トップページよりよい放送をめざして放送番組審議会 > 放送番組審議会(2005年)

第303回(2005年11月14日 テレビ東京役員会議室)

最初に、「取材メモ流出問題」についての経緯、対応などを報告した。続いて編成・営業などの業務報告。この中で10月26日放送の『いい旅・夢気分』で「ウラベニホテイシメジ」を毒性の高いキノコの「イッポンシメジ」と紹介してしまった問題を報告した。

また、トリノ冬季五輪の放送内容についても報告した。

審議の主な内容

『元祖!大食い王決定戦』(11月6日放送)について

【委員】視聴率(14.4%)では貢献しているが、番組を放送する本当の意義はなにか。

【局】特別な能力を持つ方たちが競い合う、ひとつのエンターテイメントとして放送した。注意喚起のスーパーを流したり、収録に医師を立ち会わせたりして、番組制作には十分注意している。

【委員】正月に行われる餅の大食い大会など、大食いには“日本が今より貧しかった時代からある文化”という側面もある。

番組宣伝について

【委員】最近テレビ東京の番宣スポットをよく見るようになった。効果的だと思うので是非続けてほしい。

【局】効果的だということは認識している。営業状況との兼ね合いもあるが、なるべくたくさん出せるよう努力する。

視聴者対応報告について

【委員】10月は昨年よりも件数が増えているが、どのような意見が増えているのか。またその意見を社内ではどのように生かしているのか。

【局】件数の増加は、『プロ野球パ・リーグプレーオフ』や『元祖!大食い王決定戦』など話題の特番があったため。視聴者からのご意見は毎週まとめて全社的な会議で報告し、番組作りに生かしている。苦情も含め、丁寧に対応するよう心がけている。

試 写

『三宅式こくごドリル』(11月15日(火)午後8:00放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、阿刀田委員、 大友委員、加藤委員、神山委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、島田専務、犬飼常務、島川制作局長、菊池編成局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、武田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第302回(2005年10月12日 テレビ東京役員会議室)

最初に、編成・営業などの業務報告。この中で、2005年日本民間放送連盟賞のテレビドラマ部門優秀賞を、開局40周年記念市原悦子ドラマスペシャル『黄落・その後』(2月27日放送)が、同テレビ報道部門優秀賞を日経スペシャル『ガイアの夜明け・農村少女と昇竜の3年』(4月12日放送)が受賞したことを報告した。

また、10月9日(日)に放送した『シカゴマラソン2005』を地上波放送後に、USENの無料ブロードバンドサービス「GyaO」で配信したことなどを報告した。

審議の主な内容

10月新番組について

【委員】『三宅式こくごドリル』(火曜午後8時)は各局同じような番組がある中で、今後どのように差別化をはかっていくのかが大切。特に、解答者などの出演者がどの局も同じような顔ぶれになっているので、ぜひ独自の人を育ててほしい。初回(10月11日午後7時から2時間)はやや退屈だった。

【局】本来1時間番組を2時間でスタートしたので、特に前半はもたつきがあった。全体としては面白い企画なので、解答者の顔ぶれも含め、今後手直しをしながら特色を出していきたい。

番組のサブタイトルについて

【委員】肉体的問題を非難するような配慮に欠けるサブタイトルを見た。ある程度刺激も必要かも知れないが、もう少しやさしさがあり、婉曲でユーモアのあるサブタイトルをつけるよう心がけてほしい。

【局】当日のラテ欄に載るサブタイトルを考えるのは、担当プロデューサーの大きな仕事のひとつ。視聴率に大きく影響するので、見る人に不快感を与えないよう注意したい。

『月10万円で豊かに暮らせる町&村』について

【委員】日本の色々な地域の発見があり、着眼点の良い番組だ。

【委員】地方と都市に住む違いを如実に感じさせられた。

試 写

『TVチャンピオン ~めざせ愛ちゃん!全国卓球少女選手権』

(10月13日(木)午後7:30放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、大友委員、岡部委員、加藤委員、神山委員、齋藤委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、島田専務、犬飼常務、島川制作局長、菊池編成局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、武田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第301回(2005年9月12日 テレビ東京役員会議室)

最初に6月14日放送の『ガイアの夜明け~消える高齢者の財産』で、孤独な老人の話し相手になる“うなずき屋”という新しい商売を紹介したことに関し、BRC(放送と人権等権利に関する委員会)に申し立てがあり審理が開始されることになったことを報告した。

