トップページよりよい放送をめざして放送番組審議会 > 放送番組審議会(2024年)

第492回放送番組審議会報告 11月15日(金)12:20~
テレビ東京 役員会議室

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(10月)

審議の主な内容

『何を隠そう⋯ソレが!』
(2024年11月6日放送)合評

【委員】コンセプトが不明瞭。「横浜vs横浜以外」のつかみは良かったものの、当該地域に縁のない視聴者には疎外感を与える流れだった。資料映像に頼りすぎず、足で稼いだ映像も見たい。内容も驚きに欠けていたので、地元密着型の取材を深め、視聴者が面白い街だと感じる素材を集めてほしい。

【委員】番組冒頭にタイトルが表示されないため、番組認知と継続視聴に繋がりにくい。内容は没個性で背景映像も既視感があった。興味を惹くような話題でも、情報の掘り下げがなく中途半端。他の放送回では面白そうなテーマがラインナップされていただけに、特徴のない回だったことが残念。

【委員】テレビならではの見応えある映像や意外性を感じる部分はあったものの、扱うエリアが広すぎて情報量が薄い。ビジュアルの生かし方も弱かった。地図表示は路線図のほうがわかりやすい。番組全体の方向性が見えにくいので、継続視聴につなげるにはコンセプトの打ち出しが必要。

【委員】豪華出演者の巧みなトークが内容の物足りなさをカバーしていた。中華料理対決のコーナーは「何を隠そう⋯ソレが!」への回答に驚きがなく、純度と意外性と納得感がなければこの番組は成立しないと感じる。『出没!アド街ック天国』に似た読後感を与える作りにも疑問を抱いた。

【委員】見やすくあっという間の1時間。土地柄を肌で感じるエピソードも盛り込まれていた。水族館の話題は見応えがあったがAI活用に関する深掘りが物足りない。対象エリアが広すぎるため「横浜vs川崎」の方がまとまった印象。出演者や小道具の役割は視聴者への説明が不足していた。

【委員】スムーズな流れで視聴しやすい構成だったが、語り手の人選と語る内容はもっと吟味すべき。出演者の役割が曖昧で、個々の良さが生かしきれていない。かつての同番組と比較して、テーマや流れは改善が図られたが、視聴者の声なども分析した上でさらなるブラッシュアップを求めたい。

【委員】テーマはインパクトに欠けるものの、各ネタは楽しめた。番組前半は過剰な中華料理対決よりも、工場の映像美などの方が望ましい。川崎の紹介が目立ったが、県の西側の自然スポットも触れてほしかった。「何を隠そう⋯ソレが!」のタイトルを生かすには、より意外性のある題材が必要。

【委員】地域の対決形式にやや無理があり、客観的な裏付けがないため納得感が不足。スタジオトークは出演者自身の言葉で伝えないと視聴者の共感は得られない。クラフトビールの話題には発見があったが、世界一や日本一などの括りで全体の流れを作る方法もあるのでは。テーマ設定が重要だ。

【局】4月からレギュラー番組となり、日の当たらない、実はすごい企業の紹介企画など定番ネタも生まれつつある。今回は「横浜vs横浜以外」の切り口で神奈川県の魅力を紹介した。改善すべき点など今後検討を重ね、番組のブランディング化とタイトル負けしない充実した情報を目指したい。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員、藤井委員(リポート提出)、吉野委員

【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、伊藤制作局長、株木制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第491回放送番組審議会報告 10月18日(金)13:00~
テレビ東京 役員会議室(対面・Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(9月)、放送番組種別(4~9月)、10月クールの番組種別について

審議の主な内容

『池上彰の激動!世界情勢SP
 ~新リーダー誕生で日本は?世界は?~』
(2024年10月6日放送)合評

【委員】様々な国の国民が政治に向き合う姿勢を映し出していた。生放送のメリットをもっと生かせれば、想定外のやり取りなどが生まれ、より楽しめたと思う。現地インタビューは放送で採用した意見にやや偏りを感じた。公平性を確保するための基準をしっかり持ち続けることが大事だと思う。

【委員】見ごたえのある内容で、世界情勢や国内政治に関心を持つきっかけになる番組。中東在住日本人との生放送でのやりとりは、刻一刻と変化する現地の様子をリアルタイムで伝えていた。世界情勢を知ることによって、日本がどのような方向に進んでいくのか、今後の興味にもつながった。

