定例社長会見

2014年11月27日

髙橋社長11月定例会見

<編成関連>
(髙橋雄一社長)
10月クールの視聴率は、GHは7.0%(前年比-0.3 P)、PT6.5%(同-0.4 P)、全日は3.1%(同+0.1 P)でした。昨年や9月末と比べて、GH・PTはやや苦戦しています。全日の方はお陰様で前年を上回る数字できております。

10月から大きく番組内容を変更していませんが、今あるレギュラーの番組をもう少し強化しようと頑張っている最中です。

今年4月にスタートしました「THE カラオケ★バトル」ですが10月15日(水)には8.0%、11月19日(水)には7.2%とある程度手応えを感じるという段階にきております。工夫して改善していますので、もっと多くの方に見ていただく番組を目指したいと考えています。

前回もお話したと思いますが、ジャニーズ5人による生放送「トーキョーライブ22時」ではLINEやデータ放送を使うなど新しい取り組みをしております。

またレギュラー番組では「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」や「たけしのニッポンのミカタ!」が好調です。「そこんトコロ」については約4年半ぶりに11%超えの視聴率を獲得し、「ニッポンのミカタ」も初めて10%を超える視聴率を獲得することができました。レギュラー番組を工夫した結果がこの番組ではよく表れていると考えております。

続いて年末年始の番組についてご説明いたします。

まずは来週の金・土・日(12月5~7日)に開局50周年特別企画「柔道グランドスラム東京2014」を開催いたします。今回は出場者が充実しています。世界ランキング上位の選手が多く出場すること、そして日本からは若い新しい選手が出ます。17歳の高校生2人や、今年の世界選手権の女子48キロ級で金メダルを獲得した19歳の近藤亜美選手など、こうした若手が増えていますので、これは当然2020年に繋がっていく選手層の充実だと思っています。ぜひご取材をお願いいたします。

今年の大晦日につきましては恒例となりました、「年忘れにっぽんの歌」をやります。その後にボクシング、それから東急ジルベスターコンサートで年越し、という流れになっております。紅白裏には世界タイトルマッチが3つ並びますので、ボクシングファンにとっては見逃せない時間帯になると思っております。歌番組に関しても、昨年は少し数字的にやや苦戦しましたので巻き返しをはかるべく、今現場で工夫している最中だと聞いておりますのでどうぞお楽しみにしてください。

それから今年の元日は"史上初の大食い国別対抗戦"「大食い世界一決定戦!」の第二弾で勝負します。前回優勝のアメリカ、準優勝の日本に加え、今回は人口13億人の"食の大国"中国と、"南半球最強を自認する大食い協会"のあるオーストラリアが参加。各国4名の団体戦で戦いまして、日本チームはギャル曽根さんが6年ぶりに現役復帰となります。アメリカには6月の放送で圧倒的な強さを見せたモリー・スカラーさんもいて、対決が実現できれば非常に話題にもなると思いますし、スケールの大きいものになると思います。

1月2日は「テレビ東京開局50周年特別企画 ヤマダ電機 新春ワイド時代劇 大江戸捜査網2015~隠密同心、悪を斬る!」をお送りします。テーマ曲はお馴染みの、あの懐かしいテーマ曲を新たにアレンジして使用しています。昨年は徳川家康を題材に「影武者 徳川家康」、一昨年は「白虎隊~敗れざる者たち」でしたが、今年は趣向を変えエンターテインメント性の高い時代劇にチャレンジしております。私も京都の撮影所に行きましたが、殺陣のシーンも非常に多いですし、どのシーンを見ても面白い構成になっております。時代劇世代ではない若い人にも、ぜひこの番組を見ていただきたいという思いを込めておりますので、よろしくお願い致します。

年末年始は他にも豊富なラインナップでお届けいたします。

続きまして、来年1月の特番ですが、「スノーボード&フリースタイルスキー世界選手権2015」を放送いたします。開催場所はオーストリア・クライシュベルクです。

これまではスキーとスノーボードは別々の大会でしたが、今回はそれが合体してひとつの大会になるというところに着目し、放送することにいたしました。ソチ五輪で日本選手団が獲得した8個のメダルのうち、4つがこのスノーボードとフリースタイルスキーですので、若い視聴者層の間でも認知度が高いと思っています。

これは来年に限らず、続けることによって番組を定着させていきたいと考えています。2017年大会までの権利を取得することで、2018年冬の平昌五輪や2020年の東京五輪の盛り上げに繋げたいと思っています。

