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第422回 放送番組審議会報告 2017年11月10日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(10月)

審議の主な内容

『ヒャッキン!~世界で100円グッズ
使ってみると?~』
(2017年10月24日放送)合評

【委員】番組を見て100均のイメージが変わった。そのアイディアには本当に驚かされた。旅番組としても現地の暮らしや家族の笑顔が見られ良かった。ただCM後の前のシーンの繰り返しは少しくどいと思う。また2時間は長く感じる。1時間番組であればよりテンポ良く見られる。

【委員】何よりも様々な100円グッズの優れた機能に驚いた。日本のアイディアと安さが外国人に驚かれるのは気持ちが良い。ただ、100円グッズはあくまでもきっかけであり、全編にわたって家族の絆が描かれ、その絆が深まることで満ち足りた気分にさせてくれる番組だった。

【委員】100円グッズ、外国の視点、ストーリー性の3つの軸からなるが、無理に物語性を持たせる必要はなく、外国人がどう反応するかを伝えるだけでも十分に面白いと思う。日本礼賛ブームに則った番組だが、今この国で起きている大企業の不祥事などにも目を向けることを忘れないで欲しい。

【委員】まずはこうした番組を思いついたことに驚いた。当初はこれで番組が成り立つのかと少々心配したが、見ると強く惹き込まれた。100円グッズの便利さと紀行番組的な要素、家族のストーリー、この3つの組み合わせがバランスよく機能し合い、非常に楽しく良い番組になっている。

【委員】いかにもテレビ東京らしい番組。100円グッズをツールにし、旅番組としての側面からその国の文化や人々の生活ぶり、家族の表情や人間の繋がりにまで広がりを持たせ、非常に良い作りになっていた。見ていて微笑ましくなる暗さの全くない番組ゆえ、今後も期待している。

【委員】コメンテーターの数は2人くらいで良いのではないか。100円グッズに外国人が驚くのが1つの型になってしまっている気がするので、もっと色々な反応も織り交ぜるべき。100円グッズを作る側についても取材すると面白いと思う。1時間番組であればちょうど良い。

【委員】ヨーロッパの街並みが美しく、普段見られない興味深いシーンも多かった。スタジオゲストのオーバーなリアクションも多少は必要なのだろう。日本では区切りの良い100円という値段がそれぞれの国でどう表現され、また本当に安いと思われたのかどうかが少し気になった。

【委員】100円グッズのアイディアや威力には日頃から驚かされている。しかし、100円グッズを通じて家族の絆や親子の情愛を必要以上に謳い上げられると、感動の押しつけのようで些か辟易した。ナレーションの文言や声の調子がやや感傷的、情緒的に過ぎたせいかもしれない。

【委員】ロケでタレントを起用しないのはコンテンツ勝負の姿勢の表れで良い。商品紹介に終わらず、それを通じて出会う人々の物語も面白かったが、少々しつこかった。気楽に見られるサプライズと感動の120分だったが、同様の作りを続けて行くには色々と限界があるのでは。

【委員】スタジオコメンテーターの発言にはどれくらいの効果があるのだろうか。すでに30年近く前から存在し続ける100円グッズというものは日本人のフレキシビリティーやアイディアのすごさの結晶だと思う。番組内容そのものについては良いとも悪いとも言えない感じだった。

【局】コメンテーターの起用には、合いの手を入れることで視聴者へのガイド役のようなものにする意図があったが、その是非については今後も研究して行く。家族の絆の大切さを描いて行く中では、照れることなく、またあくまでもそのままのリアルな反応を示すように心掛ける。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、荻野委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、武田常務、近藤常務、大島取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、草野スポーツ局長、内田制作局CP制作チーム・プロデューサー、大岡番審事務局長

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第421回 放送番組審議会報告 2017年10月6日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(9月)、放送番組種別(4~9月)・10月クールの番組種別について

審議の主な内容

『ドラマ特別企画 「テミスの剣」』
(2017年9月27日放送)合評

【委員】辛く切ない題材だが、視聴者を惹き付けて止まない素晴らしいドラマだった。あえて指摘するならば、20年という歳月の経過があったのに、俳優たちが老けたようには見えなかった。その月日の流れを上手く表現できていたらもっと良いドラマになっていただろう。

【委員】配役がドラマに非常に厚みを持たせていたが、前田敦子だけはミスキャストではないか。またリアリティーという点では20年前に目撃した車の中の人間の顔を稲妻の一瞬の光などで記憶できるのか、あるいは新聞の地方版に検事正の顔写真が載ることがあるのかなどの疑問が残る。

