定例社長会見2009年2月

島田社長2月定例会見

<アニメ局(仮称)の新設について>
4月にアニメ局(仮称)を新設するため、今準備をしています。1月の新年祝賀会のときに、新局で力を揮いたいと思っている人は、社内公募するので手を挙げてほしいと社員たちに約束しました。組織的な詰めは最終段階に入り、先週から社員公募を始めています。意欲のある人を迎え、新局を立ち上げたいと思っています。
テレビ東京のアニメというのは、有力な輸出商品でもありますし、局を特徴づけるコンテンツでもあります。景気は相当厳しくなっていますが、むしろこれまで蓄積してきたノウハウを再結集し、市場開拓に力を入れていこうと考え、局として新設することにしました。
今のところ、アニメ業務推進部・アニメ事業部・アニメ制作部(すべて仮称)の3部構成にしようと思っています。25人前後の局になると思いますが、局自体で新しいアニメを開発する力をつけ、海外市場の開拓も含めて力をつけてほしいと考えています。会社の経営体力をつけるという意味でも、アニメをもっと大事にして、収益力を高めるということが必要だという判断です。4月の新年度入りと同時に立ち上げることにしました。
テレビ東京は、時間帯をゾーンで区切りたいと思っており、夕方からゴールデンタイムにかけてはファミリーゾーンとして家族で楽しんでもらおうと考えています。そういう背景の中で、アニメを大事にして育てていきたい。今は待っているだけではとてもいいアニメは放送できませんから、どう作り上げていくかということ。アニメ局を作って、みんなが力をあわせ、外部との連携をはっきりさせることで、いいアニメを生み出す力をつけたいというのが最大の狙いです。

<編成関連>
視聴率は相変わらず苦戦をしています。
1月クール第8週(2月22日)までの視聴率は、ゴールデンタイムが7.6%(前年比-0.7ポイント)、プライムタイムが7.2%(同-0.7ポイント)、全日3.5%(同-0.4ポイント)です。曜日ごとに視聴率のバラつきがありますが、全体として苦戦を強いられています。
ここへきて『いい旅・夢気分』や『土曜スペシャル』は勢いを盛り返してきており、特に土曜日はゴールデンタイムの視聴率が上昇傾向にあります。これは非常に喜ばしいことです。

10月からスタートした番組は、まだ認知度が上がっておらず、視聴率は なかなか期待通りにいきません。しかし、『やりすぎコージー』については、番組公式サイト「やりすぎ.jp」の動画再生回数が相当増えています。2月2日の放送後にわずか2日間で30万回、2月の月間では23日時点で115万回まで伸びています。番組内容を向上させて、視聴率を上げつつ、こういう形での視聴者との接点をどう利用していくのか、新しいビジネスモデルにつなげられるのか、そういうことをこれから検討していきたいと思います。

<営業関連>
1月の営業実績はタイムが前年同期比-9.5%、スポットが前年同期比-17.8%、タイム・スポットの合計が-11.6%です。
第3四半期までは比較的堅調に来ました。しかし、1月に入ってから市況が相当に悪化しています。憂慮ならざる事態だと思います。これを前提に新年度をどう計画していくか、それを考えている最中です。

<事業関連>
(石川常務)
テレビ東京とバンダイナムコゲームスが、新しいゲームアプリ「カゾク★グルミ」を共同開発しました。キャラクターが成長するゲームアプリで、本日から配信を開始しています。育成型ゲームは市場に出ていますが、今回の「カゾク★グルミ」はワンセグ放送を見ることでキャラクターが成長するというテレビ業界初の仕組みです。キャラ自体は脱力系の"ゆるきゃら"で、意外性に満ちた面白い展開が楽しめます。
この開発にはテレビ東京の関係会社であるテレビ東京ブロードバンドが携わりました。ワンセグ、そしてワンセグデータ放送にお客様を引き付けるとともに、ユーザーの属性をつかむことで、ワンセグというメディアの可能性を探りたいと思います。

2月14日に公開された『少年メリケンサック』ですが、初日2日間で興行収入2億円を記録し、最終的に10~15億円を狙えるペースとなっています。主演の宮﨑あおいさん、監督の宮藤官九郎さん人気のすごさを感じています。
今週末(28日)には『激情版エリートヤンキー三郎』が公開されます。テレビ東京にとっては、初めての現代劇ドラマの映画化ということで、番組を駆使したプロモーションをトップギアで展開中です。
3月は公開映画が3本あります。3月7日には『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』が公開されます。ケロロは「ポケットモンスター」「NARUTO」「BLEACH」に次ぐ、テレビ東京4番目のアニメ映画として定番になっており、着ぐるみが系列各局等を回って宣伝展開中です。
3月20日には、「おくりびと」で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作『釣りキチ三平』が公開されます。1970年にコミック版が大ヒットした作品で、テレビ東京として大変期待をしている作品です。VFXは日本を代表する制作会社「白組」が担当し、水面下の世界がダイナミックに描かれています。
同じ3月20日には伊坂幸太郎さん原作の『フィッシュストーリー』も公開します。伊坂ワールドが展開され、異なった4つの世界が最後のクライマックスへとつながる作品で、こちらも期待をしています。

(島田社長)
『釣りキチ三平』は、ある意味 滝田洋二郎監督の"凱旋1作目"。大いに期待しています。

<地デジ推進&7chキャンペーン>
この2月はテレビ東京が地デジ推進の担当を務めており、2月1日から15分以下の番組を除く"全番組"で地デジ推進の告知テロップを流しています。また様々な番組で、地デジについて言及したり、地デジの話題を取り上げたりしています。明日(2月27日)放送の『ペット大集合!ポチたま』では各局にご協力をいただいて、地デジ推進大使を務める女子アナの皆さんに生出演していただくことになりました。皆さんに番組を盛り上げてもらいつつ、地デジの魅力を伝えてもらいたいと思います。
地デジ推進テロップの反響はあるようで、コールセンターへの電話も相当入っているようです。認知度はまだ低いですが、こういうことを積み上げながら、環境を整えるため全力を挙げたいと思います。

2月は地デジ推進にあわせて、「デジタル7chキャンペーン」も行っています。「地デジ7チャンCM」では、一般視聴者から出演者を募集していますが、きのう(25日)までに1,023名の応募が集まっています。「7」に対する思いや、エピソードなども一緒にいただいており、7名の方に"地デジ7チャンの顔"として出演していただきたいと思います。

Q.地デジ完全移行へ向けて
A.2011年7月には完全移行するべく、民放として最善の努力を続けるしかありません。
国家的な事業ですから、我々としては責任を全うしてきちっとやります。放送を使って、視聴者の皆さんに地デジ視聴の環境整備について考えていただくよう、根気強くやっていきます。

(広報・IR部まとめ)


会見者: 代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 メディア事業推進本部長 石川 博 
常務取締役 編成局、制作局、報道局、スポーツ局 兼 BS業務推進本部本部長補佐 藤延 直道
常務取締役 経営戦略局、関連企業統括室、コンプライアンス統括室担当 深沢 健二
取締役経営戦略局長 三宅 誠一
編成局長 武田 康孝