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第472回放送番組審議会報告 11月18日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (Zoomによるオンライン開催)

委員の互選により、今月から篠原弘道氏が新委員長に就任。一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(10月)

審議の主な内容

日経スペシャル『60秒で学べるNews』初回10分拡大スペシャル
(2022年10月19日放送)合評

【委員】手軽に楽しめる内容だが「誰かに話したくなる」というコンセプトにしては少し硬派な感じ。視聴者の知識を生かす社会的問題を取り上げるのか、マイナーだが面白くて「へえ」と関心をもてる内容に絞るのか、今後が楽しみ。テーマ選びは公平らしさと公正らしさを大事にしてほしい。

【委員】毎週録画して見ようと思うほど面白かった。青、黄、黒、白のクールな色合いの画面やテロップがおしゃれで、ウエンツ瑛士さんの司会も好感度大。今の番組形式やテイストで視聴率は上がるはずなので、このまま粘ってほしい。テーマ毎の評価基準があいまいなのが唯一気になった。

【委員】高倍速で録画を見る人が多い昨今、60秒というくくりは引きが強く、集中する場面とリラックスできる時とのメリハリもある。手軽に楽しめるというコンセプトではあるが、情報量が多く、かなり丁寧に作られている。若い人も見られる硬派なニュース番組。ずっと続いてほしい。

【委員】タイトルの付け方も面白い。60秒という限られた時間でどれだけ今を知ることができるのかという願望や興味が視聴のきっかけになっている。トピックもよく吟味され、見た後に何か心にひっかかる「モヤモヤ」がこの番組の肝。「こう来るか、テレ東」的なチャレンジを期待している。

【委員】取り上げる題材の選び方にセンスがある。基礎知識の紹介後の「60秒解説」や疑問点のフォローで効率よく理解が深まる構成で、興味深く見ることができた。快いスピード感である一方、話す人数が多く、情報量も多すぎるため、集中して視聴しないとついていくのが難しい面もある。

【委員】60秒で解説できるほど世の中は単純でないという懸念もあったが、テレビならではのわかりやすいビジュアルと飽きさせない工夫が随所に見られ、期待がもてる。一方、「60秒解説」は時間に追われて中身が入りにくい面もあるので、興味を深めたい人に向けた情報提供があるといい。

【委員】司会のウエンツさんは安定感があり、ゲスト4人のバランスもいい。Z世代のニュースの見方や音楽の聴き方に変化が見られる中、ニュースを60秒にまとめてわかりやすく解説するコンセプトが面白い。関心のないテーマにも興味をもつきっかけを与える番組で見やすく、聞きやすい印象。

【委員】大変面白く、可能性をたくさん秘めた番組。取り上げるテーマも大事だが、目的が視聴者にわかってもらうためなのか、物を知りたいというきっかけ作りを狙うのか、などによって切り取り方が変わってくる。情報交換や議論の場を広げるためのネットとの連携も検討してみては。

【局】60秒で全てわかるのは不可能なので、大事な要素を伝えることで勝負している。若い層を意識したスピード感が、年齢の高い視聴者層の理解を妨げないよう工夫したい。収録形式のため、どこまでタイムリーなニュースが追えるかもポイント。報道局ならではの切り口に注力したい。

出席者

【委員】篠原委員長、荻野委員、草野委員、島本委員、杉山委員(リポート提出)、野木委員、藤井委員(リポート提出)、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤取締役、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、清水報道局次長 兼経済番組センター長、椎原番審事務局長

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第471回放送番組審議会報告 10月7日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(9月)、放送番組種別(4~9月)、10月クールの番組種別報告。
「日本民間放送連盟 放送基準」が一部改正され2023年4月1日に施行されることに伴い、これに準拠する「テレビ東京 放送番組編成基準」の一部変更について、放送番組審議会から「妥当である」との答申。

審議の主な内容

『2030年の食卓~ニッポン発“美味しい”を世界へ~』
(2022年9月23日放送)合評

【委員】食糧危機について「2030年の食卓」という身近な切り口でうまく問題提起、テレビとしての役割を存分に発揮した。このテーマを2030年まで追いかけてほしい。気になる代替食の味は本物との対比や数値化など分析に工夫があるといい。ターゲット層がどこなのかが見えにくかった。

【委員】スピード重視ではない丁寧なつくりで勉強になると共に、映像の美しさが印象に残った。食料資源のみならず、アレルギー対策として重要な卵の代替食品に期待が高まったが、大豆以外の可能性にも触れてほしい。代替食として紹介する昆虫食をそのままの形で出す必要があるのか疑問。

