【インタビュー】“逆襲の貴公子”松平健太 背負うものから生まれた勝利への執念

2006年の世界ジュニア選手権男子シングルスでの優勝を皮切りに、次々と格上の選手を撃破し、そのポテンシャルを開花させてきた松平健太選手。昨年の世界卓球では男子ダブルスで銅メダルを獲得。今回の世界卓球の選考会でも見事優勝を果たし、代表の座を勝ち取った。ケガや不調の波を乗り越え、技術も精神も成長させた松平選手が再び世界卓球のコートに臨む。
――選考会を優勝しての出場となりましたね。
自力で出場権を獲得したんで、とても自信になりました。
――グループリーグで、一番ポイントになると思う試合は?
初戦のベラルーシですね。前回は初戦で負けてるので、今回はしっかり勝って、いいスタートを切れたらいいなと思います。
――王者・中国についてはどう見ていますか?
中国は誰が出てきても強いんで、今の自分たちの力を最大限出してやっといい勝負ができるというレベルだと思います。
中国と対戦する前にしっかり準備をして、100%の状態で臨んでやりたいです。
――リオ五輪の代表枠からは残念ながら外れてしまいましたが、そのことについてはどう感じていますか?
もちろん悔しいです。でも、世界ランキングという分かりやすい基準で決定されたので、納得もできます。
ただ単に自分の実力が足りなかっただけなので、次また頑張ろうという気持ちにはなりました。
――“勝ち”に対する意識に変化がありましたか?
昔はそんなに勝ちにこだわってなかったですね。いろんなことを経験して勝たないといけない立場にあると自覚しているので、勝ちたいっていう気持ちはあります。
――今回の世界卓球について、個人として、チームとしての目標をお聞かせください。
個人の目標としては「出る試合は必ず勝つ」のが目標。チームとしては「銀メダル以上」を目標に頑張ります。