定例社長会見2009年3月

島田社長3月定例会見

<地デジ推進&7chキャンペーンについて>
地デジ推進の担当として、2月にキャンペーンを行い、テレビ東京として精一杯やらせていただきました。総務省の地デジコールセンターが対応した問い合わせ件数は、2月の1ヵ月間で過去最高の22,635件に達し、初めて月間で2万件を超えたということです(総務省発表:1月=19,974件)。15分以下の短い番組を除く全ての番組で地デジ推進テロップを流したり、合計70番組で企画やコメントの中に地デジ推進を織り込むなど、かなり積極的にキャンペーンに取り組みました。2月はテレビの受像機の売り上げも良かったいうことで、地デジの認識が広がってきたかな、という手ごたえを感じています。

地デジ推進にあわせ、2月には「デジタル7chキャンペーン」も行いました。こちらも、3月頭に民間調査を行った結果、「テレビ東京が何チャンネルで放送されているか ご存知ですか」との問いに対し、「7チャンネル」と回答した方が、昨年8月の調査よりも9.1ポイント増えました。番組での告知や「地デジ7チャンCM」の効果があったと思っています。
この「地デジ7チャンCM」については、4月1日から新たな「春バージョン」の放送を始めます。出演者は、携帯サイトで応募していただいた1,196名の一般視聴者の方から選考させていただき、1歳から61歳まで幅広い世代の「7組」の方々に登場していただくことになりました。
また、この「春バージョン」には「隠れキャラ」として、ピンポン7(「世界卓球」PRアナウンサーユニット)、毎日かあさん(4月スタート アニメキャラクター)、西岡 剛さん(千葉ロッテマリーンズ内野手・背番号7)にも登場してもらいます。
「デジタル7chキャンペーン」は今年7月にも予定しており、精力的に実施していきたいと思います。

<「世界卓球2009」について>
「世界卓球2009」が、ゴールデンウィークに開幕します。横浜開港150周年の今年は、その横浜で個人戦が行われます(4月28日~5月5日/会場:横浜アリーナ)。
現在、社屋の壁には、女性アナウンサーたちが結成したPRユニット「ピンポン7」の巨大ポスターが掲示されています。大橋未歩アナウンサーを始め、7名の女性アナウンサーたちが、1ヵ月後に迫った大会を盛り上げようと、けなげに頑張っているところです。また、正面玄関ロビーにはピンポン台も設置するなど、社内には応援ムードが高まっています。

<編成関連>
視聴率は依然として苦戦をしています。
1月クール第12週(3月22日)までの視聴率は、ゴールデンタイムが7.5%(前年比-0.9ポイント)、プライムタイムが7.2%(同-0.8ポイント)、全日3.5%(同-0.4ポイント)です。あと一週残るのみということで、2008年度の視聴率は厳しい結果で終わりそうです。景気情勢の悪化に合わせて制作費の圧縮に務めたりしてきましたが、それがこういう結果を招いたとは思いたくありません。番組作りそのものに何らかの問題があったのでは、という観点で、改めていろいろと検証をして4月以降につなげたいと思っています。
経営状況は、ある意味2008年度より2009年度のほうが厳しいと思われ、これからいろいろな措置を講じていかなければなりません。そういう状況下でも、視聴率というそれぞれの番組が持つ力、そしてビジネスとしての力をどうやってつけたらいいのか、厳しいところから改めて再出発したいと考えているところです。

4月改編のテーマは古代ヨーロッパの故事にちなんで、大きな決断を意味する「ルビコンを渡れ!」です。私たちもルビコンを渡る大いなる決断をもって、困難な状況を乗り越えていき、巻き返しを図りたいです。
4月クールは、最近ではあまり例のない大幅な改編を行います。GH29.1%、PT35.4%、全日45.5%という改編率ですが、そのなかでゾーン編成という考え方を取り入れることにしました。子供中心のファミリーで楽しむ時間帯、大人の視聴に耐えうるエンタテインメントを提供する時間帯、局のメッセージとして文化・教養をきちっと伝える時間帯、それから深夜、若者に開放する時間帯です。それぞれに特徴のある番組を作っていきたいと思っています。

