期待したいところです。

(広報・IR部まとめ)

会見者: 代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 メディア事業推進本部長 石川 博 
常務取締役 編成局、制作局、報道局、スポーツ局 兼 BS業務推進本部本部長補佐 藤延 直道
常務取締役 深沢 健二
取締役経営戦略局長 三宅 誠一
編成局長 武田 康孝