【委員】当日ニュースから始まる構成だが、池上さんの解説から入った方が明瞭だったのではないか。村上世彰さんのインタビューはテレビ東京の独自性を感じる企画。世界情勢の知見が広がり役に立つ番組だった一方、情報の水準にややばらつきがあり、視聴者ターゲットがつかめなかった。

【委員】集中力を要したものの勉強になり、視聴後にいい影響力を感じた。綿密なリサーチと確認を怠らない姿勢は今後も貫いてほしい。ゲストの質問に池上さんが解説する流れは理解促進につながったが、中東問題は難しい側面があるため、基礎的な解説が前半にあったほうがよかった。

【委員】世界を俯瞰で見ることができ、学びのある番組。池上さんの解説力は卓越しているが、複雑な中東情勢を言葉だけで理解するのは難解だった。中東在住日本人インタビューは、まずプロフィールの明示を。情報量が多く最後まで緊張感が続いたため、軟らかい企画を膨らませる工夫がほしい。

【委員】世界情勢の関心事をわかりやすく学ぶことができたが、新総理のパートは中途半端な印象。戦争の恐怖を直接的に訴えかけるテヘランの巨大看板の映像からは、テレビの力を感じることができた。ゲストのコメントやアメリカ大統領選の関連取材など、興味深い内容が随所にあふれていた。

【委員】タイムリーな生放送。鳥の目と虫の目の視点がバランスよく盛り込まれ、リーダーから世界動向を紐解くアプローチもユニークだった。企画に独自性があり、池上さんを始めとする出演者のやり取りにも好感を持ったが、内容の面ではウクライナやアジア情勢にも踏み込んでほしかった。

【委員】若い視聴者層も視聴しやすい形で、世界のリーダーを番組にしたことに意義がある。新総理のパートは人間性まで迫れず残念な作り。アメリカ大統領選の話題は候補者の露出量に偏りを感じた。衆議院選挙を控える中、世界のリーダーの年齢だけでなく年代別投票率などのデータもほしい。

【委員】番組の軸がわかりにくい。焦点は人なのか、国際情勢における人の役割なのか、曖昧な印象を持った。中東情勢の情報も物足りない。日本の新総理を含む今後のアジア展開や、ロシアと北朝鮮の関係など、国際情勢の観点からリーダーを人選してフォーカスした方がよかったのではないか。

【局】日本の総理交代などタイムリー性を意識してリーダーをテーマにしたが、193カ国のリサーチは苦労した。中東はもう少し幅広い視聴者の目線を意識すべきだった。アメリカ大統領選のバランスも反省点。時間の都合で放送できなかった内容もあり、生放送ならではの面白さと厳しさを感じた。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、杉山委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、金山報道局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第490回放送番組審議会報告 9月6日(金)13:00~
テレビ東京 役員会議室

『激録・警察密着24時!!』について、一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(7・8月)

審議の主な内容

『日曜ビッグバラエティ ニッポンの空を守る仕事人』
(2024年8月11日放送)合評

【委員】深掘りする努力は感じたが、想像の域を超えなかった部分もあり、飛行機の利用者目線の時系列に沿った構成のほうが見やすかった。現在はまだ人力作業が多いものの、今後の自動化、機械化によって空の安全の徹底を図るという将来像まで踏み込んでいれば、より見応えがあったと思う。

【委員】普段見ることのできない航空会社や空港の仕事の裏側を紹介する興味深い番組。あまり知られていない職業を映像で紹介することにも意義があった。女性ライン整備士を「ママさんライン整備士」と称し、仕事と家事の両立に焦点をあてた作りは、現代の視聴者の価値観と合っていない。

【委員】仕事面ではなく「ママさん」を強調する古い描き方はそろそろ改めるべき。番組タイトルは具体的な内容が分かりにくく、入りのネタも引きが弱い。定時運行など世界との比較データに物足りなさを感じる側面もあったが、全編を通して非常に面白く、作り手の細やかな努力も感じられた。

【委員】幅広い世代が楽しく見られる飛行機の仕事図鑑。女性の活躍や、教訓から得た安全対策など様々な発見があった。セキュリティの観点から取材の苦労も想像できるが、掘り下げ不足でフラストレーションがたまる部分も。CMまたぎでCAの映像を用いる男性目線の作りは気になった。

【委員】専門用語や珍しい仕事など多くの情報があったが嚙み砕いて紹介されていた。テロップの色やフォントも工夫あり。話題が数珠つなぎで、見ていて戸惑うケースがあった点は残念。工場見学のような面白さに加え、人間ドラマも適度に盛り込まれて、好感度の高い番組に仕上がっていた。

