2023年3月28日に放送した『激録・警察密着24時!!』について、BPO放送人権委員会が2025年3月18日、「放送倫理上の問題がある」との見解を通知・公表したことを報告。委員会決定で指摘された問題点や、テレビ東京の対応などに関する詳細を説明した。
委員からは、再発防止策の効果や社員の意識変化を定期的に観測して、着実に取り組みを継続することなどが求められた。
トップページ > よりよい放送をめざして > 放送番組審議会 > 放送番組審議会(2025年)
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(10月)、放送番組種別(4~9月)、10月クールの番組種別について
【委員】全国4万3千人への調査は努力の賜物でアイデアもおもしろいが、調査方法や年齢構成等の説明が不足していた。大谷選手のエピソードは尺が長くて全体としてバランスの悪さを感じた。人気のある野球や相撲等が多いが、もう少しいろいろなスポーツがあるとよかった。
【委員】様々なスポーツの貴重な名シーンと、地元ならではの裏話がおもしろく、知らない情報が多かったので満足できた。ただ、紹介された7都市の選定基準が不明瞭な点や、地元の定義の曖昧さが気になった。ゲストのアスリートの裏話トークでは、ご本人の心境など深掘りしてほしかった。
【委員】地元の方々が愛を持って選手のことを語るなど、地元感を感じた。エピソードがおもしろく、県民の共通の記憶として価値があると思った。一方で、有名アスリートを恣意的に選んだ印象があり、また大谷選手を過剰に煽る編集や、ぶつ切りのエンディングはフラストレーションが残る。
【委員】緻密な取材と選手の意外な側面が見られて、最後まで楽しめた。すべてのエピソードが同じパターンで作られているため、見やすい一方で、飽きられる危険性もある。県と県のつなぎがぎくしゃくしていたのと、県によって取り上げる選手数が違うなど、もやもやする部分もあった。
【委員】多くの時間と努力を感じたが、詰め込みすぎの印象で、もっと絞り込んでもよかったのでは。単発的なエピソードの羅列に留まらず、選手の人格形成のプロセスが見えるような「間接事実の積み重ね」を意識し、より番組の深みを目指してほしい。
【委員】2時間超という長尺に躊躇したが、飽きることなく最後まで見られ、全選手の興味深いエピソードに満足した。取材に苦労されたことはよく伝わった。しかし、結末が尻切れトンボで、まとめるコメントもなく「もう終わったの?」と感じた点が非常に残念に思った。
【委員】スポーツにローカル色をミックスしたユニークな番組で、地元の人が語る選手の素顔やエピソードは非常に興味深かった。スター選手を輩出する風土、スポーツの種目と地域特性みたいなものが関連するのかどうか、というようなことを深掘りしてもよかった。
【委員】昭和から令和まで幅広い世代をつなぐ内容に好感を持ち、初めて知る選手もいて勉強になった。しかし、タイトルから全都道府県の紹介を期待したため、期待とのずれを感じた。県ごとの強さの比較や理由を探る視点を取り入れてもよかった。
【委員】伝説のシーンの選び方が秀逸なのと、スポーツや選手へのリスペクトが伝わってきてよかった。ただ、多くのエピソードが紹介されていたが、意外性がなくインパクトが弱かった。続編を作るのであれば、もっと振り切った番組を作ってはどうか。
【委員】大谷選手の尺が非常に長かった。もっと淡々とやって、特定の選手については別番組にしてもよいと思う。有名選手が多かったが、地元ならではの有名な方もいるので、そういう人も取り上げてほしい。可能性を秘めた番組なので、いろいろとアタックしてほしい。
【局】足で稼いでたくさん取材することを大事にし、地元の方々にも非常に協力いただいた。多くのインタビュー等が取れた一方で、尺の問題で地元だからこそ選ばれる下位ランクの選手を紹介できなかった。今後はしっかりフォーカスを当てて、地元を深掘りした番組づくりを目指したい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】吉次社長、縄谷取締役、中川取締役、湯本スポーツ局長、實島スポーツ局プロデューサー、山田番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(9月)
【委員】予想以上に面白く、最後まで飽きずに視聴できたし、自分も参加したくなる魅力があった。ただ、チェックポイントやミッションで事前調整されていたのかなと感じたり、熱中症リスク、細い路地での追いかけっこなど安全面への配慮が十分か気になった。今後は別の地域での企画も期待する。
【委員】企画・構成が面白く、ミッションの難易度も絶妙で最後までハラハラドキドキした。一方で、ルールが複雑で小出しにされたため理解が追い付かない点があり、特にバスの運転手への質問の可否などは明確にしてほしい。出演者のバランスはキャラも立っていて秀逸だった。
【委員】これまでのノウハウが積み重なった完成度の高い演出で、一気に見てしまった。緊張感の生み出し方や編集チームの力量を高く評価したい。ただ、食ミッションがボリューミーなものを完食というのは辛そうな点、太川さんの存在感が薄まっている点が気になった。
