トップページよりよい放送をめざして放送番組審議会 > 放送番組審議会(2015年)

第402回 放送番組審議会報告 2015年11月6日(金)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『教科書に載せきれないニッポンのナゼ?~カリスマ先生が教える“衣食住”のフシギ~』
(2015年10月28日放送)合評

【委員】地方を取り上げるならば、それをさらに広げ、現在や過去の歴史に繋げると、ローカルからグローバル、グローカルのような時代の最先端にいけるものになるのではないか。そこが少し惜しまれる。見ている方からすると物足りないという気がするのではないか。

【委員】旬のラグビーの話題、全国のブランド和牛の元祖となった田尻号の話、そして、赤城山の噴火による肥沃な土地のおかげで収入が高く、車を持て、道が真っ直ぐゆえにヤンキーが多いという茨城の話も面白かった。CGの使い方や川から見る東京などの話も非常に良かった。

【委員】カリスマ講師と恵俊彰さんのコンビネーションが良かった。クイズ番組はやり尽くされたと思っていたが、地理という括りで切り取ったら、まだこんなに新しいことができるのだと驚いた。CGで建物を無くして見た凸凹の東京の街も新鮮。川や海から見た日本もすごく野性味があった。

【委員】全体として面白かったと思う。軽井沢の昔の写真や魚と肉の話題などは良い薀蓄になるし、楽しい。しかし、タイトルからは何の番組か分からない。チャンネルを合わせにくいところもあったのではないか。肉とか魚という言葉をタイトルに入れればインパクトがあっただろう。

【委員】村瀬先生はちょっと騒がしい感じがした。しかし恵俊彰さんが良いテンポのアドリブをうまく入れていく。それがすごく心地良かった。また、スタジオにいた秋田の女の子とヘルメットを被った茨城のヤンキーがそれぞれの方言でお国自慢をするところなども面白かった。

【委員】村瀬先生の大阪弁が耳に心地よく入ってくるので、元気が出た。地理の先生の他にも色々な先生が出て来ると面白いのではないか。恵俊彰さんも非常に清潔感があって良い。後ろの各都道府県の代表の方々も非常に面白かった。今後も頑張ってほしい。

【委員】時刻表と地図を持って地図上で旅をしていたような自分でも知らないことがたくさんあり、非常に興味深かった。できれば地理と歴史というものをうまく結びつけて世界にまで視野を広げるともっと面白いだろう。連続して放送していけば視聴率ももっと上がるのではないか。

【委員】教養番組として非常に面白い。宣伝をしっかりやれば多くの人に見てもらえるだろう。タイトルも分かりやすく、引き込むようなものにする必要があるのかもしれないが、楽しく見られて知識が身につき、薀蓄も十分に傾けられる番組だ。今後も工夫を凝らして制作してほしい。

【委員】取り上げられたどの素材も過去にテレビ東京も含め、他局の番組で見た印象があるようなものだった。また、全体的に素材を盛り込みすぎた感がある。掘り下げる素材と短い情報で進めていく番組の作り方自体は大変良いが、2時間は少々長いと感じた。

【委員】日本を地理の見地から読み解く面白さを教えられた。ラグビーの話題、日本の魚が美味しい理由や軽井沢の名の由来など、興味深い内容だった。また、りんごのふじとサンふじの違いも、考えてみれば納得いくが、普段、人はいかにものを考えていないかということを気づかされた。

【局】今回の番組は19時台ということで、「ながら視聴」に耐えられるよう、難しい話はカットして制作した。21時台ならば「専念視聴」も増加するので、もっと深く掘り下げて、じっくりと見ていただけるものが作れるのだが、この2時間の差は大きく、いつも頭を悩ますところである。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、長田編成局長、井上制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、福本制作局プロデューサー、大岡番審事務局長

ページの最初に戻る

第401回 放送番組審議会報告 2015年10月7日(水)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告、4月~9月放送番組種別放送時間について

審議の主な内容

『綾小路きみまろのキミに逢いたい!』
(2015年9月18日放送)合評

【委員】ちょっと色々詰め込み過ぎではないか。鹿児島県出身だというタレントとザリガニを取ったり一緒に何かを食べに行ったりするシーン辺りから、焦点がぼけてしまった。最初のたけしさんのシーンで受けた感動が、逆に薄まってしまった。