【委員】非常に良質な教養エンターテインメント。公共インフラの安全努力をメディアとして伝える有意義な番組だった。取材も丁寧で、緊迫感のある迫力映像など印象的だったが、2時間超は長く感じ、テロップ多用も疑問。特定企業ではなく、職務や人にフォーカスした作りに好感をもった。

【委員】初めて知った仕事も多く、楽しく視聴した。露出機会の多いパイロットやCAよりも、なかなか見る機会のない仕事の映像のほうが視聴者の興味を引いたのではないかと思う。日本の優れた定時運行の話題では、データの提示やそれを支えるラゲッジを扱う職種まで内容を広げてほしかった。

【局】これまでテレビで扱っていない初物やレアな映像に重きを置いて制作した。「ママさん」に関しては、新たな価値観へのキャッチアップを進めなければいけないと反省。今回培った取材先との信頼関係をもとに、次回の第2弾ではもっと深く予定不調和な内容を目指して骨太の番組にしたい。

『激録・警察密着24時!!』について

局側から、BPO放送人権委員会の審理に続き、放送倫理検証委員会でも審議に入ったことを報告。再発防止のため、8月1日に「コンテンツ審査室」を新設してチェック機能の強化に取り組んでいることなどを説明した。
委員からは、新組織の人員体制や具体的なチェックフローに関する質疑があった。また、コンプライアンス強化の一方で、テレビ東京らしいエンターテインメント性との両立にも注力すべきとの意見もあった。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】石川社長、長田専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、伊藤制作局長、杠制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第489回放送番組審議会報告 7月12日(金)16:00~
日比谷松本楼

『激録・警察密着24時!!』の件、一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告

審議の主な内容

『日経スペシャル ブレイクスルー ~不屈なる開拓者~』
(2024年6月15日・22日放送)合評

【委員】真山仁さんの言葉が巧みで指摘も鋭く、質問の仕方に好感を持った。返る答えも哲学的で見応えはあるが理解しにくい部分もあり、かなりヘビーで中身の濃い番組になっているので、目指した方向とは少々ずれているのかもしれない。『ガイアの夜明け』との住み分けや違いはあるのか。

【委員】真山仁さんが質問をしながら話をまとめ、わかりやすい。AIの話では少々難しい言葉もあり、視聴者は理解できたのだろうか。高校生が1,000件もの投資家を回って資金調達をした際のやりとりやイチゴ工場をニューヨーク近郊につくった理由など、もう少し切り込んでほしい部分もあった。

【委員】若い起業家2人の言葉は説得力があり情熱も伝わったが、わかりにくい語もあった。「厨房に人はいらない」と言うが、飲食や食文化自体にどの程度関心や敬意があるのかを知りたかった。今後の日本で新旧の力を合わせてどういう形で農家と連携していくかの未来の視点までほしかった。

【委員】今時のスタートアップ起業家をビジュアルで見られ興味深く、表情や機微を映し出すのがやはりテレビの武器と感じた。仕事を扱う番組は多いが、バラエティや人物ドキュメンタリーでもないのは、視聴者に共感や感動を押し付けず新鮮。土曜朝にリラックスして見られる工夫がほしい。

【委員】取材対象が面白く、30分を短く感じさせるほど中身が濃かった。AIの回では冒頭の主人公の子供時代の写真や発言は視聴者の興味を引くうまい演出だったが、農業の回冒頭の真山仁さんの取材後の感想は新しい手法とはいえ、主人公の言葉と重複しており、最後にまとめた方が良かった。

【委員】研究開発現場にカメラが入るので臨場感や説得力があった。こうした人物や企業を見つけ、掘り下げるテレ東の強みが生かされている。評価や実績が固まっていないものへのフォーカスにはレピュテーションのリスクがつきまとうので、アンテナを張り、取材力を駆使して見極めてほしい。

【委員】真山仁さんの忖度せずに切り込むトークは面白くて聞きやすく、インタビュアーにこれほど向く作家も珍しいと思う。ビジネスマンからの評判も良いようだ。テロップの色使いや入れ方も落ち着いた控えめな雰囲気で良い。視聴者を惹き付けていない一部の番組構成にやや疑問を持った。

【委員】「食料安全保障」が何となく格好良い名称として出ただけで番組と繋がっておらず、もっと切り込むべきだった。「あなたにとってのブレイクスルーは何か」と聞くが、何か大きなものや課題を乗り越えた時に「どうやって突破したか」ではなく、「信念」「情熱」の意味で聞くのに違和感を抱く。