【委員】検察や警察で不正があった時、上に立つ者として、あるいは組織の人間としてどうあるべきか、司法の世界で生きている自分も改めて考えさせられる内容だった。ただ4人も殺害した人間が無期懲役になることはあり得ない。原作の問題だろうが、設定を変えるべきだったのではないか。

【委員】ドラマの途中で真犯人が逮捕され、終わりかと思った所でもう一歩踏み込んで組織の中枢の不正まで暴き出される展開になっていたので見終わってスッキリした。丁寧な作りで見応えのある質の高いドラマであり、こうした重いものをレギュラーで毎週見られる枠もあると非常に嬉しい。

【委員】犯人をでっち上げるためにわざとジャンパーに血痕を付けるような酷い捏造が行われる中で、それぞれの立場の人間が自らの正義を主張する姿に色々と考えさせられた。音響や映像の明暗、光と影の使い方も素晴らしかった。非常に感動した。

【委員】テレビが原作を上回った作品。死んだ楠木の母親が墓地で渡瀬刑事の手を掴むシーンが最初にあり、ドラマの最後が再びそのシーンで締めくくられているという脚本も素晴らしい。正義や権力についての言葉がドラマとかみ合い、抽象性を感じさせなかったのも魅力だった。

【委員】真犯人が分かってからさらなるどんでん返しがあり、興味の尽きない2時間だった。20年という時が経過しているのにも関わらず、渡瀬刑事が全く老けていないことなど、気になる部分はいくつかあったが、色々と考えさせられる良質なドラマに仕上がっていたことは間違いない。

【委員】真摯な思いが伝わってくる作品で好感が持てる。ただ、真実を追う仲間を痛めつける人間、証拠の捏造をする組織こそが悪の筆頭と思いながら見ていたのに、ドラマのラストで渡瀬刑事が検事正に「一番の悪はあなただ」という主旨の台詞を吐いたため、少々戸惑いを感じた。

【委員】社会的、普遍的正義がある一方で組織、個別の正義があり、両者は相対している。個別的正義や組織の隠ぺいは必ず破綻をきたすものであり、ドラマでも最初から社会的正義を貫いていれば誰も犠牲にならず傷付かなかったはず。やはり社会的正義は尊いということを感じさせられた。

【委員】緊張感を持ちながら惹き込まれるようにして見られる作品で、「琥珀」「巨悪は眠らせない」とともに非常に良いスペシャルドラマだった。可能な範囲でこうした良質で骨太のドラマを今後も定期的に作り続けて行ってほしいと切に願う。

【局】20年の月日の表現、役者の老け方については変化を付けたつもりだったが、より伝わるような工夫が必要だった。4人殺害で無期懲役ということも設定の変更を含め色々と考えたが、真犯人が無期懲役という不条理さゆえに殺されるという話なので、あえてそのまま乗り切った。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、荻野委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、武田常務、近藤常務、大島取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、草野スポーツ局長、中川制作局ドラマ制作部プロデューサー、大岡番審事務局長

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第420回 放送番組審議会報告 2017年9月8日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(7・8月)

審議の主な内容

『金曜8時のドラマ 警視庁ゼロ係
~生活安全課なんでも相談室~
SECOND SEASON 』1話、2話
(2017年7月21日、28日放送)合評

【委員】元検事の立場からは、警察の副署長の歓迎セレモニーや本庁の捜査本部よりも先に犯人を挙げようとする設定などは荒唐無稽に感じられるが、気楽に楽しく見られれば良いのだろう。殺人事件のようなハードなものにソフトなものを乗せた作りにしたと言われればその通りだと思う。

【委員】批判的な意味ではなく、楽しめて消費されるステレオタイプのテレビ漫画だと思う。カリカチュア化された登場人物が謎解きも同時にしていくハードとソフトを合わせたタイプの刑事ドラマであり、時間に余裕があって理屈をこねない人には手頃な番組なのでは。この路線を極めるべし。

【委員】コミカルさを前面に出し過ぎて空回りする部分もあったので、むしろもっと淡々とした中に小泉孝太郎の飄々とした部分が何気なく出ている感じの方が緩急のリズムがついたのではないか。一話完結ながらドラマに大きな縦軸の物語があるのでそれを楽しみに見る視聴者も多いと思う。

【委員】今回はあえて「色分け」をしたという登場人物それぞれから確かに独特の持ち味が出ていて非常に良かった。コミカルさもある一方、「ゼロ係」と揶揄された部署のメンバーたちが最後には素晴らしいチームワークで事件を解決することでうまく強弱を出すこともできていると思う。

【委員】刑事ドラマとしてのリアリズムとアニメ的なキャラクター設定のギャップに違和感を持った。もう少し両者を均していくことが必要なのではないか。例えば、「料理が酷く不味い」との設定ならば、見るからに不味そうなものにするなど漫画化するべきところは思い切ってするべき。