【委員】綾小路きみまろさんとたけしさんのシーンには本当に感動した。才能ある二人のエンターテイナーの生き様がよく描かれていた。他の二つのパートも楽しかったが、たけしさんとのパートがあまりにも良かったために、他のパートは何だか付け足しのように感じてしまった。

【委員】この番組は構成を変えた方が良かったのではないか。偶然オンエアを見ていたとしたら、おそらくたけしさんとのパートだけを見て、残りは見ていないのではないか。たけしさんとの部分を番組の最後にもってきた方が良かったのではないか。

【委員】綾小路きみまろさんというのは本当に面白い方だと思う。だとすると、このような形の番組をやるより「きみまろオンステージ」という形でずっと彼の漫談のワンマンショーをやってくれた方が、間違いなくより高い視聴率がとれていたのではないか。

【委員】綾小路きみまろさんは漫談が面白いので、彼の漫談の部分をもっと増やして番組を作れば視聴率もすごく上がるだろう。綾小路きみまろさん自身は日本全国で相当な数のステージをこなしているのだろうから、そうした色々なステージについていっても良かったのではないか。

【委員】この番組には一本筋が通っていない。残念ながら作り手の構成力が非常に弱い。ただたけしさんのところは大変良かった。彼の言葉も、その道を究めた人ならではのコメントでしたので、大いなる好感、非常に良い印象を持った。

【委員】ゲストは芸能人などではなく一般の方々、例えば、きみまろさんの別荘のある辺りに住んでいる農家の方々とか、そういった人たちとの交流の方がきみまろさんの魅力を引き出せるのかもしれない。

【委員】ロールスロイスを番組に出す意味が分からない。物で見せるのではなく、コンテンツや技術で見せていく時代の中で、何となくかつてのバブル時代を彷彿とさせるようなロールスロイスでのおもてなしなどというのは、むしろ非常に古いのではないか。

【委員】2時間の番組の中で脈略も関連性も無いものが入ってくる。これは明らかに作る側の問題。最初に2時間というフレームが決まっていて、その中で、きみまろさんがこれだけの時間を占めるだろうから、残りの穴埋めはこうやらなければというような考え方をしているのではないか。

【局】たけしさんのロケは、非常に良いシーンが撮れたということで、逆に我々としてはいい意味での想定外ではあった。なかなか三つのものの統一感がうまく出せなかったということは、ご指摘のとおりだと思う。そこの部分は今後の反省としてやっていきたい。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、長田編成局長、井上制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、角田制作局プロデューサー、大岡番審事務局長

ページの最初に戻る

第400回 放送番組審議会報告 2015年 9月7日(月)開催

局側から視聴率実績、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『ワールドビジネスサテライト』(2015年8月26日放送)合評

【委員】『WBS』はいつも簡潔にニュースを伝えてくれるので、よく見ている。他番組とは違い、経済ニュースについてのみ経済の専門家がコメントするように作られている。専門家が専門以外の分野でいい加減なことを言わないところに大変誠意が感じられる。

【委員】他のニュース番組と大きな違いがあって良い。とにかくポイントを決めて掘り下げて行くのは見ていて心地良い。自分は経済には疎いので、面白いと感じても、時々わからない経済用語もある。もう少しテロップで細かく説明したらよいのではないか。

【委員】番組を見ていると、日本には世界にアピールできることが結構あるなと感じる。事実をこまめに伝えていくところが良い。全体的にとても勉強になるし、情報通にもなれる。見ておくと様々なところで色々な分野の話ができて良い番組である。

【委員】今回は「同族経営」についての特集があったが、非常にタイムリーな話題で大変興味深く拝見した。ただ、同じ同族企業でもうまくいっているところとうまくいっていないところでは一体何が違うのかという点について、もう少し突っ込んだ議論があっても良かったのではないか。