【局】週明けのビジネスパーソンがもうひと踏ん張りしようと思える番組を目指している。短い尺で悩む部分もあるが、今後も試行錯誤を続ける。長期取材の経済ドキュメンタリー『ガイアの夜明け』やスタジオで主人公に話を聞く『カンブリア宮殿』とは対象選定や描き方、取材方法で異なる。

『激録・警察密着24時!!』の件

局側から、BPO放送人権委員会の審理入りについて詳細を報告。
BPO放送倫理検証委員会にも報告書を提出したことなどを説明した。
委員からは、BPOへの誠実な向き合いを改めて望む声や、再発防止策の進捗に関する質疑などがあった。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】石川社長、長田専務、小沢専務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、縄谷スポーツ局長、伊藤制作局長、吉田報道局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第488回放送番組審議会報告 6月7日(金)13:00~
テレビ東京 役員会議室(対面・Zoomによるオンライン開催)

2023年3月放送『激録・警察密着24時!!』の件、一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(5月)

審議の主な内容

『家、ついて行ってイイですか?』
 (2024年5月26日放送)合評

【委員】安定した番組で今回も特にインパクトのある脳外科医の登場で成功していた。ただ、9年前の映像で本人の言葉だとはいえ、自らの容姿をかなり自虐的に言う部分などは少々不快に感じた。時代の変化に留意されたい。番組制作には苦労も多いだろうが、今後もうまく続けてほしい。

【委員】以前は人の人生が見えて感動でき、驚くくらい面白い話もあったが、今回は人の不幸をネタにするようで品のない煽りも多かった。自信のなさか癖かは知らぬが、今から感動物語が展開されるというようなテロップは必要なのか。詰め込み過ぎで、ゲストも不要。初心に帰ってほしい。

【委員】この番組の良さは市井の人のイメージと実像のギャップ、懸命な姿にエネルギーをもらえることだ。スタッフの愛情やルール厳守のおかげで心を開いて良い話をしてもらえると思うが、優しさを欠くコメントもあった。インタビュー相手の胸元が映る部分などにももう少し配慮が必要だ。

【委員】以前は真夜中の東京の殺伐とした映像が印象的だったが、今では上質なドキュメンタリータッチの番組に変わり、ディレクターの努力や熱量も反映されていた。リアルな言葉や姿を正面から映し出すのがテレビの役割と再確認した。9年前の映像には最初からテロップを出すべきだった。

【委員】この多彩な顔ぶれに会うためにどれだけの人に声を掛けたのかを想像すると気が遠くなる。人の心に食い込むには光や明るさだけでなく影も必要な中、人の根底にあるコンプレックスもきちんと押さえていた。幕切れの「Let It Be」は番組が人間賛歌であることを見事に歌い上げていた。

【委員】やはり自分の本拠地では人はリラックスし素顔が出やすく、面白いアイデアだと思う。ただ、非常に多くの分母から特殊な人を厳選し、さらに面白くするべく編集するプロセスの作為性も感じられ、構成の工夫や一層のブラッシュアップは求められる。スタジオ出演者も少し絞るべきだ。

【委員】脳外科医の自らの容姿への自虐的な言葉の使用や泥酔している女性宅について行く際の現場での女性スタッフの有無など、少々アップデートが必要ではないかと感じる部分もあった。最近も様々な事件が起きる中、グラビアアイドルたちのトークはやや危うさも孕んでいたように思う。

【委員】惹き付けられ、良い余韻にも浸ることができた。人間の強さと弱さを見事にさらけ出す企画力、取材力、話を引き出す力、編集力に惚れ惚れした。突撃取材特有のハプニングに対応する苦労も多いと思うが、事例を組織として蓄積・共有し、万が一のトラブルに備えておくことを望む。

【委員】いかにもテレ東らしい番組で、淡々と話を聞き出すディレクターの力量がすごい。コロナ禍で存続を心配していたが、様々な工夫で継続させ、番組の幅をさらに広げたことに敬意を払う。ただ、以前とは違い、何か結論めいたことを先に押し付けるような作りになっているのは好ましくない。

【局】10~15人に1人ぐらいの割合でしか家について行けず、承諾を得ても放送直前に断られる例も多いので、出演の意思確認作業を徹底している。煽るテロップやスタジオの使い方に関してのご指摘は今後に生かしたい。コロナ禍で止めていた従来のスタイルに徐々に戻すことも考えている。