【委員】番組は楽しく見たが、ルールが複雑で腹落ちしなかった。また、太川さんが運転手にルートを聞くのは「バス旅マスター」として疑問を感じた。後半みんなで推理する場面は、見ていて一体感が感じられてとても良かった。推理と知識を導入した勝負要素をブラッシュアップしてほしい。
【委員】壮大な大人の鬼ごっことして2時間たっぷり楽しめた。綿密なルールづくりと事前検証の賜物で手に汗握る展開が実現したのだろう。逃げ子の個性的な表情や行動が結果に繋がるのが面白かった。一方で、完全予約制の店に飛び込むなど、テレビのためのルール変更には違和感が残った。
【委員】2時間以上の長尺だったが、家族全員で最後まで一気に楽しめた。埼玉県やさいたま市の土地勘がなくても、鬼ごっこの緊迫感と切迫感がよく伝わるストーリーで、配役も良かった。大宮の飲食店などの案内も工夫があり、機会があれば参考にしたい。
【委員】ゲーム性が高く、チェックポイントの見どころなど、楽しく視聴できた。スタッフの試行錯誤がうかがえる工夫されたルールを評価したい。ただ、鬼が常時GPSを確認できるのは有利すぎで、駆け引きの面白さが薄れたと感じた。また、ラストの劇的な結末は「できすぎ」に感じてしまった。
【委員】超大作と言える内容で、適度な緊張感を保ちつつ退屈させないテンポ、複雑なルールを小出しで説明するのも上手くて面白かった。だが、鬼ごっこなのに最後までミッションポイントを目指す不自然さに興が削がれた。番組の終わり方が唐突で、視聴者が置き去りになった点が残念だった。
【委員】バス旅に鬼ごっこ、グルメ、名所と盛りだくさんで面白かったが、一時間半を超えたあたりから少し疲労を感じた。飲食店のミッションでデカ盛りは酷だと思う。また、細かいルールは小出しではなく最初にまとめてほしい。捕まった逃げ子が手下になる追加ルールは意外性があり良かった。
【委員】出演者が童心にかえったように一生懸命で、その楽しさが伝わってきて一気に視聴できた。一方で「なぜチェックポイントを目指すのか」という、終盤の目的に疑問を感じた。GPSの精度や更新タイミングなど、鬼が有利なルールは再考の余地があると感じた。
【局】路線バスで鬼ごっこしたらどうなるのか、旅情感よりゲーム性を重視したつくりになっている。お話を伺い、ミッションはデカ盛りではなく普通に情報性のあるものでよいと感じた。今後のエリア選定、またバス旅マスター感や前振りでのルール説明など、さらにブラッシュアップしていきたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、野木委員(リポート提出)、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】吉次社長、縄谷取締役、中川取締役、末永制作局長、杠制作局プロデューサー、山田番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(7・8月)
【委員】『辞書で呑む』シリーズのファンで、今回も楽しく拝見した。一方で、内容面への言及が少なく、若干の物足りなさを感じた。せっかくなので、教科書に限らず、いろんなジャンルに手を伸ばして展開してほしい。とにかくこの番組は大好きだ。
【委員】『辞書で呑む』に比べると教育番組的な印象で、ゆるさやリラックス感が物足りなかった。ただ、ダイバーシティへの配慮、実験映像やトリビア的な知識は面白く、今の教科書はここまで載っているのかと驚いた。撮影場所であるとはいえファミレスのメニュー紹介が唐突で気になった。
【委員】楽しく見ることができた。昔の教科書と今の教科書の違いが分かりやすく説明され、実験で内容を深掘りしていた点が良かった。子どもと大人が一緒に楽しめるやさしい番組で、学びと笑いのバランスが絶妙だと感じた。一方でCMの長さが気になった。
【委員】理科は子供と映像で楽しめるトピックが多く面白かった。数学は数式など難易度が中途半端に感じた。シャンパンタワーの例えはわかりやすかったが、小学生の女児が一緒に映像に映っていて気になった。子ども向けか大人向けか、番組の方向性が不明瞭だ。
【委員】制作側の工夫や、楽しんでつくっている感じが伝わってきた。じわじわと後から面白さが伝わる良さがあった。ただ、視聴ターゲットが不明確で、MCやゲストも探りつつやっていたように感じた。教科書の変化に驚きつつ、内容についてはもう少し深掘りし、良質な番組に育ててほしい。
【委員】大人が楽しめる教養番組としてのアイデアは面白い。ただ、番組の短さに比べて出演者が多すぎるように感じ、誰が何を発言したかわからないまま進んでしまった感がある。昭和世代にも配慮して、もっと昔の教科書も見てみたかった。字幕やナレーションの細部も気になった。
【委員】何十年も昔のことで当時の教科書は覚えていないが、現在の教科書の内容について非常に勉強になった。てこの原理や平方根、放物線の説明ではサグラダファミリアなどが出てきて、大人が見ても勉強になる内容だったと思う。楽しくためになった。