【委員】小泉孝太郎演じる警視はKY(空気が読めない)な人間だが、ニコニコした笑顔に救われていると思う。ただ、彼自身は二枚目なのだからもう少しビシッとした部分も出せばドラマがより締まるのではないか。松下由樹さん演じる巡査長のキレまくり加減もエスカレートしていて良い。

【委員】真面目に見ればおかしな部分も多いが、コミックと推理ミステリーを混ぜたものとして気楽に見れば楽しめるドラマだろう。一話完結ながら、Zレポートや狙撃犯などの要素を入れることで次回以降を楽しみにさせる作りになっているので、視聴者を引っ張ることはできていると思う。

【委員】小泉孝太郎演じるエリート警視と松下由樹演じる年上の部下というコンビが良い。事件ものだが残忍過ぎず、コミカルな部分もあってファミリーで見ることのできるドラマだ。2020年の五輪をストーリーに絡めているのも良いと思った。このままシリーズ化されることを望む。

【委員】小泉孝太郎演じる小早川冬彦警視のキャラクターが理解不能で人物に好感も持てず、魅力も感じられない。己の考えを披瀝した後に見せる笑みは人を小馬鹿にしているようで腹立たしさすら覚えた。人間としての魅力がないとドラマを引っ張る主人公にはなり得ないのではないか。

【委員】コミカルな作りながらミステリー要素も多く、見応えのある作品。今後明らかになるであろう謎の伏線については、各回のストーリーの本筋が見えづらくなり視聴者を混乱させてしまう恐れもある一方で、次回以降も継続して見たいと思わせる工夫としては効果的だと感じた。

【局】主人公のKY(空気が読めない)ぶりには賛否両論があるとは思ったが、中途半端な表現よりも振り切ってしまった方が良いと考えた。金曜夜8時から放送されるドラマなので、ファミリーにも楽しんでもらえる分かりやすさを何よりも大事だと考えて作った結果が今の形になった。

出席者

【委員】後藤委員長、荻野委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、武田常務、大島取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、草野スポーツ局長、松本制作局ドラマ制作部プロデューサー、大岡番審事務局長

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第419回 放送番組審議会報告 2017年7月7日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(6月)

審議の主な内容

『土曜スペシャル 
北海道で何するんですか?のっかり旅』
(2017年6月24日放送)合評

【委員】よくぞ一般の方が旅先への同乗を許可してくれたと思う。山好きの夫婦のご主人が新聞紙をまな板代わりに料理を作ってくれたり、夕焼けのシーンを見て共に感動する様子などを見て、あのように旅を楽しむ人を羨ましく思った。ただ、同行するタレントが途中で帰るのは失礼だと思う。

【委員】普通の人には旅とはやっとの思いで実現できるかけがえのない時間だ。そこに「乗せて下さい」と言い寄って行くのにはやや抵抗を感じる。『家、ついて行ってイイですか?』のように、登場人物の人生観が伝わって来るものになれば、このような旅番組の存在意義もあるのかもしれない。

【委員】『家、ついて行ってイイですか?』をはじめとした色々な番組を寄せ集めたような安直な企画だと感じた。旅を共にする方々のストーリーも中途半端にしか描かれておらず、面白くなかった。登場人物の持つ良さがより前面に出ていたのなら、多少は感動することもできたのかもしれない。

【委員】テレビ東京の得意とする「ガチ」「シナリオ無し」「素人」という要素が全部盛り込まれてはいたが、視聴者の興味・関心を引く点、参加意識を持たせる点、共感を呼ぶ点においては全てが中途半端だった。団塊の世代のセカンドライフを示すべきだが、それにはさらなる捻りが必要だろう。

【委員】「のっかり旅」とはいかにもテレビ東京らしい企画だ。旅や自然を活写する番組内容には共感を覚えた。中高年の旅行者が多いことにも驚いたし、旅の仕方は十人十色であることも分かり、興味深かった。北海道の素晴らしい自然を十分に満喫できる番組だったと思う。

【委員】北海道の美しい風景を堪能させてもらった。しかし、もっときちんと反応のできる人をリポーターにしたら、番組の趣ももう少し違ったものになったのではないか。また、1回きりの同行ではなく、魅力のある人は引き続き追い続け、短編映画のような番組にするのも良いと思った。

【委員】この番組で日本の良さを久しぶりに感じた。今、連日テレビで世間の俗っぽいニュースを見せられているせいか、北海道の風景や大自然が余計に美しく感じられる気がした。旅は1人でも良いものだと思っていたが、番組を見て、パートナーがいるというのは大変良いことなのだと思った。