続いて編成・営業などの業務報告では、8月21日放送の『上を向いて歩こう~坂本九物語』が16.9%の高視聴率だったこと、来年1月放送の新春ワイド時代劇『天下騒乱 徳川三代の陰謀』の制作発表を8月24日に行ったこと、10月編成での新番組と9月11日に投開票が行われた総選挙関連の番組について報告した。

審議の主な内容

選挙特番について

【委員】選挙特番『ザ決断!世紀の決戦』はドラマで見せるなど他局と違う工夫がありよかった。

【委員】メイン司会者に徳光和夫さんを起用していたが、今後テレビ東京独自の新しい男性キャスターも育てて行ってほしい。

【委員】放送開始(第1部21:45~24:24、第2部25:00~26:30)が他局より遅いのはなぜか。

【局】20時からのレギュラー番組でL字対応、特番の放送開始は21:45と昨年の参院選と同じフレームで放送した。テレビ東京の選挙特番は速報性よりも再現ドラマなどの特色で見せるということに力点を置いている。また、20時からのレギュラーの『日曜ビックバラエティ』も視聴率的に健闘しているので、今回も前回と同じように21時45分からの特番の放送にした。

その他の番組に関する意見

【委員】9月11日(日)放送の『田舎に泊まろう!』の視聴率(11.7%)が健闘したということだが、テレビ東京らしい大変有意義な番組だと思う。これからもこういう番組を育ててほしい。

【委員】昼の時間帯に外国テレビ映画を放送しているが、なかなか評判がいいようだ。独特の編成として評価したい。

試 写

『月10万円で豊かに暮らせる町&村』(9月12日(月)午後7:00放送)

出席者

【委員】日比野副委員長、阿刀田委員、大友委員、織作委員、加藤委員、神山委員、齋藤委員、白石委員

【局】菅谷社長、島田専務、犬飼常務、島川制作局長、菊池編成局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、武田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第300回(2005年7月13日 テレビ東京役員会議室)

まず、編成・営業などの業務報告。この中で、出資映画の『ポケットモンスター2005 ミュウと波導の勇者ルカリオ』(7月16日公開)と『NARUTO2005』(8月6日公開)の前売り状況が好調なこと、また、公開中の『韓流(はんりゅう)シネマフェスティバル』と『ミリオンダラー・ベイビー』の入場者も堅調なことを報告した。

審議の主な内容

番組のネット配信について

【委員】番組のネット配信について、他局で積極的な動きがあるが、考え方を聞かせてほしい。

【局】ネット配信には携帯とインターネットがあるが、関連会社のテレビ東京ブロードバンドで取り組んでいる。権利処理など解決しなければならない問題も多いが、今後も前向きに取り組むつもりだ。

アニメ番組について

【委員】『ポケモン』『NARUTO』の次に期待できるアニメ作品はあるのか。

【局】現在地上波で放送されているアニメの半分近くをテレビ東京は放送しているが、新しい企画については、来年4月に向け現在検討中。

深夜番組について

【委員】『元祖!でぶや』は深夜からGHに進出し成功したが、現在放送中の深夜番組で次の候補はあるのか。

【局】今のところ具体的にはないが、常にGH進出の可能性を考えながら番組選定をしている。

試 写

『ペット大集合!ポチたま』(7月15日(金)午後7:00放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、阿刀田委員、大友委員、岡部委員、加藤委員、神山委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、島田専務、犬飼常務、島川制作局長、菊池編成局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、武田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第299回(2005年6月13日 テレビ東京役員会議室)

まず、編成・営業などの業務報告。この中で、新設されたTXN番組大賞(2004年度)に『置き去り~中国帰国者の終わらない戦後~』(TVQ 2005年3月25日放送)が、同優秀番組賞に『ミャンマー発!日本人医師の国際貢献 ここに"いのち"あるかぎり~難病のウィン君を救え!』(TSC 2005年1月10日放送)と『知床大いなる遺産~森の記憶生命の息吹~』(TVh 2004年12月23日放送)が選出されたことを報告した。

その他、第42回ギャラクシー賞と第22回ATP賞2005の受賞もあわせて報告した。

審議の主な内容

連続ドラマの考え方について

【委員】連続ドラマについて、中長期的な考え方を伺いたい。

【局】連続ドラマは、局の個性を主張するという意味でも必要だと考えているが、総合力の蓄積がなければできない。現在は近い将来の実現に向けての準備段階。まずは深夜の連続ドラマからチャレンジすることを考えている。

