定例社長会見2006年2月
≪トリノ五輪について≫
まだ総括の時期ではありませんが、テレビ東京としては女子スノーボードハープパイプ予選(視聴率8.2%)のほか、決勝やハイライトを放送してきました。これから放送のアイスホッケーは決勝なので、是非期待したいです。その中で、2/13(月)のスノーボード女子ハーフパイプの放送ではワンセグの連動データ放送のテストにトライし成功したと感じています。また、開催期間中、非連動データ放送ではオリンピック4択クイズなども放送しており、4月の本放送に向けての準備が進んでおります。
≪データ放送の株価情報サービス≫ ※プレスリリース参照
BS-Jでは既にはじめていますが、テレビ東京は、地上波データ放送(固定)で「株価情報」を3月から放送を開始します。(現在、試験放送中)東証1部・2部、マザーズ、ジャスダックの全銘柄を平日午前9:30から深夜24:00まで、地上デジタル・データ放送でいつでも見ることができます。さらに注目する株価を60銘柄までを「My株価」として登録も可能で、「経済のテレビ東京」として各社に先行して取り組むことができたと感じています。
≪視聴率動向≫
1月クール第7週(2/20現在)が経過した時点で、1月クール平均視聴率は、GH7.9%、PT7.4%、全日3.7%。(前年同期比GH-0.4%、PT-0.3%、全日-0.2%)という状況。年度平均は、GH8.2%、PT7.7%、全日3.7%(前年同期比GH-0.1%、PT±0%、全日±0)という不本意な状況ですが、「ガイアの夜明け」など経済番組が好調を維持しています。
≪4月編成≫
月曜日などの不振な部分の改善に4月改編ではチャレンジしています。規模は小さいが経営が安定してきているので「個性・クオリティ・パワー」路線を堅持強化しつつ制作費を増やし冒険していきたいと思っています。目玉としては月曜22:00~に「日経スペシャル カンブリア宮殿 ~村上龍の経済トークライブ~」(4/17スタート予定)をスタートします。今話題の経済人を招いてお送りするトーク番組です。作家の村上龍さんをMCに迎えた異色の経済番組で、小池栄子さんも起用し、幅広く受け入れられるエンターテイメント性の高い報道番組にしたいと考えています。そのほかにも月曜日はプライムタイムを総入れ替えします。改編率で言うと最近では03年の4月改編(GH30.2%、PT37.0%、全日27.8%)に次ぐ大規模な改編を行いました(2/23現在 GH21.0%、PT22.5%、全日23.9%)。
≪スポーツ特番≫
女子ゴルフは昨年33試合中11試合を放送し、今年も同じく力を入れていくつもりです。プロ野球は最終交渉中のため公表できる範囲でいうと、今年は巨人戦を東京ドームも含め5試合くらい放送しようと考えています。3試合の交流戦含めて5試合プラスいくつかを調整中です。その他のスポーツ特番では2/26(日) 19:00~『WORLD BASEBALL CLASSICの第3戦(日本代表エキシビジョンマッチ 日本代表VS千葉ロッテマリーンズ)』を放送。
2/27(月) 21:00~には『プロボクシングWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ徳山VSナバーロ戦』。また昨年から放送している『世界卓球選手権』(ドイツ・ブレーメンで4/24~5/3開催)を、放送枠は未定ですが今年も放送する予定です。『W杯サッカー』については6/13(火)のフランスVSスイス戦、同じく6/13のブラジルVSクロアチア戦(日本と同じグループF)、7/5(水)の準決勝を放送予定です。『全仏オープンテニス』も放送する予定です。
≪営業関連≫
2/7(火)に第3四半期の業績発表を行いました。さらに年度の利益見通しを上方修正しました。スポットが順調に推移していることと、音楽出版事業の好転、グループ内制作の増加による効率化、昨年12/12(月)にテレビ東京ブロードバンドが東証マザーズに上場したことによる、持分変動益の計上などにより今年度も増収増益が見込めそうです。1月の営業状況はスポットが前年比5.0%増と盛り返しています。ただ、言われているような景気回復とは思っていません。
≪民放連新会長について≫
広瀬道貞テレビ朝日会長が民放連新会長内定しました。民放連は戦っていかなくてはならないと思っているので、意思の強い広瀬会長は適任だと思います。可能なかぎり後押しするつもりです。今の民放の課題はふたつあり、ひとつはデジタル投資という点。2点目は良質の番組を提供し信頼の回復していくことだと考えています。
≪あにてれシアター≫
2001年にテレビ東京ブロードバンドを設立したという点ではいち早くITに乗り出していたわけですが、携帯中心となっています。テレビ東京も主体性を持ってIT戦略(VSOP戦略)を本格的に進めています。その成果の1つとして得意な分野のアニメで動画配信事業として「あにてれシアター」をスタートしました。現在9作品配信しており、今後さらに増やしていく予定です。主体性をもって、どこかとがっちり組むのではなくオープンに、有用性を意識し積極的に取り組んでいくつもりです。数字は大きくないが来年はさらなる売上げを期待しています。
≪放送と通信の連携≫
常々申し上げているように、通信との"融合"ではなく"連携"だと考えています。テレビ局が持っている強いコンテンツをあくまで主体的に活用し、我々に有用性があると判断したらブロードバンドなどで流していけるというのが提携だと思います。権利処理についても各所との合意ができればかなり世が広がってくるはずです。報道の自由・責任編成というルールを持ちながら流していくということがやはり放送と通信との違いだと思っています。