【委員】気楽に学べる番組。日常生活に即した理解しやすい内容になっており、工夫されていると感心した。キャスティングもバランスがとれていて、現役の小中学生が加わっていたのもいいアクセントになっていた。視聴者とコンテンツに若干のズレがあり改善の余地があると感じた。
【委員】たいへん見やすくトークのテンポも心地よかったが、ゲストの人選については、立ち位置が不明確な人、また女性ゲストの少なさに疑問がある。教科書については、番組で紹介した出版社のシェアや地域ごとの傾向なども知りたい。内容的にはあと一歩の踏み込みが欲しかった。
【委員】『辞書で呑む』に比べると、話が大きく広がるわけでもなく、広がる方向がバラバラで「ごった煮」のような感じを受けた。今後の番組の方向性として、雑学的に、もしくは教育的に幅を広げるのか、番組の柱を一本立ててやっていただけるとよいと思う。
【局】教科書は少々とっつきにくい部分があり、教科書をどう遊ぶか、出演者も手探りで、学びと笑いのバランスが難しかった。視聴ターゲットを意識し、もう少し上の世代までやさしく見られる内容にしていくところが改善ポイントだと思った。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員(リポート提出)、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】吉次社長、縄谷取締役、中川取締役、末永制作局長、株木制作局プロデューサー、山田番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(6月)
【委員】景色がきれいで旅感と秘境感があり、お店ごとに歴史やポリシー、創意工夫があり、行ってみたい場所がてんこ盛りで非常に楽しめた。タクシーが見つからなくてボツになった事例もあるとのことだが、そういうシーンも組み込む方が、よりリアル感が出るのではないかと思った。
【委員】番組入りの映像パートはダイジェストでもよかったのでは。情報量が多く、本編なのか前置きのパートなのか分かりづらかった。また紹介するお店の転換タイミングが明確でないため、展開についていけなかった。取り上げたお店はそれぞれ個性的で興味深かったが、1時間半は少し長かった。
【委員】全体として楽しく見られた。ただ、導入パート後のCMがあまりにも長く、その後は延々とCMなしだったので、もう少し均等なほうがいいと感じた。紹介された店はいずれも美味しそうで、行ってみたいと思った。ポテンシャルのある番組だと思うので、いろいろとトライしてほしい。
【委員】番組を見て、現役時代に出張先でタクシー運転手さんにお世話になったころの記憶がよみがえった。海外ではなかなかこうはいかないので、日本のタクシー運転手さんは親切だと思った。内容としては、山奥にこれほど繁盛している店があることは驚きで、非常に感心した。
【委員】何もない秘境に振り切ったのがテレ東らしくてよい。SNSだけでは得られない価値をどうテレビで提供するかが大事だと思っていて、SNSで検索しても一見さんが来そうもない店でそこに地元のコミュニティや生活が垣間見え、そういうところにカメラが入ったのが面白かった。
【委員】どのお店も個性的で、それぞれの家族の人生が垣間見え、楽しく見られた。ただ、面白いところや撮れ高があったところをつないだ結果、事前リサーチありきのVTRに見えてもったいない。店内に入るカメラワークで女性運転手のお尻を追いかける構図になっておりデリカシーがないと感じた。
【委員】今回はタクシーが見当たらない秘境駅が舞台で、発想の展開が面白かった。ただいずれの運転手も取材にふさわしい店を知っていて、少々できすぎた感がある。またローカル路線でその駅を選んだ根拠や、特異性の強い店でその成り立ちについて説明不足な部分があり、少し気になった。
【委員】タクシー運転手にお勧めの店に連れて行ってもらい名物料理を食べるだけというシンプルさがいい。いい意味でこのマンネリを極め、定番としての評価を確立してほしい。店のお客さんへのインタビューも自然体で好ましい。CMの適切な挟み方については引き続き検討してほしい。
【委員】ローカル鉄道の無人駅の駅前風景や周辺の空撮、それぞれの店の成り立ちや家族の風景には適度な情報と説得力があり、地方の町の日常を切り取った秀逸なドキュメントだった。欲を言えば、誰もが飛びつくグルメでなくてもよいのでネットを超えるレアな運転手さん情報がほしかった。
【委員】店の背景や歴史、運転手さんと店の物語などを一緒に聞けるのが魅力なので、今後もそういう番組づくりを続けてほしい。この番組は運転手さんの間でも有名だと思うので、構えることなく本当に運転手さんの日常が見えるような店に連れて行ってもらい、いろいろと開拓してほしい。
【局】地元に精通したタクシー運転手さんが知る隠れた名店を探し出すグルメ番組。ドキュメント感や偶然出会う物語が見どころだが、特異性のある店をどれくらい紹介するか、その駅や店を選定した過程や意味合いなどを明確にするなど、リアリティが失われないようにしていきたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員(リポート提出)、島本委員、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】吉次社長、縄谷取締役、中川取締役、末永制作局長、村田制作局プロデューサー、山田番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(5月)