【委員】政治や経済が絡む将来の大きな課題をわかりやすくまとめた番組で非常に満足。マダイの養殖現場の方が餌の持続可能性まで考える発言の重みが特に印象深い。興味が尽きることのないテーマだけに、環境問題や人の健康問題など主軸をどこに置いて制作しているのかがやや気になった。

【委員】マダイの養殖に使われるIT技術など食に関する未知な取り組みが紹介されて楽しめたが、「2030年の食卓」とタイトルにあるならSDGsや2030年の説明が必要。植物性食物への置き換えや遺伝子組み換えなどの科学的検証のほか、植物性バターの価格など知りたいことが積み残された感。

【委員】全体の構成もテロップの入り方もシンプルで、それぞれの話題が興味深かった。丁寧なつくりだが、日本での大豆の自給率の問題や漁獲量が減る原因など持続可能性というテーマに即した内容にも触れるべき。期待していた「2030年の食卓」がどうなるかについて提示されずに終わった。

【委員】食糧問題に真摯に取り組んでいる人の熱い熱意が感じられる番組。日本の食文化の高さや食に対する新しい研究などが紹介され、楽しい気持ちになる一方で、将来への不安をリアルに感じた。問題提起と共に解決のための道筋など食に対する明るい未来を感じられるつくりになるといい。

【委員】技術革新の新しい動きを情報と報道をミックスした番組で紹介するのは興味がそそられる。その前提として、動物性の食べ物がどれだけ地球に負担をかけるかなど説得力あるデータが必要。2030年までのわずか8年の間に起こり得る驚きの変化をテレ東らしい切り口で紹介してほしい。

【委員】SDGsの課題解決の年の食という着限点が素晴らしい。それぞれのトピックは面白いが、“美味しい”というより「代替食」に寄ったテーマが多く、統一感に欠ける。盛り沢山に紹介した後、「食の未来が見えた」とまとめたのも唐突。スタジオに登場するAIロボットは少々古典的。

【委員】地球温暖化の食への影響を感じる中で非常にタイムリーな番組。内容も親しみやすく、テンポよく頭に入ってきたが、タイトルに色々な要素を盛り込みすぎたことで、これに対する答えがミスマッチな印象を受けた。漁業の持続可能性だけでなく、農業や畜産業、酪農の紹介も必要では。

【委員】サステナブルな観点で代替食をわかりやすく紹介した番組。環境配慮を優先した食文化が主流になっても、食感にこだわりを持って伝統的食文化を守ろうとする人にもフォーカスすべき。8年後に多様な選択ができる世界になり、もっと食文化が楽しくなる可能性も示してもらいたい。

【局】食糧問題を身近に感じてもらうコンセプトのもと「2030年の食卓」がどうなっているかというテーマを設定。官民一体となって取り組む「ガーディアンプロジェクト」の実証実験をメインに、様々な問題や解決のための取り組みを紹介したが、何が正解か提示するのは難しいと感じた。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員、杉山委員、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤取締役、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、鈴木報道局チーフ・プロデューサー、椎原番審事務局長

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第470回放送番組審議会報告 9月9日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室(Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(7・8月)、「日本民間放送連盟 放送基準」が一部改正され2023年4月1日に施行されることに伴い、これに準拠する「テレビ東京 放送番組編成基準」の一部変更について局側から諮問

審議の主な内容

『月曜プレミア8 主治医が見つかる診療所』
(2022年8月1日放送)合評

【委員】野菜の食べる部位や切り方で栄養素が異なるなど役立つ情報が多く、楽しめたが、運動や睡眠、日照時間と健康寿命との関係など食以外の情報が乏しかった。移住者が健康になった例もエビデンスを交えると説得力が増す。後半のコントで頭を叩く場面が複数あったのが気になった。

【委員】さすが皆に愛されている長寿番組。移住者の視点で健康を切るというのが非常に面白い。ただ、移住してきた理由や家族構成、生活の実態などリアリティの描き方にムラがあり、ざっくりした作りという印象は否めない。また、健康通販番組のような錯覚を覚えたのは残念に感じた。

【委員】移住先の食材を他の地域でも買うことができるかネットで調べながら番組を見ることで、ネットとテレビが融合したフワッとした作りを楽しめた。後半のドラマ仕立てのコーナーは、せめて番組の健康寿命というテーマと関連づけた内容にしないと、前半の良さが台無しになる。

【委員】単なる健康でなく、健康寿命に注目したのは今の潮流に合っているテーマ。健康寿命の高い県へ移住した人の移住前後の生活の対比を見られるとより充実する。医学的な効果を断言しない紹介方法も良心的に感じた。後半のコーナーでは減圧症や水中毒など夏にタイムリーな情報が貴重。

