定例社長会見2005年9月

菅谷社長9月定例会見

≪視聴率動向≫
7月クール第12週(9月26日現在)が経過した時点で、年度平均は、GH8.3%、PT7.7%、全日3.7%と3時間帯いずれも前年同期比±0の状況。決して満足できる結果ではなく、視聴率については今まで言っているように、当面の目標である9%・8%・4%、を目指し、後半で巻き返しを図りたい。

≪10月編成のポイント≫
10月編成の改編率はGH17.1%、PT19.3%、全日14.3%。火曜日20:00の「三宅式こくごドリル」・金曜21:00の「所さんの学校では教えてくれない そこんトコロ!」など強力な新企画を投入するほか、「元祖!でぶや」の放送枠を1時間早めて20:00スタートするなど既存の番組についても視聴ニーズに応えた時間帯への移行を行った。また18時台で話題になった「BLEACH」も、火曜19:30~のGH枠へ移行することにした。
新たに金曜深夜24:12~で「ドラマ24」という連続ドラマシリーズに挑戦する。10月7日スタートの第一作のドラマは、「嬢王」で1クール放送予定。水曜ミステリーも数字が上がっており、軌道に乗っているのでこれを土台にしながら、いずれはGHで連続ドラマを立ち上げたいと思っている。

≪プロ野球について≫
テレビ東京は交流試合の4試合を放送した。視聴率についてはまずまずといえるが、権利金に対して営業の売り上げは半分に満たなかった。但し、局イメージのアップには貢献したと思っている。今後も交流戦のチャンスがあれば検討したい。
テレビ東京系列のネット局では、地元球団の中継を中心にプロ野球中継は高い視聴率を確保していることから、プロ野球自体の人気が落ちたとは思っていない。あくまでジャイアンツの問題なので、再生することを期待している。

≪選挙報道について≫
テレビ東京のニュースでは小泉偏重報道であったとは思っていない。煽らず報道できたと思っている。9月11日の選挙特番は、21:45から特番を組んだ。通常の「日曜ビッグバラエティ・全国・小さな島の幸せ家族」ではL字で対応し、視聴率は11.7%だった。視聴者にとっていろいろな選択があっていいはずである。選挙報道はNHKに流れがちだが、再現ドラマをいれるなど他局とはちがったポリシーで臨み、十分その存在価値を示したと思う。

≪営業関連≫
トータルで順調といえる。8月は昨年のアテネの反動でタイムはマイナスになっているが、スポットは前年を上回り、予算はクリアしている。4月~8月の前年比でタイムは−4.0%、スポット4.4%、合計−1.5%。これも予算は上回っている。10月以降も順調に推移しているが、スポットにしてもぐんと伸びているというわけではないので、営業にもがんばってもらいたいと思っている。

≪上波デジタル 情報通信審議会の中間答申について≫
2011年までにすべてデジタル化するという方針に対して、公共的放送局の責務としてやらなくてはならないと思っている。過去50年かかって離島や山村などへも到達するよう中継局を作ってきたのを8年でやろうというのだから、難作業であることには間違いない。仮に技術的な事情で遅れるということであっても最善を尽くして、スイッチひとつで見られる放送を届けることが局の責務であると考えている。

≪ITメディア戦略関連≫
IT分野でいうと2001年にテレビ東京ブロードバンド(以下TX-BB)を設立した。携帯中心で業績をのばしており、今後ともTX-BBを中軸に据えていくつもりである。ただ、IT企業からの申し入れが殺到しており、社内でも必要だという声もあるため、7月12日付でテレビ東京として「ITメディア戦略委員会」を立ち上げた。IT戦略の柱は、V・S・O・・バリュー・スピード・オープンである。

今後予定されている具体的なIT案件について
・テレビ東京とTX-BBが共同でアニメ関連サイトをリニューアル。PC・モバイル共通で「テレビ東京ブランド」を確立し、動画配信もしていく。
・10月9日(日)放送「シカゴマラソン」をブロードバンドで配信
日本からは千葉真子・佐藤敦之が出場する「シカゴマラソン」を21時54分から生放送し、?USENのブロードバンド放送GyaOで地上波放送終了後、配信を予定。
・10月新番組「LIVE BANG!」(日 22:54~)開始。
インディーズ、アマチュア・バンドの発掘を目指す音楽番組で、ブロードバンド放送GyaOと連動して相互効果を狙う。
・ソフトバンクが動画配信サイト立ち上げに向け、10月末にも始める実証実験に各局揃ってコンテンツを提供することなっている。具体的なコンテンツ名は未定。
・2006年4月1日 ワンセグサービス開始 地上波放送と同時に、データ放送では、ニーズに合わせたコンテンツを提供予定。
・ワンセグサービスを視野に入れた特番「着信××(チョメチョメ)」を9月30日(金)深夜1:00から放送。着信音をテーマにした"着音クリエイトバラエティ"でその着信音はてれとモバイルで有料ダウンロードが可。
・深夜帯にIT戦略枠を設置。10月クールでは「美少女研究所」(木 深夜2:00~)をスタート。モバイル投票、モバイルのみのコンテンツ配信等で、IT連動。    

≪BSデジタルについて≫
開局から5年で1000万台を突破し、BS5局の接触率はGHで10.4%、全日5.3%と平均接触時間は1日57分に達したとの調査報告を受けている。しかし、営業状況は引き続き厳しく、新規参入も現実化し始め競争はより激しくなることが予想される。その中で競争していくしかない。いわゆるマス排原則の緩和については、突破口を開くためにいいと思っているが、局ごとに事情は違うと思う。

≪事業関連≫
今年で8作目の「劇場版ポケットモンスター ミュウと波導の勇者ルカリオ」は、7月16日から全国の東宝系の311館でスタートしたが、9月25日現在、動員は約393万人、興行収入は41.1億。同時期比較で前年比98.3%の状況。
劇場版「NARUTO」は8月6日(土)から全国265館で公開したが、動員105万人 興行収入11.4億円。同時期比較で前年比86.2%。
また、東京ドームシティで行った「NARUTO忍者ドーム05」は28日間で20万人の動員だった。

≪新生NHKプランについて≫
NHKが新生といっていることを国民がどう感じるか?ということが原点である。強制ではなく、善意で応援するような方向にかわるように、国民を納得させるような方向が望ましい。NHKは民放ではできないものを放送する使命があるので、厳格なコスト管理の下で優れた映像づくりに専念してもらいたい。

≪月曜エンタぁテイメント収録中事故について≫
まことに申し訳ない事故だと思っています。事故にあわれた方、関係者の方にお詫びします。誠意を尽くし事後処理に対応し、制作局の中でも再発防止対策を協議しています。

≪個人情報格納パソコン盗難事件≫
今の所、流出の報告は受けていませんが、関係者のみなさんにはご迷惑をかけて大変申し訳なく思っております。関係者を含めて、一層気を引き締めて行く所存です。