CMの音量について

【委員】CMに入ると急に音量が大きくなると感じる時がある。テレビ東京だけではないが、やや「社会問題化」している感もある。

【局】放送時の数値レベルでの違いはないが、本編とCMでは音の作り方が違うため特にミステリー映画などの比較的静かな番組の場合、CMに入ると音が大きくなったように感じてしまう。技術的には問題ないが、ドラマなどは工夫するようにしている。

番組のタイトルについて

【委員】テレビ東京は、生活に密着した番組が多いという印象があるが、それだけに番組タイトルもより具体的でわかりやすい、キャッチコピー的なものを考えてほしい。

【局】新聞のラジオテレビ欄が視聴率に与える影響は大きい。より具体的で簡潔な番組タイトルをつけることは、編成、制作の重要な仕事の一つだ。

試 写

『徳光&コロッケの"名曲の時間です"』(6月13日(月)午後10:00放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、阿刀田委員、大友委員、織作委員、加藤委員、神山委員、齋藤委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第298回(2005年5月12日 テレビ東京役員会議室)

まず、編成・営業などの業務報告。この中で、第42回ギャラクシー賞で、『黄落、その後』(2005年2月27日放送)『ヴァザーリの回廊』(2005年1月3日放送)が年間賞にノミネートされ、『ワールドビジネスサテライト』が特別賞を受賞したことなどを報告した。

また、4月11日(月)放送の『元祖!大食い王決定戦』に視聴者から、再放送希望を含めた肯定的な意見が批判的な意見に比べ、やや多くよせられたことを説明した。

審議の主な内容

JR福知山線事故報道について

【委員】JR福知山線脱線事故のように、各局一斉に報道するような時に、他のキー局と同じように報道するのかどうか、という議論は局内であるのか。あえて他局と違うことをするという選択もあるのではないか。

【局】事故当日番組を差し替えたが、各局速報で競っている中、速報というよりその時点で判明している事実をわかりやすく伝えるようにした。

『水曜ミステリー9』について

【委員】新しくなった『水曜ミステリー9』は非常におもしろい。全体のバランスがよくなった。

【局】原作や女性ということにとらわれずいろいろ試みたいと思っている。

新しい番組のヒントについて

【委員】『開運!なんでも鑑定団』は海外の番組にヒントを得て作られたと思うが、新しい番組を発見するということに、もっと積極的にトライしてほしい。

【局】視聴者の文化の差もあり、海外の番組をそのまま取り入れてもうまくはいかないが、新しい番組のヒントを得るべく日常的に努力している。

試 写

『所さん&おすぎの偉大なるトホホ人物伝』(5月13日(金)午後8:00放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、阿刀田委員、岡部委員、織作委員、加藤委員、神山委員、齋藤委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第297回(2005年4月13日 テレビ東京役員会議室)

まず局側から新委員(加賀見委員、神山委員、齋藤委員、織作委員)の紹介。その後委員の互選により、加賀見委員長と日比野副委員長が選ばれた。

続いて局側から編成・営業などの業務報告。この中で、2月14日に放送した血液型の番組に関して、BPOの放送と青少年に関する委員会から、同委員会が昨年12月に出した「『血液型を扱う番組』に対する要望」をどう受け止め、何を留意して放送したかという質問があったことを報告。テレビ東京は、「要望に配慮した上で、放送にあたっては“特定の血液型の人を差別しない”“科学的根拠があるように装わない”“子供の出演に配慮する”などに留意した。「血液型」は社会現象・社会的な流行のひとつといえるテーマとなっており、テレビメディアとして取り上げるに値すると判断した」と回答したことを説明した。

また『教えて!ウルトラ実験隊』問題について、総務省から書面による厳重注意を受けたことについて、再発防止の小冊子を作成し社内外の関係者に配布、研修会を開き周知徹底していることなどを報告した。

審議の主な内容

ライブドア報道について

【委員】視聴者対応報告の中で、堀江社長のインタビューについて、質問者の態度が失礼で公平性を欠くとの指摘があるが。

【局】キャスターの質問は極めて妥当な内容だったと確信するが、そのように見えたとすれば、株取引のプロである堀江社長のペースにならないよう注意したためではないか。堀江社長はネット社会のヒーローであり、メールを送ってくる人たちは堀江社長のファンが多いということも関係している。

