定例社長会見2006年1月
≪2006年は勝負の年≫
新年祝賀会で私は社員に対して「今年は挑戦する」と話しました。3~5年先を見据えてやるべきことをやるつもりです。具体的にいうと制作力強化であり、「人・モノ・金」という経営資源をすべて制作に注入するつもりです。今の「個性」「クオリティ」「パワー」路線を維持しながら、リスクを覚悟で制作費をかつてないほどの規模にしてよい番組をつくりたいと考えています。
また、昨年来の激動の中で、テレビの経営体質が万全であったのか?という点では疑問です。年末年始をみても同じような番組ばかりだったという批判がありましたが、テレビが、マスメディアの大きなパワーとしての活性していくにはどうすべきか、より良い映像を作っていかなければならないと思っています。
4月編成の概要は発表できる段階にありませんが、テレビ東京の番組の柱である「経済」「アニメ」「健全なバラエティ」をそれぞれスケールアップすることを考えています。中でも経済番組は「WBS」「ガイアの夜明け」が好調ですが、これに加えてもうひとつ経済討論番組をプライムで企画中です。
≪視聴率動向≫
12/31~1/3の平均視聴率はGH 9.0%、全日5.5%と比較的よい結果となりました。
年末年始はHUTが下がっている中で、昨年を上回ったというのはよかったと思っています。中でも、10時間新春ワイド時代劇は平均13.7%と28回中、歴代4位の視聴率でした。10月クールについていえば、改編で変更した目玉番組は前枠の平均を超えており、一応の効果があったとは思いますが、更にあげていかなければならないと編成・現場にも言っています。また、連ドラへの前哨戦としてはじめた『ドラマ24』の「嬢王」は平均5.8%と好調でした。1月13日に始まった「2ndハウス」も7.4%というスタートを切っているので今後に期待しています。ただ、午前0時台なので全日視聴率に反映されないのが残念です。現代の風潮にあわせて時間帯の見直しをビデオリサーチにも求めていきたいと思っています。
≪1月クール特番≫
テレビ東京では以前から女性選手に注目し、前回のアテネオリンピックでも女子レスリングなどを放送しましたが、トリノオリンピックでは、「スノーボード女子ハーフパイプ」などを放送します。前回のアテネで民放最多の7個のメダルシーンを放送したテレビ東京としても、日本人選手の活躍に期待します。
また2月11日(土)には米サンフランシスコで行われるサッカー国際親善試合「日本代表×米国代表」を放送します。とれるものはとっていくという方向でアグレッシブにやっていくつもりです。
また2月19日(日)には全本大学女子選抜駅伝を放送するなど、今年も女性選手に注目していきたいと思っています。野球についてはセ・リーグ戦も含めて積極的に検討しています。
≪放送と通信の連携について≫
まず、放送と通信の融合とみなさんおっしゃるのですが「融合」は日本語に訳された時点で間違ったと私は考えています。「融合」の英語である「convergence」は本来「集合・合体」という意味であって、アメリカでもまだその段階に至っていないように「融合」まではありえないと考えています。あくまで「連携」「協力」だと思っております。放送が通信と連携していくことはライブドア一社がどうなったからといって変わるものではなく、チャンスとみれば積極的に、トライしていく方向です。