『激録・警察密着24時!!』に関する委員からの意見

【委員】お詫び放送を主体的に発信したことは評価できるが、取材の甘さや確認プロセスに不備があったことは報道機関として残念な事案。

【委員】再発防止は制作部門だけでなく、コンプライアンス部門、監査部門含め会社全体で取り組むべき。

【委員】番組制作にかかわる全スタッフの意識改革を徹底すべき。

【委員】放送番組審議会としてもこれからの対応はよく見ていかないといけない。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員(リポート提出)、杉山委員、野木委員、藤井委員、吉野委員(リポート提出)

【局】石川社長、長田常務、小沢常務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、伊藤制作局長、小比類巻制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第487回放送番組審議会報告 5月17日(金)13:00~
テレビ東京 役員会議室

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(4月)

審議の主な内容

『テレビ東京開局60周年特別企画
ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」』
(2024年5月6日放送)合評

【委員】リアリティが追求されており、命について深く考えさせられた。配信との連動でより成果を生みつつあるのも嬉しい。病院からカリウムを持ち出す設定などはドラマの盛り上げにはいいが、今後も制作段階で十分議論を尽くし、常にコンプライアンス意識を高めるよう心掛けてほしい。

【委員】豪華出演者と脚本家による重厚で社会性のあるドラマだった。渡辺謙の末期がん患者としての迫真の演技とセリフが印象的。終末期医療のあり方を考えさせられた。福島の美しい大自然がよく切り取られていた。妻夫木聡演じる天才外科医の過去がより詳しく描かれれば感情移入できた。

【委員】実力派俳優の個性を味わえると共に感動でほろっと泣ける場面もあった。多少都合のいいところもあるが、やはりそれを飛び越えエモーショナルな場面にする北川悦吏子の脚本は上手でドラマを「信じている」と感じた。妻夫木聡の天才外科医や渡辺謙の作家という設定は必要だったのか。

【委員】生きるとは何かという人間の根源に真っ直ぐ向き合ったテーマが素晴らしい。ドラマを作るのは大変だと思うが、丁寧に描こうという熱意とテレビ局としてのエネルギーを感じた。登場人物のキャラクターがかなり後で明かされ、すんなりとドラマの世界に入っていけない部分もあった。

【委員】脚本は力作で光るセリフも多かった。主演2人の演技に鬼気迫るものがあり、廃校での主人公と昔の彼女のラブシーンはエロスとタナトスがせめぎ合い凄絶だった。どこまでリアリズムを求めるかは難しいが、末期がんでもまるで健康人に見えるなど細かい描写で説得力不足が見られた。

【委員】脚本、演出、制作全てが丁寧で繊細で映像も映画のように美しかった。死生観という普遍的テーマに向き合う骨太な作品でテレ東らしい挑戦だ。妻夫木聡演じる医者の苦悩をより詳細に描く余地はあったと思う。カリウムを持ち出し、周囲も黙認して騒がないのはさすがに不自然に感じた。

【委員】人間の死を前に「ドラマチック」は不要な中、あくまでも淡々と抑制的に描いていてよかった。構成も優れ、ストレートでも光るセリフがあり、脚本家自身の死生観も表れていた。主人公の過去の職業や生き様は実感に乏しく、食堂や最後の病院の場面はいかにも三文芝居で蛇足だった。

【委員】渡辺謙の演技が素晴らしく感情が動かされ、自然との対比もよく、映像の力を感じた。ただ読書とは違い、演技が素晴らしいほど受け手のイメージが同質化し、変化の幅が少なくなる気がする。ドラマでもいろいろな事柄をどこまで明示的に言うべきかの「さじ加減」が求められるのだろう。

【局】視聴率は期待通りとはいかなかったものの、配信が順調に展開している。カリウムを持ち出す場面は悩んだが、慎重に検討し理論武装したうえで臨んだ。病人のリアリティ追求もやや難しかった。大きなプロジェクトを達成した自負はあり、各部署によるプロモーションのノウハウも蓄積できた。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】石川社長、長田常務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、和田配信ビジネス局長、祖父江配信ビジネス局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第486回放送番組審議会報告 4月19日(金)13:00~
テレビ東京 役員会議室

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(3月)、放送番組種別(10~3月)、4月クールの番組種別、「テレビ東京 放送番組編成基準」変更報告

審議の主な内容

『WBS(ワールドビジネスサテライト)』
(2024年4月2日放送)合評

【委員】独自視点で掘り下げ、バランスの良いニュース選択がされている。スタジオトークに時間を割くぐらいなら、現場映像をふんだんに使うことに徹する方が良い。経済ニュースは企業の宣伝にも繋がりかねないので、くれぐれも誤解を与えることのないよう公平の観点を忘れないでほしい。