【委員】女性が株に興味を持つ時代になってきている中、優待目当てで株を買うような女性もかなりいる。そういうものに関する情報、女性がより興味を持つ話題や企業の話などをもう少し番組に入れるような発想があっても良いのではないかと感じる。

【委員】経済ニュースの先駆者として、番組の質は素晴らしいと思う。他の番組ではやらないようなものを探して選んでいるのはとても良い。内容的にも、企業や経済の前向きな部分に焦点や光を当てて取り上げることでポジティブな面が伝わってくる。

【委員】経済番組ということでやや堅いイメージはあるが、欠かさず見ている。難しくてわからないニュースもあるが、それでも例えば星野リゾートの特集を見た時にはあの会社には100年の歴史があったという事実を知ることなどもできて、やはりとても役に立つ番組だと感じた。

【委員】長寿番組であり、今までの役割は大いにあった。経済ニュースをこのように料理して示してきたことによる貢献度は大変大きい。しかし、今はターゲットの設定などを含め、非常に中途半端。今後、どう作って行くのかということを改めて議論する時期が来ているのではないか。

【委員】この番組には掘り下げ不足が目立つ気がする。しかし「カイシャの鑑」というコーナーは中身としては非常に良く、受注単価を引き下げるために色々な努力をしている企業についてなどがよく分かった。「トレンドたまご」も息抜きとしては良い。

【委員】同族経営の課題について取り上げられた企画の視点は面白いと感じた。ただ、経営者がコメントしていたいくつかの事象について、対比となる一般企業の具体的な事例などを取り上げることができたならば、さらに分かりやすさが増しただろう。

【局】経済を分かっている人たちからしてみれば、今の番組は「ちょっと見応えがないね」というレベルになっているのかもしれない。従来から『WBS』を見て下さっているような経済に対して非常に感度の高い方、知的好奇心の高い方にもう一度見て頂くべく、努めていきたい。

出席者

【委員】後藤委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員
リポート提出:木村副委員長

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、長田編成局長、井上制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、名倉報道局プロデューサー、大岡番審事務局長

ページの最初に戻る

第399回 放送番組審議会報告 2015年 7月6日(月)開催

局側から視聴率実績、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『コレ考えた人、天才じゃね!?~今すぐ役立つ生活の知恵、集めました~』(2015年6月26日放送)合評

【委員】構成がバラバラで何を言いたいのかが分からない。生活情報番組だと思ってチャンネルを合わせた人は失望しただろう。『コレ考えた人、天才じゃね!?』という番組タイトル自体が意味不明。どんなにすごいものが出てくるのかと思ったら、ハンガーを曲げたり、ペットボトルの底を利用したり。これは天才でも何でもない。

【委員】テレビ番組の多くの部分は、意味を追求したら成り立たないところもあり娯楽として見れば良いのでは。プロの技については、なかなか使えるのではないかと思った。特にお玉の表面張力。あれは結構面白くて、あのあと、私は何度もやってみた。他にも色々なネタはあったが、中身をもうちょっと考えた方が良い。

【委員】おそらく、櫛で水族館の動物を呼び寄せる話を入れたのは、2時間という番組の枠の長さのせいもあったのだろう。実は私は、掃除機でペットボトルを潰すというのは目から鱗だった。また、卵の殻の上手なむき方については、今度試してみたい。そういう役に立つものが一つでもあれば番組としては良いのだろう。

【委員】こういうものを2時間の枠でやるのは無理があるように思う。外国の方が出てきて、中にはくだらないようなことも得意げにやるというのは愛嬌があってなかなか良い演出方法だと感じた。ハライチの澤部さんとアンジャッシュのお二人の掛け合いも面白い。しかし心配なのは「ネタ」が続くかどうか。

【委員】テレビは楽しく安心感があり、家族で見られて学べるという要素が必要。この番組にはそれらが入っている。ただ、2時間というのは長い。もう少しコンパクトでサクサクと進んだら、これは家族で見られて話題になるのだろうと思う。ネタ探しのご苦労は大変だと思うが、頑張って欲しい。

【委員】生活の知恵だけでなく、原理をきちんと説明しているところに説得力があり、非常に参考になった。ビーチでのドラマ仕立てみたいな部分はあまりにも違和感があった。2時間はちょっと長いので、構成をきちんと詰めてもう少し見やすくできれば、もっともっと面白い良い番組になるのではないか。