映画『スキャンダル』について

【委員】ぺ・ヨンジュンの声の吹替えが映画のイメージに合っていないという指摘が視聴者対応報告にあるが。

【局】『冬のソナタ』でぺ・ヨンジュンを吹替えたのと同じ人で、あえて冒険を避けた。

【委員】固定観念ではなく、より作品に合った吹替えを考えるということも必要ではないか。

『セサミストリート』について

【委員】最近母親の子供に対する語学教育熱が高いが、日本版で新たに加わった新キャラクターを含め評判はどうか。

【局】日本版は子どもの情操を豊かにするための番組だ。英語教育の番組だと思っていた視聴者には、当初違和感があったようだが、定着してきた。正しい英語を教える仕組みも取り入れている。

【委員】以前の米国版は、世界的な有名人や文化人がゲストで登場し、子供たちと遊ぶコーナーがあった。今後その様なことも考えてほしい。

試 写

『いい旅・夢気分 3時間スペシャル』(4月13日(水)午後8:00放送)

出席者

【委員】加賀見委員長、日比野副委員長、阿刀田委員、岡部委員、織作委員、加藤委員、神山委員、齋藤委員、白石委員、司委員

【局】菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第296回(2005年3月14日 テレビ東京役員会議室)

まず局側から編成・営業などの業務報告。この中で、『教えて!ウルトラ実験隊』の問題再発防止策について説明した。ポイントは、(1)医療等を扱う際にはテーマに応じた専門家のアドバイスを受ける、(2)局プロデューサーが制作過程の管理を強化する、(3)局プロデューサーが必要に応じロケ現場に立ち会う、というもので防止策を盛り込んだ小冊子を制作現場に配布する予定である。

賛否両論ある「大食い企画」については、慎重に検討した結果、再開する(4月11日)ことを報告した。

また、『最新血液型まるごと3時間ABOBAの秘密』(2月14日放送)について視聴者から批判が寄せられたが、番組内容には十分気をつけたことを説明した。

審議の主な内容

ライブドア報道について

【局】ライブドア関連報道について、視聴者からは、ライブドアを擁護する意見が多く、メールでの反響が大半だった。

【委員】ライブドアは、メディアを上手く利用しているのでは。

【局】株主の利益を最優先するという考え方が急速に台頭しているようだ。

【委員】テレビ東京の経済に強いという特色を生かしてほしい。

【局】過去の事例も踏まえて、丁寧に客観的に経済的な側面から報道したい。

ドラマについて

【委員】各局ドラマが苦戦している中、単純なストーリーでターゲットを絞り込んでいない作品が受けているように感じる。今後のテレビ東京はドラマに関してどのような方針か。

【局】水曜の2時間ミステリーについては、内容の幅を広げてエンターテインメント性をもっと打ち出したい。また将来的には連続ドラマを考えている。

試 写

『ガイアの夜明け ~今 本を売りにゆきます』(3月15日(火)午後10:00放送)

出席者

【委員】福原委員長、松木副委員長、阿刀田委員、大友委員、加藤委員、佐藤委員、白石委員、司委員、野崎委員、日比野委員

【局】一木相談役、菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第295回(2005年2月10日 テレビ東京役員会議室)

冒頭、『教えて!ウルトラ実験隊』(1月25日放送)で捏造と言われてもおかしくない事実の歪曲があったことについて謝罪した。

経緯は、制作会社のディレクターが花粉症対策について千葉大学大学院の教授を取材し、臨床試験中の治療法を“紹介”するため“再現”VTRを制作。番組の性格上“実験”VTRだと思っていた局のプロデューサーを含む他スタッフの「(実験なのに)結果が出ていない」という指摘を受けた担当ディレクターは、紹介VTRであることを説明せず、あたかも本当に実験し結果が出たかのようにVTRを作り変えてしまった。放送後、教授からの抗議で発覚した。

テレビ東京は、1月28日に現状報告の記者会見をしてニュースでも報道。2月1日には再度の記者会見でより詳しい結果報告をした。視聴者に対しては、2月1日の番組冒頭でお詫びと訂正を行なった。視聴者からは厳しい意見がある一方、率直な訂正は評価するという反響もあった。社内の処分については、担当常務・局長を減棒、担当プロデューサー2名を譴責とした。また、番組は2月8日の放送をもって打ち切りとした。

番組のコンセプトをスタッフ間で共有できずコミュニケーションもしっかりしていなかったため、チェックできなかった。事件後、すぐに制作局全員を集め注意喚起を徹底し、テレビ東京の番組を制作している制作会社110社には再発防止を訴える文書を送った。また制作現場だけの問題ではないので全社的な対策を現在検討している。