【委員】バーチャルプロダクションのスタジオは近未来的で斬新さがある。立て続けに企業関連の前向きなニュースが3つあったが、ややPR的であり、それぞれの抱える課題などにも踏み込むべきだった。「WBSクイック」はヘッドラインとして番組冒頭にある方が視聴者には親切だろう。

【委員】全体的にすごく見やすい。民放のニュース番組がバラエティ化する中で、こうした硬派寄りできちんとニュースを取り扱う番組があると非常に安心だ。ただ、ストレートニュースでも十分と思える内容が特集になっていて、何がニュースバリューなのかよくわからない部分もあった。

【委員】キャスター・コメンテーター陣に好感を持て、スタジオの開放感も良いが、画面のブルーの色が強すぎて文字が浮かび上がらない。淡々と端正に続くものの、1番組に3つの特集がある印象で緩急がなく同じトーンなので、感情が出るインタビューなど心を揺さぶるものがもう少し欲しい。

【委員】テンポ良く、盛りだくさんの内容を過不足なく手堅くまとめているが、その分、一歩踏み込んだ情報が得られない気がした。CM前に項目として示されていたのにCM明けに扱われないニュースがあったように、後半は少々駆け足感があり、一度聞いただけではわかりにくい箇所もあった。

【委員】非常に上質で他局のものとは差別化された最もテレビ東京らしい番組。バーチャルプロダクションもシャープで爽やかで、エンディング曲も良かった。女性コメンテーターの起用やアジア諸国の経済に焦点を当てたコンテンツが欲しい。終盤はCMが集中し、番組が細切れになっていた。

【委員】取材先の企業や行政が発信する情報をそのまま伝えている印象もあった。マスコミは民意形成に大きな役割を果たすので、どちらかにつくのではなく色々な判断材料を提示する姿勢でいるべきだ。対立概念があっても、その中で合意点を見出すための船頭になるような番組であってほしい。

【局】開始から36年の長寿番組を時代に合わせ一新した。スタジオのバーチャル化で様々な表現を可能にし、金曜日にその週のトピックスを深掘りするコーナーも設けた。業界、世界、歴史の軸全体から、深く広い視点で独自の切り口をどう見つけるか、何を伝えるべきか日々頭を悩ませている。

出席者

【委員】篠原委員長、夜久副委員長、荻野委員、草野委員、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】石川社長、長田常務、加藤常務、中川コンテンツ戦略局長、小松澤報道局長、山本報道局総合ニュースセンター部長、椎原番審事務局長

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第485回放送番組審議会報告 3月15日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (対面・Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(2月)

審議の主な内容

『日曜ビッグバラエティ
密着! JR24時 山手線から新幹線まで激レア映像大公開』
(2024年3月3日放送)合評

【委員】自分もテレビで見た大人の働く姿への憧れが将来の仕事のきっかけになったように、普段見ることができない仕事の裏側の特集は、子供たちに夢を与える可能性を秘めている。テーマが多く、全体像のようなものが見えにくかったので、もう少し論理立てた構成があってもよかったと思う。

【委員】映像に臨場感、緊迫感があり、非常にためになる教養番組だった。現場スタッフのプロ意識や努力で人々の暮らしが支えられていることを伝えるのはメディアの意義ある重要な役割だ。ドキュメンタリー映像だけで2時間超はきつい。ゲストを入れてメリハリをつける方法もあったのでは。

【委員】何気なく接している駅の裏側をありのまま映し、鉄道ファンでなくても楽しめた。指導役の運転士をはじめ、魅力的な人々にスポットを当てたこともよかった。秒単位の運行に関する海外の実情との比較や、なぜ日本がここまでやることになったかという歴史的なうんちくも少々ほしかった。

【委員】多様なテーマで貴重な映像が多く、テンポもよかったので長さをあまり感じなかった。いろいろな知識を吸収でき、家族視聴で楽しめる番組だった。システムやテクノロジーにフォーカスする部分、人に焦点を当てる部分のバランスもよい。ゲストのトークなどがなくすっきりしていた。

【委員】無理に何かを伝えようとせずシンプルに人や働くことの素晴らしさを視聴者にストレートに届け、見応えがあった。テレビにできることを改めて感じさせる力もあった。いろいろな要素の間を縦横無尽に行き来する構成には好感を持ったが、もう一歩二歩踏み込んだコメントもほしかった。