【委員】これから1時間のレギュラー番組になるということなので楽しみだ。番組の出演者と話す機会があり「番組の撮影現場はどうでしたか」と聞いたら、「すごく楽しかった」と仰っていた。外国人のシェアハウスを使うことについても「私たちにとってはとても新鮮だった」と仰っていた。こうした生活の知恵の紹介にはこれからも期待している。

【委員】経営の視点から言うと、この番組に出て来るような日常の中での創意工夫の積み重ね、小さなサプライズがさらに大きなサプライズを呼んでくると言える。知恵を働かせる習慣や改善をしようという姿勢が企業を良くしていく。そうしたことを象徴的に示しているような番組に見えた。

【委員】ある程度話を絞り込んで、テンポ良く紹介する方が視聴者は興味を持ち続けられるし、驚きもあるのではないか。特に子どもにはサプライズもあって、「こんなこともできる」と知ることができる点は良い。しかし、タイトルの『コレ考えた人、天才じゃね!?』というのは番組に相応しくない。

【委員】ライフハックは生活に役立ち、エコで楽しい知恵袋。来週からレギュラー番組になることは喜ばしい。シェアハウスという場所での収録だったが、住民たちもボーダーレスな感じでナチュラルな雰囲気が良く、程よいざわつきもライブ感があり、生放送のような印象で良かった。

【局】「ライフハック」という言葉が番組中に結構出てくるところが番組の肝である。この言葉が真に市民権を得られるよう、生活に役立つ情報番組にしたい。子どもがお父さんやお母さんと一緒に真似をしたくなるような楽しい技、遊びを季節感も大事にしながら紹介し、他の生活番組などとの差別化を図りつつ頑張って行きたい。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員
リポート提出:織作委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、長田編成局長、井上制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、金子制作局プロデューサー、大岡番審事務局長

ページの最初に戻る

第398回 放送番組審議会報告 2015年 6月5日(金)開催

局側から視聴率実績、営業状況、役員および執行役員の異動、決算等報告

審議の主な内容

『出没!アド街ック天国』(2015年5月9日放送)合評

【委員】素晴らしい番組。回想シーンは、非常に人情味を感じられて良い。またゲストもその地域に関わる人を選んでおり、その人しか知らない情報を提供してくれるので番組の魅力となっている。宣伝部長の井ノ原さんはベテランに囲まれても本当に良い感じで出ている。

【委員】足で歩いている感じの映像(早送り)が大変親切で、実際に行く気持ちになって放送されている。また、街の人が誇りに思えるようなところを掘り起こして紹介しており、職人芸的な番組。ファッションのお店を紹介した時には、おばちゃんが登場して服まで着てくれるなどリアルに街の良さが伝わる。

【委員】上板橋に近々実際に行ってみるつもりになった。井ノ原くんの非常に自然体のさばきが良い。街に馴染みのゲストが出ていることで、より現実感が出てくる。街の人が本当に喜び、嬉しそうな雰囲気も感じる。これくらい地域振興に役に立っている番組はないのではないか。

【委員】土地と人との関わりを描けている。「今後も狭い範囲でやりたい」という番組の意図はすごく良いと思う。さらに言えば、その街の成り立ちや歴史の紹介があればなお良かった。薬丸さんと井ノ原さんのやりとりは、最近やや食傷気味である。

【委員】スタジオのトークが自然で、井ノ原くんが良い雰囲気を作っている。「辛さの向こうに甘さがある」という蒙古ラーメン、子どもがアクションを習っているスタジオ、板前さんがハーレーのお兄さんに変身する様子など、街の実態を表からだけでなく裏からも取材されていて大変良い。

【委員】『アド街ック天国』はその街の匂いと生活している人がわかって、行ってみたい、住んでみたいと思わせられるかどうかが勝負。「おらがまち自慢」のようなコーナーがあると、より街の匂いが感じられるのではないか。お姉さんのコレクションのコーナーは面白いおじさんや面白いお兄さんなども入れてアクセントをつけるのも一考。