【委員】客観的な事実を面白く伝える出演者のコメントが柔らかく、番組の好感度にもつながっていると感じた。一方、グミの食べ比べシーンはやや長い。ドイツの食文化や経済的背景への深掘りがあれば、さらに興味を惹かれただろう。今後はより多角的な視点からの情報提供を期待したい。
【委員】日本のグミをドイツで試食する企画は秀逸で、ドイツの人々の素直な反応も面白い。控えめながらも的確な出演者のコメントや、スタッフによるインタビュー形式など、構成がシンプルで内容に集中できた点も評価。商品への興味に関わらず楽しめる企画であり、継続視聴したいと感じた。
【委員】シンプルなつくりで全編楽しめた。現地の美しい風景や文化をもっと紹介するとさらに良い。グミの歴史や定義は情報不足で疑問が残った。丁寧で配慮を感じる編集は好印象。現地インタビューの吹き替えは、正確に訳していることがわかるように、元の音声も残したほうが好ましい。
【委員】タイトルで期待が高まり、オープニングで引き込まれた。街の魅力も伝わったが、観光要素が物足りない。試食とリアクションの繰り返しはワンパターンで、ランキングで終わる形も飽きにつながる可能性がある。食べ物を扱う企画はリスクがある点にも留意しつつ、果敢な挑戦を期待したい。
【委員】シンプルな構成だが心地よく視聴できる。企画が秀逸で、出演者も適任。グミの歴史や国内流通の変遷など背景の情報が不足していたものの、ボンの街の映像やドイツの食文化の話題は印象に残った。変化に富んだロケ場所の選定や視覚的な工夫でメリハリをつけた努力も感じられた。
【委員】タイトルから最初、電化製品などを想像していた。グミという意外なテーマに驚いたが、楽しんで視聴することができた。グミをきっかけに日本とドイツの味覚の違いを表現する試みは面白く、グミ発祥の地で日本製品が善戦した点も興味深い。番組を通してグミへの親近感も沸いた。
【委員】平板な印象で面白みに欠ける。日本独自の題材を選定したほうが良かったのではないか。マーケティングバラエティと銘打ちながら、味覚や食文化、製造方法などの掘り下げが物足りない。出演者の軽妙な掛け合いは面白かったため、題材や取り上げ方を見直すことで改善につながると思う。
【委員】グミ発祥の地で日本のグミを試すという明確な企画意図があり、好感を持った。現状は話題の幅が狭く単調なつくりのため、情報を深掘りして広げていけば、今後の番組はさらに良くなっていくのではないか。単なる紹介に留まることなく、よりメッセージ性のある内容を期待したい。
【委員】楽しく視聴できる番組。個々のドイツ人の雰囲気に合った日本語の吹き替えが自然で、番組にプラスの効果を与えていた。しかし、グミの試食とリアクションの繰り返しでは飽きが来る。市場調査ロケだけではなく、日本製品の流通状況や企業側の取材など、強弱をつける工夫を求めたい。
【委員】ドイツと日本の味覚の違いが面白い。身近な菓子だからこその分かりやすさには好感をもったものの、試食シーンばかりで物足りない。話題の広がりが乏しく、単調な印象を受けた。グミに特化した企画を生かすために、インタビューの掘り下げやドイツの菓子の取材シーンもほしかった。
【局】日本の商品を世界に持って行き、市場調査を通じて各国の文化や好みを調べるマーケティングバラエティ。見やすいシンプルなつくりを意識していたが、シンプルすぎるといった指摘を参考に、商品の深掘り、海外文化との比較、インタビュー以外の展開など、番組の幅や深さを広げていきたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員(リポート提出)、吉野委員
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、末永制作局長、溝田制作局プロデューサー、椎原番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(4月)
【委員】鉄道会社の新規事業開拓は新鮮味があったが、番組タイトルが示す通り、これからを切り開くような姿をテーマにしても良かったのではないか。看板番組がマンネリ化しないよう、視聴率や配信再生数のデータ分析などを行い、テーマや切り口に新要素を吹き込む議論を継続してほしい。
【委員】「鉄道!新時代へ」と謳っているにもかかわらず、未来的なテクノロジーの話題が物足りない。指令室の緊迫した様子など個々のエピソードは楽しめたものの、ドローンイベントは映像表現が不十分で規模感が伝わらない。一つの企業をテーマに取り上げることの難しさを改めて感じた。
【委員】視聴者の期待値が高い番組のため、情報を組み立てる苦労がうかがえた。緊張感が伝わる良いシーンもあったが、ナレーションの煽りに違和感を覚えた部分も。最も印象に残った指令室のシーンはもっと詳細を見たかった。案内人の寸劇は意図が不明。分かりやすい形への改善を期待する。
