定例社長会見2012年5月

島田社長5月定例会見

<社員の逮捕について>
テレビ東京の社員が、昨日(5月31日)東京都青少年の健全な育成に関する条例違反容疑で逮捕されました。極めて遺憾なことであり、詳細を把握した上で対応を考えます。

<InterFMの株式譲渡について>
子会社であるInterFMの株式の90%を、6月20日付で木下グループの株式会社キノシタ・マネージメントに譲渡することになりました。木下グループは、企業理念として「文化の創造」を掲げています。木下工務店の代表取締役である木下直哉氏の熱意も相当なもので、同社をしっかり運営してくださるだろうと、お譲りすることにしました。
InterFMは、テレビ東京グループとのコラボレーションを図るなど、発展の芽が見えてきたところではあったのですが、実態としては当社から相当な投資が必要でした。木下グループは、今後も放送事業を維持するための投資を十分にしてくださるということ、また、テレビ東京自体が2014年の開局50周年に向けた、経営資源の選択と集中を求められているということもあり、譲渡を決めました。
株式は10%を保有します。InterFMの免許要件でもある、災害時の多言語放送などの面でも、しばらくお手伝いすることはあるでしょう。当面はテレビ東京グループと業務提携関係を続けていきたいと思います。

Q.東日本大震災によってラジオの役割が見直されたが
A.ラジオの機能は見直されましたが、経営は依然厳しい。今後もさらに厳しいでしょう。そうした環境の中で、積極的に関わってくださるところがあれば、放送を維持するためにお任せする方がいいと思います。InterFMは、来秋に免許の更新時期を控えており、新しい計画を作っていただくという意味では、いいタイミングではないでしょうか。

<本社機能の移転について>
5月16日に発表した通り、本社機能の移転を決めました。長年の懸案でもあったマスター更新に加え、現在、タコ足のようになっている本社機能およびグループ機能を集約できるような体制を作りたい。その負担に耐えられるいくつかの方程式を経営的に考えた結果、次の50年に向けた飛躍の舞台を作るという決断に至りました。
移転費用は、最大で総額180億円を見込んでいますが、この金額をもっと圧縮しながら、いいものを作るべく、具体的に検討していきたいと思っています。
移転時期は、2015年の秋から年末を予定しています。開局50周年(2014年)の翌年に新しい社屋に入り、かつ新しいスタジオで強力な番組を発信していく。そのための体制を整えたいと考えているところです。

Q.新社屋への希望はあるか
A.楽しい空間にするお手伝いをしたいと思っています。ただ、全体はまだ固まっていません。

<編成関連>
4月クール(第8週終了時・5月27日まで)は、GH6.4%(前年比+0.9ポイント)、PT6.1%(同+0.9ポイント)、全日2.8%(同+0.3ポイント)と順調です。去年10月に立ち上げた新番組が期待通りに推移していることに加えて、『モヤモヤさまぁ~ず2』や『カンブリア宮殿』といった既存のレギュラー番組も健闘しており、明確な意図をもった番組が、視聴者にしっかり受け止められていることに手応えを感じています。今年度の目標であるGH7%に向けて、さらに番組を強化していきたいと思っているところです。
なお、『カンブリア宮殿』については、6月28日(木)に放送300回の節目を迎えます。JALの再建をテーマに1時間半の拡大スペシャルを予定しておりますので、ご期待ください。

<営業関連>
先日、2011年度の決算を発表しました。テレビ東京ホールディングスとしては増収減益です。東日本大震災の影響を受けながらも、番組制作費を死守し、営業赤字を覚悟してスタートした年度でしたので、減益とはいえ、よく踏ん張ったと思います。
4月は、タイムが前年同期比+1.8%、スポットが同+29.4%、タイム・スポット合計で同+10.5%となりました。スポットは昨年同時期に震災の影響を大きく受けましたので、前年比では大幅なプラスになっています。今後、外部環境面で懸念材料はありますが、タイムは特番で上積みを狙い、またスポットも堅調な推移を維持して頑張っていきたいと思っています。