審議の主な内容

捏造実験問題について

2月1日放送『教えて!ウルトラ実験隊』のお詫びと訂正の部分を試写後、この問題の審議に入った。

【委員】『教えて!ウルトラ実験隊』は視聴率が良くなかったということだが、地味な“紹介”ではなく迫力のある“実験”で視聴率を取りにいった面があるのではないか。

【局】視聴率が出ていないことに対し、局は制作会社に内容の強化を要請していた。担当ディレクターは認めていないが、焦って捏造してしまった可能性はある。

【委員】仮説を実証するための実験は、厳格な手法を取らなければならないがそれができていない。実験のイメージを崩してしまったのでは。科学的な実験は厳しく行なわれるもので必ず成功するわけではないということを今後番組で取り上げる等のフォローをすれば、テレビ東京の真摯な姿勢を示せるのではないか。

【委員】視聴者が喜ぶ結果ありきで、それに合わせて番組を作っていくという体質が制作現場にあるのではないか。科学番組でも同様に甘く考えたために起きた事件ではないか。

【委員】取材時に担当ディレクターと千葉大学大学院教授とのコミュニケーションが取れていなかったということはないか。

【局】それはない。担当ディレクターは最初から治療法の“紹介”という趣旨で取材依頼したからこそ、教授は再現VTRの収録に協力した。したがって、教授には多大な迷惑をかけた。局の謝罪を受け入れ、再度、番組に出演して正確な情報を述べてもらったことに大変感謝している。

【委員】放送前に番組をチェックしてもらってはどうか。

【委員】ジャーナリズムの観点に立つと、局が事前に取材対象者のチェックを受けるのは好ましくない。

【委員】取材対象者にチェックを受けるということではなく、特に医療や科学を扱うケースでは適切な人材に監修してもらうことが大切ではないか。

【局】今後、特に医療関係等の情報を扱う際には気をつけたい。

【委員】この件に関し、テレビ東京のHPではどう対応しているのか。

【局】HP内の番組サイトでお詫びと訂正を掲載し、現在も見られるようになっている。

【委員】局の対応が迅速で真面目なものだったことは評価したい。

試 写

『ミューズの楽譜』(2月13日(日)午後10:54放送)

出席者

【委員】福原委員長、松木副委員長、阿刀田委員、大友委員、加藤委員、白石委員、司委員、野崎委員、日比野委員

【局】菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る


第294回(2005年1月12日 東京會舘)

まず局側から編成・営業などの業務報告。

この中で、賞金王決定戦競艇中継(TVO制作 12月23日放送)の12レース(決定戦)が主催者側のコンピュータートラブルで発走が放送時間に間に合わなかったことについて苦情があったことを報告した。

審議の主な内容

血液型を取り扱う番組について

【委員】BPOの「放送と青少年に関する委員会」が昨年12月8日に『「血液型を扱う番組」に対する要望』を発表した。内容は、「"番組で血液型と性格の関係に科学的な根拠があるかのように表現するのはおかしい" "学校や就職で差別意識が生じている" という意見が委員会に寄せられている。放送基準を遵守し、血液型で性格が規定されるという見方が助長されることがないよう青少年への配慮を要請する」というもの。テレビ東京では昨年11月22日に『月曜エンタぁテイメント』で血液型を扱ったが注意して制作した。今後も血液型を扱うケースでは「青少年委員会」の要望を念頭に置いて配慮して制作したい。

【局】たしかに血液型を扱った番組には問題を含んだものがあるようだ。こういった題材はよほど注意して制作しないといけない。

韓国ドラマについて

【委員】去年は"韓流ブーム"だった。作り方は古くてもあれだけ念入りに作りこむことは近頃の日本では見られない。作品に対して偏見のない中高年女性層の支持を受けたことは注目に値する。中国やイランなど他のアジアにも純情でありながら古臭くない作品がたくさんある。

【局】こういう視点を取り入れて日本で制作することも大切だ。

【委員】韓国の作品については映画の出資などでかかわっていきたい。

『月10万円で暮らせる町&村』について

【委員】1月3日放送『全国・月10万円で豊かに暮らせる町&村ベスト12』は、他局がにぎやかなお笑い系の番組が多い中、のんびり癒してくれる好企画だった。

出席者

【委員】福原委員長、松木副委員長、阿刀田委員、岡部委員、加藤委員、佐藤委員、白石委員、日比野委員

【局】菅谷社長、犬飼常務、熊村取締役、島川制作局長、和知スポーツ局長、高原報道局長、山口編成局長、太田編成部長、三島番審事務局長

ページの最初に戻る