【委員】全体が広報番組のような印象を受け、「本音に迫る」という視点が薄れていた。企業側の取り組みだけが強調され、従業員の本音が聞けなかった点は残念。寸劇パートで別の視点を盛り込むなどして、番組全体のバランスを取れば、よりドキュメンタリー番組として成立するのではないか。
【委員】興味深い点と薄味な点があった。指令室やワンマン運転の映像は見応えがあり、利用者の意識変化にも繋がるだろうが、大規模開発に関するビジネスの採算性や長期計画が不明瞭。全体的に紹介に終始していた印象で、「なぜ」の掘り下げが足りず、番組本来の趣旨に合致していなかった。
【委員】企業トップのインタビューが軸となったことで『ガイアの夜明け』らしさを欠いていた。「なぜ」大改革に至ったのかに対する答えがなく切実さが伝わらなかった。案内人の寸劇も「なぜ」必要なのか疑問。ワンマン化の取り組みや指令室は非常にリアルで、インフラを支える力を感じた。
【委員】駅を中心とした街づくりは近未来的なイメージの積み重ねで周辺地域との連携が見えない。案内人のパートも全体との繋がりが薄く、セリフが浮いていた。全体として見応えのあるドキュメンタリーだったが、全てが取材先の企業目線であり、利用者の声が入っていないことが惜しまれる。
【委員】労使間の関係が描かれておらず、改革が平和的にスムーズに進んでいるかのような内容だった。経営者側だけではなく、社員側の本音や実態も探るべきだ。ワンマン化は良いイメージばかりが強調されていたが、プロ意識をもって職に就いていた運転士や車掌の思いにも迫ってほしかった。
【委員】リニューアルで出演者が交代しフレッシュな印象を受けたが「不安や混沌の中で夜明けを指し示す」という番組コンセプトとずれがあった。新事業への取り組みは興味深かったものの、公共性の高い交通インフラ企業を扱う以上は安全性の訴求にも尺を割き、安心感を持たせる配慮が必要。
【委員】企業変革に至った課題や危機感が伝わらず、情報の紹介にとどまっていた。同じ企業を取材した別番組のほうが深掘りされていた印象で、この番組の特性を生かしきれていない。トップインタビューの使い方によっては誤解を招く可能性もあるため、放送コメントは慎重に見極めてほしい。
【局】ビジネス上の課題に挑む人々を取材し、視聴者にヒントや勇気を与える番組。今回はJR東日本の改革を追ったが、外側の視点も取り入れるべきだった。案内人の寸劇も改善策を探りたい。「問い」を明確にして、焦点を絞って深く掘り下げることで、報道番組として評価されるよう努めたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、小林報道局プロデューサー、椎原番審事務局長
『激録・警察密着24時!!』BPO放送人権委員会決定の件、一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(3月)、放送番組種別(10~3月)、4月クールの番組種別について
【委員】単調な形で始まったが、徐々に深掘りされ、最終的に密着取材した親子の姿は興味深かった。一方、出演者のやや荒っぽい言動で笑いをつくる演出には疑問を抱いた。時代の変化を局としてどう捉え、どのような方針を示しているのか。言葉の感度を高めた上での面白さを創出してほしい。
【委員】ほのぼのとして楽しい番組。ストーリー性のある取材対象者を探すスタッフの苦労も窺えた。高得点の父親が続いたので、低得点編なども見てみたい。心打たれるエピソードもあったが、掘り下げ不足で物足りなかった部分も。出演者の言葉等は気にならなかったものの騒がしさは感じた。
【委員】タイトルから興味をそそる。娘を持つ身として共感を覚え、一般家庭の中にある多様な物語に引き込まれた。幅広い世代を対象としたインタビューも好印象。出演者の父親の一面、父親の本音も引き出されていた。全体的な面白さの中に感動要素もあり、ほっこりとした気持ちになる番組。
【委員】父娘の関係が良好な限られた層向けの印象。点数という切り口は間口が狭い。亡くなった父親のエピソードは良かったが、今後、感動的な内容に偏ることが危惧される。父と娘の関係性のみに焦点を当て、母親の存在が不可視化されている点などにも疑問を感じ、最後まで消化不良だった。
【委員】前半と後半がちぐはぐだった。後半のエピソードは取材対象者の人柄や、気持ちのこもった手紙に自然に引き込まれたが、対照的に前半部分はインタビューで女性の足元を映すなど配慮に欠け、深夜番組としての方向性も不明瞭。女性視聴者として受け止め方がわからず、違和感を覚えた。
【委員】街頭で多彩な人々を発見した根気と取材努力を評価する。それぞれのストーリーに面白さがあった。「家族の形の変容」と番組が謳うように、現代の若い世代の父親への高評価には時代性を感じたが、一方で複雑な親子の関係性に苦しむ人々が世の中に多く存在することも意識してほしい。
【委員】昭和の居間を再現したスタジオや要所のイラストは良いアイデアだが、街頭インタビューから人生を垣間見る手法は、確立したテレ東スタイルの追随の印象。母親が一切登場しない点はやはり疑問。高得点に偏らずに低い点数の父親も紹介した方が、人間ドラマとして幅が広がると思う。