【委員】タレントが同行する必要があったのだろうか。しかも途中で帰ってしまうのなら意味などないのではないか。都会の喧騒から逃れて非日常の旅先にいる人に対し、「同行させて」などと頼むのは企画として無理がある。インパクトに欠ける番組で、それが視聴率にも表れたのではないか。

【委員】ターゲットを明確に団塊の世代に定め、彼らに対してこのような生き方や楽しみ方、お金の遣い方があるということを示すべきだった。また、登場人物それぞれの話の掘り下げ方が足りない感じがした。全体としては可もなく不可もなくという印象を受ける番組だったと思う。

【委員】同行を頼んだのなら、タレントは最後までついて行くべきだった。それでこそ、旅の到達点でのさらなる感動があったのではないか。風光明媚な眺めも悪くはないが、自分は旅先で出会う人との触れ合いの方に興味があるので、惜しむらくはもう少し旅人の人生に踏み込んで欲しかった。

【局】リポーターが途中で帰らざるを得なかったのは、我々としても痛恨の極み。「のっかり旅」と銘打つ以上、ディレクターでなく、視聴者にも分かるタレントを起用しようと考えた。確かに視聴者に疑似体験をしてもらう、共感を持ってもらう点では足りない部分があったのかもしれない。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、荻野委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、武田常務、近藤常務、大島取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、草野スポーツ局長、林テレビ東京制作チーフプロデューサー、大岡番審事務局長

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第418回 放送番組審議会報告 2017年6月7日(水)開催

局側から視聴率実績、営業報告、役員及び執行役員の異動、決算等報告

審議の主な内容

『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』
(2017年5月27日放送)合評

【委員】出川哲朗のキャラクターがよく活かされており、BGMもそれぞれの場面に大変合っている。ただ、ファンたちとの交流シーンには視聴者も次第に慣れてしまうだろうし、今後も出川さんの人気だけでもたせるのは無理がある。それらを徐々に削り、より多くの旅の情報を入れるべき。

【委員】出川哲朗への見方が変わった。ファンサービスも良い雰囲気で行っており、通常の番組ではカットされて然るべき場面も、この番組では番組宣伝と地域振興を兼ねる形になっていて良いと思った。また、普段は番組で流れる音楽などにあまり関心はないが、今回は心地良いと感じた。

【委員】出川哲朗のファンサービスは今で言う「神対応」である。人柄の良さが出ていて気持ちが良い。また、バイクがフル充電しても20キロしか走らないという点も、視聴者に「大丈夫かな」と思わせるようなスリルがあって良いと思う。行き当たりばったりの自然体であるのが大変面白い。

【委員】出川哲朗の人柄がよく出た癒し系の番組である。「充電させてもらえませんか?」というタイトルも文字通りのバイクの充電と人が活力を得るための充電の意味がかかっていて良い。番組グッズを作れば、かなり売れるのではないか。また、BGMの選曲も本当に絶妙できめ細かい。

【委員】出川哲朗は相手をリラックスさせて親近感を持たせる雰囲気がある。また、走行ルート上では自然の風景が映し出され、非常に美しかった。ドローンで撮影した映像にも大変惹きつけられた。まだまだ改良を重ねれば、さらに人気が出てくる番組だと思われる。

【委員】「ローカル路線バスの旅」に代わる看板番組になるのではないか。しかし、ディレクターがやや画面に出過ぎ。脇役としてゲストタレントも出るが、この番組の真のゲストはその地方の方々にするのが筋だろう。音楽も凝っているが、可能ならばタイトルと歌手名を出してほしい。

【委員】出川哲朗と人々との交流に心が温まる。温泉巡りの設定も良かったのだろう。ドローンでの撮影映像も自然の美しさや厳しさが感じられて大変良い。しかし、そこにあまり会話らしい会話が見られず、2時間の長い番組の中でやっていることがやや単調でワンパターンなのが難点。

【委員】あまり面白くなく、騒々しいというイメージだけが残った。人との触れ合いと言うが、集まってきた人と握手をしたりサインをしたりするのが真の「触れ合い」ではないだろう。充電させてもらっている2時間に繰り広げられるものから何か物語を紡ぎ出さないと意味がないだろう。

【委員】人の温かさが感じられ、家族皆で見られる番組。出川哲朗の裏表のない人柄が非常に生きている。丁寧にきちんと話をしようとすると思わず「噛んで」しまうところもまた良いのだろう。場面場面に合ったBGMも素敵であり、ドローンで撮影された絶景も番組を盛り上げていた。