番組のメインキャスターはソチ五輪の時と同じく、荻原次晴さんに務めていただきます。その他、ベッキーさんにキャスターとして登場していただきます。彼女はウィンタースポーツに非常に興味があるということで引き受けてくださいました。現地では元フリースタイルスキー・モーグル選手の上村愛子さん、元スノーボード・ハーフパイプ選手の中井孝治さんがナビゲーターを務めます。その他、解説にはソチ五輪でも解説を務めた三浦豪太さん、長岡英明さんに今回もお願いしています。この番組の実況は小島秀公と島田弘久の両アナウンサーが務め、バンクーバー五輪とロンドン五輪のキャスターを経験した秋元玲奈アナウンサーが現地から情報をお送りします。

これまで冬のスポーツというのは縁遠かったのですが、少し新しい分野を開拓していきたいと考えております。

次にドラマの話をさせてください。

開局50周年特別企画 金曜8時のドラマ、1月スタートの新シリーズは「保育探偵25時~花咲慎一郎は眠れない!!~」です。主演は地上波連続ドラマ単独初主演の山口智充さん。繁華街にある保育園の園長先生と、元刑事の探偵という2つの顔を持った、人情味あふれる男を演じます。

そして、ずっと制作しておりましたドラマの「永遠の0」ですが、11月13日に鹿児島でクランクアップし、今まさに編集の作業中です。これは2014年6月上旬から約5か月という長期間の撮影をしてきまして、私も2回ほど現場に行きました。年明けには、完成披露記者会見も行う予定です。

編成関連は以上になります。

続いて受賞関連のご報告です。

創り手である制作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となり、優れた作品を選ぶ「ATP賞」。その第31回目となるATP賞にて、テレビ東京とテレビ東京系列で制作・放送した番組が4作品、受賞しました。

テレビ大阪が担当しております「和風総本家 世界で見つけたMade in Japan 第12弾」が情報・バラエティ部門の最優秀賞を受賞いたしました。それからドラマ部門の奨励賞に金曜8時のドラマ「三匹のおっさん ~正義の味方、見参!!~」と、テレビ愛知の制作による、テレビ愛知開局30周年記念ドラマ「スケート靴の約束 名古屋女子フィギュア物語」が選ばれました。さらに放送20年ということで「開運!なんでも鑑定団」の制作チームが特別賞をいただきました。鑑定団は昨年の秋に放送1000回を達成しております。

<営業関連>
(髙橋雄一社長)
続きまして10月の実績ですが、タイムとスポットを合わせますと、65億3400万円で前年比+5.1%。4月からの年度累計ではタイム・スポット合計で468億4000万円、前年比で+7.6%でした。全体としては堅調です。

タイムは前年を僅かながら下回るレベルで推移しました。スポットの需要が強いことから、若干タイムをスポットに切り出すなどした結果、タイムは前年比-0.8%となりました。

一方スポットは前年比+16.5%です。引き続き「情報通信」「家電・AV機器」などが好調です。その他「自動車」などシェアの高い業種の出稿も伸びた結果、前年を上回ることができました。

<事業関連>
(髙橋雄一社長)
「テレビ東京開局50周年特別企画 テレビ東京ビジネスフォーラム2015」についてご説明させていただきます。

テレビ東京が得意とする経済番組の要素をフォーラムというかたちにしようと考えました。

開催日時は2015年2月11日(水・祝)。「ワールドビジネスサテライト」、「未来世紀ジパング」、「ガイアの夜明け」、「カンブリア宮殿」、「モーニングサテライト」、全部で5番組の出演者やスタッフが一堂に集結する、1日限りのビジネスフォーラムイベントです。

トークショーや秘蔵VTRなどを通じ、各番組独自の視点で「日本経済を元気にする方法」「日本がグローバルに生き抜くための戦略」のヒントを探ります。個々の番組ではそれぞれ単発でセミナーを開いたことがあるのですが、こうして結集したかたちは今回が初めてになります。出演者としましては番組でお馴染みの村上龍さん、江口洋介さん、SHELLYさん、それから局からは「モーニングサテライト」の佐々木明子、「WBS」の大浜平太郎、大江麻理子と、また各番組のプロデューサーも参加しまして、番組作りの裏側などについての話をしながら番組セミナーとして盛り上げたいと思っております。

イベントは入場無料で3000名様をご招待します。事前募集の当選者のみ入場可能となっています。本日より「テレビ東京ビジネスオンデマンド」会員の応募を開始いたしました。12月8日(月)より一般の応募を受け付けます。

<アニメ関連>
(太田哲夫取締役)
12月に、テレビ東京で人気のアニメ3作の映画が、3週連続で公開になります。

まず初めに、12月6日(土)に公開します「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」。11月10日の発売号で週刊少年ジャンプでの連載が終わりました。ナルトはこの後どうなっていくのかというようなことを含め、今回の映画は岸本斉史先生も非常に力を入れている作品です。東宝系265館で公開する予定です。「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」は前作の14.8億を超えていけたらと思っています。