<営業関連>
2月の営業実績はタイムが前年同期比-11.5%、スポットが前年同期比-24.8%、タイム・スポットの合計が-15.6%です。スポットは厳しい状況が続いています。3月は少し上向きそうですが、それでも極めて厳しい状況です。
先の見通しのきかない状況で、新年度の予算は少し柔軟に考えようと思っています。まず上期を固めて、下期は暫定的予算とし、再度見直す予定です。2009年度は2008年度を上回る厳しさであることを覚悟していかなければなりません。

<事業関連>
(石川常務)
3月28日からサントリー美術館で「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」を開催します。1863年の薩英戦争で消滅したといわれている薩摩切子の展覧会で、幻のカットグラスと言われている逸品ばかりです。

4月11・12日の週末は「サイクルモードエコクラシック」をツインリンクもてぎで開催します。この不況の中で、自転車業界は異常に売り上げが伸びているそうで、テレビ東京としても定番イベントとして確立したいと意気込んでいるところです。
もてぎのサーキットコースを自転車で走れるオフロードのイベントで、元F1ドライバーの片山右京さんも「7時間エンデューロ」という7時間耐久レースに出場します。大いに盛り上がるのではと期待しています。

池波正太郎原作の舞台「その男」の初日も近づいております。4月6日から26日まで全27公演を行います。非常に熱っぽい舞台になると思います。
また、7月18日からは、日本経済新聞社と共催で「恐竜2009-砂漠の奇跡」を開催します。

<4月の組織変更について>
4月1日付でアニメ局を立ち上げます。局長は田村明彦取締役が務め、3部体制でスタートします。新しいアニメ局が世界を見渡して、これまでのテレビ東京の財産であるアニメと、それにまつわるノウハウをフルに活用し、国内の市場の再開拓、そして世界市場の開拓にあたってもらいたいと期待しています。
もうひとつ新しい組織として、4月1日付で編成局に企画推進部を設けます。局を越えて人が集まり新しい番組を作る、新しいビジネスモデルを作る、それが新しい営業につながることを期待したい。そういう形で試行錯誤した結果、はっきりした形の部にしようと企画推進部が生まれました。就任以来、私は「挑戦と改革」というスローガンを掲げてきましたが、ここが新しい一歩になってくれればと期待しています。

Q.報道番組について
A.いろいろな取材のプロセスの中でネットは有力なツールの一つだと思いますが、それは取材の常道としてきちんと裏付け取材を行うことが必須条件だと思います。特に厳格性が問われる報道番組の手法として、証言者をそういう形で募集するという手法はどうなのか、という気が私はします。しかし、決して他人事ではありません。我々も改めて襟を正してきちっとした報道をしていくという原点に立たないといけないと思います。

Q.地デジ推進にからめた政府の景気対策について
A.かねてから、地デジ推進は国家的事業なので、やれることはやってほしいと要望しています。景気対策にからめて地デジ推進を進める考え方はおおむね喜ばしいと思います。いろいろなアイディアをその中に盛り込んで2011年の7月には完全な形でスタートできる体制にしてほしいと思います。
苦しい時期ですが、私たちもやるべきことはやります。中継機器の整備や、デジタル推進のキャンペーンを全力で行いますので、国としても完全実施に向けて形を整えていってほしいと思います。

Q.テレビ愛知のスタッフ出演問題について
A.残念です。プロデューサーも認識していながら、そのまま放送してしまったという、あってはならないことが起きてしまった。きちっと社内処分もしていますので、改めて再発防止を徹底し、こういうことのないようにしてもらいたい。我々も対岸の火事にせず、足元を見つめ直したいと思います。

(広報・IR部まとめ)

会見者: 代表取締役社長 島田 昌幸
常務取締役 メディア事業推進本部長 石川 博 
常務取締役 編成局、制作局、報道局、スポーツ局 兼 BS業務推進本部本部長補佐 藤延 直道
常務取締役 経営戦略局、関連企業統括室、コンプライアンス統括室担当 深沢 健二
取締役経営戦略局長 三宅 誠一
編成局長 武田 康孝