定例社長会見2013年5月

島田社長5月定例会見

<新体制について>
先日、テレビ東京ホールディングスの第3回定時株主総会の決議にて選任される予定の6月21日以降の新体制について発表いたしました。
私はテレビ東京の代表取締役会長となり、代表取締役社長に髙橋雄一氏(現・日本経済新聞社 顧問)が就任いたします。テレビ東京ホールディングスでは引き続き、私が社長を務めます。

<新会社「テレビ東京コミュニケーションズ」について>
この6月に、テレビ東京のコンテンツビジネス局デジタルビジネス部の一部事業を「テレビ東京ブロードバンド」(以下TXBB)に統合し、会社名も「テレビ東京コミュニケーションズ」に変更、再発足させます。
今までTXBBが、テレビ東京ホールディングス(以下TXHD)のデジタルビジネスの中核を担ってくれていたわけですが、残念ながら、私たちが想定する以上にフィーチャーフォンによるビジネスモデルが急速に衰えてきたということがあり、このような事業環境の変化を踏まえ、速やかにフィーチャーフォン向け課金事業を整理するとともに、TXBBを受け皿に当社グループの関連する事業や資産を統合、一元化し、権限と責任をもって担当する組織を新たに組成し、事業を推進することとしました。 来年度以降、動画配信などを順次この新会社に移管していきます。グループのデジタル戦略に資する事業や資産を、可能な限り一元化していく予定です。
経営体制も一新します。社長には齊藤靖史、テレビ東京入社23年目の44歳という若い力にこの会社を託すことにしました。

<編成関連>
4月クールは、第8週終了時(~5月26日)でGH7.0%(前年同期比+0.6P)、PT6.6%(同+0.5P)、全日2.9%(同+0.1P)ということで、視聴率は堅調に推移しています。全日にもう少し力を入れ、前年比のアップ率を高めるということがこれからの課題ではありますが、「開運!なんでも鑑定団」が平均して2ケタの視聴率、「水曜ミステリー9」や「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」、「土曜スペシャル」、「和風総本家」など中核のレギュラー番組が堅調に来ているということが大きく貢献していると思います。
深夜の番組もいろいろ話題を呼んでいるようです。ドラマ24「みんな!エスパーだよ!」も話題を集め、視聴率的にもがんばってくれていると思います。
4月改編で手応えが大きいのは、やはり月曜18時30分の枠でスタートした新番組「YOUは何しに日本へ?」です。
新番組も既存の番組も、引き続き内容の充実を図り、視聴率アップを目指したいと思います。

<7月クール新番組について>
7月クールの新番組を3つ紹介させていただきます。
まず、7月クールのドラマ24は、別冊フレンドで連載中の「リミット」をドラマ化いたします。
また、水曜23:58からは人気シリーズの第3弾「孤独のグルメSeason3」を放送、そしてもうひとつグルメ系ドラマとして、金曜24:52から月刊スピリッツで連載中の「たべるダケ」をドラマ化いたします。後藤まりこさんが演じる謎の"食べるだけ"の美女が主人公のドラマです。実力派俳優の新井浩文さんと、若手清純派として話題の石橋杏奈さんの出演も決定いたしました。是非ご期待いただきたいと思います。

<受賞関連>
2012年12月16日に放送した「TXN衆院選SP『池上彰の総選挙SP』」が、いろいろ高い評価をいただいておりますが、第50回ギャラクシー賞に入賞いたしました。最終選考の結果は、6月3日に開催される『第50回ギャラクシー賞贈賞式』で発表、表彰されます。
また、この番組の制作チームは、放送人の会が主催する「放送人グランプリ2013(第12回)奨励賞」も受賞いたしました。
この夏の参院選も、池上彰さん司会の特番の放送が決まっております。さらに、参議院選挙約1ヵ月前となる6/26(水)20:00からは、池上彰さん司会の特別番組、「池上彰の"ニッポンの大疑問"に答える!」(仮)を放送します。こちらもご期待いただきたいと思います。

受賞ということでもうひとつ、2013年 JASRAC賞をいただきました。国内のTOP3はAKB48が独占して話題となりましたが、アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝BGM」は12年度に海外からの入金が最も多かった国内作品として"国際賞"を受賞いたしました。海外からの入金ベスト10の中には、当社で放送したアニメの楽曲が「NARUTO」を筆頭に「ポケットモンスター」、「爆転シュートベイブレード」「BLEACH」と4作品も入っております。

Q.4月からの月・火・金・土の18:30スタート、感触は?
A.非常にうまくいっていると思います。18:30から19:00までの時間帯はもう少し認知度を上げたいところですが、19時台のスタートは非常に良くなっており、狙い通りの効果が出ていると感じています。