【委員】1000回、20年続いたから安心して見られるのか、安心して見られるから1000回、20年続いたのか。井ノ原さんはとても良い。言い方は悪いが、テレビで紹介するほどの街でもないような本当に特徴のない街が『アド街ック天国』で紹介すると見応えのある素敵な街になる。「こんなところもあったのか」と気づかされる。

【委員】今回の上板橋は物価も安く人情ある住みやすそうな地域であることがよく理解できる構成。番組全体の感想としてスタッフが探し、取材したネタも素晴らしいが、同じくらいに地元を良く知るコメンテーターのコメントがこの番組の人気に大きく作用していると感じる。

【委員】均質化の進んだ現代の日本。地元とのコミュニケーションが希薄になりがちな現代においても、それぞれの街の文化や魅力を紹介し、そこに暮らす人を登場させることで街の人情や地元への愛着を伝えていくこの番組には今後も期待している。

【委員】歯切れやテンポが非常に良い。タレントさんがゲストとして出てくることについてはいつもは批判的なのだが、この番組についてはゲストのタレントさんを変えていて、ゲストも受けを狙ったくだらないことを言わないので良いと思う。長寿番組であること、視聴率が高いことが納得できる。

【局】今はリニューアルして走り出したところ。落ち着いたら『アド街ック天国』らしいコーナーを始めたい。その時には、最大のテーマである今までの視聴者を逃さないようにしながら、いかに新しい若い方々に見て頂くのかというところをしっかりと考えながらやって行きたい。

出席者

【委員】後藤委員長、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員
リポート提出:木村副委員長、織作委員

【局】島田会長、髙橋社長、井澤専務、井上編成局長、大島制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、林制作局プロデューサー、草野番審事務局長

ページの最初に戻る

第397回 放送番組審議会 2015年 5月8日(金)開催

局側から一般業務報告、編成報告、特別番組報告、視聴者対応報告、放送番組種別報告

審議の主な内容

『チャージ730!』(2015年4月16日、17日放送)合評

【委員】誰に向って何を伝えようとしているのか不明。ヘッドラインを並べネット時代に対応した実験的なニュース番組であることは評価したい。全員に売ろうとした結果、誰にも買ってもらえないというところがある。ターゲットを絞った方が良い。何が重要ニュースなのか編集の価値判断、基準作りを徹底しないと視聴者が戸惑う。

【委員】歯切れ良く、テンポ良く見易い。文字も見易くBGMのテンポも良い。基調のオレンジ色は、最初うるさいと感じたが慣れてくる。天気予報のオレンジ色は、晴れと勘違いする。夏は暑苦しく感じると思う。大橋アナは、厳しいニュースと笑いがあるところの切り替えが上手い。

【委員】ヘッドラインが出ているのが良い。女性にとっても気持ち良く入ってくるニュースラインナップ。コンビニチャージは今日使える情報が手に入る。目の付け所が良い。前の番組『おはスタ』とギャップがあり、流れで視聴習慣化するのは難しい。短いコメント時間の中で臨機応変にコンパクトに収める工夫をお願いしたい。

【委員】凄く便利でテンポが良い。これを見た人は結構はまるのではないか。コンビニチャージ等も面白く良い番組だと思う。ニュースのトップには、出す人が1番大事だと思う物を持ってくるもの。この番組の順番は疑問に思う。お天気のチャージガールは、良い人と間延びした人と差が大きい。

【委員】ターゲットがわかりにくいと感じたが、身支度しながら見る若者向けと理解した。チャージというキーワードは、浸透して行くのではないか。ニュースの順番は、統一、工夫の必要がある。大橋さんの反応と笑顔に安定感があって良い。日替わりのチャージガールは、慣れない感じでピンとこない。

【委員】うちの周りは6時半位から多くの人が出勤している。主婦は、家族を送り出した後のバタバタした時間。ヤフーニュースのようなものは、若い人達は、テレビではなく電車に乗ってスマホを開いて見る。7時30分から8時15分で、どういう視聴者がターゲットになるのか悩ましい。

