定例社長会見

2012年3月29日

島田社長3月定例会見

<編成関連>
1月クールは堅調に推移し、第12週終了時(1月2日~3月25日)で、GH6.4%(前年比+0.2ポイント)、PT6.0%(同+0.3ポイント)、全日2.9%(同+0.2ポイント)と、上昇基調を続けています。2011年度年度としては、上期の惨敗が響いて、前年に少し届かない見込み。GH6.0%(前年-0.1ポイント)、PT5.6%(同-0.1ポイント)、全日2.7%(同-0.1ポイント)ですが、いい傾向のベクトルですので、この流れを新年度に引き継ぎ、さらに上昇気流に乗りたいと思っています。
好調の要因は、当社の看板でもある経済報道番組『ガイアの夜明け』『ワールドビジネスサテライト』の視聴率上昇と、去年の10月編成でスタートした『木曜8時のコンサート』『水曜ミステリー9』が期待に応えているということです。『いい旅・夢気分』や『土曜スペシャル』も少しずつ回復し、テレビ東京の従来からの視聴者に馴染みやすい番組作りになっていると思います。もちろん多少のデコボコはあります。手ごたえを感じたり、失敗したりの連続ですが、それは次への原動力。来年度は、この好調を加速させていきたいと思います。

年度末となる今週は『世界卓球2012ドルトムント』を連日放送中です。男女とも順調に決勝トーナメントに進出し、視聴率も少しずつ上がってきていますが、今回の大会では地上波放送に加え、初めてとなるネットでのLIVE配信にも挑戦しています。3月25日(日)に「女子第2戦 日本×セルビア」を、昨日3月28日(水)には「男子第5戦 日本×スロバキア」をLIVE配信しましたが、アクセス数もまずまずとのこと。想像以上に大きな成果があったと思っています。こうした様々な経験を積み重ね、今後の多角的な展開を考えていきたいと思っています。

4月編成は、週のスタートとなる月曜日を強化します。現行の2時間枠『月曜プレミア!』を1時間ずつ分割し、2本の新番組『主治医が見つかる診療所』『完全犯罪ミステリー』によって、GHの視聴率アップにつなげたいと思います。また、深夜においても、昨年末に特番で放送した旅バラエティ『そうだ旅に行こう。』をレギュラー番組として編成します(月・24:12~24:53)。
また、放送10周年を迎える『ガイアの夜明け』では、1年間にわたる10周年シリーズ企画「ニッポンの生きる道」を放送し、日本企業、日本経済が進むべき道を、様々な角度から検証します。初回放送は、4月17日(火)の84分スペシャル。以降、年間10本以上の放送を予定しています。

Q.『ガイアの夜明け』と『ワールドビジネスサテライト』が好調な要因は
A.こうしたしっかりした経済報道番組に視聴者の志向が戻ってきたのが、一つの要因。そしてもう一つは、両番組が相当力を入れて、番組を作っていることだと思います。対象の取り上げ方、掘り下げ方、それらが番組の充実につながっています。見やすい番組にすることと、経済の動きを正確に伝えることの両立は、なかなか難しい面もありますが、私たちはそれをやっていかなければならないと思っています。決して報道バラエティにすることなく、番組を面白くしていきたいと思います。
(※平均視聴率:『ガイアの夜明け』10月クール5.8%、1月クール6.2%、『ワールドビジネスサテライト』10月クール3.7%、1月クール3.9%)

Q.『ガイアの夜明け』10周年シリーズ企画の方針は
A.東日本大震災を経験した日本の針路について、個人も、企業も、経済も、進むべき方向性は手探りです。その方向性をいち早くにらんだ企業、個人の動きを伝えていくことが、この番組に求められていること。今年の日本は、ある意味"震災復興元年"として、新しい国づくりを始めますから、新しい日本を切り開いていくような動きを追いかけたいと思います。

<営業関連>
2月は、タイムが前年同期比+2.4%、スポット同+2.4%、タイム・スポットの合計で同+2.4%と順調で、年度の累計もスポットはほぼ前年並み(同-0.3%)です。業種別では、好調な情報通信系に加えて、飲料、自動車も回復してきました。新年度も堅調なスタートを切れそうですので、少し意欲的な予算を組む方向です。

<コンテンツビジネス関連>
(太田哲夫コンテンツビジネス局長)
テレビ東京とミューズ・グループは、タイにおける『TVチャンピオン』のフォーマット契約を結びました。『TVチャンピオン』は1992年4月からテレビ東京で放送していた人気番組で、企画自体が非常にシンプルなため、海外でも受け入れられたのではないでしょうか。
テレビ東京の番組フォーマットビジネスは、2008年『ミリオン家族』の「かくれんぼ家族」というコーナーでスタートしました。その後、『TVチャンピオン』もフォーマットセールスを開始しましたが、「レギュラー販売」の成立は今回が初めてです。