【委員】「フル充電しても20キロしか走らないバイクで目的地に向かう出川哲郎」との設定で面白くないわけがない。番組の醍醐味は「温泉とか何とかより、結局は人と人との繋がりだよな。」という彼の言葉に尽きる。子どもがバイクと並走する場面などでは危険回避のためにもより細かな配慮を。

【局】出川哲朗はあまり物知りでない方が良い。下からの目線で知らなかったことに気づくというスタイルに、さらに色々な演出を加えていけば、まだまだ可能性を持った伸びしろのある番組だと思う。週末の夜にライブで見られる番組であるという感覚も大事にして制作していきたい。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、荻野委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、平山制作局CP制作プロデューサー、大岡番審事務局長

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第417回 放送番組審議会報告 2017年5月10日(水)開催

局側から一般業務報告、特別番組報告及び、視聴者対応報告

審議の主な内容

『テレビ東京開局記念日 ドラマ特別企画「破獄」』
(2017年4月12日放送)合評

【委員】「骨太」のドラマで映画1本分の見応えがあった。細かい描写からリアリズムも非常に感じられる。ビートたけし演じるスーパー刑務官、浦田の存在も原作の小説にはないが成功している。彼の存在感が圧倒的なだけに、逆にもう少し地味な俳優の方が違和感も少なかったのかもしれない。

【委員】命とは、生きるとは、自由とは、人の絆とは何かを考えさせてくれた素晴らしいドラマ。ビートたけしの静かな演技、山田孝之の鬼気迫る表情と穏やかな表情とのギャップはもちろん、脇を固める俳優たちの芝居も良かった。テレビドラマを超え、映画を観ているような気持ちになった。

【委員】帰るところのない浦田と帰ってきてほしいと言う妻のいる佐久間の対比がポイントか。佐久間の脱獄にかける執念には大義がないと思えた。妻役で満島ひかりという素晴らしい女優を起用しているのだし、最後に再会のシーンなどがあれば女性視聴者はもう少し感情移入ができたのだが。

【委員】自分が犯した罪と脱獄する動機との間にあるものが十分に描き切れていなかったのでは。受刑者と刑務官との鬼気迫るやり取りを見たかったので、ビートたけしにはもう少し激しい芝居をしてほしかった。ドラマとしては概ね違和感はなく、まるで映画を楽しむように引き込まれた。

【委員】命の大切さ、人と人との繋がり、生きることへの執念など色々と教えられることの多かったドラマ。ビートたけしは言葉数は少ないが、佐久間への優しさと看守としての揺るぎない信念を表情の奥に秘めた演技をしていた。重いテーマだが、丁寧な映像作りが心に残った。

【委員】佐久間が自分の犯した罪への自覚を語り始めたりしたら、ドラマは別の方向へ行ってしまうと思うので、その部分はさらりとしていて良かった。ビートたけしの存在感とその小手先の芝居ではない「何もしない演技」を通して、慈愛と慈悲の普遍性を訴える作り手の気概を見た気がする。

【委員】なぜそこまでして脱獄するのかとの疑念が拭えなかった。どうせまた脱獄するのに、佐久間がわざわざ看守の浦田に会いに行って捕まるような場面も不可解。自分を監視していた若い看守が戦死した報を受けた時、佐久間の表情からは何を感じたのかもうまく伝わってこなかった。

【委員】小説のドラマ化の成功のカギは原作の訴えと娯楽性の両立にある中、今回は「北風」の戦中から「太陽」の戦後民主主義へと移る時代の遷移を「自由」という語でうまく表現できていた。難しいテーマに挑む制作者の矜持を見た気がする。脱獄手法はもう少し詳しく表現しても良かった。

【委員】ビートたけしの抑えた演技と山田孝之の起伏に富んだ演技は大変良かった。頑なだった佐久間が、最後に府中刑務所へと向かう列車の中で初めて自分の巣を浦田に見せて心を開いたシーンでは涙が溢れた。全体的にアップが多く、台詞を聞いている側の表情を捉えていたのが印象的。

【委員】佐久間が生物としての素直さを突き詰める一方、浦田が職務という社会的に生じた務めを突き詰めるのは二項対立のように見えながら、実は両者とも似ており、縛られた構造の中での存在に他ならない。その点も含め、国、国家はどうあるべきかという問いを心に残す完成度の高い作品。

【局】制作者として、最近のドラマは説明過多で行間を失っているとの危惧があった。佐久間自身がなぜ脱獄するのか最後はわからなくなっているとの解釈、「自由」の定義が戦中戦後で変化する過程の描き方は1つの挑戦のつもりだったが、視聴者には少々わかりにくかったかもしれない。