【委員】自分にとってつまらない時でも、大橋さんの顔を見ていると救われる。スタジオはこぢんまりとした賑やかさを感じる。もう少し食べ物情報も見たい。CM前の振りと、実際の中身が違うことがないようお願いしたい。チャージガールを見ると冷や汗が出る。

【委員】朝の番組はほとんど時計代わり。支度をしたりご飯を食べたりする間に、雑学情報が提供されればそれで良い。ニュースのコンビニとしての特色・演出は十分備えている。コンテンツでただ一つ不満なのは、スポーツニュースがないこと。コメンテーターがやり取りしても、朝は、聞く暇がない。人選も考えた方が良い。『チャージ』単独ではなく、番組の連続性を考えないと視聴率は上がらない。

【委員】ライバルはスマホというのはその通り。歯切れの良いニュースのコンビニでネタを仕込んで、その中から取捨選択して出掛けるという狙いで良い。独自の路線で、爽やかさ、手際の良さを維持しながら暫くやってみれば良い。コメンテーターの解説はいらない。必要ならば、局の見解を準備してアナウンサーが伝えれば良い。

【局】忙しいお出掛け前に、必要な情報を詰め込んでいただくというのが番組のコンセプト。中々認知されていない中、視聴動向を見ながら、構成を変え、細かい試行錯誤をしながらやっている。何とか視聴者の皆様から評価される番組にしたい。チャージガールは、番組の認知度を上げるために、ご批判を承知でファン層がついている女性を起用した。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】島田会長、髙橋社長、井澤専務、井上編成局長、大島制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、工藤報道局プロデューサー、草野番審事務局長

ページの最初に戻る

第396回 放送番組審議会 2015年 3月6日(金)開催

局側から視聴率、営業状況、4月編成等報告。

審議の主な内容

『家、ついて行ってイイですか?』
(2015年2月16日放送)合評

【委員】素人の方は、パッと見には芸能人に比べてオーラが弱いはずなのに、見ているとグイグイ引きずり込まれる。人にはそれぞれドラマがあると言われるが、本当にその通り。一人の人生や言葉の一つ一つが味わい深いし、学ぶべき所が多い。

【委員】最初は、これを見て何が面白いのかと思ったが、見ているうちに段々短編ドラマを見ている様な気がしてきた。エンディングの「レット・イット・ビー」も良い。コメンテーターのおばあちゃんのコメントも良い。本当に素晴らしいアイデアを形にした番組。

【委員】見る前は、安直に作った番組とバカにしていたが、本当にドラマがあり、面白くて引きずり込まれた。出てくる人達の話を聞いているうちに、応援したくなったり、ファンになったりした。

【委員】合法的にプライベートなところ、裏側に入り込んで、色々な人の生き様を見せてくれる良質のドキュメント。辛いことや悲しいことを一杯抱えて、人にはドラマがある。人がいる限りこの番組は成り立つ。

【委員】取材を受けてくれる方だけでなく、きちんとお断りしている人達も入れているのが気持ち良い。若い方が、一生懸命子供を育てて、頑張って生きているシーンに感激した。それがテレビで放送されたことは、凄く意味がある。

【委員】テレビ東京ならではの素晴らしい番組。本当に人生を感じさせる番組。シナリオなしの生の情報に、驚き、とても引き込まれた。

【委員】素人さんを使った番組作りのテレビ東京の醍醐味を見た。出てきた人を、頑張れよ、と励ましたくなる。非常に共感を覚えた。「田舎に泊まろう」は東京と地方の対比、「YOUは何しに日本へ」は外国と日本の対比、2つの番組はフレーミングがはっきりしている。この番組は、フレーミングがきちんとできれば毎週見られる番組になる。

【委員】切なさとか寂しさとか、色々感じさせてくれる。悲劇と喜劇が背中合わせでとても面白かった。お笑い番組より面白いし、ドラマより見入ってしまった。

【委員】普通の人もそれぞれの人生があって、皆置かれた状況の中で一生懸命生きているということが良く表れていて、非常に良かった。後追い取材も良いかと思う。社会には悪人がいる。テレビ東京の腕章を作って、家について行くような模倣犯が出ないよう注意して欲しい。