【委員】番組に登場した父娘の関係は、温かく良好でユーモラス。特に父と娘が一緒に祭りに参加するシーンは微笑ましかった。ただ実際は、父親と娘の関係はシビアな側面も多いのではないだろうか。良好な関係だけではなく、別の側面を持つ親子関係も取り上げればバランスが取れたのではないか。
【委員】視聴者の気持ちを巻き込んで、ほのぼのできる番組。取材対象者のプライバシー部分は放送後の影響が気になった。出演者は番組の趣旨にフィットしていたと思う。終盤にCMが集中していたが、視聴者にも広告主にも受け入れられる効果的なポジションについて研究していただきたい。
【委員】『家、ついて行ってイイですか?』に近い構成だが、深掘りが足りない。父と娘はステレオタイプな見方で単調になりがちなので、違う組み合わせや年齢層のバリエーションを増やしたらどうか。VTR中の賑やかなトークや赤を強調したテロップなどは、見ていて落ち着かない感じがした。
【局】娘に父親の点数を聞き、親子関係を深掘りするバラエティ。密着ドキュメンタリーと、出演者が見せる父親の顔が見どころ。間口の狭さや母親の存在といった委員の指摘を受け止めたい。良好な関係の父娘が多い時代に低めの点数だと思っていたが、一般的に高く感じることも学ばせてもらった。
2023年3月28日に放送した『激録・警察密着24時!!』について、BPO放送人権委員会が2025年3月18日、「放送倫理上の問題がある」との見解を通知・公表したことを報告。委員会決定で指摘された問題点や、テレビ東京の対応などに関する詳細を説明した。
委員からは、再発防止策の効果や社員の意識変化を定期的に観測して、着実に取り組みを継続することなどが求められた。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、末永制作局長、古川制作局プロデューサー、椎原番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(2月)
【委員】“テレ東マジック”と呼ぶに相応しい独創的な企画。紙辞書の魅力を再発見する機会になった。進行の川島明さんの統率力、各出演者のトーク、専門家による解説、細部まで行き届いた映像表現など好印象。国文学者、詩人、落語家、講談師などが加われば、話の深みがより一層増すと思う。
【委員】辞書を肴に酒を呑むコンセプトがユニーク。興味深い要素も多く、真面目な内容を飲み会の雰囲気で楽しめる点が魅力で、視聴者も一緒に参加している感覚になる。番組の放送頻度を不定期にして特別感を出したり、ライブイベントなどで「辞書呑み」を広めることを提案したい。
【委員】テレビ東京でしかつくれない個性的なコンテンツ。多くの学びがあった一方で、バラエティ要素と学習要素のバランスに戸惑いがあった。日常で使いたくなる身近な言葉を増やせば、視聴者の共感を得られると思う。テレビ視聴とは異なる体験ができるライブイベントは魅力的な企画。
【委員】「呑む」というコンセプトが自然な盛り上がりと知識の吸収を両立させ、全員が知らない言葉を扱うことで、フラットな空気感も生まれていた。出演者の顔ぶれなどは時代に即してアップデートされた“今っぽさ”がある。ナレーションのトーンはメリハリを生み、集中力を高める効果があった。
【委員】タイトル、企画、構成、演出、出演者の個性が巧みに融合した、知的で楽しい番組。静寂を交えた間の取り方はリズムを生み、心地よい視聴体験を提供。川島明さんは緩急自在に場を仕切り、番組を上質なものに仕上げている。放送時間帯や設定を含め、様々なパターンでの展開を期待したい。
【委員】楽しみと学びのバランスが取れた内容になっていた。多くの知らない日本語表現を学ぶことができ、ユーモアもあり、性別を問わず楽しめる。辞書の専門家や武田真一アナウンサーがいい味を出す役割を果たしていた。堅苦しくなく、笑いを交えながら学びがある、質の高い番組だと感じた。
【委員】知的要素と緩さが融合したテレビ東京らしい番組だが、設定には既視感があった。知っているようで知らない言葉や、誤解されやすい言葉にも焦点を当てれば、もっと共感がしやすくなる。酒が入ることによる良い面もあるが、面白さと騒がしさの境界線の見極めは工夫と改善を求めたい。
【委員】「言葉を学ぶ」という堅苦しいイメージを払拭した番組。出演者のバックグラウンドを生かした「言葉遊び」も秀逸だった。放送、リアル、配信を融合させた取り組みを積極的に進めてほしい。番組の派生形など多角的な展開によって、番組の可能性が無限に広がることを期待している。
【委員】ありそうでなかった見事なコンセプト。バラエティと教養を両立させ、居酒屋という設定も視聴しやすい。出演者の顔ぶれや解説VTRは好感を持ったが、辞書の情報の乏しさや、公式サイト・公式Xの不親切な内容が気になった。番組を広く周知するため情報発信にもこだわってほしい。
【委員】言葉を入り口に深い話が展開され、知的好奇心を刺激する良さがある。インターネット検索に頼りがちな現代において、若い世代が紙の辞書に触れるきっかけを作ってほしい。派生企画や放送形態などを工夫することで、多くの視聴者が辞書に親しめるような番組に育つことを期待する。
