定例社長会見2008年10月
<デジタル7chコラボレーションについて>
テレビ東京は「デジタル7chキャンペーン」を精力的に進めておりますが、新たな面白い企画がひとつ持ち上がりましたのでお知らせします。キリンビールの新商品でアルコール分7%とちょっと高めの「キリンストロングセブン」に「7chキャンペーン」と連動のお願いをさせていただいた結果、キリンビールに提供していただいている『美の巨人たち』『ソロモン流』の番組PRと「デジタル7」の紹介を合わせた30秒のインフォマーシャルを放送できることになりました。11月1日から27日まで期間限定で放送します。これからも7にちなんだ商品を攻めていければと思います。
(※ニュースリリース)
<編成関連>
上期の視聴率は、ゴールデンタイムが7.9%(前年比-0.4ポイント)、プライムタイムが7.5%(同-0.3ポイント)、全日3.5%(同-0.2ポイント)で、残念ながら3部門とも前年同期を下回りました。NHKとその他が大きく伸ばし、民放はおおむね苦戦したようです。全体としてHUTが伸びているなか、視聴率を落としました。いろいろな要素がありますが、NHKが強みを発揮したということもありますし、その他の視聴が増えつつあるという構造的な要因もあると思います。
テレビ東京としては、これまで頑張ってきたレギュラー番組、特にテレビ東京のステーションカラーを支えてきた『いい旅・夢気分』が視聴率を落としています。『ペット大集合!ポチたま』もなかなか厳しい視聴率です。いずれもお茶の間に親しまれる放送局を目指すために、どうしても欠かせないコンテンツですから、なんとか強化していきたいと思います。また、特番も不発に終わったことが響きました。見ごたえのあるシーンもあるのですが、視聴者の支持を得られなかったという点で、改めて見つめ直したいという話をしています。
10月クール第4週(10月26日)までの視聴率は、ゴールデンタイムが7.9%(前年比-0.5ポイント)、プライムタイムが7.5%(同-0.4ポイント)、全日3.5%(同-0.3ポイント)ですが、10月スタートの番組には手ごたえを感じています。
金曜から月曜に枠移行した月曜時代劇『主水之助七番勝負』は、ここまでの平均が7.0%。月曜19時という厳しい時間帯で、まずまず健闘しています。月曜21時に移行した『やりすぎコージー』も平均7.0%、上期に同じ枠で放送していた番組と比べると1ポイントアップです。今のところ、深夜で伸び伸びと番組を作ってきたテイストは失われておらず、"月9"への挑戦ということで、もっと大きく羽ばたいてほしいと願っています。
この『やりすぎコージー』については、動画サイトでも相当反響があるようで、10月13日の初回放送の日だけで、約7万回のPC動画が再生されました。10月の累計では66万回を上回る再生回数ということです。番組自体の"月9"に対する挑戦を含め、視聴者との新たなつながりを試せる番組だと思いますので、様々な面で伸びてほしいと思っています。
水曜の『スティッチ!』は平均4.2%、木曜の『チャンピオンズ』は平均8.8%です。『チャンピオンズ』については、これまで『TVチャンピオン』を支持してくれたC層が引き続き支持してくれていますので、今後いろいろな可能性がある番組だと思います。
金曜20時の『世界を変える100人の日本人』は平均6.5%とまだ苦戦していますが、これから大きな期待ができます。レギュラー番組のテコ入れとあわせて、新しい番組を一層ブラッシュアップし、これから10月クールの攻勢をかけていきたいです。
ベルト番組ではLドラ『Café吉祥寺』がちょっと苦戦しています。私も収録現場に立ち会いましたが、いい雰囲気で撮れていますし、中味は悪くないと思います。これからいろいろな手段を使って、テレビ東京がLドラを放送しているという認知を高め、Lドラをなんとしても定着させたいと思います。
Q.枠移行した番組の評価を改めて
A.金曜日に定着し支持を得ていた時代劇を月曜に移しました。この新たな枠でも定着しそうだという手ごたえがあります。本格的な時代劇が少なくなってきているなか、十分に戦えるでしょう。
『やりすぎコージー』については、力強い出だしだと思います。以前、番組を紹介した際、「(ゴールデン進出で)牙を抜くと"ただのコージー"になっちゃうぞ、やりすぎられても困ってしまうけど、多少のやりすぎなら目をつぶる」と申し上げた通り、内容についてはしばらく物を言うのをやめようと思っています。視聴者からの意見をうかがっていても心配がないようですし、この調子で伸ばしていきたいです。
<今後の特番>
今年は45周年記念番組の冠をつけ、『嘉納杯柔道ワールドグランプリ』を12月12日から14日までの3日間、テレビ東京系列とBSジャパンで国内独占放送します。
世界柔道連盟が来年からのポイントランキング制の採用を決めました。今後、国内外の有力選手が五輪出場権を巡って争う大会として『嘉納杯柔道ワールドグランプリ』の位置づけがはっきりし、大いに期待できる大会になりました。
今年の『嘉納杯柔道ワールドグランプリ』は、ロンドン五輪に向けての第1ステップとして、メダリストと次代を担う有力選手が激突する力強い大会にしたいと思います。
また、今回初めての企画として、大会開催期間中、メダリストによる柔道スクール「チャレンジJudoキッズ」を3日間 開きます。1日100人を抽選でお招きし、合計300人。実際に大会で使う畳の上で、メダリストの指導を受けることができます。
