定例社長会見2013年1月
今年は「脚下照顧」という言葉を掲げていきたいと思います。各局との番組編成上の熾烈な競争の中、テレビ東京としては一昨年10月からの番組改編が少しずつ実を結びつつあります。独自の存在感を示すことがこの局の将来のために大切であり、そのためにも、少しずつ地力が出てきて、追い風に乗り始めている今こそ、足元をもう一度見直そうということです。
2月1日に、放送界は60年という還暦を迎えますが、テレビ東京は来年4月に開局50周年を迎えます。今、放送界が大きな変化に見舞われている中で、その先の50年をどうするかという意味で今年は非常に大事な1年になります。そのためにも、まずは足元を見直し、足元を固めて、エッジを効かせていくということを肝に銘じているところです。幸い、マーケットや景気の状況も少しずつ好転の兆しを見せているので、大いにチャンスはあると感じています。
<経済報道番組の動画配信開始について>
テレビ東京はこの春より、経済報道番組の有料動画配信サービスを始めます。「テレビ東京ビジネスオンデマンド」という名称で、「ワールドビジネスサテライト」「モーニングサテライト」「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」などの経済報道番組を月額500円(税別)で、すべて視聴できる会員制の動画配信サービスになります。
経済報道番組は、テレビ東京のブランドを形成する非常に大事なコンテンツのひとつです。全社一丸となってぜひ成功させたいと思います。
(井澤昌平常務取締役)
他局が独自のプラットホームを持っている中で、テレビ東京としては、何を特徴としていくべきか検討してきましたが、やはり経済を押し出していきたいということで「テレビ東京ビジネスオンデマンド」を始めることにしました。今年の春をめどにスタートしたいと考えております。ワンコインということで月額を500円(税別)としました。単に見逃した番組のチェックというだけでなく、検索機能を使って必要な経済ニュースに簡単にアクセスできるので、通勤中やオフィス、商談の場といったビジネスシーンや、学生の就職活動にも役立つ情報ツールとしてご利用いただければと考えています。
<編成関連>
年末年始(12月31日~1月3日)は、GH8.5%(前年比+0.7ポイント)、PT7.9%(同+0.7ポイント)、全日4.5%(同+0.6ポイント)でした。この年末年始は、GHが06年度(GH9.0%)以来、6年ぶりに8%台をマークすることができたということで、非常にいい手応えで新年を迎えることができたと思っています。
10月クールは、GH7.1%(前年比+0.6ポイント)、PT6.7%(同+0.6ポイント)、全日3.0%(同+0.2ポイント)でした。年末年始の高視聴率もあり、3年ぶりにGHで平均を7%台にのせることができました。
1月クールは、第4週終了時(12月31日~1月27日) で、GH7.2%(前年比+0.6ポイント)、PT6.7%(同+0.6ポイント)、全日3.2%(同+0.3ポイント)と比較的順調でした。この間、「孤独のグルメ」や「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」等のドラマが各所で話題にあがったほか、12月16日の総選挙の際には、選挙特番「TXN衆院選特番SP池上彰の総選挙ライブ」も大変好評でした。
また「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」や「日曜ビッグバラエティ」、「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」「和風総本家」など、レギュラー番組の視聴率もアップして全体に勢いがついているということで、大変嬉しく思っています。
1月クール第1週(12月31日~1月6日)の視聴率は、GH9.2%、PT8.3%、全日4.3%と3部門ともに年度最高と、2013年は良いスタートをきることができました。ドラマ24第30弾特別企画「まほろ駅前番外地」、「ミエリーノ柏木」など、話題になっている番組もありますので、この調子で頑張っていきたいと思っています。
この先、特番も企画しておりますのでご紹介いたします。
ドラマスペシャル「女優 麗子 ~炎のように」を3月に放送することが決まり、撮影に入ったところです。内山理名さんが大原麗子さんを演じてくださるのをはじめ、素晴らしいキャストが集まってくれました。大原麗子さんの波乱万丈な人生を活き活きと描ければいいなと思います。
また、東日本大震災から2年を迎える3月11日に向けて、震災関連番組も放送いたします。日本放送文化大賞テレビ部門グランプリを受賞した「明日をあきらめない...がれきの中の新聞社~河北新報の一番長い日~」を3月9日(土)に再放送をします。
その他にも「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」「NEWSアンサー」での特集や、「田舎に泊まろう!」の特番、BSジャパンでは3月2日(土)に特番「ガレキに花を咲かせましょう 農民ロッカー 和気優」など、震災関連番組・特集を予定しています。
Q.震災から2年という節目を、テレビ東京としてどう向き合っていくか?