【局】毎回一文字をテーマにトークを広げ、笑いながら学べる番組。目標は「辞書呑み」という言葉が辞書に掲載されること。異分野の文化人なども招いて新たな視点を提供したい。先日開催したイベントでは参加者全員が辞書を引く爽快な光景があった。紙の辞書の良さを多くの視聴者に伝えたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員(リポート提出)、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員(リポート提出)
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、伊藤制作局長、株木制作局プロデューサー、椎原番審事務局長
『激録・警察密着24時!!』BPO放送倫理検証委員会決定の件、
社内調査等について、一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、
視聴者対応報告(1月)
【委員】法廷を将棋になぞらえてクライマックスに向かう流れはスムーズだが、被告のミスによる最後の展開は拍子抜け。間接事実を丹念に詰めて、法廷の尋問シーンをより見応えのあるものにしてほしい。法律事務所や裁判所の映像は既視感があるため、箱物の差別化への挑戦にも期待したい。
【委員】棋士出身の弁護士というアイデアが斬新。戦法の説明が丁寧で、このドラマを機に将棋に興味を持つ視聴者もいるだろうが、関心が薄い視聴者にとっては説明が長い。タイトル『法廷のドラゴン』の由来については、ドラマの中でわかる工夫がほしかった。ヒット作へと育つのが楽しみだ。
【委員】将棋と法律の組み合わせは興味深く、出演者のキャラクターやストーリーに引き込まれた。主人公を演じる上白石萌音さんの魅力も光っていた。最後の法廷シーンがあっさり終わったことが唯一残念。将棋の戦法がうまく組み込まれていることで、学びもある非常に面白い作品だった。
【委員】法廷と将棋を絡める斬新な映像や演出に好感を持った。タイトルのインパクトが弱いものの、内容は構成や起承転結が明確だった。時間経過や行動原理、展開などに疑問が残り、詰めの甘い部分は多々気になるが、第2話以降も高いクオリティは維持されていると思う。今後も期待したい。
【委員】漫画的な印象であり、オリジナルと知って驚いた。将棋と法廷は真実をきっちり詰めていく点が好相性。特に法廷の将棋盤の演出は見応えがあった。作品イメージが湧くような決め台詞があってもいいと思う。固定観念にとらわれた古いキャラ設定などを見直して、様々な挑戦をしてほしい。
【委員】将棋の知識がなくても楽しめるドラマで、戦法の説明も意義深い。主人公の人格描写がまだ粗削りなため、セリフが浮いている印象があった。リアリティを欠いた不自然な部分は、視聴者の共感を得にくいと感じる。裁判シーンの山場で将棋との論理性のリンクがなかったことが残念だ。
【委員】棋士と弁護士の共通点と違いを通して、勝利への探求心を巧みに描いたドラマ。将棋と法律の詰めのユーモラスなたとえや、法廷の将棋盤のシーンは、勝負の真剣さがうまく表現されていた。親子の絆の大切さを伝える人間味あるエピソードも織り込まれており、続けて視聴したいと思った。
【委員】異なる領域の組み合わせの妙が興味深かったが、将棋に馴染みのない視聴者に核心部分の面白さが伝わったのかは疑問。配役はヒューマンタッチのドラマに相応しい見事なキャスティングであり、なかでも上白石萌音さんが醸し出す凛々しい雰囲気は今回の役柄にぴったりだと感じた。
【委員】視聴前は要素の多さに懸念があったものの、将棋と法廷がしっかりリンクし、双方の親和性と違いも丁寧に描かれていた。上白石萌音さんの安定した演技も秀逸。偶然性頼みの展開など改善を図り、ディテールのリアリティを増していければ、視聴者がさらに引き込まれるのではないか。
【委員】上白石萌音さんをはじめ魅力的な俳優が揃う視聴しやすいドラマだが、論理性に乏しく将棋の戦法との掛け合わせは違和感があった。近年は対局の観戦を楽しむ将棋ファンも増えており、将棋と法廷の掛け合わせが自然になるような工夫を凝らすことで、視聴者層は広がると思う。
【局】「将棋×法律」を掛け合わせたリーガルドラマ。主人公のセカンドキャリアの葛藤も描き、法廷で将棋を前面に押し出す映像にも臆せず挑戦した。多くの委員から指摘を受けたディテールの詰めの甘さや偶然性頼みの展開などは、自身も気になっていた点。反省を今後に生かしていきたい。
2023年3月28日に放送した『激録・警察密着24時!!』について、BPO放送倫理検証委員会が2025年1月17日、放送倫理違反があったとの意見を通知・公表したことを報告。
【委員】制作者の意識改革と並行して、ひっ迫する制作体制の実態把握と対策に努めてほしい。
【委員】チャレンジ精神を失わないためにも、コミュニケーションを取り合うことが大事だ。
【委員】再発防止のために実施している勉強会を形骸化させないよう、意識の変化を定期的に測定するなどして実効性を高めてほしい。
