勝村コラム
2019年6月21日(金) 次世代の国技
こんなことが起こるとは想像もしていなかった。衝撃的なことがあると、人は必ずそういう。想像もしていないってなんだろ?
想像もしていない。この言葉を昔から不思議に思っていた。想像していることってなんだろ?
世の中わからないことだらけだ。何を想像できるんだ?
自分の大したことない尺度で、物事を想像したって、たかが知れている。まぁ、人間の尺度で判断、想像することが、そもそもの問題なのだろう。日本人のおっさんが大好きな武将「織田信長」本能寺の変で、追い込まれ、死ぬ間際に歌ったと言われている「敦盛」。
敦盛とは
書くと長くなるからウィキくんで調べてちょ。幸若舞の演目ね。詳しく知らないけど。織田信長が好きだったんだね。敦盛。
人間五十年〜
下天のうちをくらぶれば〜
夢幻の如くなり〜
萬屋錦之介さんの信長の最後は見事だったから、映画を観て、たくさん学んでちょ。今は、人間100年の時代。織田信長も死ぬ間際に、本能寺で敦盛を歌ったと言われているが、人間100年〜なんて時代になるとは、さすがの信長も想像もしていなかったろう。
こんなことが起こるとは、想像もしていなかったってことは、人は何をどこまで想像しているのだろう?
でも、想像を超えるってことは、想像の想定レベルが低いとも言える。例え、言葉のアヤだとしても。想像の想定レベルを高くするとどうなるのか?
おりが昔いた、第三舞台という劇団の芝居に「天使は瞳を閉じて」という戯曲がある。その中に、こんな台詞が書いてあった。
ダーウィンって人は、キリンの首は、高い所の葉っぱを食べようとしたから伸びたって言ってる。少しずつね。ところが、首の短いキリンの化石と長い首のキリンの化石は出てきても、中間の首の長さのキリンの化石は、世界中どこを捜してもないんだ。
なおかつ、ダーウィンは、突然変異したわずかのキリンが、進化のキーだと言ってる。
突然変異。
ウイルスが原因だとも言われている。戯曲では確か、「願い」と「物語欲」が、首を長くしたのでは?というようなステキな結末だったような。ようなが多い。(曖昧で申し訳ない。笑っ)
最近の説はわからないけど。高い場所にある、美味しい食べ物。欲しくて欲しくてたまらない。だけど、あたしの首の長さでは、どうやっても届かない。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。
そんな強い想いが、遺伝子を組み替えるほどの突然変異を起こさせた。説。高いところにある美味しい食べ物が食べたいと思っていたキリンくんが、毎日毎日、首を伸ばそうとして首がゆるんでる?笑っ、状態の時に、何かのウイルスが弱った首に作用して、なんか、伸びてしまった。説。
首が弱っていなかった動物にはなんの作用もない。
こんなことを考えてると楽しいでしょ?
まぁ、だいぶちがう事言ってるかもしれない。記憶が曖昧になってる部分が多くて申し訳ない。なにせ、おりも55才。おじいさんの仲間入りをしているからね。ずいぶん前に埴谷雄高さんの「生命・宇宙・人類」って、立花隆さんとの対談本を読んだ。
凄いことを考えている、凄い人だなぁ〜なんて目をキラキラさせて読んだ覚えがある。中身は忘れているが。笑っ
そこで今でも忘れられない文章がある。人間が自己増殖して進化する、というのが「死霊」での存在の革命なんですよ。ただ、自己増殖の話でひとつ気になるのは、単性の場合、結局は自己複製を続けるだけで、生命の多様性はなくなりますね。たまにミューテーションが起こるだけで、、、。
ミューテーションの連続ということがあるでしょう。変わりに変わって、超人は超神になったという変わり方もできるでしょう。いままでは自然淘汰的、これからは自己が決定するミューテーションで、いくらでも連続してやれる訳です。一日に五十回ミューテーションをやっていくということになる。そうするとかつて神様というのはこういうものだったんじゃないという神様は、まず火星に生まれる。オリンポスの山は火星にあったと。
なんか、わからないでしょ?笑っ。言ってることが。笑っ
意味わからないんだけど、なんてすごくて、なんかおもしろくて、こんな人は死なないでずっと生きてて欲しいって思った。自分がどれだけちっぽけなな人間なのかと、笑えるくらい驚いた。世界は広いなぁ〜。勉強をもっとしておくんだったなぁ〜。
あまりに自分の住んでいた狭い世界と、想像もしていなかった、大きな世界に圧倒された。だけど、外の世界が面白くて面白くて、面白すぎて、本を読むのが、とても楽しくなった。暇さえあれば、古本屋さんに通っていた。突然変異の理由。
そんなことって、キリンくんは想像もしていなかったんだよ。だけど、想像している人もたくさんいるんだ。たくさんでもないか。笑っ。
昔、人間は、進化や突然変異を想像したのかな?