【委員】慌ただしさがなく、長い番組でものんびりと興味深く見ることができたが、取材前の準備不足や不自然にあおった表現が気になる部分もあった。新宿駅のホームドア設置工事は今後完成までのドキュメントもぜひ見たい。技術者たちのパーソナルにも踏み込んだつくりを期待している。

【委員】前半はBGMが大きくナレーションが聞き取りにくかった。情報も映像も豊富で鉄道好きには楽しくても、詳しくない者にはゲストのない2時間超の番組は少々厳しい。時系列をわかりやすく整理し、情報も掘り下げれば、性別や年代を問わず好奇心を刺激されるのではないかと思う。

【委員】鉄道好きには垂涎ものの番組だ。定点カメラによる観測映像に説得力があり、人間ドラマとして魅せるものがあった。スタジオで雛壇に芸人が並ぶ形でないことに好感が持てた。60分ずつ2回に分けて放送する方が視聴者が集中できたと思う。BGMはいかにも、の感じで変化に乏しかった。

【委員】題材も作りも良く一気に見た。JRの車両や運行システムは海外に輸出しているが、今回の運転士の訓練やホームドア工事など人に関わる話も海外に紹介すべきだ。画面に映らないディレクターの素朴な質問で話を引き出すテレ東らしさも良い。次は東京駅や貨物鉄道も取り上げてほしい。

【局】世界一過密ダイヤの山手線の話などを人の目線でしっかりと描けたと思う。初企画で映像を撮りすぎ、配信でも流す方策をとった。子供と若い母親という親子視聴者層を獲得できたことは収穫。委員から得た意見をヒントに、今後は海外との比較や東京駅などを取り上げることも検討したい。

出席者

【委員】篠原委員長、荻野委員(リポート提出)、草野委員、島本委員(リポート提出)、杉山委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、夜久委員、吉野委員

【局】石川社長、長田常務、加藤常務、野口報道局長、縄谷スポーツ局長、伊藤制作局長、杠制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第484回放送番組審議会報告 2月16日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (対面・Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(1月)

審議の主な内容

『円卓コンフィデンシャル ~他社との遭遇~』
(2024年2月4日放送)合評

【委員】起承転結がなく各人各様に言いたいことを言って終わった印象。「テレ東BIZ」との連携の形を目指すなら、配信版ではどう展開されるのか視聴者により伝わるようにするべきだ。ログインすると溢れるようにメニューが並んでいるが、よりスムーズに連動して見られる仕組みがほしい。

【委員】他局との差別化の点からも非常に良い挑戦だ。タイムリーな問題の背景と要因を異なる立場の人がわかりやすく解説し、教養番組としても一定水準に達していた。ただ、人へのフォーカスや物語性、エンターテインメント性がなく、円卓に座る人も多すぎ、各々の立ち位置がわからない。

【委員】同じ部署の担当が垣根を超えてトークをするコンセプトは面白いが、司会が3人はやはり多すぎる。企業担当者だけだととかく専門的でやや縁遠い話に聞こえるが、元トラック運転手の女性が実際の現場の話をしていたように少々違った角度から解説できる人が入ることでより良くなる。

【委員】サブタイトル「他社との遭遇」からはもう少し議論が勃発すると思ったが、ケーススタディの紹介で終わり、物足りなかった。今回の元トラック運転手の女性のような魅力的な人を毎回見つけるのはなかなか難しいのではないか。配信では痒いところに手が届くように情報が出てきて良かった。

【委員】情報が多く、集中しないと聞き逃してしまうが、価値ある内容が30分の番組に凝縮されていた。配信は十数分で区切られ、移動中や仕事の合間でも気軽に旬の詳しい知識を得ることができる。重要な「引き」にもなるサムネイルは、わかりやすい見出しを心がけ豊富な内容を生かしてほしい。

【委員】現場の人間の生のリアルな声が本当に大切だとよくわかる。横の繋がりでこれほど話が盛り上がるのなら他の様々なケースも見たい。30分間、円卓を囲み言葉だけで繋ぐのは辛く、取材映像とエンターテインメント性ももう少しあれば良い。長寿人気番組に育て上げてもらいたい。

【委員】有効な案が1つ出るとその問題点も指摘されるように、「複数の視線」という番組の特徴によって議論が健全に進み、話も膨らんだ。ただ、複数の企業の人間の間で議論を進めるには30分はあまりにも短い。45分なり1時間にし、こぼれ落ちた付随的なものだけを配信に回したらどうか。

【委員】どこまで共有できるかは疑問だが、同じ課題を抱える企業が独自の手法や秘密を分かち合い、社会問題と向き合う姿は興味深く新鮮だった。専門用語も多く、もう少し詳しい説明もほしかった。配信で続きを見られる方法は番組時間内に全てを収めずに済み、視聴者と丁寧に向き合える。