【局】意見を真摯に受け止め、引き続き再発防止に注力する。番組づくり全般において価値観をアップデートしなければならない。丁寧なコミュニケーションや勉強会の充実化などを図り、意識レベルの引き上げに尽力したい。
従来から設置している内部通報・相談窓口をグループ全社や取引先に改めて周知し、全社員へのアンケート調査を実施したことなどを報告。
【委員】通報を躊躇する組織風土はないかという観点からも確認してほしい。
【委員】コンプライアンス体制の運用状況もこの機に改めて点検することが大切。
【局】テレビ東京としてきちんと襟を正していく。コンプライアンス体制のフローは機能しており、必要な調査があれば外部弁護士にも委託している。しっかりとガバナンスが効いていることを示していきたい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、野木委員、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、和田配信ビジネス局長、伊藤制作局長、濱谷配信ビジネス局プロデューサー、椎原番審事務局長
一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(11・12月)
【委員】ライトな内容なため、番組タイトルとの一致性は感じなかったが、林先生のコメントや構成は楽しめた。情報が表面的で背景が不足していた点は残念。視聴後に残った疑問を別の番組で深掘りしたり、番組間の連携性を視聴者に示したりするなど、その先の視聴行動につながる工夫を求める。
【委員】日頃、経済に馴染みのない視聴者にも分かりやすい番組。激安スーパーのデフレ型ビジネスモデルを伝えるのであれば、従業員の賃金水準の変化など多角的な情報もほしかった。やや新鮮味に欠ける話題が多かったものの、気楽に面白く視聴できる経済番組としては成功していると思う。
【委員】タイトルから「お金」に翻弄される人間模様の描写を期待していたが、実際は夕方ニュースの特集まとめのような既視感のある内容だった。話題の情報が浅く疑問も残ったが、様々な可能性を秘めた番組だと思う。泥臭く足で稼ぎ、テレビ東京らしい知恵と工夫で一級品に仕上げてほしい。
【委員】清涼剤のような魅力ある番組。林先生をはじめ出演者のコメント力が高く、興味深い話題も随所にあったが、コーナーの転換点が分かりにくい構成。ウイスキーは奥の深いテーマにもかかわらず、価格高騰の話題に終始したことが残念だ。幅広い情報に目を向けて一層充実を図ってほしい。
【委員】生活に密着した身近な内容。コーナー転換を明瞭にしたり、項目を整理したテロップを表記すれば、視聴者が情報をより認識しやすくなるだろう。タイトルの「お金」に集中して視聴したが、番組内容はイメージと差異があった。金融知識の学びにつながる、実用性の高い情報を期待したい。
【委員】ウイスキーの話が興味深かった。常温保存が強みであることや訪日外国人のインバウンド需要のほか、年数表示の情報には発見があった。ニセモノに関する話題では、周りの背景の分析評価の深掘りが物足りない。様々な点で統計上の数値データの裏付けを示すことが重要ではないだろうか。
【委員】世代を問わずためになる経済教養番組。企業のユニークな戦略や現代社会に適応したビジネスモデルを消費者の趣向や心理を捉えて伝えていた。CMポジションは視聴ストレスを感じさせない工夫がほしい。得意の企業取材力を発揮して内容の充実を図り、定番の人気番組に育ててほしい。
【委員】興味を惹く話題が並んでいたが、やや既視感があった。企業努力による経費削減効果が分かりにくく、ウイスキーの詰め替え販売は品質に関する補足説明が不足気味。細かな生活情報のみならず、タイトルの「世の中」という言葉通り、経済状況や社会的背景まで俯瞰で見せてほしかった。
【委員】出演者の好感度は高かったものの、番組の落ち着いた質感とスタジオの背景はミスマッチだった。激安スーパーの話題はお金の可視化に成功していたが、経済効果の検証が甘く疑問が残った内容も。テレビ東京が得意とする経済の知見を生かすことで、テーマに沿った切り口を期待したい。
【委員】楽しく視聴できる番組だったが、一般の情報番組に近い作りであり、経済的な深掘りやテレビ東京らしさが見当たらなかった。ポイ活の話題はサービス紹介だけではなく、企業側の視点やプライバシーリスクにも触れるべき。独自性をもっと生かせば、魅力的な番組になるのではないか。
【局】『WBS』『ガイアの夜明け』への入り口と位置付けて「お金」に焦点を絞り、見やすく、ためになる番組を目指している。一つ一つの取材を積み重ね、情報の精度を上げていきたい。CMポジションやコーナーのつなぎについても研究を深め、視聴者にとって心地よい番組の形を模索したい。
【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、野木委員(リポート提出)、原田委員、平野委員、藤井委員、吉野委員
【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、縄谷スポーツ局長、清水報道局エグゼクティブ・プロデューサー、椎原番審事務局長