ドルフィンスイマー・水中写真家 鈴木あやの

海をイルカと共に自在に泳ぎ、幻想的な空間を作り出す水中モデルであり、超至近距離でイルカの表情をカメラにおさめる写真家でもある、ドルフィンスイマー。
東京大学大学院を卒業後、研究者として大手企業で働いていた彼女は、御蔵島でイルカと出会ったことから「ドルフィンスイマー」の道を歩むことを決心する。

夫の福田さんと二人三脚で歩み、福田さんが撮った、あやのさんとイルカの写真はアマチュアながら、コンクールに入選を果たし、注目を集めた。

イルカが酸素ボンベの泡を嫌うため、イルカと泳ぐときは素潜りが基本。シュノーケルで縦横無塵に海の中をイルカと泳ぎ、イルカと一緒に泳ぐ写真は、合成と見紛うほど幻想的である。彼女が被写体となってイルカと泳ぐ写真は数々の紙面を飾り、その美しさが話題を呼んでいる。
今月には自身初となる写真集が発売された。今後もより良い写真を求めて、イルカを追いかける日々は続く。