A.我々が持っている番組の中で、その時々のテーマに即して地元に寄り添って番組を作っていくことで、全国の皆さんに、東北の今や、東北のみなさんの今の苦しみ、未来にかける熱意、そういったものを伝えていければと思っています。
<営業関連>
12年度の累計は、タイムが前年同期比+2.9%、スポットは同+6.6%、タイム・スポットの合計で同+4.1%ということで頑張ってくれていると思います。特に年末年始セールスでは、前年と同レベルまで積み上げることが出来ました。12月のスポットセールスも、東京地区の地区平均の前年比が99.6%という中で、103.3%でしたので、大健闘と言えます。1月に入り、全体の景気やマーケットの状況が少し上向いてきており、弊社の気運も少し前向きになって動きが出ているように思うので、さらに年度目標に向かって頑張ってもらいたいと思います。来年度は我々にとって50周年期間を含む年度に入るので、そのスタート台を作るためにも3月は少々苦しくても突っ走ってもらいたいと思います。
また、スポットでは、2007年3月から電通と共に取り組んでいる恒例のインフォマーシャル「Friend-Ship Project」の第10弾を2月1日(金)から15日(金)まで放送いたします。これまでも様々な人と人との絆をテーマに放送してまいりましたが、今回は第一三共ヘルスケア、プラチナ・ギルド・インターナショナル、ほけんの窓口の3社様からご協賛をいただき、"家族の絆"をコンセプトに『Friend-Ship Project ~30年目の結婚式~』を制作しました。これを足がかりにまたいろいろな挑戦をしていきたいと思っています。
<事業関連>
(井澤昌平常務取締役)
SPACE BALLが1月27日(日)をもちまして、43日間の東京開催を無事に終えました。おかげさまで、当初よりチケットはほぼ完売となり、約38,000名のお客さまに体験していただくことができました。「宇宙」というテーマがこれほどまでに、幅広く多くの方々を惹きつけるものだということを再認識させられました。
今後は順次、全国展開をしてまいります。次の開催予定については、決定後リリースさせていただきます。是非ご期待ください。
つづきまして、映画関連で、明るい話題が届いています。
「アウトレイジ ビヨンド」の主な映画賞受賞について、ご紹介します。1月17日(木)に発表になった「第67回 毎日映画コンクール」で、加瀬亮さんが、男優助演賞を受賞いたしました。また、1月11日(金)発表となった、「第86回 キネマ旬報ベスト10」では、小日向文世さんが、助演男優賞を受賞、また、作品自体も2012年日本映画ベスト・テンの第3位を獲得いたしました。権威ある、映画賞の受賞を大変うれしく思います。
また、1月12日(土)から全国35館で、映画「鈴木先生」が公開となりました。
1月14日の成人の日に関東地方は大雪に見舞われたものの、1月12日の初日から3日間は、ドラマ放送時からの熱心なファンに支えられて、順調なスタートをきることができました。劇場に足を運んでいただいたお客さんの満足度も高く、ぴあ初日満足度ランキングでは満足度90.7%で堂々の1位を獲得しました。2月以降も上映する劇場がすでに決まっており、長い興行を予定しているので、是非ドラマ同様楽しんでいただきたいと思っています。
2月23日(土)からは全国ロードショーで「横道世之介」が公開されます。すでにご覧になった映画関係者、マスコミ関係者のみなさんからは絶賛の声が続出している作品です。そして、3月16日(土)からは宮崎であった実話をもとにした「ひまわりと子犬の7日間」が公開となります。また、4月13日(土)には、「舟を編む」の公開も控えております。これからも、よい作品を、お届けして参ります。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
<アニメ関連>
(井澤昌平常務取締役)
4月から新アニメ「トレインヒーロー」を放送いたします。
「トレインヒーロー」は中国・常州テレビ系列のアニメ制作会社「カーロンアニメーション」と協力して製作した100%中国産のフル CG アニメーションです。今回、テレビシリーズ製作にあたり、玩具はタカラトミー様、音楽はエイベックス様と協力してすすめています。今後のビジネス展開にも是非ご期待ください。
<その他>
Q.4Kへの取り組みは?
A.昨年の3月で、ようやく地デジの展開ができたところで、当社ではまだ対応が出来ていません。これからどうするか、これから対応を考えていくというところです。
≪会見者≫
代表取締役社長 島田 昌幸
専務取締役 編成局、制作局、ドラマ制作室、報道局、スポーツ局担当 辻 幹男
常務取締役 広報局、グループ戦略局、新規事業推進室担当 三宅 誠一
常務取締役 コンテンツビジネス局、事業局、アニメ局担当 井澤 昌平
編成局長 井上 康
広報局長 狐﨑 浩子
広報局次長兼広報部長 澤田 寛人