【委員】健康寿命が気になって見たが、主に食材のみに焦点を当てたありきたりの内容で期待外れ。自然に囲まれた中でバランスよく楽しく食べるなどウェルビーイング的な影響や、健康寿命の高い自治体の施策や医療制度にも触れ、社会保障費の問題まで考察する内容にしたら面白いのでは。

【委員】健康寿命の上位である地域の食材と食べ方の紹介、それを裏付ける専門家のコメントが見やすく構成され、興味深く楽しめた。後半コーナーのゲストのコメントも好印象で、夏に身の回りで起こりうる問題に役立つ情報を気軽に見ることができた。楽しさと専門性とのバランスがいい。

【委員】導入から自然に興味が湧いてくる見やすい内容で、スタジオトークの配分や過不足ない情報など、微に入り細に入り工夫が凝らされている。一方で、後半のコーナーは尺に対して内容の密度が薄く、後味の悪さを感じた。前半の誠実なつくりを後半にも生かしてほしい。

【委員】エンターテインメントとして非常に面白い番組。食生活が健康寿命に関係するという観点は興味深いが、土地の自然や環境などにも注目してほしい。移住者だけにスポットを当てるのでなく、地元住民の県民性や生活習慣など深掘りした健康寿命の秘訣も紹介してみては。

【局】身近な病気や役立つ健康法などを現役の医師が解説する番組。最近は健康に重きを置き、今回は健康寿命と一種のブームとなっている若者の地方移住を組み合わせて制作した。後半コーナーの度が過ぎた点や、やや内輪受けになっていた点を受け止めて、今後の内容充実につなげたい。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、杉山委員(リポート提出)、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤取締役、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、小平制作局チーフ・プロデューサー、椎原番審事務局長

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第469回放送番組審議会報告 7月15日(金)13:00~ テレビ東京 役員会議室 (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(6月)

審議の主な内容

『出没!アド街ック天国』~仙川~
(2022年6月25日放送)合評

【委員】昔から好きな番組だが、おしゃれで新しい飲食店の紹介が増えてインパクトに欠ける。関東以外の視聴者も興味をもつ街を選んでいるのか気になる。冒頭の出演者紹介はテロップだけでなく、以前のように音声でも流してほしい。最後のまとめ的な街のPRビデオも復活したらいい。

【委員】単なる街の紹介にとどまらず、作る側の主体性が出ていて一味違う。縁もゆかりもない街でも親しみを感じさせる構成は好感がもてる。「コレクション」コーナーで女性が次々と登場するのは街の活気を醸し出すためならいいが、ファッション紹介だけだと番組コンセプトと合わない。

【委員】井ノ原さんの好感度が高く、楽しく見られる内容。以前は頻繁に見ていたが、最近は情報だけチェックすることが多くなった。ランキングを共通のテーマでグルーピングして多くの店を紹介するため、ガイドブックとしては参考になるが、実際に行く人しか興味がそそられないのでは。

【委員】家族と欠かさず視聴。「新婚も暮らしやすい街」というテーマに沿った情報が満載だが、新しいものに寄りすぎている。おしゃれに変化していく街に対する住民の思いなどをもっと知りたい。街を象徴する女性のファッションが紹介される「コレクション」は昔から好きなコーナー。

【委員】街の説明がわかりやすく、編集が丁寧。20位から1位までのVTRの長さのバランスがよく、スタジオ部分のゲストトークの熱量も高く、楽しめた。長寿番組だと新しいディレクターが伝統ある構成を変えづらい面もあろうが、今の視聴者に向けてどう新しさを出していくのか楽しみ。

【委員】まとめて録画するほどの大ファン。28年目を迎えた番組がこれほど新鮮なのは、街の循環をうまく捉え、街の歴史やエピソードなどを多面的に紹介しているから。VTRと重ならないゲストの独自情報が興味深いが、街で暮らす人の日常の様子を紹介したらよりリアリティが増してくる。

【委員】開始以来の番組のクオリティがずっと変わらず、盤石のコメンテーターが司会の井ノ原さんを引き立てている。取り上げる対象が店だけでなく、地図や駅前の桜、武者小路実篤など、街の切り取り方が絶妙。取材対象から大事なエピソードや一言を引き出すのが非常にうまい。