してた人もいたんだよ。今は、相当な想像をしている。そして想像をしっかりと形にしている。なんでもできる時代になったのだ。人間の想像をはるかに超える、「何か」が人間の想像を超えるスピードで起こっていて、人間の想像をはるかに超えるスピードで、人間の想像をはるかにはるかに超える想像をしている人間がたくさんいる。
想像が形になった時に必要なのもは何か?
夢が現実になった時に必要なのもは何か?
それは、経済なんだな。生きる為に必要なことに変換するのだ。想像や夢だけでは生きていけない。答えは簡単。お金。
かぁ〜!想像を超える想像を超えると書き込んだのに、結局、お金。笑っ
ゲームが大好きな人には、未来がなかった。どんなにゲームが上手くても。お金にならないから。高橋名人なんて、レジェンドもいるけど。笑っ
サッカーが大好きな人は、未来が見える。今はお金になるから。では、どんな想像を働かせれば、お金につながるのか?
ゲームはもともと、マジョリティだったが、表立ってマジョリティと言えない、「何か」が邪魔していた。
遊び➕時間つぶし=人生つぶし
ゲームは人生をつぶすだけの存在だと、勝手に思われていた。だが、考えてみれば、昔から情報はお金になっていたのだ。具体的ではなかったから、アナウンスが難しかったのだろう。冷静に考えれば、日本のゲームや漫画やアニメは、日本の次世代の国技である。
今では、世界に通じる文化である。テレビゲームをスポーツだと想像した人は少ない。日本のサッカーが、プロになってお金を稼ぐようになるなんて、誰が想像したのだろう?
今では、日本のサッカーもプロが当たり前。海外に行って活躍できれば、うなるほどのお金を稼ぐことができる。今は海外のトップリーグのトップ選手の移籍金は、100億円を超える。誰が想像したでしょう?
今は不可能だと思われていたことを、軽やかに飛び越えることができる。ユーチューバーが、こんなにお金を稼ぐなんて、誰が想像したでしょう?
芝居を始めたころに、飲み屋さんや劇場にチラシを置き、ポスターを貼ることを商売にした人がいた。ポスターハリスカンパニーという会社。代表は、寺山修司さんの著作権などを管理している、笹目浩之さん。
昔からの知り合いである。ポスター貼ったり、チラシ配ることが商売になるなんて、誰が想像できたろう?
先見の明。
著者に、「ポスターを貼って生きてきた。就職せずに何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論」がある。タイトルだけ見てもたくましい。そう言えば、そう言えばってのも失礼だが、今回のブレインは、じゅんいちダビッドソンさん。
じゅんいちダビッドソンさんも、本田圭佑選手がいなかったら、いなかったかも知れない。可能性という、針の穴を見つけて、その小さな穴を抜ける才能。素晴らしい。eスポーツは、素晴らしい競技である。
否定する人もたくさんいるでしょう。それもまた。素晴らしい。賛否両論が民主主義の基本だから。そうやって、文化に昇華して行くのだ。これからは、否定することを否定して、物事を考える必要がある。だって、人間の想像なんて、大したことないんだから。
人間なんて、自分の持っているちっぽけな情報を超えられると、パニックを起こす、ちっぽけな存在なんだから。だが、そのちっぽけな存在が、ちっぽけな情報をたくさん獲得して、たくさんのちっぽけな想像をして、ちっぽけでマニアックなことをたくさん考えて、たくさんの人に否定される。
たくさん否定されればされるほど、たくさんの大きな夢を見る。そして、また誰も想像もしていなかったことを生み出すのだ。最高の負の連鎖が、現代では新しいお金を生み出す。そんなこと、誰も想像していなかった。
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