年末編成については、恒例の『年忘れにっぽんの歌』が決まっておりますが、他の番組は詰めている最中です。『年忘れにっぽんの歌』はコマ劇場にとって最後の催し物になるため、長年親しまれてきたコマの想い出をどう番組にかぶせていくか、プロデューサーが知恵を絞っているところです。
Q.去年は紅白の裏で『ハッスル』を放送したが
A.今年の編成はこれからです。年末年始というのは、お茶の間に刺激を与える楽しい番組、そしてきちんと物を考えてもらう番組、そういったものを織り交ぜて、いろんな工夫をしたいと思っています。
Q.来年以降、コマ劇場に代わる『年忘れにっぽんの歌』の会場は
A.苦労しているようです。そろそろ決めないと、と思っていますが、それなりの規模でかつ「紅白歌合戦」に移動できる距離ということも含め、どうするか頭をひねっています。
Q.「暴力団とゴルフ」と報じられた5人の歌手の出演は
A.テレビ東京はテレビ東京独自で考えます。『年忘れにっぽんの歌』は、始めに出演者ありきの番組ではなく、ストーリー・テーマを作ってから出演者を決めていきますので、今はまだ判断する段階ではありません。まずは今年の『年忘れにっぽんの歌』をどういうテーマでやるか決めてから、出演者の判断をするということです。
<営業関連>
第2四半期決算は11月4日に発表します。現在サイレント期間に入っているため、詳細はお伝えできませんが、9月の営業実績はタイムが前年同期比-1.3%、スポットが前年同期比-16.9%、タイム・スポットの合計が-6.1%です。スポットは8月の北京五輪に集中投下したため、その反動で9月は相当厳しい状態です。
去年の秋口からスポット市況が落ち込み、今年の予算は上期を厳しめに、下期は回復期待を込めた予算編成をしていましたが、スポット市況は厳しさが続いています。サブプライム問題に端を発した世界的な金融危機が、実体経済にいろんな影響を与えています。さらに、ここに来て円高となり、影響はこれから出てくるでしょう。そういった意味で、この下期をさらに厳しく見る必要があります。まだまだ市場が不透明な状態であることは変わりません。今後の日銀金融政策、政府の経済政策、そういったことを含めて市況を判断しなければなりません。
<事業関連>
(石川常務)
来年、『恐竜2009-砂漠の奇跡』(2009年7月18日~9月27日)というイベントを幕張メッセで開催します。テレビ東京としては、2004年の『驚異の大恐竜博』に続き、2回目の恐竜展開催となります。今回も日本経済新聞、日経ナショナル ジオグラフィック社との共同開催です。テレビ東京の事業規模としては最大級のものであり、開局45周年記念にふさわしい事業です。
水曜19時26分から放送中の『スティッチ!』を放送直後の20時から有料配信しています。テレビ東京の動画配信はアニメが中心であり、現在、視聴可能なアニメタイトルはPCから見られるものが518作品、モバイルが247作品と高い水準にあるのですが、放送直後のアニメ本編の配信は民放キー局として初めてです。
また、これまで静止画、テキスト情報中心だったテレビ東京の報道番組サイト「TX BIZ NEWS」(http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/)をリニューアルし、ニュースの無料動画配信を大幅に増強しました。ニュースだけでなく、解説や特集についても配信していきたいと思います。経済報道というテレビ東京の強みを活かし、今後の強化を図ります。
(※ニュースリリース)
9月13日(土)から公開中の『パコと魔法の絵本』が現在公開8週目を迎え、最新数字で興行収入22億円を突破しました。テレビ東京の実写映画の興収としては、2006年『子ぎつねヘレン』の18億円を抜き、さらに2004年『クイール』22億3000万円も確実に超える状況です。テレビ東京の実写映画としてはナンバーワンです。初日292スクリーンで始めましたが、引き続き272スクリーンでムーブオーバーと称し、公開を続けています。まだまだ数字は伸びることが予想されます。
(以下、各社)
Q.関西テレビが民放連に完全復帰したが
A.相当苦労しただろうと思いますが、前向きに転化していただきたいと思います。かつての時代ほど、番組に対する視聴者の信頼がない時代ですから、一緒に必死になって信頼回復のために頑張りたいと思います。
Q.プロ野球中継について
A.クライマックスシリーズは高視聴率だったようですね。視聴者は これという試合には熱い視線を送ってくれます。きのう、王貞治ソフトバンク最高顧問が挨拶に来てくれました。僕らはON世代として野球に親しんだ世代です。監督退任は寂しいことですが、「野球を盛り上げて下さい」と申し上げました。日本シリーズやワールドベースボールクラシック(WBC)などで、プロ野球の人気を高めていただき、それを地上波のコンテンツとして成立するようにしてほしいと思います。
テレビ東京の来季の中継については、日本シリーズの結果などを見て最終的に判断しますが、今季よりも中継数を増やすということはないでしょう。
(広報・IR部まとめ)
会見者: 代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 メディア事業推進本部長 石川 博
常務取締役 編成局、制作局、報道局、スポーツ局 兼 BS業務推進本部本部長補佐 藤延 直道
常務取締役 経営戦略局、関連企業統括室、コンプライアンス統括室担当 深沢 健二
取締役経営戦略局長 三宅 誠一
編成局長 武田 康孝