続きまして、次の週12月13日(土)に公開しますのは、「劇場版 アイカツ!」です。東映系155館で公開する予定です。特に「アイカツ!」は初めての劇場版ですので、こちらの方も期待されていると思います。現在は木曜の18:00~18:30で放送しており、非常に女の子から人気の番組ですので、こちらの方もなんとしても成功させたいと思っています。

そしてトリを飾るのは12月20日(土)公開 「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」。こちらは東宝系340~350館の予定で公開いたします。7月19日から前売りを発売しまして、11月23日現在で84万枚を超えております。前売り券としては東宝配給映画史上歴代最高の数字をたたき出しており、非常に期待を背負っている「妖怪ウォッチ」初めての映画化です。

12月6日、13日、20日と3本続けて、テレビ東京はこの12月にアニメの映画で勝負したいと思っております。ぜひ宣伝の方よろしくお願い致します。

<2014年、今年1年を振り返って>
(髙橋雄一社長)
今年は開局50周年ということで、キャンペーン等は去年の秋から始まっていますが、本格的に今年の春あたりから番組を投入したり、代々木第一体育館でイベントを開催したり、大きなドラマをつくったり、夏には長時間の歌番組を放送したりして、これからも「永遠の0」などが残っています。

開局50周年をひとつの、次の飛躍の年の踏み台にしたいという思いでやってまいりました。不確定要素としては経済状況全般、さらに4月からの消費税の引き上げというのが営業収入にどう響くかというところ。飛躍しようという部分と、不安要因を抱えてスタートしたという1年でした。

結果的にみますと、営業的にはその辺りの不安はあまりネガティブに働かず、むしろそれを取り返すというように進みました。

それからイベントに関してはそれぞれ思い通りいかなかったという部分もありますが、全体としては今まで我々が経験したことのない周年事業を、なんとか達成し終わりつつあるという段階にきております。

思いがけないものとしては、「妖怪ウォッチ」があれほどの社会的な話題になるとは思っていませんでした。ただこれも偶然ではなく、昨年からアニメ局の人間は来年、つまり今年は「妖怪ウォッチ」が非常に大きなものになりますと言っていて、そういう意味ではきちんと設計した通りに展開でき、かつ当初の見込み以上にインパクトをあたえることができたと思います。アニメの分野では息の長い作品を投入することができたと考えております。

開局50周年にちなんで制作しましたいくつかの新しい番組はトライアルの部分もありましたが、そうしたものから来年以降に繋がるきっかけも、いくつかつかむことできたと考えております。

できるだけ他がやっていないユニークなものを作ろうという意識は強いのですが、大きく踏み外すような番組はつくらないで、ある意味では我々の身の丈にあった番組を実直に作ろうと、それも他の局にはあまりないものをできるだけ探していこうという精神で作って、その辺がある程度視聴者の方に評価されているのかなと。視聴率は劇的に向上しているわけではないですが、全体にHUTが伸び悩む、もしくはマイナスになるという中、落とさずに少しずつでもあげることができているということが我々にとって大きな収穫でした。そういう意味ではあとから考えて、この開局50周年という年がテレビ東京の地力を少しアップさせたというような年になっていればいいと考えています。

客観情勢、業界の情勢でいえば今年は4Kがクローズアップされていまして、これから高いハードルがたくさんあるので、今年は我々も業界の中で劣がないよう4Kに対する知見、ノウハウ等々を積まねばならないと認識した年でもあります。

それから同時再送信と見逃し視聴ですが、毎回申し上げている通り、通信系をどう使っていくかというのは大きな流れではあると思います。ただしこれをどういうふうに我々はビジネスベースで展開できるのか、民放としてどこまでできるんだというところはまだ全く答えが出ておりません。これは1年前、2年前でも、おそらくそういう可能性はずっとあったわけですが、ややリアリティをもってきたという年だったと考えています。

今申しましたことが来年にそのまま引き継がれていくと思いますが、引き続き来年も地力というものをアップしていきたいという年になりますし、社内的には来年も少し新しいことを考えようということは話しています。

≪会見者≫
テレビ東京 代表取締役社長 髙橋 雄一
テレビ東京ホールディングス 常務取締役 経営企画、広報、グループ戦略担当 廣瀬 和彦
テレビ東京 取締役 コンテンツビジネス局、アニメ局、メディア・アーカイブセンター担当 太田 哲夫
テレビ東京 編成局長 井上 康
テレビ東京 広報局長 狐﨑 浩子
テレビ東京 広報局次長兼広報部長 澤田 寛人

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