放送番組審議会委員(2019年2月~)

【委員長】 木村惠司(三菱地所株式会社 特別顧問)

【委員】 荻野アンナ(慶應義塾大学教授、小説家) 金子成人(脚本家) 島本理生(小説家) 城戸真亜子(洋画家) 杉山愛(スポーツコメンテーター) 篠原弘道(日本電信電話株式会社取締役会長) 芹川洋一(日本経済新聞社 論説フェロー) 萬田久子(女優) 矢田次男(弁護士) 〔五十音順〕


第435回放送番組審議会報告 2019年3月8日(金)開催

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(2月)

審議の主な内容

『新! お茶の間の真実』
(2019年1月30日放送)合評

【委員】全国それぞれの地域の風習や文化を紹介した部分には救いがあったが、前半は見ているのがあまりにも辛かった。芸能人の楽屋ネタなどは視聴者には関係のない話であり、もう少し建設的な番組にすべきだ。今のようなスタイルで作るのであれば、一刻も早く打ち切った方が良いだろう。

【委員】審議番組でなければ間違いなく途中で見るのを止めていた。ドラマなどを除き、最近の2時間番組は非常につまらないものが多く、もっとコンパクトに伝えた方が良いと思っている。地域の文化や風習の紹介は面白かったが、それぞれの背景や歴史をより丁寧に加えた方が良かった。

【委員】地域の風変わりなものを紹介したつもりのようだが、他の番組で何度か見たものもあり、新鮮味がなかった。例えば香川県の新築の家では風呂に浸かって家主がうどんを食べるというエピソードがあったが、その謂われにまでより深く踏み込まなければ視聴者は得心が行かないだろう。

【委員】各都道府県にまつわる話は楽しめたが、それ以外は概ね退屈な番組だった。ただ、そうした中でも世の中の1万人のうちのどのくらいの人が同じような癖を持っているのかを調査した部分や医者に監修させて長嶋一茂の発言の信憑性を確認していた部分はそれなりに面白く見られた。

【委員】日本人には同調圧力の中で安心するような部分があるが、番組で人の変わった癖を取り上げ、個性があり、人と違うことはとても良いと伝えるのは意義があると思う。LGBTの観点、発想力や想像力の観点からも互いに認め合う文化が発信される番組になって行くのであれば素晴らしい。

【委員】番組には個人的な癖や習慣を軸とするものと地域の文化や風習・しきたりを軸とするものの2つのテーマがあったが、どちらか1つにより特化したものを見たかった。タレントの癖などについては、その原因を医学的、あるいは学術的に深く掘り下げる必要があったのではないか。

【委員】長嶋一茂・石原良純のコンビは最強だと思うが、長嶋一茂には有毒性があるので番組前半の3分の1くらいが彼の話に割かれると、お腹がいっぱいになる気がしてしまう。地方のエピソードについては、他の番組でもすでに見たものが多く、緊張感が損なわれた。

【委員】サブタイトルなどで内容の補足がないと何の番組かわからないのではないか。各地方の話題には他局の番組と重複しているものが多いと感じた。1時間くらいの長さにして小さい子供と一緒にもっと気楽に見られるようにすれば、より面白い番組になっていたと思う。

【委員】番組を見ていて、長嶋一茂、石原良純の2人はやはり今が旬だと改めて思った。各都道府県の文化や風習を紹介するコーナーは面白かったので、他局の番組と内容が重複しない限りは、特に長く続けようとしない限りは良い番組になるだろう。

【委員】番組は第1部が長嶋一茂のコーナー、第2部が芸能人の習慣、第3部が各地域の風習という構成でできていたが、情報があまりにバラバラだったので、少し話を絞り込み、時間を短くすべきだったと思う。せっかく石原良純を起用したのに、十分に活かされておらず残念だった。

【局】番組制作の際のミッションとして考えたのは、テレビ東京で新しい「スタジオショー」のジャンルを開拓することだった。日本人の平均値からどれだけ乖離しているのかを見せるために芸能人の癖などを取り上げたのだが、見せ方としてはまだまだ検証や改善の余地はあると思っている。

出席者

【委員】木村委員長、篠原委員、荻野委員、金子委員、島本委員、城戸委員、杉山委員、芹川委員、萬田委員、矢田委員

【局】髙橋会長、小孫社長、近藤常務、井上取締役、長田編成局長、加藤制作局長、福田報道局長、草野スポーツ局長、水谷制作局CP制作チームプロデューサー、大岡番審事務局長

次回合評番組

『テレビ東京開局55周年特別企画
ドラマスペシャル「二つの祖国」』
2019年3月23日(土)
2019年3月24日(日)放送

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