【委員】特定の人気店紹介にならず、街の雰囲気を見せながら多くの店を紹介するのが秀逸。街のもう一つの顔である住宅の特徴も取り上げるとさらに雰囲気が伝わるのでは。「コレクション」コーナーで若い女性ばかり毎回取り上げるのは局としてのバイアスメッセージにつながりかねない。

【委員】土曜の夜9時にリラックスして楽しめる長寿番組に敬意を表したい。ランキング形式で紹介する必要性を感じないことと、グルメに片寄りがちなことが気になる点。グルメは別コーナーとし、文化や芸術を取り上げて深掘りするなど変化を持たせ、番組価値をさらに高めてほしい。

【局】「街を勝手に掘り下げて勝手にPRしよう」というのが番組開始以来のコンセプト。街を知らない人も行きたくなるような内容にするため、現地で約3週間、情報収集している。「コレクション」コーナーでは、テーマや年代、性別など多様性を意識した作りを今後は目指していく。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤取締役、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、田中制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第468回放送番組審議会報告 6月3日(金)13:00~ (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(5月)

審議の主な内容

『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』
(2022年5月20日放送)合評

【委員】ほんわかした気持ちで楽しめた。面白いものであれば何でも紹介するというコンセプト通りだが、「学校では教えてくれない」というタイトルとミスマッチな印象を受けた。何でも取り上げ過ぎて、見る側の意識や感想が散漫にならないよう、テーマの選定に注意が必要。

【委員】あっという間に番組終了と感じるほど面白かったが、ネタを詰め込み過ぎていて、駆け足で進行するのが気になった。特に、丸亀製麵の優れた技術を認定する「麵職人」に挑戦するスタッフを追いかけるコーナーでは、試験の難易度など知りたい情報がなく、物足りなさを感じた。

【委員】テンポ感がいい。特にオープニングの「ビックリルーツ」3本は番組に勢いをつけ、どの視聴者層にも刺さる内容。このレベルを毎回維持する制作力に驚かされた。スタジオ出演者のコメントがあまり紹介されないので、ゲストのモチベーションが下がりかねないのではと心配になった。

【委員】家族でゆったりと楽に見られ、視聴率が取れるのはいいが、ネットで調べられる情報止まり。番組が教養や知識を謳うなら、面白いだけでなく、新しい情報や詳細な内容も入れないと知的欲求のある視聴者は肩透かしを食う。本当に勉強になる内容なのかどうかも深掘りしてほしい。

【委員】何度も見たことがあるが、改めて楽しめた。コーナーがくるくる変わり、全体の構成がわかりづらいが、所さんの存在感と丁寧な作りでまとまりもいい。企業ネタが多いので、「学校では教えてくれない」というコンセプトを拡大解釈してテーマを多様化してもいいのでは。

【委員】非常にリラックスして見ることができたが、何も印象に残らず、知的好奇心も湧かなかった。取り上げている3つのテーマの関連性がわからないため、ただネタを混ぜ合わせて制作しているだけのように感じた。番組が伝えたいメッセージが何なのか全くわからないのが非常に残念。

【委員】タイトルに「所さんの」とある割に、所さんのトークが少ないのが気になったが、見応え十分。人気番組である理由がよくわかった。「ビックリルーツ」が3本続くのはテンポよく、面白いが、集中が続かない。次のコーナーに移る前に一拍置いてスタジオに移るなどの工夫がほしい。

【委員】1時間という長さが見やすく、テンポよく次のコーナーに繋がるスピーディーさがいい。「開かずの金庫」のコーナーは、鍵が開くまでの過程や何が入っているのかわからないドキドキ感が面白い。VTRが充実しているため、スタジオ部分は短くてもいいが、ゲストの数が多過ぎる。

【委員】「ビックリルーツ」は人に話したくなるものばかり。「開かずの金庫」もシンプルながら童心に帰ったようなワクワク感が味わえた。金庫から出てきた紙幣や記念硬貨の現在価値は視聴者として気になる点。大人と子供の好奇心と想像力を楽しませるコーナー作りに今後も期待したい。

【委員】1週間が終わってホッとする金曜夜、肩がこらずに楽しむにはちょうどいいが、それ以上を求める視聴者には物足りないのでは。情報の深掘りがなく、VTRを並べているだけの印象。紹介した内容へのコメントもあっさりし過ぎている。番組として訴えたいものを色濃く出してほしい。

【局】家族の会話のきっかけとなる情報を多岐にわたってお届けし、知的好奇心をどこまで掻き立てられるか、ということを念頭に制作している。視聴率は安定しているが、ネットでは得られない、テレビならではの付加価値を見出せるような情報の発信をさらに意識していきたい。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員(リポート提出)、杉山委員(リポート提出)、野木委員、藤井委員(リポート提出)、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、藤枝制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第467回放送番組審議会報告 5月13日(金)13:00~ (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(4月)