<営業関連>
決算につきましては、先日すでに発表をさせていただいた通りです。
売上高は前期比+3.5%、営業利益は前期比-20.6%の増収減益となりました。
緩やかな景気回復傾向を背景にタイム・スポットが堅調に推移し、売上高は増加しましたが、スカイツリーへの移行や、新会社発足にあたりTXBBの負の遺産の処理ということがあり、最終赤字になりました。
全体の事業環境としてはそれぞれみんながんばってくれていて、いい方向へ向かっていると思います。第4四半期では、スポットの売上が地区の平均を絶えず上回っていましたが、視聴率、カロリーアップの効果が効いてきたという意味で、いい循環が始まっていると思っています。
また、媒体価値を高めているBS放送についても増収基調で推移するものと思われ、HDとして増収増益を見込んでいます

テレビ東京の4月の売上は、タイムは前年同期比+1.5%、スポットが同-1.9%、タイム・スポットの合計で同+0.3%でした。
総じて、4月・5月はスポットの動きが鈍くなっていますが、ここにきてIT系や飲料が少し動き始めてきており、6月はスポットの動きも少し出てくるのではないか、4-6月で見ると予算を達成できるのではないかと思っています。スポットのシェアも5.43%から5.70%にアップしているところです。

<コンテンツビジネス関連 >
(井澤昌平常務取締役)
スマートフォンなどのデジタルメディアを活用した実験的な特別番組について紹介させていただきます。BSジャパンで放送する「BLOODY TUBE」という番組です。放送は6月15日(土)22:00~に決定いたしました。
プロジェクションマッピングにより、人の体内をレースコースに見立て、そのバーチャルレースに、視聴者がスマートフォンを使ってリアルタイムで参加ができます。このような"3Dプロジェクションマッピングとダブルスクリーン"を組み合わせた番組を放送するのは、"日本初"の試みとなります。
視聴者は、スマートフォンを使ってゲームに参加します。参加登録の際、FacebookやTwitterといったSNSと連携することにより、自分自身のコミュニティ内で順位を競い合うこともできます。さらに、株式会社ロイヤリティ マーケティングとの連携により、最終的にレースを制したチームには、賞品として計「100万Pontaポイント」が贈られます。
またそのポイントは実際の店舗で使うことができるということで、B2O2O(Broadcast to Online to Offline)の次世代ビジネスとしても新しい試みを行っています。
企画や映像開発のパートナーには株式会社バスキュール、P.I.C.S.、神風動画といった実績のある各社に参加していただきました。

<事業関連> 
(井澤昌平常務取締役)
『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』が 6月28日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかで全国ロードショーになります。館数は5月29日現在で29館です。
マスコミ試写などをご覧になった多くの方から、「面白い」と嬉しい感想をいただいています。劇団ひとりさんの才能あふれる作品となっております。

<アニメ関連> 
(井澤昌平常務取締役)
今年は、劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」が2本立てで、7月13日(土)に公開されます。
今回、長編にはミュウツーが登場します。このミュウツーが登場した第1作目は、興収72億のシリーズ最高記録を持ちます。このミュウツーは前売り特典にもなっており、前売り券を買うと、対象のニンテンドーDSソフトにミュウツーがプレゼントされるということで、前売りも好調に推移しています。昨年が興行収入36億1000万円、動員347万人という実績を残していますので、今年は40億を目指して宣伝など進めているところです。

この夏はアニメ「銀魂」の劇場版が「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」というタイトルで3年ぶりに帰ってきます。7月6日(土)から公開になります。
2010年春に公開し、興収約10.7億円という大ヒットを記録した前作「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」から約3年、ファン待望の映画化第2弾ということで、今回は公開館数も全国127館(5月現在)と前作(89館規模)より大きく増やして挑みます。ご期待ください。

<社長在任6年間を振り返って>
番組の視聴率が上がり、それによって営業力が上がる、それがまた視聴率に跳ね返っていく、本来の民間放送としてのいい循環が始まったという手応えとともに新しい社長にバトンタッチをできるというのが、私としては非常にうれしく思っています。いろいろお世話になりました。どうもありがとうございました。

<その他>
Q.8K・4Kを実際にご覧になってどう感じたか?8Kの必要性はあるか?
来年4K、2016年に8Kというロードマップが出ているが、早すぎるという印象ではないか?
A.8Kとなると立体感も出てくるし迫力があり、素晴らしいと感じました。しかし一般家庭用のサイズでも、あの立体感や鮮明度がちゃんと出せるようにするにはもう少し時間がかかるでしょう。目標値を決めないと進みませんので、手順を踏んで普及のため努力をしようというのが今回のロードマップの作り方であり、少しずつこのような方向へ進歩していくのだと思います。
しかし現実としましては機器やシステムができていませんので、放送するのは難しい面があります。早すぎるかどうかにつきましては、試験放送の段階でありますし、目標を設定し、できる方法で進めていくことができればいいと思います。

≪会見者≫
代表取締役社長 島田 昌幸
専務取締役 編成局、制作局、ドラマ制作室、報道局、スポーツ局担当 辻 幹男
常務取締役 広報局、グループ戦略局、新規事業推進室担当 三宅 誠一
常務取締役 コンテンツビジネス局、事業局、アニメ局担当 井澤 昌平
編成局長 井上 康
広報局長 狐﨑 浩子
広報局次長兼広報部長 澤田 寛人