出席者

【委員】後藤委員長、荻野委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、田淵編成局ドラマ制作部統括プロデューサー、大岡番審事務局長

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第416回 放送番組審議会報告 2017年4月7日(金)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告、放送番組種別について(10~3月)、4月クールの番組種別について

審議の主な内容

『ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン』
(2017年3月17日放送)合評

【委員】誰もが職人に対してリスペクトする思いがある中、その職人の技を見ることの楽しさに加え、旅番組の要素も十分にある大変良い番組。注文があるとすれば、親御さんが亡くなったため、あるいは仕事の都合などによって途中で帰国した職人がいたのが少々残念だった。

【委員】日本の技と心意気が鮮やかに描かれている。元ソニーの方がソニーの製品と再会し、それを愛してくれる人のために何とかしようとする気持ちに感動した。「職人とは」の問いに対する「諦めないこと」という答えがラストの鐘が鳴るシーンに繋がり、一つの映画を観た気持ちになった。

【委員】単なる日本礼賛ではなく職人の技で惹きつけた。「男の顔は履歴書」というが、権力や名誉欲などは無縁の職人たちの顔の良さには惚れ惚れした。ワゴンに乗って行くというのも視聴者に共感を呼ぶ。音楽も津軽三味線で高揚感があって良い。成功例だけではなく失敗例も見たかった。

【委員】今までは海外から日本に招く番組が多かったが、職人技をもって海外へ出ていく切り口と企画力が良かった。我々も誇りに思う職人技が満載でソニーのボロボロになったカーステレオが直ったり、20年間鳴らなかった鐘が鳴ったりすることに大いに感動した。今後も応援したい番組。

【委員】職人の人選が抜群。彼らの手のアップ映像からは長年培った技術や誇りのようなものが伝わってきた。しかし、3時間は長いので、1か国を1時間でまとめる方が良い。元ソニーの職人の「無いものは作る」「諦めるな」との言葉と修理した後の現地の人の驚きや喜びの表情が良かった。

【委員】地味な5人が非常に素敵で、つまらないドラマよりもずっとドラマティックだと感じた。昔から「手に職を付けろ」とよく言うが、そうした職人さんの姿を番組で目の当りにし、尊敬の念が湧いた。ただし、ナレーションの女性の声はこうした番組には少々若すぎたと思う。

【委員】日本の技術を海外で披露するというのは目新しい構成だと思う。現地の人々との交流も技術が国と国を繫ぐ架け橋になっているという意味で非常に良かった。しかし、現地の子供たちが「さくらさくら」を歌うシーンなどは感動話に無理矢理仕立て上げられているようにも感じた。

【委員】本当に素晴らしい職人たちを集めたと思う。若い人たちにも「手に職を付ける」ことの大切さを是非感じてほしい。近い将来、AIに仕事が奪われるのではないかとの指摘もある中、こうした職人の技術の格好良さ、大切さを認識していればそうした心配も要らなくなると思う。

【局】無駄な演出などは排除し、実直な作りに徹した。良い意味でのハプニングにも色々と恵まれ、もう一回同じような番組を作れるかと聞かれたら何とも言えぬが、修理の失敗例があっても良いとのご指摘も頂けたので、次も色々と工夫し、楽しんで頂ける番組になるよう挑戦したい。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、内田制作局CP制作チームプロデューサー、大岡番審事務局長

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第415回 放送番組審議会報告 2017年3月7日(火)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『News モーニングサテライト』
(2017年2月2日、22日放送)合評

【委員】テレビ東京で自分が最も推すのがこの番組。ニューヨークの情報を朝一番に東京との掛け合いで上手く伝えている。専門家の視点での解説も良い。現地の新聞の一面を紹介するコーナーもその日の動きが大変わかりやすい。ただし、時間が長くなる4月以降は散漫にならないかが心配だ。

【委員】すっきりとしたスタジオが朝の番組に非常に合っている。東京とニューヨークのキャスターも好感度が高い。朝のビジネスパーソン、特に商社や金融などに携わる方々にとってはいち早く世界の情報がわかるので、ありがたいのでは。まさにテレビ東京ならではの番組だと思う。

【委員】コアで安定した視聴者に支えられている番組。テンポも良く無駄が無い。経済がわからない人でも「ワードバンク」のコーナーなどは興味を持って見ることができる。これまでの時間帯は現状を崩さず、今後拡大した時間帯で少々間口を広げたら良いのではないか。

【委員】アメリカの情報がリアルタイムで入って来るなど情報がもりだくさんで非常に良い。アメリカの新聞や日本経済新聞の中からこれぞというものを紹介しているコーナーでは、場合によってはタイムリーな雑誌記事などを取り上げるのも面白いのではないか。