審議の主な内容

『タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!』
(2022年4月14日放送)合評

【委員】最初から最後まで全く飽きずに楽しめた。料理の魅力だけでなく、タクシー運転手さんの人柄や人生経験を引き出すのが非常にうまく、引き込まれる。スタジオの役割も適切で、視聴者は出演者と共に楽しんでいる感覚になる。料理に対するディレクターの率直な感想も知りたい。

【委員】地方でタクシー運転手さんは知恵袋的存在という着眼点が素晴らしい。BGMのこだわりや「タクシーの数だけグルメがある」というナレーションにも共感。運転手さんの過去や店の味や特徴、歴史などうまくまとめた構成だが、全ての店を均一に紹介せず、紹介順も含めた工夫が必要。

【委員】テレ東らしさの不思議な粉が散りばめられた魅力的な仕上がり。駅で声をかけた運転手さんがとっておきの店に連れて行くパターンが続くと飽きがくる。おいしい店を紹介する運転手さんの話や表情が印象に残る企画なので、その人生物語にフォーカスした映像をもっと見てみたい。

【委員】タイトルが輝いている。「うまい店教えて!」でなく「連れてって!」という表現に興味をそそられる。どんな食リポよりも運転手さんの自然な表情の映像に説得力がある。コロナ禍で行けない地方の景色や情報が多いのも楽しい。地方に行くことの多い職業の方を取材するのも一考かも。

【委員】引きの強いコンセプト。魅力的な運転手さんの人柄や話が面白いので、性別や世代を問わず、幅広く運転手さんを紹介してほしい。地域も店も違うのに既視感を感じるのが気になった。料理のジャンルごとの紹介や、地元の有名店や老舗以外の店の発掘などでメリハリをつけてみては。

【委員】非常にテンポがよく、1時間半ずっと楽しめた。どの店も自分が行ってみたいとメモを取るほど。運転手さんの人柄や人生観が番組に深みを与え、これに対するスタジオのコメントも優しく、共感できるものばかり。ロケ地が多岐に渡るので、選んだ意図や背景がわかるとより興味深い。

【委員】単なるB級グルメ紹介でなく、見ていて旅している気分になる。アクセントとなる運転手さんの人生ストーリーをもっと多く紹介してほしい。一旦候補になった店が定休日などで取材できない場合も、その店の情報が気になる。番組サイトで紹介した店のリスト掲載や書籍化も期待。

【委員】大変面白かった。地方でタクシー運転手さんが連れて行ってくれる店は東京でも食べられるジャンルのものが意外と多いので、地方特有の食材や調理法などにこだわる店を発掘する取材力の凄さに脱帽。こうしたプロセスや、取材時の苦労話など制作の裏側をあえて見せるのも面白そう。

【委員】コスパが良さそうなディレクターロケ番組で、タクシー運転手さんならおいしい店を知っていそうというシンプルな企画がテレ東らしい。個性豊かな運転手さんの地元の言葉も心地よく、話も興味深い。店の創業時の様子と現在を比較して、歴史が感じられるようなひと工夫もほしい。

【委員】番組構成は非常に面白かったが、1時間半でこのパターンが続くと飽きられる可能性も。サステナブルな番組にするには、幅広い視聴者に対応する工夫が大切。紹介する料理がどう地域に根付いたのか、運転手さん以外もおいしく感じるのか、など別のアプローチも意識した作りを。

【局】得意のディレクターロケの良いところを生かした制作を心がけ、一眼カメラを一部使用するこだわりも。事前リサーチの狙い通りに行かないことや調理現場の裏側などNGとなる場面も多く、放送されるのは声がけした運転手さん全体の約70分の1。マンネリ化しない工夫を模索中。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員、杉山委員、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、穂苅制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第466回放送番組審議会報告 4月7日(木)13:00~ (Zoomによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(3月)、放送番組種別(10~3月)、4月クールの番組種別について

審議の主な内容

『日経スペシャル カンブリア宮殿』
(2022年3月17日放送)合評

【委員】多くの媒体で取り上げられるべき画期的な冷凍技術。生のマグロが凍っていく様子を確認できるのはテレビならでは。社長のライフストーリーと相まって面白い番組に仕上がっていた。グローバル企業になる可能性のある会社がなぜこの規模にとどまっているのか納得できない面も。