【委員】プロデューサーが物凄く苦労されていると思う。まさに人生ドラマ、良くこれだけの人を集められたと、感心している。陳腐な、ありきたりな物をやっても面白くない。選んで放送しないと長続きしない。

【局】百何十人のお宅についていっても、オンエアできるのは8人。取材第一、現場で声をかける作業第一で、面白い人生を選んでオンエアしなければいけない。現実を受け入れながら頑張っている人達を紹介したいというメッセージを込めたのが「レット・イット・ビー」あるがままに生きてくださいと言う歌。昼間は外で頑張って戦士として働く「外面」、家に帰ると、家族としての顔・一人の寂しさ・強がりなどの「内面」、フレーミングと言うことでは、外面と内面の対比を描いていきたいかなと思う。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】島田会長、髙橋社長、井澤専務、井上編成局長、大島制作局長、加増報道局長、高橋制作局プロデューサー、草野番審事務局長

ページの最初に戻る

第395回 放送番組審議会 2015年 2月6日(金)開催

局側から視聴率、営業状況、編成関連報告。

審議の主な内容

『テレビ東京開局50周年特別企画 金曜8時のドラマ 保育探偵25時
~花咲慎一郎は眠れない!!~ 初回2時間スペシャル』
(2015年1月16日放送)合評

【委員】ぐっさんは好感度が有り大好きですが、一番の問題は来週も見たいと思わないこと。余りにも内容が盛り沢山過ぎて視点が定まらない。もっといけないのは、ストーリーに無理が有り過ぎる。不自然さが鼻についてくる。

【委員】勧善懲悪ものは、警察の捜査と同じで単純明快なものがグッとくる。複雑にすると余り拍手したくなくなってしまう。探偵、やくざ、捜査の世界で、現実を山程見ているが、今回は「それは無いだろう」というのが余りに多過ぎる。ぐっさんの持ち味が生きていて、勧善懲悪で最後は正義が勝つというのは良い。中身が複雑過ぎた点が問題。

【委員】主人公の人となり、背景が見えてこないのはイライラする。経営者なのか雇われ園長なのか、同僚の死で警察を退職させられたのか辞職したのか、イースト興業はビルが欲しいのかニコニコ園を追い出したいのかわからない。金のために動く描き方で、主人公のキャラクターが濁ってくる。

【委員】山口さんは、非常に好演。人間味溢れて良いが、ストーリーが複雑過ぎて、良く見ていないと何が何だかわからなくなる。『三匹のおっさん』と比べると差が出ている。

【委員】『三匹のおっさん』はタイトルが良いが、今回のタイトルは普通。インパクトの有るタイトルを吟味することが大事。テレビ東京の傾向として「詰め込み過ぎ」ということがあり勿体ない。主人公が余り肌を露出することに対しては、神経を使った方が良い。

【委員】シニアと孫が一緒に見られるという狙いのはずが、シニアにはリアリティが感じられない内容になってしまった。主人公がやくざと密着し過ぎて違和感があり、味方もできなくなる。裸のシーンは誰のために見せているのかわからない。2話目以降を見て行くと親と子の問題を採り上げたいという志の高さ、メッセージ性がわかってくる。

【委員】盛り沢山過ぎて勿体ない。ドラマの中で辻褄を合わせるために色々な工夫をするから、余計疑問が生じてきたり、困惑したりする。ドラマは、バカな話や疑問点が沢山あって当たり前だが、知らないうちに誤魔化されて終わりたい。主人公のパンツ姿が多過ぎた。

【委員】社会性に富んだ質の高いドラマ。テレビ東京らしい番組。教育問題、保育士の問題、保育所の経営問題という3つのテーマが含まれている。登場人物が多い、背景が良くわからない、といったことに惑わされてテーマが響いてこない。その点に気を付けていっていただきたい。

【委員】3話目まで我慢して見たが、正直言ってがっかりした。何をテーマにしたいのかわからない。ぐっさんの人気に頼っているのではないか。余りにも詰め込み過ぎて、何故保育園なのか、何故マル暴なのか、何故乱闘シーンが無いといけないのかということが、全然繋がってこない。

