放送番組審議会委員

【委員長】木村惠司(三菱地所株式会社 特別顧問)

【副委員長】篠原弘道(日本電信電話株式会社 相談役)

【委員】荻野アンナ(慶應義塾大学名誉教授) 草野滿代(フリーアナウンサー)国分太一(タレント) 島本理生(小説家) 杉山愛(スポーツコメンテーター) 野木亜紀子(脚本家)藤井彰夫(日本経済新聞社 常務執行役員論説委員長)吉野弦太(弁護士)〔五十音順〕


第467回放送番組審議会報告 5月13日(金)13:00~ (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(4月)

審議の主な内容

『タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!』
(2022年4月14日放送)合評

【委員】最初から最後まで全く飽きずに楽しめた。料理の魅力だけでなく、タクシー運転手さんの人柄や人生経験を引き出すのが非常にうまく、引き込まれる。スタジオの役割も適切で、視聴者は出演者と共に楽しんでいる感覚になる。料理に対するディレクターの率直な感想も知りたい。

【委員】地方でタクシー運転手さんは知恵袋的存在という着眼点が素晴らしい。BGMのこだわりや「タクシーの数だけグルメがある」というナレーションにも共感。運転手さんの過去や店の味や特徴、歴史などうまくまとめた構成だが、全ての店を均一に紹介せず、紹介順も含めた工夫が必要。

【委員】テレ東らしさの不思議な粉が散りばめられた魅力的な仕上がり。駅で声をかけた運転手さんがとっておきの店に連れて行くパターンが続くと飽きがくる。おいしい店を紹介する運転手さんの話や表情が印象に残る企画なので、その人生物語にフォーカスした映像をもっと見てみたい。

【委員】タイトルが輝いている。「うまい店教えて!」でなく「連れてって!」という表現に興味をそそられる。どんな食リポよりも運転手さんの自然な表情の映像に説得力がある。コロナ禍で行けない地方の景色や情報が多いのも楽しい。地方に行くことの多い職業の方を取材するのも一考かも。

【委員】引きの強いコンセプト。魅力的な運転手さんの人柄や話が面白いので、性別や世代を問わず、幅広く運転手さんを紹介してほしい。地域も店も違うのに既視感を感じるのが気になった。料理のジャンルごとの紹介や、地元の有名店や老舗以外の店の発掘などでメリハリをつけてみては。

【委員】非常にテンポがよく、1時間半ずっと楽しめた。どの店も自分が行ってみたいとメモを取るほど。運転手さんの人柄や人生観が番組に深みを与え、これに対するスタジオのコメントも優しく、共感できるものばかり。ロケ地が多岐に渡るので、選んだ意図や背景がわかるとより興味深い。

【委員】単なるB級グルメ紹介でなく、見ていて旅している気分になる。アクセントとなる運転手さんの人生ストーリーをもっと多く紹介してほしい。一旦候補になった店が定休日などで取材できない場合も、その店の情報が気になる。番組サイトで紹介した店のリスト掲載や書籍化も期待。

【委員】大変面白かった。地方でタクシー運転手さんが連れて行ってくれる店は東京でも食べられるジャンルのものが意外と多いので、地方特有の食材や調理法などにこだわる店を発掘する取材力の凄さに脱帽。こうしたプロセスや、取材時の苦労話など制作の裏側をあえて見せるのも面白そう。

【委員】コスパが良さそうなディレクターロケ番組で、タクシー運転手さんならおいしい店を知っていそうというシンプルな企画がテレ東らしい。個性豊かな運転手さんの地元の言葉も心地よく、話も興味深い。店の創業時の様子と現在を比較して、歴史が感じられるようなひと工夫もほしい。

【委員】番組構成は非常に面白かったが、1時間半でこのパターンが続くと飽きられる可能性も。サステナブルな番組にするには、幅広い視聴者に対応する工夫が大切。紹介する料理がどう地域に根付いたのか、運転手さん以外もおいしく感じるのか、など別のアプローチも意識した作りを。

【局】得意のディレクターロケの良いところを生かした制作を心がけ、一眼カメラを一部使用するこだわりも。事前リサーチの狙い通りに行かないことや調理現場の裏側などNGとなる場面も多く、放送されるのは声がけした運転手さん全体の約70分の1。マンネリ化しない工夫を模索中。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員、杉山委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、穂苅制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

次回合評番組

『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』
2022年5月20日(金)放送

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