【委員】ビジネスパーソン以外にも楽しんでもらえる上手な演出。「自分が生み出したものは諦められない」という社長の人生を振り返るパワーワードを引き出すことにも成功している。MCの迫力にセットが負けている印象。番組開始から16年、新しいターゲットへの仕掛けを期待したい。

【委員】ひき肉のバラ凍結技術がこの会社のものだったことに驚き、興味深かった。売れるまで10年かかった理由として全国行脚の苦労や粘りが紹介されていたが、具体的なビジネスヒントになる内容が知りたい。単なる冷凍との違いを映像で見せるだけでなく、科学的検証もほしい。

【委員】「町のエジソン」というべき素晴らしい冷凍技術で、防腐剤なしのワインも夢ではないと紹介していたが、大型機につかえる技術なのか疑問。独特な言い回しをする社長のことを「謎が多く、わかりづらい」とMCは評していたが、社長の個性や生き方をもっと紹介したらいいのでは。

【委員】トータル的に非常に面白くて大好きな番組。最初から最後まで楽しめたが、内容的に企業秘密の部分が多いのか、秘密のままで終わってしまった印象を受けた。VTRの「へえ、そうなんだ」という盛り上がりが、スタジオでトーンダウンしたその温度差も気になった。

【委員】縁の下の力持ち的な製品は普段知る機会がないため、勉強になり、見終わって元気をもらった気がした。この冷凍技術は原理が単純なのになぜ他社にキャッチアップされないのかという疑問、フードロスや輸送の観点から食品業界へ与える影響の詳しい解説があるとより充実した内容に。

【委員】ドキュメンタリータッチの導入から始まる演出はいつもながら秀逸。30歳まで海で遊んでいた社長が画期的な発明をしたストーリーは面白いが、家庭用冷凍パックまで登場したことで説得力が薄れた。取り上げる会社の選び方も含め、今後も長寿番組ならではの高い視座で制作してほしい。

【委員】冷凍は味が落ちるという先入観が覆され、食品ロスを防ぐなど未来への希望も感じられた。海に潜ると身体がよく冷えるのと同様、液体で急速冷凍が可能になるという社長のユニークな発想は長年のダイビング経験から生まれたもの。開発から10年かけて売れるまでの流れがやや曖昧。

【委員】コロナ禍でも有名店の美味しいものが食べることを可能にし、廃棄ロスの解決策となる画期的な技術が素晴らしい。これを発明した社長の一筋縄ではいかない経験談も興味深く、内容もタイムリー。安定感あるMCの進行は素晴らしく、さすがの長寿番組と感じた。

【委員】大変楽しめる内容だったが、10年間も売れなかった理由が最後までわからずじまい。鮮度の高いものを鮮度が高いうちに食べるという冷凍を好まない日本の食文化にも焦点を当ててほしかった。社会変化による冷凍のニーズが高まりつつある現状や今後の展望を紹介してもよかった。

【局】これまでにない冷凍技術を専門知識がさほどない社長が生み出し、コロナ禍で飲食店を陰で支えているのが見どころで反響も大きかった。「もっと儲かっていいはず」とMCは引っかかっていたが、この機械の導入を秘密にしたい企業が多いという裏事情を引き出すことができた。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員(リポート提出)、国分委員、島本委員(リポート提出)、杉山委員(リポート提出)、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、松澤制作局長、松下スポーツ局長、檜山報道局統括プロデューサー、椎原番審事務局長

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第465回放送番組審議会報告 3月9日(水)13:00~ (ZOOMによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(2月)

審議の主な内容

『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』
(2022年2月27日放送)合評

【委員】若い人たちが一心不乱にチャレンジする姿は、美しいし、元気をもらう。ただ、オーディションの参加者がこれまでどう活躍していたのか、分かりづらかった。初めて番組を見る視聴者でも、頑張る姿を応援できるような番組になってほしい。

【委員】全体の印象として、早くスターを出すことが重要。誰かスターが出れば、一気に盛り上がり、視聴率も上がり、応募も増えるのでは。気になったのは前半ブロックの審査員。全員男性で、やや圧迫感があった。ゲスト審査員で誰か女性がいても良かった。

【委員】なんの説明もなく番組が始まり、最初はついていくだけで精いっぱいだった。どんなグループを作ろうとしているのか、コンセプトを毎回示した方がいい。演技未経験者を対象にした女優オーディションは、テレビ東京にしかできない、挑戦的で斬新な企画だと思った。

【委員】プロデュースする人の個性がもう少し伝わってくると、今より魅力的な番組になるのではないか。女優オーディションは、近藤春奈さんと水野美紀さんのコメントが好印象。覚悟をもってオーディションに参加している人たちが、これから輝いていく時間を見てみたい。