【局】わかり易さと3世代が安心して見られるパッケージ感を追求しようと考え企画選択した。山口さんが子供と触れ合い、探偵として事件を解決するというところで視聴者の方がモチベーションを持って見てくれると考えた。第1話は、原作に引っ張られ盛り込み過ぎた。わかり易いコメディと多少のミステリー、サスペンスの組合せで何とか視聴率を上げたい。認可外保育園の現実や、探偵のリアリティをどこまで描くのか、バランスがとても難しいと感じている。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、萬田委員、矢田委員

【局】島田会長、髙橋社長、井澤専務、井上編成局長、大島制作局長、加増報道局長、髙橋スポーツ局長、阿部編成局プロデューサー、草野番審事務局長

ページの最初に戻る


第394回(1月7日(水)17:00 ホテルオークラ東京 エメラルドルーム)

局側から視聴率、営業状況、編成関連報告。

審議の主な内容

『ソレダメ!あなたの日常にある間違った常識!』
(2014年12月10日放送)合評

【委員】年末年始を控えて、凄くタイムリーで良い。テレビでこうして教えていく、啓蒙していくのは良い。最初は凄く楽しく見ていたが、見ているうちに、段々長過ぎるという感じになった。

【委員】総じて楽しく、為にもなった。色々な所で、凄く誤解している自分を感じた。ただ、お賽銭やおみくじに関する和尚さんの解説部分はお粗末だった。

【委員】身の回りのことをやったのが良い。面白い、なるほどと思うこともあった。しかし、網羅し過ぎて寄せ集め感があり、早く別な項目に行かないかとイライラした。ラップを巻くときれいに切れることを紹介する際の切り方が、作為的でアンフェアであった。

【委員】次から次へとやや引き込まれて視聴した。内容は、凄く勉強になるもの、役に立つもの、知らなくて驚いたものと、くだらないと思う物が混在していた。

【委員】色々な知恵袋というか、色々なことを教えて頂いて良かった。1回の放送で広範囲に色々なことをやるより、身の回り編、防犯編などテーマ毎の放送の方が、内容的に、世界観が纏まって、見ている人の頭に入りやすく、思い出しやすい。

【委員】世間の常識を疑い、常識の罠みたいなものを指摘していくのはメディアとして有益。非常に為になり、なるほどということが多々あった。テレビ東京は、全体に、着想力、構想力は良く面白いが、構成力が弱い。この番組も構成力に難があり、途中に余計なものを入れて、色々あったが最後は一体何だったのだろうという印象になった。

【委員】老若男女楽しめる番組。先取りしてタイムリーに毎週やっていくと面白い娯楽教養番組。最初はとても楽しく見たが2時間は長い。防犯対策の話題は、犯罪者にとっても参考になってしまう心配がある。

【委員】非常にテンポ良く家族で安心して見られる番組。知らなかったことが沢山出てきて総じて良かったが、積極的に見たいと思わせるインパクトがない。2時間は長過ぎる。ゲストの顔ぶれに華があるか、検討の余地がある。年末年始の話題の中に、年金の話が出てくるのは何故なのか、違和感がある。

【委員】核家族化で先輩の知恵が伝承され難くなった中で、こういった番組をやるのは良いこと。テレビの影響力を自覚し、使命として、番組を通じての啓蒙をお願いしたい。番組は総じて面白かったが、年金の話が何故ここで出てきたのか違和感があった。

【局】「ソレダメ」というコンセプトに合わせるため、主婦の方が見て「あんなことする訳ないわよ」という内容があった。間違った常識の紹介も含め全て納得してご覧いただけるよう、リサーチの精度を上げて取り組んで行く。他局からの視聴者流入を意図して、途中で違う要素を入れ込むことが構成上の違和感につながった。年金の話題は、放送が選挙直前になったことなどの要因で、当たり障りのないトピックスだけになってしまった。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】島田会長、髙橋社長、井澤専務、井上編成局長、大島制作局長、髙橋スポーツ局長、山崎制作局プロデューサー、草野番審事務局長

ページの最初に戻る