【委員】アメリカのマーケットが閉まり、これから日本の市場が開くという時間に、ニューヨークと東京のホットラインで情報のキャッチボールがされている。トランプ大統領誕生でアメリカのマーケットがどう動くのかわからない中、テレビ東京の存在をさらに活かすチャンスなのでは。

【委員】世界経済をタイムリーに知ることができ、常時流れているテロップで為替などもすぐにわかるので魅力的な番組だ。女性アナウンサーは利発なだけに、番組タイトルを略して「モーサテ」と言っているのは相応しくない気がする。タイトルは略さずに言った方が良いと思う。

【委員】アナウンサーもニューヨークのシュナイダー恵子さんも魅力的に感じる。非常にテンポよく畳み掛けていくような作りになっているが、数字ばかりが並べられてしまうと、取り残されていると感じる視聴者もいるだろう。そうした中、特集のコーナーは非常に面白く安心して見られる。

【委員】冒頭の軽快なBGMに引き込まれる。爽やかな朝の時間帯でもあり、番組中も薄く音楽をかけておいた方が良いのではないか。こうした情報を仕事上必要とする方々にはやはりとても見応えのある安定したニュース番組になっているのだろう。今後も我が道を貫いてほしい。

【委員】日本時間の深夜や未明に起こった世界経済の動き、特にアメリカの動きは、日本の夕刊に載る情報。それが最速で入ってくるのは非常に役立つ。しかし「日経朝特急」で扱う国内ニュースなどは必要ないように思う。今後、放送時間が拡大した中で陳腐なものをやらないように注意すべき。

【委員】視聴者が経済のプロ中のプロであることを考えれば、視聴率に一喜一憂することに意味はないだろう。テンポ良く手際良くニュースを伝える今の姿勢を貫くべきで、一般向けに番組内容を変えるようなことをしたら、今のコアな視聴者は興味を持たなくなってしまい、離れると思う。

【局】ニューヨークの証券取引所から毎日中継している地上波唯一の番組でコアな視聴者に支えられている。雑誌やヨーロッパの情報紹介なども、4月からの番組拡大について議論を重ねる中、検討課題にしたい。一般向けに番組内容を安易に変えるようなことはせず、慎重な姿勢でいたい。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、嘉瀬報道局ニュースセンタープロデューサー、大岡番審事務局長

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第414回 放送番組審議会報告 2017年2月7日(火)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『シェアしたくなる!日本人の知らないニッポンのこと』
(2017年1月25日放送)合評

【委員】髙島屋の屋上にいた象などの昔の情報と絵文字や若いアスリートなどの新しい話とのバランスが良い。点字ブロックやピクトグラムが日本発祥のものだと知り、誇らしい気持ちになった。しかし日本語の語源のコーナーは視聴者が納得できるレベルに至っていないのではないか。

【委員】「シェア」というタイトルの語にピンと来なかったが、興味深い情報が盛り沢山で良かった。東京メトロ全線をコントロールする心臓部の話、スパイダーガールと呼ばれる女性アスリートの断崖を登る映像には驚いた。硬軟織り交ぜた作りで面白いが、ややテーマの幅が広すぎないか。

【委員】昔と今を比較する作り方は年配者には良くとも、若い人にはそれほど面白くないのではないか。日本語の語源のクイズでは言葉のチョイスをもう少し練るべき。外国人がすごいと感じる日本のモノとしてトイレが紹介されていたのは楽しかった。内容は良いが、やや番組の時間が長い。

【委員】自分もFacebookをしているので、「四六時中」の語源が「4×6=24時間」だということなど、この番組で紹介された面白い話、珍しい情報は思わず皆と「シェア」したくなった。内容はとても良いが、時間が長い。午後9時くらいから1時間で放送した方が良かったのではないか。

【委員】形式、内容にもっと統一感を持たせた方が良い。素材が互いに殺し合ってしまっており、一つ一つが中途半端。「幕末にはマッチョな男が多かった」「新宿御苑にゴルフ場があった」「日本人が器用なのは指紋のため」などの話はせっかく面白いのだからもう少し掘り下げ工夫するべきだ。

【委員】戦後に活気を取り戻そうと切磋琢磨していた日本人の底力とすごさを感じた。しかし、項目ごとに「シェア」の点数をつけるような演出は必要なかったのでは。また、日本のことを話題にするのだから、スタジオのセットはもう少し落ち着いた雰囲気にした方が良かったと思う。

【委員】なぜ今、大和言葉を取り上げるのか、「シェア」の位置付けは何なのか、それらを説明しないと唐突に感じる。せっかくならSNSに接続するシステムで視聴者も番組に参加できるようにしたらより面白いのでは。出演者は多過ぎる。歴史などもしっかりと知っている人にすべきだ。