【委員】女優オーディションでは、参加者自身の魅力が分かりやすく生き生きと伝わってきた。ただ、審査方法で、なぜつらかった時期の体験を語らせたのか疑問。カメラの前で女性につらい体験を語らせて、泣いている映像を撮る手法に、今の時代、少し違和感を感じた。

【委員】見ているうちに視聴ターゲットが分からなくなった。番組側と、Z世代の参加者が目指すデビューの形が乖離しているのが、画面を通じて見えてきた。個々の選考理由の詳細も示してほしかった。常に前を向けるようなオーディションであってほしい。

【委員】オーディション参加者が同じようなタイプばかりに見えた。もっといろいろな個性があってもいいのではないか。女優オーディションでは、それぞれの人生ドラマが印象に残ったが、手持ちの人生ネタで勝負させていることには、面白さと同時に、危惧も覚えた。

【委員】正直、ダンスやドラマの主人公オーディションに興味は湧かなかった。ただ、見ているうちに、この番組は一人一人の個性や良さを見つけ出し、それを磨き上げる番組だと気づいた。今後どのような個性にスポットライトを当てるのか、多様性を念頭に番組を作ってほしい。

【委員】このような番組は、感情移入して初めて共感を覚えるものだが、1時間の視聴を通して、あまり印象が残らなかった。深夜帯や配信を利用して一気に見せるなど、番組編成を工夫してほしい。夢をかなえたい、自分を変えたいと、参加者がチャレンジしている姿は感動的だった。

【局】選考方法については、委員の指摘を肝に銘じ、参加者の気持ちを考えて、慎重にテーマ設定していきたい。初めて見た視聴者に分かりにくいところは大きな問題。試行錯誤しているが、分かりやすいゴールを設定するなどして、次世代のスターの原石を発掘していきたい。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長(リポート提出)、荻野委員、草野委員、島本委員、杉山委員、野木委員、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、髙瀬制作局長、松下スポーツ局長、星制作局プロデューサー、椎原番審事務局長

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第464回放送番組審議会報告 2月9日(水)13:00~ (ZOOMによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(1月)

審議の主な内容

『日経スペシャル ガイアの夜明け』
(2022年1月21日放送)合評

【委員】最初は非常に時宜を得た番組だと思ったが、結局、焦点がどこにあるのか、番組として何を伝えたいのか、中途半端だった。わかりやすい映像を使って、いいテーマを選んでいるのだから、個別の問題をもっと深堀りして、課題提起してもよかったのでは。次回作に期待したい。

【委員】新しい取り組みなど、エネルギーの最前線について知ることができ、とても有意義だった。再生エネルギーについては、問題点を踏まえて取材していた点はよかったと思うが、将来に希望をつなぐその夢が、どこまで現実可能なのか、より具体的な指標が欲しかった。

【委員】長寿番組らしい、問題提起力を強く感じたプログラムだった。番組としてのスタンスはわかりにくかったが、難しいテーマであり、今は視聴者に問いかけるスタンスでいいかもしれない。考えさせられる要素を多く提示しており、電力の転換点の時期だということもよく分かった。

【委員】冬場の電力不足が懸念される中、非常にタイムリーな企画であり、映像もグローバルで緊張感があった。1時間の番組では、幅広く全体像を扱うのは難しいかもしれないが、エネルギー問題をもう少し俯瞰で見せてもらえたら、さらに理解が深まったのではないだろうか。

【委員】元気が出る、頑張ろう、そんな気持ちになるイメージを持っていた番組だったが、今回は、能動的な内容に欠けており、困難に立ち向かう新技術や、夜明けに向かって進んでいく部分で物足りなさを感じた。テーマが非常に大きかったため、話題が散漫になった点は残念。

【委員】環境問題を考えるタイムリーなテーマ。海外の前向きな取り組みを伝えることで、日本にとってのヒントも得ることができた。国内企業のアイデアも素晴らしく、番組を通してこうした企業を支える人々が増えていくのではないか。社会に与える影響力の大きい番組だと思う。

【委員】それぞれの情報は興味深く面白かった。編集、テロップ、ナレーション量も適切で見やすかったが、「電力ひっ迫の真相」という表題との乖離を感じた。各所で疑問点が残り、日本の電力不足の原因もお茶を濁したような印象。結果、全体がぼんやりしており、物足りなさを感じた

【委員】今回は、電力エネルギーの問題提起をした段階であり、今後、次の段階として深掘りを期待する。国民の電力意識改革、電力供給や再生可能エネルギーの問題点、解決策の提案、政府のロードマップ、国際的連携など、将来展望も含めて次回以降の番組で示してほしい。