【委員】大変良い企画で特に今回の話は大成功だ。出演者間で成立する補完関係の中での議論ゆえに盛り上がった。今後もそうした補完的な立場の人間、もしくは完全に競合した人間を集める形にすべき。非常に可能性のある番組だと思うが、テレビと配信部分の振り分けの工夫はさらに必要だ。

【局】出演者数や司会の役割についてはなお試行錯誤中だ。どこまでエンターテインメント性やマニアック性を追求すべきか、今のマンパワーで取材VTRを増やすべきかの議論も重ねている。トークのライブ感を重視しテロップを入れていないが、情報量も多い番組なので今後検討していく。

出席者

【委員】篠原委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、杉山委員(リポート提出)、野木委員、藤井委員、夜久委員、吉野委員

【局】石川社長、長田常務、加藤常務、髙野コンテンツ戦略局長、野口報道局長、井上報道局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第483回放送番組審議会報告 1月12日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (対面・Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(11・12月)、人権尊重のための取り組みについて

審議の主な内容

『何を隠そう⋯ソレが!』
(2023年12月28日放送)合評

【委員】「ちなみに」とかぶせることで展開自体は膨らむが、個々の内容が短すぎて深さや面白さがない。芸能人の内輪の盛り上がり話もあった。まだまだ色々なアイデアで深みは出せると思うが、内容が人権、法律に関わる場合もあり得るので、制作過程のチェック体制を常に機能させることが重要。

【委員】全く異なるトピックが脈絡なく2時間続くのは辛い。語り手の体験話に焦点を当て、1時間で話も絞って掘り下げるべし。MCやゲストの役割も曖昧だ。バラエティ特番はよほど特別な出演者や仕掛けがない限り視聴者を惹きつけられない。あえて通常編成をする選択肢もあったのでは。

【委員】テンポよく色々な短い話の続く「ごった煮感」は飲み屋の会話のようだった。もう少し深く知りたい話も多く、ウェブサイトとの連携で詳細を提供する方法もある。最後の「諸説あって真偽を確定するものではない」というのは、メディアへの視線も厳しい今、教養番組としていかがなものか。

【委員】出演者も情報量も多く、少々疲れた。番組名に「何」「ソレ」という具体性を欠く語が2つもあるため内容が想像しにくい。トリビア的な話は専門家が話すべきだ。芸能人の内輪の忘年会の雰囲気があり、どうせなら出演者も飲んで緩さやアドリブが出るようなライブ感があってもよかった。

【委員】トークを聞けば十分なラジオ番組のようだ。キャスティングは豪華でも個々の持ち味や才能が生かされていない。すでに知る話も多く、「へぇ」と思うものが少ない。スマホで何でも調べられる今は、知識を得る喜びを与えるのは難しく、それ以上の高揚感を呼び起こすネタでないと厳しい。

【委員】雑学と噂話が混在し、おもちゃ箱をひっくり返したようだ。信憑性が薄く、裏づけをとるべき話も多かった。MCは1人で十分で、ゲストやワイプも不要。尾上右近さんがいたのだから歌舞伎界の人ならではの話を聞きたかった。出演者の誤った日本語にそのままテロップをつけてはいけない。

【委員】アイデア、出演者のトーク、間に挟むVTRもよいが、脈絡なく小刻みに続くネタが物足りない。もう少し深堀りをする話があれば見応えもあっただろう。空港の鷹匠の話などはデマになりかねず、今後は制作により時間をかけ、検証VTRなどを入れて情報の精度を上げるべきだ。

【委員】スピード感があり面白い話もあったが、見終わった後、ほぼ記憶に残らない。メモを取りつつ見直しても、それほど大きな話題はなかった。話の数を減らし、掘り下げが必要だ。アナウンサーなどを数人入れてもよいと思うが、また時間をかけてこの番組を見るかといえば正直疑問。

【局】自分だけの体験談も含んでいるのが他番組と違う点だが、この人がなぜこの話を喋るかの理由が曖昧だった。出演者は豪華なのに、制作者の力不足。時間的問題から検証部分が不十分で、心に刺さらぬ情報の羅列になったかもしれない。課題を改善し、良い読後感を与えられる番組を目指す。

出席者

【委員】篠原委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、夜久委員、吉野委員

【局】石川社長、長田常務、加藤常務、髙野コンテンツ戦略局長、伊藤制作局長、株木制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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