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2005年10月25日
独り言
ON AIR15秒前。
手元の原稿を確認して、ニュース用の「顔」を作っていたら
隣に座っていたMデスクが突然つぶやいた。
「挨拶っていつから"こんばんは"になるんだろうなあ。」
「えっ?何、何?」
これは果たして私に「話しかけている」のか、それとも彼の「独り言」なのか、
さらには「聞いてもらいたい独り言」なのか、わからない。
報道のフロアにはテレビが8個、横並びで各局の番組がいつもついている。
映像を見ながら
「すげえなあ、このガラパゴスの噴火」
誰かがつぶやく。この段階では独り言。
で自分が気になったトピックスだったりすると誰かがそこに参加する。
「イグアナは大丈夫なんですかねえ。」
「ああ、さっきどっかの局で影響ないって言ってましたよ」
あっという間に4-5人の会話に発展する。
でも呟きがつぶやきのまま終わることもある。
「これどうしたらいいんだよお、まったくう」
パソコンの前でWデスクが大きな声をだした。
・・・・・誰も反応しない。みな、判断に迷っている。これは呼びかけなのか、
つぶやきなのか。大体8秒位たっても反応がなければ独り言として処理されたことになる。
で、突然のつぶやき、「こんばんは問題」に関しては、
ON AIRの直前だったし、微妙な声の大きさだったし(声が小さいと独り言、大きいと呼びかけ、と判断することもある)独り言として抹殺することもできたのだが
なんだか私も気になるトピックス。思わず反応した
「えっ、まだこんにちは、って言ってるよ」
Mデスクは無邪気にこっちをむいて
「だってさ、日が短くなってもう5時ともなると暗いじゃない"こんばんは"でもいいのかなと思って。」
ひいい~ON AIRまであと4秒のところで独り言が会話に発展してしまった。
確かにそうだ。
暗くなればこんばんは、かもしれない。
去年はいつから「こんにちは」を「こんばんは」に変えただろう?
区切がいいから10月1日から「こんばんは」にする
イメージがなんとなくあるような気がする。
「えっ、そしたらどうする?どっちにする?」
ときいたとき、ON AIRまであと2秒。
Mデスクの返事をもらう間もなくそのときは来た。
「こんばんは」
こうして10月の17日
「速ホウ!」の挨拶は「こんばんは」へと秋冬モードに衣替え。
果たしてこのタイミングでよかったのだろうか