<事業・コンテンツビジネス関連>
(井澤昌平取締役)
映画「LOVEまさお君が行く!」の公開(6月23日)まで、1ヵ月を切りました。この作品は、去年大ヒットした「モテキ」と同様、社内プロジェクトを通して社内横断的なPR展開を進めており、前売りの滑り出しも非常に好調です。
現在、映画の前売券付き「ポチたまペットの旅スペシャルDVD」のローソン限定発売や、テレビ東京ブロードバンドによる映画の公式モバイルサイト運営などを実施中。さらに、『まさはる君が行く!ポチたまペットの旅』では、映画でまさお君を演じたラブ君と、主人公のモデルとなった松本秀樹さんによる、映画のロケ地(つくば、亀有、長瀞)の旅を紹介します(※テレビ東京では、6月1日・8日・15日に放送)。
公開日となる6月23日(土)12:30~14:23には、テレビ東京として初の試みとなる、初日舞台挨拶の生中継を行います。

洋画では、9月28日(金)に日本公開予定の「ハンガー・ゲーム」に出資します。今年の3月23日に全米で公開され、4週連続1位を獲得したアクション大作で、公開当時はオープニング興行成績全米歴代3位(非シリーズ作品としては1位)、さらに世界70カ国でオープニング1位を記録しました。テレビ東京にとって大規模公開となる洋画への出資は久々となりますが、話題性のある作品ですので、大ヒットを狙っていきたいと思います。

7月には「トリニティ アイリッシュ・ダンス」の公演を主催します(※横浜公演=7月7日/関内ホール、東京公演=7月14~16日/Bunkamuraオーチャードホール)。2年ぶり4回目の日本ツアーとなり、札幌、名古屋、福岡など8ヵ所で公演が行われます。

コンテンツビジネス関連では、3月の「世界卓球」で初めて挑戦したLIVE配信を、6月にも実施することになりました。6月6日(水)~10日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催されるITTFワールドツアー「ジャパンオープン」の模様を、地上波の放送(6月17日)に先駆けて、テレビ東京卓球総合サイト、YouTubeテレビ東京卓球チャンネルでLIVE配信します。配信実施日は、6月8日(金)~10日(日)の3日間です。

また、『ピラメキーノ』の人気コーナー「しんれい君をさがせ」のアプリを、5月14日(月)からiPhone、Android版で同時リリースしています。 お子様に楽しんでいただけるよう完全無料で配信しており、App Storeでは、エンターテインメント(無料)ランキング 約2日間で1位、総合(無料)ランキングで 最高 7位と好調に推移しています。

東京スカイツリー開業にあわせて、『モヤモヤさまぁ~ず2』初の番組グッズとなる「とれ高フィギュア」を製作しました。限定版の先行発売が好調で、東京スカイツリー内の「Tree Village」では、オープン初日(5月22日)の売上数が全局全商品の中で最多を記録しました。

<アニメ関連>
(田村明彦取締役)
今年で15作目を迎える劇場版ポケットモンスター(7月14日公開)で、9年ぶりに短編「メロエッタのキラキラリサイタル」を復活させます。2本立てで公開する「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ」とあわせて、長短編を幅広く楽しんでいただければと思います。
7月12日(土)には、劇場版の公開に先駆け、前年の作品を放送する予定ですが、前作は2作品「劇場版ポケットモンスターベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム」「ビクティニと白き英雄レシラム」を同日公開したため、どちらの作品を放送するか、視聴者投票で決めるという試みを行っています。現在、テレビ東京の「ポケットモンスター」公式サイトを通して投票を受け付けています(※6月21日まで)。
また、木曜19:00から放送している『ポケットモンスター ベストウイッシュ』が、6月21日(木)から新シリーズとなり、『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2』としてスタートします。シーズン2では、過去に活躍した懐かしいポケモンたちが数多く登場する予定です。

<その他>
Q.次長課長の河本準一さんについて
A.(島田昌幸社長)
きちっとお詫びをして、けじめをつけているので、番組にはこれまで通り出演していただくことにしています。降板は考えていません。これを機に、芸人としても一人の生活者としても、一層の精進を積んでいただければと思います。

Q.BSジャパンが好調とのことだが
A.(広告料金の)割安感がどこまで続くかだと思います。空から全国に流すBSと、地域を軸につないでいく地上波と、媒体として特性の違いがあり、その違いを意識した番組を作っていけば、うまく共存するでしょう。


≪会見者≫
代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 コンテンツ契約局、編成局、メディア・アーカイブセンター、制作局、ドラマ制作室担当
辻 幹男
常務取締役 経営戦略局、広報局、新規事業推進室担当 三宅 誠一
取締役 コンテンツビジネス局、事業局、ビジネス管理部担当 井澤 昌平
取締役 営業局担当補佐 兼 アニメ局担当 田村 明彦
編成局長 井上 康
広報局長 狐﨑 浩子
広報局次長兼広報・IR部長 澤田 寛人