【委員】番組のタネを探し続けていくのは大変だろうが、それができれば気軽に見られる番組になるだろうし、日常の話のタネにもなる。ただ「シェア」による獲得ポイントという演出は不要だったのではないか。2時間は長いので、四半期に一度でも良いから、1時間番組にした方が良いのでは。

【局】「シェア」のポイントの演出などは確かに視聴者にわかりにくかったかもしれない。歴史の話などはより深く掘り下げるべきだったが、まだ十分なバックグラウンドもないために短く済ませてしまった面もある。また、昔の話と現代の話のどちらに重点を置くべきかの迷いもあった。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、工藤制作局CP制作チームプロデューサー、大岡番審事務局長

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第413回 放送番組審議会報告 2017年1月11日(水)開催

局側から一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『ゆうがたサテライト』
(2016年11月28日、12月13日放送)合評

【委員】主婦や高齢者に経済ニュースをとてもわかりやすく伝えている。しっかりと現地取材している点はもちろん、酒の税率、洗濯の表示、ドローンによる配達など実際の生活に関わりのあるものを取り上げているところも良い。狩野、進藤、両キャスターにも好感が持てる。

【委員】ニュースがわかりやすく、また「初だしっ!」「マネーのつぼ」「ニッポン経済特捜班」などのコーナーも楽しめる。野菜の値上がりや値下がりの話、レシピの紹介もありがたい。ターゲティングが成功しているので、粘り強く続けていけば人々の視聴習慣もついてくるのではないか。

【委員】1時間の番組ではあるが、テンポがあって見やすい。「走るコンビニ」というものが過疎地に出ていたことは知っていたが、首都圏にまで現れたのは郊外の大型団地などでの高齢化が進んでいることを表して いるようでショックを受けると同時に興味深い話題だった。

【委員】韓国や北方領土の現地取材がしっかりしている。経済のテレビ東京として新しいビジネスを紹介するのも良い。今回も「走るコンビニ」や「ドローンを使った新ビジネスモデル」などを取り上げていて面白かった。野菜の値上がりランキングにレシピを付けるアイディアも秀逸。

【委員】もう一工夫しないと他局の番組との差別化はできないのではないか。パンチが足りないのでもう少しインパクトのある作りを望む。北方領土のニュースでは深い取材をしていて良かった。キャスターが直接現場へ行き取材を重ねたニュース・映像はやはり強いと改めて感じる。

【委員】スタジオのセットが広々としていて気持ち良い。気象情報の大掃除と天気の関係の話、また根室と那覇の日没時間の違いの大きさなども非常に勉強になった。また北方領土のニュースでは他局では聞けないロシア人島民のストレートな声を聞けて大変良かったと思う。

【委員】テンポは良いが、逆にニュースの数が多過ぎて心に残らないきらいがある。また現在の高齢者はアクティブシニアゆえ、ステレオタイプにならずに子や孫の間で何が流行っているのかということなども取り上げたら良いのでは。韓国のデモは多元的な原因があるのに掘り下げが甘い。

【委員】キャスターの雰囲気が堅くなりがちな経済ニュースを身近に感じさせてくれている。スタジオのセットも広々として奥行きがあって良い。狩野アナウンサーの服装は多くの色があるスタジオなのだから、柄のあるものではなく無地のものが良いと思う。

【委員】他局の番組とは一線を画し、戦略的に作られていると感じる。ただ、経済中心と言いながら掘り下げ方が足りないのではないか。経済的な分析を深め、情報量を増やせば「モーニングサテライト」「ゆうがたサテライト」「ワールドビジネスサテライト」の3つが有機的に繋がってくる。

【委員】つまらないコメンテーターが出ていなくて良い。また他局では歌手のASKAが再逮捕されたことをもはやテレビの自殺ではないかと思われるほど大々的に取り上げていたが、この番組では少し触れただけで終わっていた。テレビ東京には今のままの姿勢でいてほしい。

【局】高く評価して頂いたことに少し驚いている。ご指摘の点は十分に理解できたので、今後の番組作りの参考にさせて頂きたい。現場のスタッフには「毎日が改善だ」と言っており、本日アドバイス頂いたこともすぐに持ち帰り、番組に取り入れていく。

出席者

【委員】後藤委員長、木村副委員長、織作委員、金子委員、北原委員、城戸委員、坂井委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋社長、井澤専務、太田取締役、武田取締役、長田編成局長、井上制作局長、吉次報道局長、髙橋スポーツ局長、野田報道局ニュースセンタープロデューサー、大岡番審事務局長

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