最近、アウトレットモールの新規出店・増床が相次いでいる。7月に神戸・三田に新規オープン。今秋には千葉に、来春には埼玉、仙台に巨大アウトレットモールが誕生する予定である。それ以外にも既存モールの増床計画も進んでいる。いずれも店舗面積2万㎡以上、店舗数100以上という「巨大化」が主流であり、日本初出店のブランドもズラリと並ぶ。また、リゾートと一体化することで地域活性策としてアウトレットモールを活用しようという動きもある。さらには、家電量販店チェーンの中にも、アウトレットを生き残り戦略の軸に据えるところまで現れた。
「出口・捌け口」という意味をさすアウトレットは、もともとブランドの売れ残り品、傷物などを安く販売する在庫処分が目的だった。どちらかと言えば日陰者扱いであり、「諸刃の剣」とも言われてきた。一歩間違うと、ブランドの価値を落とす危険性もあるからだ。ところが今、アウトレット店舗を出店したいというブランドが増えており、その結果がモールの新設や増床につながっている。アウトレットブームの背景にあるのはいったい何か?仕掛け人(ディベロッパー)、ブランド(メーカー)のアウトレット新戦略に迫る。
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