また、この4月から、テレビ東京公式ホームページの自動翻訳サービスを本格導入することになりました。先ほどのフォーマットセールスや海外番販など、海外で展開するビジネスが拡大する中、このサービスを通して、テレビ東京の番組をより理解していただければと思っています。翻訳言語は、英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語です。

<アニメ関連>
(田村明彦取締役)
新しい形のアニメ新番組が、この4月に2本スタートします。
1本目は、『GON-ゴン-』(月・18:00~18:30/4月2日スタート)です。原作は、講談社の「週刊モーニング」で連載されていた「GON」で、韓国の大元メディアが講談社から許諾を得て、フルCGでアニメ化。テレビ東京は、この作品の日本語版に投資します。
フルCGアニメは、海外ではスタンダード化していますが、日本ではこれからという段階です。日本にもフルCGアニメの魅力を届け、日本での可能性を探れればと考えています。
主題歌「GON GON GON~小さな王様~」を担当するのは加藤清史郎くん。「マル・マル・モリ・モリ!」を手掛けた作曲家・宮下浩司さんと、振付師・濱田"PEKO"美和子さんが、再び最強タッグを組みました。
なお、韓国での放送は、7月スタート予定です。

もう1本の新番組は『しろくまカフェ』(木・17:30~18:00/4月5日スタート)です。原作は小学館「月刊フラワーズ」に連載中で、子供だけではなく、大人の女性まで含めた幅広い年齢層をターゲットに考えています。シリーズ構成は大人計画の細川徹さん、声優は「全員が主役級」と言われる豪華なキャスト陣で臨みます。
こちらの作品については、参加する共同事業社がそれぞれの得意分野を最大限活かし、一大ムーブメントを起こしたいと思っています。音楽イベント、SNSゲーム、ネット配信などの形で、「しろくまカフェ」を多角的、積極的に推していこうという考えです。

<民放連の新体制について>
(島田昌幸社長)
新体制では、副会長の一人として報道委員会を担当することになります。このような政治の動きのなか、放送局も報道機関として在りようが問われることになるでしょう。公共の電波を使い、国民の知る権利に依拠した番組を作る。その基本を守りながら、いろいろなことに対応していきたいと思っています。
退任される広瀬会長は、リーダーシップを発揮され、地上波の完全デジタル化という大事業をやり遂げられました。今月末で全国の地デジ化が完了しますが、大変なご苦労だったと思います。
井上次期会長がおっしゃっているように、民放連も、完全デジタル化の後の番組作り、コンテンツ作りのための新しい時代に入ります。私も協力をして、民放の元気が出る、そういう民放連でありたいと考えています。民放の元気を日本の元気につなげられる活動を、地道に続けていきたいと思います。

<その他>
Q.『太一×ケンタロウ 男子ごはん』について
A.(島田昌幸社長)
先日、ケンタロウさんの事務所が発表された「少しずつリハビリも始まった」以上のことは存じ上げませんが、期待を持ってケンタロウさんの回復を待ちます。ケンタロウさんには、早く帰ってきてほしいと思っています。番組タイトルの変更はありません。
来週からは、マンスリーゲストを招いて、番組を放送します。4月は、栗原はるみさんの長男である料理家の栗原心平さんがゲストです。

Q. 民放唯一の時代劇『逃亡者おりん2』が終了したが
A.時代劇が好きな視聴者はたくさんいらっしゃるし、テレビ東京の主たる視聴者も時代劇を見てくださる世代が多い。ただ最近は、時代劇をあまり見ないM3・F3層が増えているのも事実ですので、どのような時代劇をどう作っていくかということだと思います。
時代劇は日本の文化ですよね。個人的には、子どもの頃から時代劇で育った世代として、何とか次の世代に引き継ぎたいと思っているので、何らかの道を見つけていきたいです。

≪会見者≫
代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 コンテンツ契約局、編成局、メディア・アーカイブセンター、制作局、ドラマ制作室担当
辻 幹男
常務取締役 経営戦略局、広報局、新規事業推進室担当 三宅 誠一
取締役 営業局担当補佐 兼 アニメ局担当 田村 明彦
執行役員 コンテンツビジネス局長 太田 哲夫
編成局長 井上 康
広報局長 狐﨑 浩子
広報局次長兼広報・IR部長 澤田 寛人

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