【局】ニュースが「点」なら、『ガイアの夜明け』は「線」のつながり。見やすく、わかりやすく、前向きになれる番組を目指している。今回は理想と現実を伝えたかったが、テーマが大きく、総花的になりすぎた。毎週、視聴者に見てもらうことで、番組としてのつながりを伝えたい。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、杉山委員(リポート提出)、野木委員(リポート提出)、藤井委員、吉野委員

【局】小孫会長、石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、髙瀬制作局長、松下スポーツ局長、清水報道局経済番組センター部長、椎原番審事務局長

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第463回放送番組審議会報告 1月14日(金)17:00~ (ZOOMによるオンライン開催)

一般業務報告、編成報告及び特別番組報告、視聴者対応報告(11・12月)

審議の主な内容

『うちむら見える化TV』
(2021年12月29日放送)合評

【委員】年末の夜、何も考えずのんびり見られる番組だと思っていたが、少し勉強が入り、椅子に座って見直した。5Gについては「弱点もあるんですね」で終わったが、電波の見える化だけではなく、5Gが先々、社会でどう活躍するかというところまで、踏み込んでほしかった。

【委員】見えないものを可視化するという番組のコンセプト自体は、非常に面白い。宝くじの当選確率の話は、リアリティと意外感もあった。ただ、後半の日本の物価、温暖化は、ニュースや情報番組で扱っている話題を、少し砕けた感じにしたということで、新鮮味に欠けた。

【委員】「見える化」というコンセプトは、キャッチーな感じでわかりやすくて面白かった。日頃、『WBS』を見ない層が見る番組だと思うので、温暖化や日本経済の入門編という意味でよくできており、意義があったのではないだろうか。できればもう少し科学的に見せてほしかった。

【委員】身の回りのテーマから入っていって、軽いタッチのものから、最終的には日本の社会問題をテーマに持っていくという流れは良かった。社会問題に関しては、もう一声欲しい、深堀りをしてほしいと感じたが、ターゲットにしっかり合っていれば、レギュラー化しても面白いと思う。

【委員】22時からの放送だったが、見る側の性別・年齢を問わず見られる番組で、子供に見せたり、家族で見るのにも、いい番組だと思った。日本の未来については、暗い話で終わってしまったので、もう少し突っ込んでも良かったと思う。温暖化の話題もやや尻すぼみだった。

【委員】派手な内容の番組ではないが、着眼点が非常に面白く、それぞれの事象の原因や結果を「なるほど」というふうに思わせてくれた。「ととのう」サウナのシーンは、少しチャンネルを変えたくなったが、ビーカーの汗には、説得力があった。

【委員】「見える化」というキーワードで身近なテーマを捉え直す方法は、テレビ東京らしくて好感を持った。6つのテーマが多彩で、いろいろな世代を取り込める番組。電波は「見やすさ優先で見える化」したとあったが、イメージ画像のエクスキューズに乏しく、やや丁寧さに欠けた。

【委員】電波について、「正確に伝えること」と「わかりやすく伝えること」は必ずしもイコールではないが、もう少しがんばりようがあるはず。出演者が多様な視聴者の立場で発言し、みんなで学んでいく番組だったので、その観点からは、非常に良かったと思う。

【委員】面白い着眼点だった。ただ、「見える化」したいテーマが、たくさんある中で、今回番組で取り上げられたテーマがどういう理由で選定されたのが分かりにくく、やや場当たり的な印象。出演者の面白い発想でテーマを出してもらうという企画があっても良かった。

【委員】普段、なかなか認識できなかったことを、うまく「見える化」して、認識が新たになった。せっかく専門家のゲストが出演しているのだから、「日本経済の10年後の見える化」について、問題の処方箋、解決策を語ってもらうなど、ゲストをもっとうまく活用してほしかった。

【局】テレビ東京の中で新しいものをつくっていきたい、今ないものを我々の形で映像にしてみたい、そういうコンテンツの担い手として、逃げずにつくった。次回に向けては、多角的な情報の裏取りや精査を行い、より質の高い番組を目指していきたい。

出席者

【委員】木村委員長、篠原副委員長、荻野委員、草野委員、国分委員、島本委員、杉山委員、野木委員、藤井委員、吉野委員(リポート提出)

【局】石川社長、松本専務、加藤常務、斎藤総合編成局長、野口報道局長、髙瀬制作局長、松下スポーツ局長、三宅制作局CP制作チームプロデューサー、椎原番審事務局長

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